ヘレナ・ハーパー

登録日:2014/01/30 (金曜日) 00:14:03
更新日:2024/04/10 Wed 06:12:51
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「私がやったの……私が……この事態を引き起こした」



バイオハザード6に登場する7人の主人公の内の1人。ピアーズ・ニヴァンスジェイク・ミューラーと同様に今作からの新キャラクターで、レオン編のパートナーである。

トールオークスがゾンビの巣窟と化した中で、レオンと共に脱出を試み、この事件の全ての元凶を倒すために共に奔走することになる。
当初は能天気(に見える)なレオンに苛立ちを見せていたが、次第に正義感と信念(と女性に振り回されがちな性)の持ち主だと理解して好感を抱き、自分もレオンのような明るさを見せるようになった。


正義感、責任感が強く、自分の考えや信念を決して曲げない性格。人情に厚い性格だが、それと同時に感情に流されやすい、ていうか口より先に手(あるいは銃)が出るという欠点を持つ。両親はすでに他界しており、唯一の親族である妹のデボラを溺愛している。

初期装備として『5』で登場した最強ショットガン、「ハイドラ」を持っているが、このハイドラ、速攻3連射が可能ではあるが装弾数は3発であり、装填時間も少し時間がかかるという点でクセが強い武器となっている。ブレも大きいので命中率狙いの場合は注意が必要。





◆経歴◆

元々はCIA所属だったが、 エージェント組織DSOの拡充を補佐していたハニガンによってその意志の強さを高く評価されており、彼女には将来的にDSOのメンバーとなることを見越して育成するよう、上層部に打診されていた。

だが、 ある連続殺人事件の捜査中に犯人を取り押さえた際、遺族の前で暴言を止めようとしない犯人を 必要以上にぼこぼこにして黙らせるという行動を問題視され、停職処分を受けてしまう。

更に復帰後もその直情的な性格は直っておらず、 別れ話のもつれから妹に手をあげた妹の彼氏に発砲。重傷を負わせた事件をきっかけに、USSS(アメリカ合衆国シークレットサービス)の補佐に回された。出向という形だったが、事実上、エージェントとしては解雇である。



以下ネタバレ注意













◆本編での活躍◆

レオンと共に 大統領のゾンビ化と彼の最期を見届けた後、トールオークスでのバイオテロの引き金を引いたのが自分であることを彼に仄めかし、 町の教会に着いたら詳しいことを話すと言って、レオンと共にゾンビの巣窟と化したトールオークスの町を教会まで切り抜けていく。

教会の地下にはゾンビ達の彷徨く研究所があり、その奥に広がる地下洞窟で、二人は一人の若い女性が倒れていのを見つける。



「デボラ! デボラ! しっかりして!」




ヘレナが レオンをさんざん焦らしてまでこの場所まで来た目的とは、妹であるデボラ・ハーパーの救出だったのだ。

ヘレナは溺愛するデボラを大統領補佐官ディレック・Cシモンズに人質に取られてしまい、彼が計画する大統領暗殺に手を貸すことを約束してしまった。

ヘレナは、大統領が講演のために赴いていたトールオークスのアイヴィ大学に向けて、「大統領の命を狙う一団が大学構内に潜んでいる」とUSSSの回線を使用して嘘の情報を流すよう脅迫されたのである。これによって、大統領の警護体制に変化が起き、急遽USSSからも数名が構内の捜索に回され、警備にスキが生じたのである。

しかし、最愛の妹の命がかかっているとは言え、国家を揺るがすテロに手を貸すことが、許されるのだろうかと悩んだヘレナは大学へ乗り込み、警備体制を戻すよう必死で訴えかけた。だが彼女のエージェント時代の失態と、ある意味ヒステリックとも言える性格を知るUSSSの同僚達は、それを一蹴した。ヘレナが感情的に訴えれば訴えるほど、彼女の言葉は軽んじられていったのだ。

そしてシモンズの計画によってトールオークスにCウイルスがばら蒔かれたのだが、警備体制が崩れていた大統領周辺は退避が遅れ、事態は最悪の方向へと転がり落ちていったのである。


そのような状況の彼女に追い討ちをかけるように、救ったはずのデボラの肉体がサナギへと変貌し、中から姿を現したデボラ「だったもの」が二人に襲いかかる。既にシモンズの命令によって、Cウイルスを打ち込まれていたのだ。

途中から合流したエイダ・ウォンと共に何とか彼女を止めようとするも、やがて手遅れであることを悟り、最後は自らの手でデボラを地下洞窟の奈落の底へと落下させた。


「もう泣かないわ。貴方の仇をとるまでは。だから……許して……」




地下道窟を抜けた後はレオンと共に中国へと渡り、 Cウイルスを搭載したミサイルによる再びのバイオテロを切り抜けつつ、ついに妹の仇であるシモンズと対峙。 エイダ・ウォンの偽物の部下に打ち込まれた強化Cウイルスの作用で、変異を繰り返しながら襲いかかってくるシモンズと激闘を繰り広げ、最終的にレオンと共にダブルロケットランチャーをぶちかまし、オブジェに突き刺すことで勝利を納めた。


「……仇は討ったわ」




エピローグではエイダから渡されたシモンズの犯罪行為の証拠を調査委員会が認めたことによって放免され、晴れてDSOの一員となったことが判明する。



◆余談◆

そんな彼女なのだが、プレイヤーからの評判はあまり芳しくない。キャラ設定そのものに関しては大きな問題はないのだが、

  • 序盤はレオンに対しても協力的な態度を示さず、事ある毎に「教会へ急ぎましょう」と促す。その割にレオンの質問に答えようとしない。そんな女に渋々ながらも付いていってやるレオンもレオンだが

  • 妹の仇であるはずのシモンズと対面、戦闘する場面も、レオンとシモンズの舌戦ばかりクローズアップされ、ヘレナはまるで蚊帳の外。

  • 終盤、レオンとエイダが協力しシモンズと対決するシーンでも、ヘレナのやることは反対側のビルから援護射撃をするだけであり、結果的にエイダに美味しい部分を持ってかれている。(CO-OPでヘレナを担当する際スナイパーライフルを所持していないと本当に自衛ぐらいしかやることが無くなる)


など、ストーリーでの扱いで不遇な面が多く、いまいちキャラクターとしてのアイデンティティーが確立できていないのである。

そのせいかアニヲタwikiにおけるバイオハザード6のプレイアブルキャラクターの項目としては最も作成が遅く、某大百科に至っては項目自体は存在するものの 、初版作成から2年弱に渡り掲示板に書き込みがない始末。(2013年4月〜2015年3月まで)

設定そのものは決して悪くないだけに残念なところではある。 なかなかバイオハザードな谷間も持っているというのに











以下衝撃のネタバレ



















実はシェリーよりも年下。(ヘレナは2013年の時点で24だがシェリーは27)

もっとも、シェリーはGウイルスの影響で20代前半で老化が止まっているので、決してヘレナが老けているというわけではない。たぶん。




追記・修正は教会に着いてからお願いします。

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最終更新:2024年04月10日 06:12