ビーハイブファミリー

登録日:2012/01/29(日) 14:20:47
更新日:2024/02/07 Wed 09:05:16
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「世に平穏のあらんことを」


ビーハイブファミリーとはARMORED CORE Vに登場する組織。

概要

急速に力を伸ばしつつあるミグラント(武装集団)のひとつ。
作中でのACの保有数が特に多いチームで、ゲーム中では実に8体ものACと戦う事になる。

全員が昆虫の蜂を象ったエンブレム、機体色が黄色と黒の塗装に統一されているのが特徴。
そして戦闘前に必ず冒頭の前口上を呟く。

名前のビーハイブは「蜂の巣」という意味だが、その中でも『人工的に作られた』物を指す言葉。
メンバーの言動をみるに随分と意味深な名前である。

メンバー


  • ビーハイブ タイプS9

世界は破壊しつくされ、それでもなお戦いは続いている
消してあげます。そして世に平穏のあらんことを

オーダーミッション13に登場。ミグラント ワーカー0429が駆るACで、順番的には最初に戦う事になるビーハイブ。
中量四脚にレーザーライフルを装備しておりEN増幅装置によってより攻撃力が高められている。

  • ビーハイブ タイプS6

世に平穏のあらんことを
でもあの機体じゃ……たいした金にならなそうだなぁ

声がキモい。
オーダーミッション26に登場。ミグラント ワーカー0454が搭乗。同じく中量四脚の機体。
武装はスナイパーライフルとロケットを使い、とにかく距離をとったり跳ねたりと機動がウザったい。対TE性能が低いのが弱点。
世に平穏のあらんことをの言い方が若干雑なためあまり心酔していないのかもしれない。

  • ビーハイブ タイプS4

あなたのような方を消さねば、戦いは無くならぬ
我らはそう仰せつかりました。
世に平穏のあらんことを

オーダーミッション36に登場。女性ミグラント ワーカー0403のAC。
やはり中量四脚の機体で、それぞれタイプの違うレーザーライフルのダブルトリガーで弾幕を張る。
さらに散布型機雷を簡易デコイとしても使ってくる。
いずれの機体も負荷の高い四脚でEN兵器 を使うために機動力に難があるのが弱点。
耐久力も高くないため、一気に接近してブーストチャージなりブレードなりで手早く片付けるのが共通の対処法。

上記3名は「ワーカー」という共通のミグラントネーム、そして似たような機体構成と実力を持つ。
最下層の「働き蜂」に位置するミグラントなのだろうか。

  • ビーハイブ タイプA6/ビーハイブ タイプA8

あれだ同志よ
世の平穏を乱す、愚か者よ
消さねばならぬ
さもなくば、この荒れ果てた世は救えぬ
世に平穏のあらんことを
世に平穏のあらんことを
大事な事なので2(ry
オーダーミッション46に登場。ミグラント ソルジャー0312とソルジャー0331が駆るACで、チームを組んで戦う。
タイプA6は軽二脚の両手にレーザーブレードを装備した突撃型。故に瞬間火力が高く、距離を詰められると危険。攻撃モーションが無駄にカッコいい。
タイプA8は同じく軽二脚だが、こちらはスナイパーライフルを装備し、遠距離から削りを行う援護型。
…が、何故か重量コアにハンガーまでフル搭載している。重量過多?
各機の役割は、A6はとことん突撃、A8はとにかく遠距離からしか攻撃してこないため、地形を生かして分断がしやすい。
軽二脚なので耐久力も紙。まずはA6を引き撃ちで片付け、その後に接近戦でA8を料理するのがベター。2体同時で戦うAC戦としては難易度は低い。

  • ビーハイブ タイプA1

我らの本懐を妨げる愚か者…
消えよ
世に平穏のあらんことを

オーダーミッション56に登場。ビーハイブファミリーの幹部、キングビーのAC。
機動力の高い中二脚で、バトルライフルを主軸とした接近戦を好む。
説明文では「地形を生かした戦いをする」と書かれているが、彼と戦う場所ではしばしば橋の下の溝に勝手にはまって身動きが取れなくなる姿が見れる。地形に弄ばれとるがな。

やはり対CE性能を始め、全体的に耐久力が低い。地形にはまったところを集中砲火で消し炭にしてやろう。

  • ビーハイブ タイプS1

そろそろ殺しにも飽いたろう
吾が自ら、引導を呉れてやる

彼岸にて心安らかに暮らすがよい
そして世に平穏のあらんことを

オーダーミッション65で登場。戦闘前の発言からおそらくビーハイブファミリーの指導者か象徴的存在だと思われる女性ミグラント、クイーンビーのAC。

両腕にタイプの違うレーザーライフルを装備(なんと片方はKRSWである)した四脚機体。
更にステルスミサイルを搭載し中遠距離での戦いを仕掛けてくる。

マップが入り組んでいるので下手に中遠距離で撃ち会いをすると見失いやすいので注意。
弱点はS型共通の機動力の低さ、接近戦に持ちこんで一気に勝負をつけよう。

ミグラントのキャラクター性が薄い今作だが、その美人(と想像できる)声から萌えキャラとして地味に人気者になりつつある。


  • ビーハイブ タイプA0

苦心して作り上げた組織だったが、貴様のおかげで出直しよ
代償は払ってもらうぞぉ

オーダーミッション73で登場。ビーハイブファミリーの創設者、キラーのAC。
主人公に次々と所属ACを倒され組織の存続が困難になった為報復に現れる。
彼だけ登場時にいつものの台詞を言わないが、元からか言う意味が無くなったからかは不明。

機体は機動力と耐久を両立した近距離型の中二脚。
高威力のライフルとバトルライフルを装備しておりそれを使って短期決戦を狙ってくる。

弱点は対TE性能などの防御性能の低さ、しっかりと当てていけば意外に削れてくれる。







大いなるものが我らを見ている。負けるはずがない

このエンブレムこそ、その証……ヒヒヒッ!


  • ビーハイヴ タイプA12/ビーハイヴ タイプS18
続編であるACVDにてまさかの登場。Vから100年以上経過しているはずだが、その謳い文句は健在。
しかし、その言動と声の調子はとても正気の人間とは思えないおぞましいものであり、エンブレムもボロボロという有様である。
元研究者のソルジャー1325は異様なまでに落ち着いた、悟りきったような声で「大いなるもの」への狂信を語り、その助手であったワーカー1477は狂ったような笑い声を上げる。

機体構成は軽量二脚と、四脚の構成。ヒートマシンガン、ライフル、ヒートロケットを主武装にした軽量2脚が
敵を近距離から翻弄し、遠距離から四脚がスナイパーライフルで確実にAPを削るという戦法をとる。

非常に絶妙なコンビネーションで攻め立てるため、舐めてかかれば苦戦は必至。人によっては「Vの本物のビーハイブ信徒達よりも強い」という声があったほど。
彼らを倒すために初めてUNACに手を出したという傭兵も数多い。



考察


上記の通り、彼らは単なるミグラント集団というよりも、むしろその有り様は宗教団体に近い。
その教義も、彼らの言動と行動から推察するに『争いを引き起こす存在を全て(実力行使で)滅ぼせば、世界に平穏が訪れる
というカルトそのものの危険な思想である。

一方で、金にならないなどの商魂丸出しな発言をするものも存在し、組織としてメンバーに上納金を納めることを義務付けている様子も見られる。
危険な思想と、上納金
何か匂わないだろうか?

その考えは最後に戦うことになるキラーの発言(大して残念がってない様子。出直しという発言)から現実のものだということが分かる。

つまるところ、ビーハイブファミリーの正体とは創始者のキラーが体よく他人を洗脳し、私腹を肥やすためのシステムに過ぎなかったのである。

他のメンバーがミツバチをモチーフにしたエンブレムなのに対し、キラーのエンブレムのみスズメバチの頭部をモチーフにしたエンブレムなのは、ある意味痛烈な皮肉なのだろう。
(スズメバチは自身の巣の幼虫を育てるために、しばしばミツバチの巣を襲い、ミツバチの幼虫や蛹、蜜などを根こそぎ奪っていく。)

次作であるACVDにおいて登場したビーハイブファミリーは、厳密には再興したわけではなく、元々は歴史学者とその助手であったが
ビーハイブファミリーの足跡をたどって行くうちに、徐々にその教義に惚れ込んでしまい、自分たちがその信徒になってしまったものである。

組織の実態のみが忘れ去られ、教義のみが生きた結果、その亡霊が100年以上経過してなおも現れるというのは、彼らの当時の影響力の凄まじさがよく分かる事例だろう。

余談

最早ACVを代表するセリフの一つと言っても過言ではない「世に平穏のあらんことを」だが、開発スタッフはここまで広まるとは思ってなかったそうな。


「世に追記・修正のあらんことを」

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最終更新:2024年02月07日 09:05