登録日:2013/12/15(日) 08:22:03
更新日:2024/10/16 Wed 22:32:31
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『サンドラの大冒険』とは、1992年にナムコ社(現:バンダイナムコエンターテインメント)が制作したSFCのアクションゲームである。全8ステージ。
『ワルキューレの冒険』の脇役・サンドラが村の皆を救うために、魔王ゾウナを倒す物語。
また、『サンドラの大冒険』はサブタイトルを省いた読みで、本当は『サンドラの大冒険 ワルキューレとの出逢い』である。
それはまだ、サンドラがワルキューレと出会う前の物語。
ナムコ・スーパーファミコン
サンドラ
の大冒険
このゲーム。絵本のような雰囲気で語られるストーリーなどは評価はいいが、アクションの難しさ、ステージの鬼畜さ、そして何より、サンドラが弱いことから(敵に当たっただけで死ぬ)クリアするのは困難とも言える。
パスワード式なだけ幸いだが。
そして、
バッドエンドには必ず砂漠に来るから『マルチ砂漠エンド』とも呼ばれる。
無理やり過ぎだろナムコ社。
■あらすじ
サンドラ族の青年クリノ・サンドラは、マーベルランドの片田舎にあるサンドランドで妻や息子と平和に暮らしていた。
しかしある日、死の恐怖にかられた男の手で時の鍵が抜き取られ、魔王ゾウナが時の狭間から復活する。
この世は闇に包まれていき、サンドランドはアルサンドラ山の噴火に巻き込まれて陥没を起こし、空から降り注ぐ死の灰による風化病で村人は次々と倒れてしまう。
やがて風化病の脅威はサンドラの息子にまで及び、妻と共に途方に暮れるサンドラだが、一縷の望みをかけて旅立つ決心をする。
そして長老から幻の薬があれば風化病を治せると聞いたサンドラは、その手掛かりとなる7つの光のかけらを求めてサンドランドを後にした。
■キャラクター
主人公。村の病気を何とかするため魔王ゾウナを倒しに行く。
頭がクリームパンみたいな形の、三又のフォークを持った、全身緑色の青年。
クリノという名前があるが本編中では言及されない。
余談だが、彼はなんと妻と子供がいるリア充でもある。
アクションゲームもライフ制が主流になってきたSFC時代には珍しい、一撃死タイプの主人公。
しかしダッシュやジャンプなどの挙動は滑らかで、槍を使った攻撃アクションも高性能。
特に、真上に飛び上がってから放つ高速突進技「きりもみアタック」は通常攻撃8発分もある強力な技。
ただしこのきりもみアタック、敵に当たらなかったり壁にぶつかったりすると、しばらく気絶してしまう。その間に敵に当たると一撃死。
その他のアクションも、「大ジャンプするためにタメが必要」「ボタンを押す長さでジャンプ高度が変わる」「ジャンプの軌道が固定(空中制動ができない)」「ジャンプ下攻撃で出せる兜割りを外すと地面に突き刺さり大きな隙を晒す」など、アクションに非常にクセがある。
攻略に当たっては、これらのクセの強いアクションを的確に使いこなす必要がある。
敵に当たると一撃死なのを除いても、「落ちる足場を連続ステップジャンプで渡っていく」ステージなどがあり、非常に高難度。
初期から残機を7機持っている…が、その代わり増えない。
全ステージを通して、エクステンドとか、1UPとか、そういうのがない。途中でパワーアップとかもしない。
一撃死するので回復アイテムとかもない。無敵アイテムとか攻撃力UPアイテムとかもない。そもそも「アイテム」がない。
当時、ノーコンティニュークリアできた子供はまずいないだろう。
幼心にトラウマになりそうなマルチ砂漠バッドエンドを何度も見つつ、ステージごとにコンティニューをしてパスワードをメモって、気合と根性でクリアしたもんである。
……そこまでしてクリアしても、やっぱり砂漠エンドを迎えるのだが。
あっちこっちで出てくる泥棒猿。何かにつけてサンドラに儲け話を持ち掛ける調子のいい性格。
こいつと会話すると選択肢が出てくるのだが、選択肢の中には必ずバッドエンドが含まれている。
コアクマンの男(女?)の子。性別は分からない…が、『
ナムコクロスカプコン』によれば女の子らしい。
ネバーランドのたまご谷に向かう途中でクリノと出会い、後述のアンディの面影を重ねられた。
彼女も人気らしく、クリノと一緒にナムカプで、コンビを組んで登場。
一人称はこのゲームでは『ぼく』だが、ナムカプでは『俺』になっている。ナムカプでのデレシーンは見といた方がいい、可愛いから。
余談だが、彼女は初登場時は赤ん坊だったが、ステージ終盤にはもう立派に成長していた。
……コアクマン族成長早すぎだろ。
サビーヌの母。アルサンドラ山の主・三日月王に「子供を生贄に出さなければ村を滅ぼす」と脅され、身代わりとしてズールを捕らえた。
事情を聴いたサンドラの手で三日月王は倒されるが、三日月王が最後のあがきで呼び寄せた流星群により散り散りになってしまう。
その後たまご谷で行き倒れていた所をサンドラに救われ、成長したサビーヌとの再会を果たした。
本作及びワルキューレシリーズのラスボス。
ゲームオーバーまたはバッドエンドの時に現れ、サンドラをダークサンドラに変えてしまう。
苦労の末に倒しても実は幻だった事が判明するので、余計にサンドラが報われない……。
ちなみにボスとしてはモーションが非常に単純。攻撃も1パターンしかない。
ただしHPが高く、一撃も貰わずに倒しきることになるので、難度が高い。
『ワルキューレの冒険』の主人公。
まあ、これは外伝作品だから、エンディング以外空気。
ゾウナ「フフフ ・・・・・ Wikiこもりよ!
わたしの てしたとなって
えいえんに ついき・しゅうせいするのだ!」
Wikiこもりは ゾウナのあくのへんしゅうに
とりつかれ、
ブラックWikiこもりと なってしまいました
- 結構アクションなのにRPGみたいな選択肢が出てくるのだが必要だったのか?あとサビーヌとアンディのなかなかあえそうであえないのがもどかしかった。 -- 名無しさん (2013-12-15 10:15:48)
- このゲーム、クソ難しかった記憶がある -- 名無しさん (2013-12-15 14:16:43)
- これマルチバッドエンディング方式のせいか元祖「どう足掻いても絶望」ゲームだったりするのよね。
必ずバッドエンディングになるという点から、DODが裸足で逃げ出すくらいバッドエンドが多いともいえる(まあワルキューレにより必ず救われはするんだが) -- 名無しさん (2013-12-15 17:56:40)
- 産まれて初めてやったゲームだったな~、思い出深い。もちろん小学生ぐらいの当時はクリアできなかった -- 名無しさん (2013-12-15 18:29:34)
- 通常エンドもトゥルーエンドもバッドエンドだが、その違いはワルキューレに会えるか否か。あれ?もしかしてサンドラの選択に意味はない? -- 名無しさん (2019-10-10 23:36:17)
- 前日譚だからバッド確定なのはしゃーない最後でワルキューレに救われるだけカイの冒険よりマシ -- 名無しさん (2022-09-17 23:41:43)
最終更新:2024年10月16日 22:32