登録日:2025/08/03 Sun 18:30:00
更新日:2025/08/07 Thu 22:28:52
所要時間:約 14 分で読めます
『ドラえもん3 のび太と時の宝玉』はアニメ『
ドラえもん』を原作としたゲームソフト。
ジャンルは探索型2Dアクション。
開発はエイム。
発売元はこの時期のドラゲーお馴染みのエポック。
1、2、、
3!
3と言えば『ドラえもん3』!!
シ----ン
スーパーファミコン
ドラえもん3
のび太と時の宝玉
(歓声)
概要
スーパーファミコンのドラえもんゲーム第3弾。
といっても前々作『
妖精の国』、前作『トイズランド』とは開発元が異なり、話のつながりもない。
特筆すべきはSFCのドラゲーで初めてボイスを実装した点にある。
タイトルでも「ぼくドラえもん」と大山のぶ代ボイスで喋ってくれる。
操作性の向上や探索要素の実装などゲーム部分としても見るべきところは多い。
BGMも良曲揃い。特にボス戦は人気が高い。
また、原作を読み込んでないとわからないようなマニアックな小ネタも多くファンサービス要素も豊富。
シナリオもメッセージ性の強かった前2作と異なり、様々な時代を巡るなど娯楽性の強く、これはこれでちゃんと長編ドラえもんっぽい話となっており、エンディングは必見。
難点を上げればゲームとして簡単すぎるということだろうか。
装備を鍛えれば、どの敵も基本的に呆気なく倒してしまう。
ライフがなくなっても残機があればその場で再開。
敵の攻撃は総じて行動パターンが少なく、ハメられるボスも少なくない。
ただ、裏を返せば低年齢層でもクリアできたということでもある。
攻略本には後に漫画版『
ザ☆ドラえもんズ』なども手がける田中道明先生によるコミカライズ版が掲載されている。
46ページしかないためかなり駆け足気味だが、ゲーム本編を補完している部分もある。
44、45ページ目が入れ替わっている落丁がある。
ちなみにバーコードバトラー対応。
残機増加やアイテム入手のチートが利用できたらしい。
あらすじ
ある日、いつものようにドラえもんの下にのび太が泣きながら走りこんできた。
それはスネ夫が持っていた恐竜の化石をのび太がもみ合いになった際に弾き飛ばしてしまい、車にひかれ壊してしまったのだ。
まるで成長してない…
代わりの恐竜の化石を持ってくること、化石を持ってくるまでポケットをスネ夫に預けるように言われたのび太とドラえもんは化石を手に入れるためタイムマシンで古代に向かう。
秘密道具で化石修復したらいいんじゃないかな
そこで謎の青年「ジェロ」に出会った二人は
未来の犯罪組織「ジョーカー」が歴史改変をもくろんでいることを知る。
ジェロの協力もあり化石を手に入れたドラえもん達は、案の定スネ夫がばらまいた道具を回収しつつスネ夫、ジャイアン、しずかと共にジョーカーに立ち向かう。
ジョーカーの真の目的は様々な歴史に散らばる4つの石「時の宝玉」だというが…?
登場人物
メインキャラ
お馴染み青ダヌキ猫型ロボット。初期キャラ。
ジャンプ、移動速度、防御のすべてが少し高いバランスタイプ。
得意武器は空気砲。発射した弾が画面外まで飛ぶシンプルで使いやすい性能。
特性はモグラてぶくろで上方向以外のてぶくろブロックや土を破壊できる。
お馴染みダメ少年もう一人の主人公。ドラえもん同様最初から使える。
防御は平均的だがジャンプ・移動速度は最低。
得意武器はブーメラン。射程はやや短めだが、敵にあたっても消滅せず戻ってくる。だが、この特性が役に立つ場面は少なく、最強強化も遅い。
特性はらくらくシャベルでシャベルのブロックや土を下方向のみ壊して進める。
ぶっちゃけ不遇な性能。専用ひみつ道具は二つとも原作で使ったことがないという点でも不遇。
だが、防御や移動速度は装備で補えるし、ブーメランは最大強化だと射程や連射数がかなり伸びるため大器晩成型とも言える。
お馴染み狐顔。
化石を持ってくると反省して仲間に。だが、時空を越えた冒険に出るのは想定外だった模様。
防御は平均的だが、移動速度が最高でありジャンプ力もやや高い。
得意武器はコエカタマリン。空気砲と似たシンプルな性能だが使いやすい。強化すると弾が壁で反射する。
特性はしゃがみ移動とツタ移動が可能。彼でしか利用できないショートカットポイントもある。
タケコプターのしずかちゃんを除けばほぼ1択と言えるほど使いやすいが、コエカタマリンは連射できず壁で反射している間は次弾が発射できない弱点もある。
お馴染みガキ大将。
店番をさせられており、代わりの店番を連れてくれば事情を聞き仲間になってくれる。
西部の町ではジョーカーに向かっていき、捕まってしまい、救助までしばらく使用できない。
移動速度もジャンプ力ものび太と同じ最低。代わりに防御力が突出して高い。
得意武器はマイク。足元以外の周囲を攻撃できるが、射程が短く硬直が長いのが難点。
特性はマイクでマイクブロックを破壊できる。
防御力は装備で補いやすく、移動速度の低さやマイクの使いにくさから厳しい立場。ただし、マイクは早期に最強状態にできる局所的な利点もある。
余談だが、ジャンプするとへそチラする。
お馴染みヒロイン。
なんと初登場が風呂場。しかもビッグサイズの専用ドットアニメーション付き。スタッフGJ!しかし覗かれて怒られてしまうので記憶を消すものが必要となる。
移動速度、防御力共に最低。だが、SFCドラゲーの定番でジャンプ力のみ最高。
特性はタケコプター。ジャンプボタン連打で無限に空を飛べる。これがかなり有用でステージによってはほとんどのギミックを無視してしまう。
得意武器はスモールライト。ワイドな光線が前方に飛んでいくが射程はやや短い。ちなみにこれで敵を倒すと小さい敵が残る。芸コマ。
余談だが、ジャンプするとパンチラする。
ゲストキャラ
原始時代でのび太たちが出会った青年。
頬の傷と結った髪、バンダナが特徴。
ジョーカーの悪事を知り、それを阻止しようとしている。
おじさんと呼ばれると微妙に気にするお茶目な一面も。
ドラえもんはタイムパトロール隊と予想している。
ロップル君やエルなどの劇場版で同行するゲストキャラに相当するキャラ。
漫画版では顔の傷などの特徴は再現されていないがキリッとした太眉の男前。
道具を取り上げられたはずののび太とドラえもんが持っているブーメランと空気砲は漫画版では彼がくれたことになっている。
中盤に姿を消してしまう。
西部では敵となり、飛行ロボ「ジェロ・スカイパー」に乗り襲いかかってくるが、これは洗脳されているため。
その素性はジョーカーの元幹部にして首領であるダウトの息子。
ジョーカーのやり方に疑問を持った彼が離反したのが物語の始まり。
洗脳の解けた未来時代以降はドラえもん達に同行してくれる。
そして最終的に荒廃した世界を救うため、とある決断を下すこととなる。
その生い立ちやオリジナルキャラにも関わらずのび太にボイス付きで呼んでもらえるなど今作の影の主役と言っても過言ではない人物。
漫画版では父親の死に涙を流しており、思うところはあったようだ。
ジョーカーの幹部。
「J」と書かれた前立てのヘルメットにサングラスの男。
ジェロとは何か因縁があるらしい。
ジェロの兄。名前の由来は二人合わせて「ジェロニモ」。
兄である彼の方がニーモ。
ジェロを洗脳しドラえもん達に差し向ける悪党だが、敗れた彼をそのまま放っておく等詰めが甘い。
未来時代で「BB100」という野球モチーフの
クソカッコ悪いマシンにのりこみドラえもん達を迎え撃つも敗北。
父であるダウトに助けを求めるも見捨てられ、
足元に穴をあけられ高所から落とされてしまった。
漫画版ではロボットに乗り込むのではなく、肉体をサイボーグ化したような描写となっている。
もしそうなら、肉体を捨ててまで父に尽くしたのに捨てられたことになり、ますます悲惨。
ジョーカーのボス。
ばいきんまんみたいな見た目の覆面にスーツを着た男。
ジェロとニーモの父。名前の由来はトランプのダウトから。
その正体は未来の大臣。
タイムパトロールに圧力をかけてジョーカーへの介入を防いだり、ドラえもん達に時間犯罪者の濡れ衣を着せるなどやり口は悪辣。
加えて、自分の子供でも容赦なく始末するなど冷酷。しずかちゃんには人間ではないとまで言われている。
だか、偶然の産物とはいえドラえもん達をタイムマシンで追放したばかりに宝玉を先にとられるなど、こちらも詰めが甘く実は似たもの親子だったり。
その目的は4つの時の宝玉で歴史を自在に操る精霊を呼び出し、神になること。
歴史を掌握した荒廃した未来でドラえもん達のコピーロボットや最終兵器「ジョーカータンク」を使い、自らも戦うが激戦の果てに敗北。
敗北を信じれぬままに高所から落下。自分の息子と同じ末路を迎える羽目となり、さらにはジェロの提案により歴史から存在が抹消されてしまった。
歴史をもてあそんだ罪があるとはいえ、歴代ドラえもん悪役の中でもあまりに重い罰を受けることとなってしまった。
サブキャラ
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
次にどこに行けばいいか教えてくれる初心者救済キャラ。
ちょっとヒステリックなのび太の母親。
話しかけるとのび太に宿題をするよう促すが、ライフが減っているとどら焼きをくれたりとやさしい場面も。
現在における宿屋(無料回復兼パスワード発行ポイント)。
ドラえもんのしっかり者の妹。
原始時代における宿屋。
今回は仲間になりません。
のび太の子孫。
西部開拓時代における宿屋。
それっぽいことを全然喋らない上に顔グラがあまり似てないのでわからなかったプレイヤーも多い。
ドラえもん本編にも登場したホテル「つづれ屋」のオーナー。
藤子・F・不二雄の漫画『
21エモン』のご先祖様。
未来時代における宿屋…なのだが、彼は現代の人物なので未来にいるのはおかしいことだったりする。21エモンじゃダメだったのか?
原作漫画に一回だけ登場した嫉妬深い女の子ロボ。
未来における武器屋の店員。
『
ドラえもん のび太の海底鬼岩城』で登場した狂ったコンピューター。
今作では全能の神を自称し、アトランチスに迷い込んだのび太たちに襲いかかる。
FC版や『
ギガゾンビの逆襲』のように復活したのか別の個体なのか、そもそも本当に『海底鬼岩城』より後の時間軸であったのかすら不明。
のび太たちもポセイドンが存在している事に全く驚いていないので、FC版や『ギガゾンビの逆襲』を経過してきている可能性もある
空中を飛びながら、雷を飛ばし、地面を破壊するほか、小さいポセイドンを出してきたりする。
ほぼのび太の町での登場キャラだが、マニアじゃないとわからないようなマニアックなキャラがそろう。
本作ではちょい役。ひみつ道具にも関わらず地味。
冒険に同行しないのは塾が忙しいかららしい。
なんと原作未登場だが登場。
実質本作オリジナルキャラ。
学校にいる。
のび太に遊んでないで勉強するよう怒っている。
出木杉をねたんで嫌がらせの電話をしていた少年。
今作では悪人面だが、特に問題行動もイベントもない。
スネ夫のセルフパロディキャラだったが、彼とは体型が違うため抹消されずに済んだ男。詳しくは
ドラミちゃんや
野比のび太郎の項目で。
大筋には関係ないがなぜか専用の顔グラが用意されている。
藤子先生の漫画の名モブであるラーメン大好き小池さん。
なぜか笑いが止まらなくなっている。
漫画では一回だけ登場した石ノ森章太郎先生似のムスっとした少女。
今作でも道具で笑わされる。
『あやうし!ライオン仮面』などでお馴染み漫画家の先生。
原稿をなくして困っている。
空き地の隣に住んでるがんこ爺さん。
ガラスを割られて怒っているが、ひみつ道具で修理すると勘違いだったと思い素直に謝ってくれる。
でも庭に落ちている物をそのままくれる。
原作漫画で何度か登場しているアイドル。
最近、のび太の町に引っ越してきたらしい。
話しかけるとデレデレする男性陣を見ることができる。
意外とケチなことで有名なスネ夫の母。
彼女によるとスネ夫は勉強しているということになっているらしい。
しずちゃんの母。
娘にバイオリンの稽古までには帰るよう言っている。
瓶底メガネの苦学生。
『
キテレツ大百科』からのゲストキャラ。
だが、東大を目指しているらしいのでひょっとしたら別人かも。
家が狭い割に家族が多い少年。
そのため、家族はだれか必ず外にいる。
漫画家志望のジャイアンの妹。
のび太をモデルに描いた漫画を褒めると道具をくれる。
ドラえもんの恋人の猫。話しかけるとドラえもんがデレデレになる。
実はのぶドラ時代のアニオリキャラ。
各時代(ステージ)
ここだけひみつ道具を集めていく見下ろし視点のアドベンチャーパートとなる。
主に化石入手、ジャイアン救助、西部の町クリアで行ける場所やイベントが変わる。
また、ハートの器が4つ落ちている。
住人はほんやくコンニャクなしでは会話ができない。
ジョーカーによって恐竜や原始人が操られて襲ってくる。
原始人と恐竜は同じ時代にはおらんやろ。
アメリカ開拓時代の町。
ジョーカーが住人を集めて何かを発掘させている。
ライトタウンとレフトタウンの2つの街がある。思いっきりカタカナで町の名前が書いてあるのはツッコんではいけない。
ドラえもんの生まれた未来世界。
ひみつ道具の使用が禁止されており、ジョーカーが町中を跋扈している。
ボスを倒すと他の時代に行けなくなるので注意。
のび太達がジョーカーによって偶々飛ばされた先の時代。
過去なのか未来なのかも定かではない。
住人は一人もおらず、石碑のようなものが置いてあるのみ。
ボスを倒すと戻れなくなる他、店の利用もできなくなるので注意。
ジョーカーの歴史改変が進んだ結果、荒廃してしまった未来の国。
ドラえもん達5人のコピーロボットとラスボスによるボスラッシュが待ち受ける。
特にラスボスはSFCドラゲーの伝統である全メンバー操作による対決となるため、全員を鍛えておく必要がある。
アイテム
ライフを回復する。
お金。集めると店で装備や道具を買える。
小は10、大は50、黄金ジュエルは500。
黄金ジュエルは主に隠しステージで入手する。
所謂残機。
ライフがゼロになると自動発動し、全快する。
取ると無敵になる。
装備
こうげき
各々の得意武器以外も装備できるが、攻撃力が最低になってしまうので趣味の範囲。
だが演出が微妙に異なるため、試してみるのも一興。
レベルが上がると威力が上がる他、攻撃範囲や連射速度などが上がる。
まもり
防御力が少し上がる。
防御力はスチロールふりかけと同等だが、トゲによるダメージ無効。
防御が上がり、足も速くなる。
特殊能力はないが、防御力が高い。
移動速度と防御力が大幅に上がりトゲのダメージを受けなくなる最強防具だが、非常に高価。
どうぐ
移動速度が上がる。
敵がおたすけアイテムをおとすようになる。
足元のトゲによるダメージ無効。
敵がハートを落とすようになる。
敵が金のジュエルを落とすようになる。
おたすけ
消耗品。敵を倒すと手に入れる。基本的にはボスにはダメージが最小になる。
投げると地面に沿って移動する。敵にあたるとダメージ。
攻撃を反射する。
短期間だが足場を作れる。
画面全体を星で攻撃。
- スネ夫とのやり取り「グウとでも言ってみろ」→「グウ」
『のび太の恐竜』でピー助を孵した際のドラえもんとのび太のやり取り。
原作漫画でのび太は何度も犬に噛まれる。
- 原始時代のボスステージなどにいる雑魚敵「ガードロボット1号、2号」
- アトランチスの雑魚敵「アトランチスロボ」や中ボス「アトラミューダ」
『海底鬼岩城』の鉄騎兵。
『海底鬼岩城』のバトルフィッシュ。
「これは君達の項目かい?」
「追記・修正!ありがとう、おじさん。」
「お兄さんだ。」
「ありがとう、お兄さん。」
「じゃあな、のび太君。」
「…え?」
- マジでどっから出てきたんだブーメラン。ショックガンとか衝撃波ピストルとかアタールガンとかもっと似合う武器いくらでもあるだろ -- 名無しさん (2025-08-03 21:12:41)
- ドラえもんシリーズの中でも最高の神ゲーだった。VCとかが無いのが本当に口惜しい。今でも遊べたらなぁ……。 -- 名無しさん (2025-08-03 22:41:58)
- 遊戯王のアーリーデイズコレクションみたいなノリでドラえもんのゲームも復刻してくれんかな -- 名無しさん (2025-08-04 00:49:54)
- 最終的にドラえもん達ではどうにも出来ない状況になる、それをどうにかするために過去の改変を行う、それに伴ってゲストキャラの存在が消滅するなど鉄人兵団との共通点が多い作品 -- 名無しさん (2025-08-04 04:54:38)
- ↑4 製作スタッフも思うところがあったのか、次回作は空気ピストルになってるんだけどね(のび太の得意武器) -- 名無しさん (2025-08-04 12:05:05)
- 今のドラえもんで映画として復活を望みます -- 名無しさん (2025-08-04 19:07:46)
- ↑はげどう にしてもこの項目が令和になってできるとは -- 名無しさん (2025-08-05 11:43:41)
- 昔からいつか建てたいとは思ってたんですけど、最近動画サイトで「このゲーム藤子・F・不二雄大全集もない時代に作った割には小ネタ相当細かいよ」ってのを知ってますます建てたくなって⋯ -- 建て主 (2025-08-05 12:06:02)
- ↑そうだったんですか おかげで開発元が違うというのを初めて知りました エポックなので、同じとばかり -- 名無しさん (2025-08-05 12:37:48)
- 懐かしいゲームだぁ…のび太の武器が射撃武器じゃないのとジャイアンはチャンピオングローブにしてくれってすげぇ思った、ジャイアンのマイクが不便すぎるし -- 名無しさん (2025-08-05 20:17:27)
- たまにやる、シリアスなドラえもん -- 名無しさん (2025-08-05 22:25:26)
- 簡単すぎる、と言われるとクリアできなかった身としては遠い目になるな!(自分がそうだっただけで批判等の意図はありません) この頃のゲームとしてその通りだと思う、導線とかがちょい分かりにくいとこや普通に後半のボスに苦戦したりで自分は完走できなかった -- 名無しさん (2025-08-05 22:57:52)
最終更新:2025年08月07日 22:28