プラパ・ゼータ(ライトノベル)

登録日:2012/03/16(金) 18:43:57
更新日:2024/05/16 Thu 16:31:53
所要時間:約 7 分で読めます





プラパ・ゼータは世界である。時の宝珠に支えられた、儚い泡沫の世界である。





かつて、神が存在し、あらゆる神が世界から居なくなった世界
雲が太陽を押し隠し、水は病み、不気味な鳴動を繰り返しながらも大地が滅びゆかんとした、
世界崩壊の危機において、魔道師エル・コレンティは背に白き翼のある聖女を召喚した。

そして、聖女と共に世界を救う三人の人間を選び出した。


筆者・流 星香(ながれ せいか)

レーベル:講談社X文庫ホワイトハート


■登場人物

  • ファラ・ハン

世界救済の為に召喚された、伝説の翼持つ聖女(普段翼は背中に仕舞われている)
黒い髪と青い瞳、「黄金率の身体」「世界最高の女」と作中で幾度も絶賛される美貌の持ち主。
ディーノとは彼に攫われるという最悪の出会いであったが、徐々に彼に惹かれ、愛するようになっていく。
創世の神の一柱である為、役目を終えれば世界に留まる事が出来ない。
世界救済後はディーノと人間体での再会を約束し、天界へと帰っていった。


  • ディーノ

銀斧の勇者。世界を救った英雄だが大犯罪者(殺人、強盗、レイプ、等々)
黒い髪と青い瞳を持つのは、この世界では彼とサフィア・レーナのみ。
男として完璧な肉体を持つらしく、背中を流しにきた小姓(男の子)ですら見とれていた。
女王に投獄された事による逆恨みから人質の為にファラ・ハンを攫うが、逆に一目惚れしてしまう。
世界を救った後は消え去ったファラ・ハンの人間体を探して世界を巡る。
外伝にてまた世界が滅びかけるという一波乱があったが再び救済し、サフィア・レーナと結ばれた。


  • レイム

金色の髪と素晴らしい美貌をもつ男の娘(そこそこ歳はいっているが)

作中随一の成り上がりを成し遂げたが凄まじく苦労人。
(お姫様の付き人→解雇された後麻薬漬けで花街で売られかける→見習い魔道士→聖魔道士→世界を救った英雄。
公爵家の息子と判明し公子になる→領地を貰い、命がけで救って来た違うお姫様といっしょに暮らす)

ミゼルの使徒の時点で、まだ子供はいないようである。


  • シルヴィン

世界を救った英雄。なのだが空気。聖女のお供三人の中でただ一人外伝を作って貰えなかった可哀想な女の子。
レイムの妹と喧嘩友達になり、女王交代後、女王直属の近衛に。


  • バリル・キハノ

本作のラスボスにして、世界を滅ぼそうとして、本当に滅ぼしかけた凄い人。
エル・コレンティの同期の魔道士であり、
実力は魔道師エル・コレンティ(全ての魔道士の頂点)より上。
続編で外伝のラスボスに唆されていた疑惑が浮上し、少し威厳が下がった。
最終決戦後は赤子に生まれ変わり、エル・コレンティの元で育てられている。


  • トーラス・スカーレン

女王様。見るからに苦労人な憂いを持つ人。
元々体が弱い上に
最終決戦で死にかけるなど無理がたたり、ミゼルの使徒の頃には故人。
レイムの妹に女王の座を託し、短い生涯を終えた。



  • サフィア・レーナ

本編には出て来ない。外伝精龍王にて登場。
ファラ・ハンと同じ容姿、同じ声、同じ心を持つ。
バリル・キハノによって魂を封じられていた、ファラ・ハンの人間体。
当初は世界救済時の記憶を持たなかった為、ディーノに惹かれる自身に戸惑っていた。
精龍王終盤でファラ・ハンの記憶を夢という形で受け継ぎ、無事ディーノと結ばれた。


外伝が本編より長い(本編6冊、外伝6×2で12冊)珍しい作品。

本編プラパゼータ

外伝精龍王

外伝金色の魔道公子

ミゼルの使徒
の順で各6冊の24冊にわたる長編である

以下ネタバレ















この世界(プラパ・ゼータ)は、
一組の神の為の世界であり、彼らが消えれば世界は存在意義を無くす。
世界が滅びかけたのは、バリル・キハノが女神の人間体を封じた為に世界が意味を無くしかけたから。
男神の人間体→ディーノ
女神の人間体→サフィア・レーナである。
つまり世界は元々ディーノとサフィア・レーナの為にある。









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最終更新:2024年05月16日 16:31