ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(映画)

登録日:2014/10/06 (月) 18:51:02
更新日:2025/03/02 Sun 13:14:53
所要時間:約 3 分で読めます







知ってるか?

天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ






ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアは、1997年公開のドイツ映画。
主演:ティル・シュヴァイガー、ヤン・ヨーゼフ・リーファース
監督:トーマス・ヤーン

余命僅かと宣告された二人の若者がまだ見たことのないを目指して旅に出るアクションロード映画。
タイトルにもあるボブ・ディランの名曲は、ドイツの人気バンド、ゼーリッヒがフィーチャーし、劇中で印象的に流されている。


【ストーリー】

偶然末期病棟の同室に入院させられた脳腫瘍患者のマーチンと末期骨髄腫患者のルディ。
たまたま病室で見つけたテキーラを酌み交わしている時、ルディはまだ海を見たことがないと呟く。
そんなルディにマーチンは

「天国じゃ、今は海を話題にすることが流行っているんだ」

と教え、更にこのままではルディは海を見たことがないから天国じゃのけ者にされるだろうと言う。
死期を間際に控えた二人は酒の力もあって病院の駐車場からベンツを盗み出し、それぞれの“最後の願い”を胸に海を目指して冒険の旅に出る。
ところが盗み出した車はギャングのもので、トランクには大金が積み込まれており、また途中で犯した強盗の罪も合わさって警察とギャングが二人を追い始め――。



【概要】

元はタクシードライバーで生計を立てていたトーマス・ヤーンがティル・シュヴァイガーに脚本を送ったところ、ティルがこの映画の脚本を気に入り、スポンサーを探し回ったことで制作が実現した。
また、『ブレードランナー』などで大物となったルトガー・ハウアーにどうしても出演してもらいたいと考えていたティルに対し、ルトガーのマネジメントは1日10万ドルのギャラを要求。
とても払えないと一旦はあきらめかけたが、ルトガー本人から「マネジメントの言うことは気にするな。出ると決めている」と出演を受諾したという逸話がある。
ティルはこの映画でモスクワ国際映画祭の最優秀主演男優賞を受賞。その後も監督・脚本なども手がけるティルの出世作となった。


【登場人物】

■マーチン・ブレスト(演:ティル・シュヴァイガー、日本語吹き替え:田中正彦)
ヘビースモーカーで末期脳腫瘍患者の男。
とても陽気で行動的であり、母親にプレスリーと同じキャデラックを買ってやることが夢。
ガソリンスタンドや銀行からいきあたりばったりで強盗を決行するなどして大々的に指名手配されてしまう。
脳腫瘍用の薬を服用しており、薬が切れると激しい痙攣を起こしてしまう。

■ルディ・ウルリツァー(演:ヤン・ヨーゼフ・リーファース、日本語吹き替え:檀臣幸)
気が弱く、極々普通の道徳心を持った末期骨髄腫患者の男。
大金を手にした時に叶えたい夢を紙に書き出したが、最初の夢が『可愛い女の子二人と寝たい』であったりするほど普通。
今まで海を見たことがなく、マーチンの話(と酔い)で病院を抜けだして海を見に行くことを決めた。
強盗犯として手配されるマーチンの人質役として彼もまた有名になっていく。

■ヘンク(演:ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ、日本語吹き替え:廣田行生)
■アブドゥル(演:モーリッツ・ブライプトロイ。日本語吹き替え:根本央紀)
ベルギー人とアラビア人の下っ端ギャング。
ボスへ金の入ったベンツを届ける任務を受けたが、移動中に少年を撥ねて二人共病院に拘束され、その隙に酔っ払ったマーチン達に車を奪われてしまう。
その後はボスから車を取り戻すよう指示を受けるも、服を着替えただけのマーチン達に気づかなかったりするなどコメディリリーフとして活躍する。

■カーチス(演:ルトガー・ハウアー、日本語吹き替え:相沢まさき)
ヘンク達のビッグボスであり、作中屈指の好漢。
終盤、ついにギャング達に捕まったマーチン達の前に姿を現し、二人にとある問をする。




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最終更新:2025年03月02日 13:14