七色アーチ

登録日:2012/03/11 Sun 20:58:30
更新日:2025/03/29 Sat 15:54:17
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アニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のEDの1つ。第61話から78話まで使用され、2012年7月18日発売のCD『やじるしになって!』に収録された。

作詞:ピカチュウPJ-2012
作曲:江崎とし子
編曲:後藤康二(PIKACHU RECORDS)
歌:ポケモンBW合唱団(奥井亜紀、江崎とし子、あきよしふみえ)

●目次

◆概要

比較的明るく爽やかなメロディが特徴。歌詞は青空の下で夢と希望を背負い未来へ羽ばたいていく若者を歌ったものになっている。ボーカルは女性だが、合唱曲なので声が低い人でも比較的歌いやすい。

元々卒業式などで合唱曲として歌われることを願い作られた。その後笑顔動画では「卒業式に歌いたい」「国歌にするべき」などとコメントされたため製作側の思惑はある種当たったのかもしれない。
また、この曲が作られる数ヶ月前には東日本大震災が発生しており、一部の歌詞から「被災地を勇気づける為の曲でもある」という意見もある。

◆アニメーション

イントロはまだ蕾の大きな桜の木の下で大きく指揮をするデントのアップから始まる。
歌が始まり全体の様子が映し出される。サトシとアイリス、それに彼らのポケモンたちが満面の笑顔を浮かべながら歌っている。リズムに乗って体を揺らしたり手を動かしたり、何とも楽しく平和な光景。

全員カメラ目線だが、誰一人として斜め上……つまり指揮を見ていない。デント涙目。

それを離れた位置から見ているロケット団の姿が。春風を受けて『ベストウイッシュ』本編ではかなり貴重な悪意の無い笑顔を見せる。ここでかつてのドジな彼らの面影を見出した視聴者も。

カメラが徐々にズームアウトし、いつの間にか満開になった桜の木の前方と空が映り出す。大勢の野生ポケモンが体を揺らしている後ろの空には、大きな虹がかかっていた。ホウオウはいない

◆その他

現在アニメの公式サイトにてフルバージョンの歌詞及びボーカル部分の楽譜が掲載されている。これはポケモン史上初のことである。
今に始まったことではないが62話以降の展開もアニメーションに反映されており、サトシのピカチュウのライバルとして何度も立ちはだかったワルビルが仲間になることや、一部の手持ちポケモン(イシズマイ、ハトーボー、ポカブ、クルマユ)が進化することがネタバレされた。アニメーションが示す通りアイリスが新しいポケモンをゲットするのはシーズン2突入まで待つ上、デントはこの先全くゲットしていない。ちなみにガントルはこの曲が流れた61話で進化したので、進化前のダンゴロは登場しなかった。ロケット団の手持ち(コロモリ、デスマス)も未登場。

長らくアニポケのCDを発売してきたピカチュウレコードだったが、メディアファクトリーの買収といった諸々の事情で本作の発売を最後に消滅。以降のアニポケのOP・EDはソニー・ミュージックレーベルズのアーティストが起用されることになる。

ちなみに歌い手の3人はそれぞれ過去にポケモンソングを歌っている。興味があれば聴いてみるのもいいかもしれない。

奥井亜紀→『心のファンファーレ』
江崎とし子→『そこに空があるから』 『スマイル』
あきよしふみえ→『Together』『サイコー・エブリデイ!』


追記修正はあの空いっぱいに七色アーチを描いてお願いします。


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最終更新:2025年03月29日 15:54