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バイオハザード6

登録日:2012/10/03(水) 23:46:32
更新日:2026/10/28 Wed 15:02:48NEW!
所要時間:約 7 分で読めます





それぞれの場所、立場で、運命は絡み合っていく。

『バイオハザード6』(Resident Evil 6)とは、カプコンのゲーム作品『バイオハザードシリーズ』の一つ。
2012年10月4日よりPlayStation3/Xbox 360向けに発売された。


【概要】


ナンバリングタイトルとしては6作目にあたる。
前作のバイオハザード5にて、色々とゲームデザインを変更した結果、シリーズの特徴である”ホラー要素”が大きく薄れてしまい、シリーズの方向性を見失って賛否両論な評価を受けてしまった。
この結果を踏まえ、「原点回帰を図る」というコンセプトで開発が進められたのが本作である。が…

本作ではアメリカ、東欧、中国と世界各地でストーリーが展開され、主人公が4人+αも存在し、それぞれが同じ舞台、同じ事件と時間軸の中でそれぞれの主人公の目線でのストーリーが展開していく形となる。
これによりストーリーの長さとしては、シリーズ最大級のボリュームを誇る。


【特徴】


今作で主となる敵は、新たに登場したC-ウィルスによって侵されたクリーチャー達。
前作まで登場したガナード系に相当する敵として、ジュアヴォが登場。更にナンバリングタイトルとしては『バイオハザード0』以来となるゾンビも登場する。

4、5と続いた売買機能が廃止され、武器や弾薬は初期の作品と同じく、ステージで拾うのみとなった。
また武器の改造は廃止され、それに替わりスキルシステムが新たに導入され、ゲーム中で手に入るスキルポイントを使用してスキルを購入、手に入れたスキルを「スキルセット」に装備する事でプレイヤーの強化を行う。1つのスキルセットに装備できるスキルは最大3個。8セットまで設定可能となっており、プレイ中に任意でスキルセットを入れ替える事もできる。
スキルはストーリーモードで使用するものもあれば、後述するマーセナリーズ、エージェントハント専用のスキルもある。

操作方法も一新されており、回復はワンボタンで可能*1。回避から寝そべり射撃、体術の発動はゲージ消費でリアルタイム発動可能、武器についた機能(二丁拳銃、3点バーストなど)等々、
アクション要素が更に増した。
一方で従来のように家具などを調べることができなくなってしまい、サバイバル要素が薄れてしまった。
その一方、ナンバリングタイトルでは初めて日本語吹替対応となり、キャラクター描写やシナリオがわかりやすくなった。

ストーリーモードではクロスオーバーと呼ばれるシステムも導入されており、オンライン上特定のポイントで他のプレイヤーが自分とは別の主人公で遊ぶシナリオと合流し交差するもので、最大4人で共闘(1部敵対もアリ)する事が可能。
多数の主人公によるシナリオが存在する今作ならではの要素である。

4からお馴染みのミニゲームであるマーセナリーズは、シナリオをクリアせずともプレイが可能であり、体術の種類が豊富になった事により、制限時間を増やす手段が多くなっている。
本編で出来ないコスチューム変更がなぜかマーセナリーズではできる。謎である。

今作では対人戦に力を入れているのか、クリーチャーを操作して他のプレイヤーがプレイするストーリーモードへと乱入し狩りをする「エージェントハント」も実装された。
プレイヤーを倒す事が目的となり、スキル解放のポイント稼ぎにもなる。
操作できるクリーチャーはゾンビ系かジュアヴォ系で、プレイヤーが特定のエリアまで移動するか、ゲームから離脱するまで何度でも復活可能。
乱入された側のメリットとしては、プレイヤーが操作するクリーチャーを倒すと緊急スプレーを入手できる事がある。

更にアップデートにより、前作にも存在した対人戦「サバイザーズ」
対人型のマーセナリーズの「オンスロート」
今作の追跡者枠であるウスタナクを操り、時間内に他プレイヤーを倒す「プレデター」
エージェントとクリーチャーに分かれての戦い、エージェント側は訓練兵という設定のNPCを時間内まで守り切り、クリーチャー側はその訓練兵を倒す事を目標とする「シージ」
以上のモードが追加され、ストーリーだけでなく多彩なルールのコンテンツが用意されている。


【あらすじ】


ラクーンシティの事件から十数年後…

2013年、アメリカのとある小さな町にて大規模なバイオテロが発生した。
それは、地図から消えた町の“悪夢の再来”を意味するものだった。

そして、時を同じくして中国にて同時多発バイオテロが発生した。
今、全ての運命が交差する時、一つの答えが導き出されようとしていた。


【登場人物】


◆主人公◆
「そこに、お前の言う真実があるのか」
本作の主人公の一人。
年齢は36歳となり無精髭を生やしている。
ラクーンシティの一件から生き残った数少ない生存者であり、
現在は合衆国大統領直属のエージェント機関DSO(Division Security Operations)のエージェントとなっている。
今作の冒頭にて、トールオークスという町の大統領の講演会場で大規模なバイオテロに巻き込まれてしまう。

「私がやったの…」
24歳で本作でのレオンのパートナー。
レオンと同じく合衆国エージェントで事件当時は大統領の近辺警護をしていた。
ゾンビ化した大統領に襲われそうになっていたところをレオンに助けられ、この事件を引き起こしたのは自分だと言う。
以後、レオンとトールオークスの教会を目指し、行動を共にする。
胸がとてもバイオハザードな女性。
妹のパンティーは黒。

「俺は、何から逃げていた」
本作の主人公の一人。39歳。
兄貴、ガチムチ、記憶喪失という三種の神器を司る我らが兄貴。
本作ではBSAA北米支部の隊長になっており、大勢の部下と共に中国の蘭祥というバイオテロが発生している街にて、捕らわれた国連高官を救出するミッションへと赴いた。
因みに半年前のあるミッションで記憶喪失となっている模様。中盤とある光景がきっかけで記憶を取り戻すのだが…

「あんたは過去と向き合うべきだ」
本作でのクリスのパートナーであるBSAA北米支部の隊員の26歳。
天性の射撃手としての腕前を持ち、思慮深い上に真面目で人当たりがいいとクリスからは将来、BSAAを背負っていく存在と期待されている。
なんかスネ夫っぽい髪型の持ち主。
本作に先駆けて週刊少年チャンピオンで連載していた漫画『マルハワデザイア』にも登場している。

「世界を救うのは俺の―血だろ?」
本作の主人公の一人。
東欧州の紛争地帯イドニア共和国にて傭兵として反政府の兵士として戦場を駆ける青年。20歳。
新種のウィルス、C-ウィルスへの抗体を持ち、彼の血は世界を救う鍵となると言われている。
前作で死亡したアルバート・ウェスカーの息子と言われており、彼自身もその事実と向き合うこととなる。
ウェスカーとはれっきとした血の繋がった親子である。ジェイクはウェスカーのクローンなどでは決してない
格ゲーに参戦しても十分戦えそうなほど格闘が強い。
というか、こいつだけ「素手」が武器一覧から選べる。

「私と一緒に来て」
ジェイクのパートナーの26歳。
ラクーンシティの一件(バイオ2の事件)にて、レオン(とクレア)に救出されて共に生還した生存者の一人。
体内に実の父が生み出し、レオン達を脅かした悪夢の存在“Gの胚”を植え付けられており、その件で長らく合衆国の監視下に軟禁されていた。
合衆国エージェントとなることを条件に軟禁生活から解放され、本作ではエージェントとしての仕事でジェイクの血を求め、イドニア共和国に赴く。
今回、脱ぎます。

「あなたがウェスカーJr?」
本作の裏で全ての鍵を握る存在。
過去にレオンとは数回会っており、その度にレオンを助けては背後で何らかの暗躍をしていた。
今回のバイオテロも彼女が関係している模様。
ウェスカーの部下だった時期もあったが、今回はまた別の組織に身を置いている。
なお、重要なキーワードとして、ネオアンブレラの名前が挙がっている。

  • エージェント
アップデートで追加されたエイダ編及びマーセナリーズで使用できる男性。
その外見は過去作でいうとU.S.S.のように全身武装されていて肌の露出は一切なく、素顔はおろか出自や人物像も一切不明。
エイダ編でCo-opに対応させる為に登場したサポートキャラ…という感じが強い。後から追加されたキャラという事もあり、ストーリー上のムービー等でも一切出番はナシ。
フックショットを持たない事もあってか行動範囲がエイダより限られ、Co-opでのプレイの際に次のフェーズに進むにはエイダの行動に委ねられる。
製作者によると、主人公達よりも前にデザインされたキャラクターであり、一番お気に入りのキャラであるとのこと。


◆合衆国政府関係者◆
  • イングリッド・ハニガン
レオンの情報網。
またの名を『影の功労者』。
アメリカ合衆国FOS所属オペレーターであり高度な情報処理能力とハッキング能力を持つ。
そしてFOS(Field Operations Support)の発足の時、中心人物として活動していたためそれなりに偉い立場であると思われる。
4とディジェネレーションとダムネーションと本作で四回目の登場となり、様々なミッションを共にしたレオンとの信頼関係は厚い模様。

携帯番号を聞くと叱られる。

※FOS=世界中に散らばる合衆国エージェントの統括およびそのサポートを行うオペレーターの連携を強化するため発足した組織

  • アダム・ベンフォード
現在の合衆国大統領。
ラクーンシティの一件から生還したレオンをエージェントに招き入れた元政府高官。
冒頭にて現在も続くバイオテロに歯止めをかけるべく、ラクーンシティの一件を公表しようとトールオークスの講演会場に行ったところ、本作のバイオテロに巻き込まれゾンビ化。
レオンとは個人的な友人関係にあったが、皮肉にも彼に射殺される事となった。
名前を見ればわかる通り、4に登場したアシュリーのパパとは別人。(グラハム大統領自体は後にフルCG連続ドラマ『インフィニット ダークネス』にて登場する。)

  • ディレック・C・シモンズ
合衆国大統領補佐官。46歳。
FOSの指揮権を持ち、シェリーの直属の上司でもある。
アダムとは30年来の盟友と呼ばれているが、アメリカの権威を守るために数々の非道な作戦を実行してきており、ラクーンシティの滅菌作戦にも深く関わっていて、目的のためには手段を選ばない一面を持つ。
レオン達に対してトールオークスで引き起こしたバイオテロの首謀者だと容疑をかける。
その正体は、古来から「世界の安定」を目的として世界の裏側で暗躍してきたとされる組織「ファミリー」の長。詳細についてはそちらのページを参照。

  • カーラ・ラダメス
シモンズが設立した財団に所属する女性研究員。
15歳で大学の博士課程を修了するほどの天才であり、その才能を評価したシモンズに研究員としてスカウトされた。
このような経緯からシモンズに心酔しており、彼の為に研究に没頭していたのだが…


◆生存者◆
  • 職員
レオン編で最初に出会う生存者であり、トールオークスの大学で職員を務める中年男性。
持病なのかC-ウィルスによるものかは不明だが、頻繁に咳き込んでいる。
バイオテロの惨劇の中で娘のリズを探しており、レオン達の協力もあって見つけ出す事は出来たものの、既にリズは重篤でエレベーターでの移動中に事切れてしまう。
悲しみに暮れる間もなく咳が悪化し、映像がブラックアウトしたところで、リズがゾンビ化。実の娘に喰われてしまう悲惨な最期となった。

  • ピーター
トールオークスの男性市民。
恋人と思われるナンシーと警官と共に銃でゾンビと応戦していたところで出会う。
普段から非常に身勝手な性格の持ち主のようで*2、ナンシーを「足手まとい」と罵り、ヘレナからも顰蹙を買っていた。
ガンショップでの籠城戦でも、途中で弾切れを起こしナンシーの銃を強引に奪い一人で逃走。しかしその後ゾンビに追い詰められた挙句、ゾンビから変異したブラッドショットに噛み殺される自業自得な最期となった。
なお、彼と出会う前の道中で彼の母親と思われる人物も登場しており、彼女の台詞や行動からピーターの身勝手さは彼女に原因があるものと示唆される。

  • ナンシー
トールオークスの女性市民。
恋人のピーターには普段から手酷い扱いを受けているようだが、彼の事を一途に愛している。
パニックに陥りながらも、避難所に向かうバスに乗り込むことに成功。
しかし、途中事故に巻き込まれてしまいバスが停止。群がってきたゾンビに攫われてしまい(直接的に殺された描写はないが)死亡したと思われる。

  • 警官
ピーターとナンシーと共にゾンビと応戦していた名もなき警官。
配属初日に市内でバイオハザードに遭うという、かつてのレオンと似た境遇の持ち主。
正義感も強く、ピーターに見捨てられたナンシーや他の生存者を救おうとするなど、正に警官の鏡と呼べる人物。
だが、残念ながら主人公補正がないばかりに、ナンシーと同じ末路を辿る。

  • ガンショップの店主
トールオークスでガンショップを経営する初老の男性。
これまたかつてのレオンと似たような出会いで、自身のショップに立て籠もっていたところ、バイオハザードから逃れてきたレオン達と出会う。
当初はゾンビが群がってきたことを理由に拒んでいたが、レオン達がゾンビを一掃したことで迎え入れる。
その後、友人のバスで避難所である教会まで脱出する事になり、バスには乗りこめたものの、バスに群がるゾンビとの応戦中にゾンビによって引きずりだされてしまい、助からない事を悟ると持っていた手榴弾で自爆するという壮絶な最期となった。

  • 日本人男性
ガンショップの店主と共に立て籠もっていた生存者。
字幕・吹き替え関係なく日本語を喋るのが特徴。その台詞や散り際といい、恐らく今作で最も印象に残るモブである。
店主とは普段から親しい関係のようで、彼の事は「親父」と呼んでいる。
最期はバスから引きずり出された店主を救うため、自身もバスから降りたものの、ゾンビに捕まってしまい店主の手榴弾で彼とゾンビ共々爆死した。

  • デボラ・ハーパー
主人公の一人であるヘレナの妹。20歳。
真面目なヘレナとは違い、自由奔放な性格の持ち主。しかし姉妹仲自体は良かった模様。
その関係をファミリーに目を付けられ、ヘレナを「大統領暗殺計画」に利用する為、トールオクスにある教会の地下研究所まで誘拐されてしまう。
最終的にヘレナと再会は果たしたものの、既にファミリーの手によってC-ウイルスを投与されており…


◆B.S.A.A.◆
前作から引き続き登場する対バイオテロの国際組織。本作の隊員達の詳細については個別ページを参照。

  • フィン・マコーレー
クリス編にて登場するB.S.A.A.北米支部の新人隊員。22歳。
隊長であるクリスを「素晴らしい方だ」と尊敬し慕っており、少々気弱な面があるものの実直な性格で、イドニアでは初の実戦ながらバリケードや高射砲の爆破作戦においても活躍した。
しかしシナリオ終盤、黒幕の罠にかかり…

  • マルコ・ローズ
B.S.A.A.隊員の一人でブラボー隊隊長を務める。
作中ではクリス達と共に、突如出現した蛇型のクリーチャーであるイルジヤを追跡し、多くの犠牲を出しながらもイルジヤの討伐に献上する。
しかしその後まもなく黒幕の手にかかってしまい…
ちなみにレオン編では、彼の父親と思われる男性も登場する。

  • ジェフ キートン リード
B.S.A.A.ブラボー隊の隊員達。
突如出現したイルジヤを退治する為、クリスに率いられて追跡するが…


【武器】


前作までと違い、今作ではカスタム要素が廃止された他、実銃ではなくオリジナルデザインの架空の銃器が多数を占めている。
今作が発売した当時は、各銃器メーカーがゲームに登場する銃に対しライセンス使用料を求めるようになった頃であり、これを回避するためバイオハザードに限らずFPS系のゲームでも、架空の銃や限りなく実銃に似せたデザインに名称の変更した手法で登場させていた。
人によっては残念な話である一方で、新たなモードチェンジが実装されていて、今作では一つの武器で二種類の弾薬を使用出来たり、拳銃の二挺化等の切り替えが可能な銃器等が初登場している。


◆近接武器◆
  • サバイバルナイフ
レオン、エージェントの初期装備。マーセナリーズではジェイクのEXコスも所持している。
体術が強く弾不足に陥りがちな本作において、何かと頼りになる一本。

  • コンバットナイフ
クリスの初期装備。サバイバルナイフと比較してカウンター時に専用モーションになる他、クイックショットにも対応しており、より使い勝手がいい。

  • 素手
まさかの素手。ジェイク専用の装備で、誰もが生まれながらに持つ武器である。
父親譲りの卓越した体術で、クリーチャーを殴り飛ばせる。
通常は3連撃が可能で、クイックショットにより別の派生技を繰り出す事も可能。

  • スタンバトン
シェリーの初期装備。一部のジュアヴォも装備している。
ヒットさせればクリーチャーを怯ませる事ができ、一撃後にボタン押しっぱなしでチャージする事が可能で威力を倍増することができる。


◆ハンドガン◆
  • ハンドガン909
クリス、ジェイク、エージェントの初期装備。モードチェンジは存在せず、クリティカル率はハンドガンの中では最も高い一方で、装填数は少ない。所持しているキャラの多さもあり、ハンドガンの中では最もスタンダードな存在。

  • ピカドール
ヘレナの初期装備。カーラも使用する。
単発の火力はハンドガン中最大だが、連射性能やクリティカル率は最も低い。過去作でいうレッド9やSIG P226に準ずる位置。

  • ウィングシューター
レオンの初期装備。軽量の銃であることから鳥をイメージした名称が付けられ外観もお馴染みのVP70に酷似している。
本作ではモードチェンジによって二挺拳銃の選択が可能で、二挺拳銃時の装弾数はハンドガン中最大。連射もアサルトライフル並みに利きクイックショットでガン=カタを彷彿させるアクションも披露してくれるなど、見栄えは非常にカッコイイ。
ただし単発火力はハンドガン中最低。また二挺拳銃時は精度も低下してしまうので、状況に応じて使い分けれるようにしたい。


◆マシンピストル◆
  • トリプルショット
シェリーの初期装備。
名称通り3点バースト射撃が可能で、モードチェンジで単発での発射も可能。弾の消耗が激しい一方で火力は高い。

  • MP-AF
ピアーズの初期装備。
従来でいうサブマシンガンに近い存在。
モードチェンジにより、フルオートとセミオートの射撃モードの切り替えが可能で反動制御も容易な扱いやすい武器。

  • AB-50
エイダの初期装備。ジュアヴォも使用する。
MP-AFに比べコンパクトで扱いやすそうに見えるが、フルオート射撃でのブレが大きく単発火力がハンドガン以下なため火力不足が目立つ。
またMP-AFと違いモードチェンジ(セミオート)が存在せず、制御はプレイヤーのトリガーの引き加減でしか行えない為、癖の強い武器である。


◆ショットガン◆
  • ショットガン
レオン編の序盤で手に入る装備。
ソードオフのポンプアクション式ショットガンで、連射は利かないが威力と装弾数はショットガン中最大を誇る。ショットガンの中でもオーソドックスな存在。

  • アサルトショットガン
クリス編、エイダ編で手に入る装備。
セミオート式な為、ポンプアクション式に比べ素早い連射が可能であり、弾の拡散が狭く距離による威力の減衰が少ない為、中距離の相手にも対応でき、ほぼポンプアクション式の上位互換といっていい使いやすさ。

  • ハイドラ
ヘレナの初期装備。
前作では隠し武器扱いであり、チート武器とまで評された水平3連バレルのショットガン。
しかし今作では初期装備であり前作での評価の反動か、かなり弱体化されてしまっている。
連射が利き瞬間火力は高いのだが、装填数はたった3発と頻繁にリロードを挟まねばならず、弾の拡散範囲もかなり広いため超至近距離でないと威力を発揮できない。またショットガンではあるが、専用の10ゲージ弾薬を使用する為、同カデゴリーで弾を共有する事もできない。
癖の強い武器であるが、クイックショットは専用のモーションが用意されており、非常にスタイリッシュで必見。


◆マグナム◆
  • エレファントキラー
ジェイク編で入手。
前作までのハンドキャノン(S&W M500)で、マグナム中最大の威力を誇る隠し武器扱いであったが、今作ではなんと序盤(Chapter1)で手に入る。
だからといってハイドラのように極端な弱体化はされておらず、相変わらず反動は大きいが絶大な威力も据え置きである。
一方でこの銃は何故かゾンビ達(警官、BSAAゾンビ)が手にしている事があり、片手でぶっ放してくるのにもかかわらず高い命中精度で当ててくる為、非常に厄介な存在となる。

  • ライトニングホーク
レオン編で入手。今作ではL.ホークという名前からフルネームになった。
エレファントキラーと比べると扱いやすさに重点が置かれたマグナムで、威力は劣るが反動は小さくリロードも早い。


◆アサルトライフル◆
  • アサルトライフルST
クリスの初期装備。BSAAの制式採用装備である他、一部のモブも使用する。STは「Special Tactics」の略。
他のアサルトライフルと比べこれといった特徴はないが、バランスのいい性能を持ち非常に扱いやすい。
初期装備ながら雑魚処理から強敵まであらゆる局面に対応できる優秀な武器。
この銃もエレファントキラー同様ゾンビが手にしている事があり、闇雲に撃ちまくってくる。その割に命中精度がそこそこ高く高難易度だと危険な存在になる。

  • アサルトライフルBC
ジェイク編、エイダ編で入手。BCは「Bear Commander」の略。
威力はアサルトライフル中最低だが、銃身下にグレネードランチャーが装着されておりモードチェンジにより使用可能。
雑魚処理からナパドゥのような堅い敵まであらゆる敵に対応できる。

  • アサルトライフルRN
レオン編で入手。RNは「Russian Nail」の略で、外観はAK系統に似ている。
アサルトライフルの中で最も威力が高いものの、反動が大きく他2種と比べ癖が強い。最大の特徴として銃身に銃剣が装着されており、体術の際にはこれを用いて強力な追撃を行う事が可能。


◆スナイパーライフル◆
  • スナイパーライフル
ジェイク編、エイダ編で入手。
ボルトアクション式で、ヘッドショットすれば必ずクリティカルが発生するが、連射が利かない上に隙が大きく下手な扱いは許されない。ただし撃つ度に一旦スコープから目を離す為、周りの状況を確認しやすいというメリットはある。

  • セミオートスナイパーライフル
レオン編、クリス編で入手。
連発が可能なセミオート式の狙撃銃。ボルトアクション式に比べ威力面で劣るが、連射が効き扱いやすい。
その他ジュアヴォが装備している事があり、レーザーサイトで狙いを付けかなりの命中精度で当ててくるうえ、必ずダウンさせられてしまい敵としても非常に厄介な存在。

  • アンチマテリアルライフル
ピアーズの初期装備。専用の12.7mm弾を使う。
ボルトアクション式のライフルだが、威力は非常に高く敵を3体まで貫通可能。さらにサーマルスコープを装着しており索敵にも使いやすい。
その火力からクイックショットで近距離でも頼りになり、最初から最後まで頼りになる武器。
その性能から対人戦であるサバイバーズでも猛威を振っている*3。


◆その他◆
  • 手榴弾
クリス編、エイダ編で入手。
シンプルな投擲武器で、複数の敵をまとめて吹き飛ばしたりナパドゥの殻を剥がすのにも適している。ただし自分や味方を巻き込まないよう注意が必要。
マーセナリーズではこれを如何に使いこなすかが、ハイスコアの鍵となる*4。

  • 焼夷手榴弾
レオン編、エイダ編で入手。
こちらは投擲後、すぐに爆発して火炎を撒き散らす。手榴弾に比べリスクも小さめ。ゾンビやゾンビ犬はよく燃えるので有用な処理手段となる。

  • 閃光手榴弾
クリス編、ジェイク編で入手。
非殺傷武器だが敵を大きく怯ませられる。プラーガと違いC-ウイルス系のクリーチャーは(メセツなど一部除く)光を弱点としないのであちら程有効な武器ではないが、それでもかなりの間拘束できる為、何かと頼りになる存在。
なお、マーセナリーズではゾンビ対しても使用できるが、ジュアヴォと比べ効き目が薄い。

  • リモコン爆弾
レオン編、ジェイク編で入手。
一旦設置した後にスイッチで遠隔操作して爆破させるタイプ。
手榴弾よりも数段威力が高く、雑魚から強敵の処理まで非常に頼りになる。また、スライディングをする事で素早く設置する事も可能。

  • クロスボウ
エイダの初期装備。
かなりの力で矢を射出しているようで、敵に当てた場合壁や床に文字通り釘付けにしてしまえる。
またモードチェンジにより爆薬を取り付けたパイルボムに切り替える事が可能で、さながらかつてのマインスロアーのような感覚で扱える。

  • グレネードランチャー
クリス編で入手。
今作ではモードチェンジにより3種の弾薬が使用でき、着弾後に爆発する炸裂弾、敵を凍結させる冷凍弾、対B.O.W.向けの硫酸弾を撃ち分けられる。しかし冷凍弾、硫酸弾は入手しづらく基本的には炸裂弾がメイン。
本作ではクリーチャーのみならず、対重装ヘリコプター相手にも必須となる。

  • ロケットランチャー
レオン編で入手できるシリーズ恒例の最強武器。
が、今作ではほぼイベント用の武器でラスボスにトドメをさす際に使用する。
マーセナリーズではクリスEXの初期装備となっていて、一発だけ自由に扱う事が可能。主にイドニア内戦後ステージに出てくる対オグロマンに使用する事になる。
また前作同様、敵(ジュアヴォ)も使用する事があり、数は少ないがスナイパーと違ってレーザーサイトが表示されない関係で初見では位置がわかりにくく、非常に危険な存在。

  • ピアーズキャノン
クリス編でピアーズのみが使用できる武器…もとい右腕。
詳細についてはピアーズ・ニヴァンスを参照。


【ストーリー】


本作は先述した通り、レオン、クリス、ジェイク、そしてエイダの4つのストーリーが存在する。

レオンはアメリカのトールオークスという小さな街で起きたバイオテロの真実を知るべく街の教会へと赴くという話。

クリスは蘭祥という中国の街でバイオテロと対峙しながら、捕らわれた国連高官を救出するという話。

ジェイクは自身の血を巡り、迫り狂う悪夢から逃げ延びるという話。

エイダは全ての謎を解き明かす裏の物語。


見てわかる通り、本作は長編となっており、その容量はなんと前作の2倍と言われている。
そしてムービーを4時間削ったとか削ってないとか。
ムービー中にQTEが発生することはなくなり、今までのように「ボーッとムービーを見てたら死んでた」ということがなくなった。
が、結局随所でQTEが用意されているので入力ミス→ゲームオーバー→コンテニューの繰り返しをする羽目になることも多い。

これには「他のゲームならムービーでやるところをプレイヤーに体験させる」というスタッフの意図があるのだが…


なお、各ストーリーの始まりの場所は違うが、最終的には中国に集まり、全てのストーリー、キャラクターの運命が交わる事になる。
今作ではスキル機能も搭載されており、攻撃力やフィジカルコンバットゲージを増やしたり、スキルによっての立ち回り方が重要になっている。
条件を満たせば無限弾スキルも使えるようになる

残念ながらシリーズ恒例の無限ロケランは廃止。


◆舞台◆
  • アメリカ・トールオークス
人口約7万人の都市。ここで大統領がある演説を行おうとしたことがきっかけとなり、ファミリーの手によってバイオテロが発生。
大統領はゾンビ化という形で暗殺され、レオンの手によって射殺された。
道中レオン達に救助された市民と共に都市から脱出を試みるが、乗っていたバスが自走不可に陥り、多数のゾンビに襲われレオンとヘレナ以外死亡してしまう。
ちなみにその時の生存者に着任したての警官がおりバイオハザード2のレオンのオマージュと思われる(死亡してしまうが…)。
辿り着いた避難所である教会には大勢の生存者が立て籠っていたが、隠し通路を開いた先に現れたレポティッツァによって、生存者にウイルスガスを噴射。生存者が次々ゾンビ化し、レポティッツァを倒した時点で生存者はほぼ全滅する。(頑張れば二名救うことが出来るが、レオン達にはそのまま放置された挙句、後述の減菌作戦の為結局死亡したと思われる。)
ちなみに教会の生存者の中に「おれの息子のマルコはな!BSAAにいるんだよ!すぐにマルコが駆けつけて俺たちをたすけてくれるぜ!」と語っている男性がいるが、息子とはクリス編で登場するBSAA隊員マルコ・ローズの事と思われる。
結果的にプレイヤーはクリス編とレオン編でマルコ親子の哀しい最期を見届けることになる。
レオン達が脱出した直後の翌日には滅菌作戦が実行され、都市は消滅。
市民のほとんどが死亡してしまったらしい。

  • イドニア共和国
東欧に位置する雪が降りしきる小国。政府側と反政府側での内戦が起きており、情勢が安定していない模様。
とある人物によりばら撒かれたC-ウィルス(作中では栄養剤と偽って配っていた)入りの注射器によって、反政府側のゲリラや傭兵のほとんどがジュアヴォと化してバイオテロが発生。
これを鎮圧する為、クリスたちB.S.A.A.が送り込まれることになった。

  • 中国・蘭祥(ランシャン)
中国沿岸部の都市であり、偉葉(ワイイプ)や達芝(ターチィ)などいくつかの地区に分かれている。
偉葉ではイドニアと同様にジュアヴォが放たれ、達芝にはC-ウィルス搭載ミサイルが着弾し凄まじい数の民間人やBSAAの隊員らが瞬時に感染。
ゾンビ化した市民が津波のように押し寄せ、市民の救援にあたったBSAA部隊は瞬く間に全滅するという最悪の事態に発展。
C-ウイルスのゾンビは従来のゾンビを遙かに上回る身体能力で襲い掛かってくるため、逃げ惑う市民が次々食い殺され鼠算式に犠牲が増えていき、都市の人口密度も災いしトールオークスを遙かにしのぐ地獄絵図と化し壊滅的な被害を被る。
かつてイギリスの植民地であったという点や、九龍城塞を彷彿とさせる保沙湾という城塞跡に築かれたスラム街が存在したりしているあたり、
おそらくモデルは香港あたりであると思われる。
使用言語は広東語のようである。
ちなみに、中国で出現するジュアヴォは偉葉近辺のスラム街から新薬の治験と称して集めた貧困層の男性が素体とされているものである。

  • ネオアンブレラ海底基地
蘭祥沖に建設されているネオアンブレラの海底基地。表向きには海底油田に偽装されており、蘭祥のネオアンブレラ研究施設同様、すさまじい金額がかかっている事は容易に想像できるような施設。


【登場クリーチャー】


今作ではジュアヴォとゾンビの2種が主な敵となるが、クリス、ジェイク編でジュアヴォを、レオン編ではゾンビ、エイダ編はその両方を相手する事になる。


◆ゾンビ系◆
ナンバリングタイトルでは久々の登場となったシリーズを代表するクリーチャー。
今作のゾンビは従来のT-ウイルス由来のゾンビではなく、C-ウイルスを含んだガスによる”空気感染”によって変貌する。
ビジュアルこそT-ウイルス感染者と似てはいるが、動きがのろく、知性も感じれなかった従来のゾンビに対し、こちらは動きが素早く、金網をよじ登ったり、さらに武器を使用するといった知能など、これまでにない動きを見せている。
亜種を含めた詳細は個別項目を参照。

  • シュリーカー
  • ウーパー
  • ブラッドショット
  • ゾンビ犬C


◆ジュアヴォ系◆
ガナード/マジニに代わる元人間の新種のB.O.W.。名称はセルビア語で「悪魔」を意味し、外見の特徴として顔に複眼が現れる。
C-ウイルスによって変異するが、空気感染によって変異するゾンビに対しこちらは直接血管に注射で投与されることにより変異する。
ガナード/マジニと同様、人間の知能、運動能力を維持しているが、こちらはより高度な動きが可能であり、更に最大の特徴として異常なまでの再生能力と、再生の過程で別の形態に変異すること。
変異体を含めた詳細は個別項目を参照。

  • イドニア反政府兵
  • 偉葉市民
  • ネオアンブレラ研究所警備員
  • ネオアンブレラ・ジュアヴォ

◆変異後◆
  • ジュアヴォ・ルウカ・スルプ
  • ジュアヴォ・ルウカ・カヴァタネ
  • ジュアヴォ・ルウカ・べデム
  • ジュアヴォ・ノガ・トゥルチャニエ
  • ジュアヴォ・ノガ・レトゥ
  • ジュアヴォ・ノガ・オクロプ
  • ジュアヴォ・ノガ・スカカネ
  • ジュアヴォ・グラヴァ・スメッチ
  • ジュアヴォ・グラヴァ・スルウズ
  • ジュアヴォ・グラヴァ・ドゥイム
  • ジュアヴォ・グラヴァ・ベグウナツ
  • ジュアヴォ・テロ・マグラ
  • ジュアヴォ・テロ・クルルジュスト
  • ジュアヴォ・テロ・エクスプロジヤ
  • ストゥレラツ
  • ナパドゥ
  • メセツ
  • グネズド

  • レポティッツァ
まるで笑っているかのようにも見える顔に全身に女性の乳房に似た肉腫がある非常にグロテスクなクリーチャー。その醜悪な外観に反して名前の意味は「美女」である。
この肉腫はC-ウイルスを含んだガスを噴射する器官でもあり、ガスの拡散性は一体につき半径3マイル四方で、バイオハザードの直接的な原因となる危険な存在。
トールオクスで起きたバイオテロもこのクリーチャーによるもので、ファミリーの手によってレポティッツァに変異するサナギをトールオクス各所に配置され、町を地獄にへと変貌させた。
主にレオン編で相手をすることになる。ちなみに相手すると必ずといっていいほど二次被害が起こり、このクリーチャーの危険性を示している*5。

このクリーチャーの元として、『バイオハザード ~マルハワデザイア~』に登場したプロトタイプに当たる「実験体C16」が登場している。
劇中の1年前、マルハワ学園における実用実験で、頭部を損傷して死亡した女生徒の遺体にC-ウイルスを投与されて誕生した。
ジュアヴォと異なり死体のまま発火した後サナギと化し、外観はレポティッツァと同様の肉腫に覆われているが、顔の左半分は生前の頃のナナンの顔を残している。
人をゾンビ化させるガスも噴出するが、触手による攻撃も行い人体を易々と貫くなど威力も非常に強力。
尚、実験体C16は世界初のジュアヴォだが、後にもう一人試作型Cウイルスを自ら投与した者がおり、そちらは自我を保ったまま変異していた。

  • ウビストヴォ
全身の皮を剥いだような身体に右腕がチェーンソーのように変異したクリーチャー。名前は「殺害」を意味する。
バイオハザード4以降から登場しているチェーンソー枠であり、ジュアヴォよりも遥かに凶暴化し、目につくもの全てに攻撃するほど。
右腕のチェーンソーの破壊力は絶大で、喰らえば即ダイイングは免れないが、ジュアヴォやゾンビにとっても脅威となっている。
細身な身体に反して生命力も驚異的であり、知能がないわけでもないらしく、一度標的を決めるとそれを破壊することに執着する傾向が見られ、闇雲に襲い掛かるだけでなく死角からの奇襲も得意とする。また水中を泳ぎまわる事も可能な模様。
一方、このチェーンソーはウビストヴォにとって心臓部でもあり、最大の武器であると同時に弱点にもなっている。
ジェイク編、エイダ編で相手をする事になり、しつこいくらいにストーキングされることとなる。

不気味な青白くツルツルとした外皮を持った人型クリーチャー。直接的な描写はないが、ファイルによるとこのクリーチャーもサナギから生まれたとのこと。詳細は該当項目を参照。
レオン編、クリス編、ジェイク編、エイダ編の全編で相手をする事となる。


◆ボスクリーチャー◆
レオン編(Chapter4のみ)、ジェイク編に登場するC-ウィルス由来の大型の人型のB.O.W.。名称はセルビア語で「決起」を意味する。
本作における追跡者枠で、圧倒的なパワーは勿論、巨体に見合わぬ機敏な動きと複数の装備を状況に応じて使い分ける等、高度な知能も持ち合わた非常に高い完成度を誇るB.O.W.。
とある人物の指示により、ジェイクを捕獲するため執拗に追跡する。
詳細は該当項目を参照。

  • オグロマン
クリス編、ジェイク編に登場する巨大クリーチャー。名前はセルビア語で「巨体」を意味する。
前作までの巨人枠であったエルヒガンテやンデスとは比較にならない程の巨体を武器にひたすら破壊行為を行う。
一方で知能の低さが問題なのもエルヒガンテと同様で、できる事もひたすら暴れる事くらい。また自分から電線に引っかかって感電するマヌケな一面も。弱点(生命維持器官)が背中にあるのも同じで、怯ませて膝をつかせれば背中に登って大ダメージを与える事もできる。
とはいえ、やはりその巨体は脅威であり単純に攻撃力が非常に高く、踏みつぶされたりぶん投げてくる車に直撃すれば即死は免れない。
ある人物の手によってイドニア反政府軍の手に渡り、BSAAに対抗する為実戦投入された。

  • ブルザク
サメのような外観のクリーチャー。名前は「激流」を意味する。
こいつも元は人間であり、C-ウイルスによる変異の果てに生まれ変わったバケモノである。
一見すると人の面影は全くないのだが、公式のCGモデルではよく見ると前びれや正面からの表情にわずかながら面影が残っている。
レオン編Chapter3のボスという扱いなのだが、水中に潜む敵故にか戦闘のほとんどはQTEで行われる。

  • イルジヤ
大蛇型のクリーチャー。こいつもブルザク同様C-ウイルスによって変異した元人間であり、一見するとわからないが眼球や背骨の形状など体の一部に人だった頃の面影が残っている。
初代バイオのヨーンのように毒は持っていないようだが、攻撃性・凶暴性はヨーン以上。
更に名が「幻影」を意味する通り、外皮を透明化させる事ができ、サーマルスコープすら探知できずオマケに追い詰められると擬態能力を失うかわりに外皮を硬質化させてほとんどの攻撃を受け付けなくなるなど、非常に厄介な能力を持つ。
しかし透明化は完璧ではなく、体内は透明化できず攻撃の際に弱点である口内が露わになる。
クリス編Chapter3にて開始間もなくに登場し、最終的に討伐されたものの、クリスの無茶な追跡もあって多数のBSAA隊員が犠牲となった。

  • 変異デボラ
レオン編に登場した、ヘレナの妹であるデボラがC-ウィルスによって変異したクリーチャー。
他の変異体と異なり、人間であった頃の姿が色濃く残っている全裸なので大変けしからん姿。*6
その他には頭部から生やした複数の腕で攻撃し、この腕に存在するコアが弱点。
既に自我や理性は失っているようだが、ヘレナに対しては攻撃せず突き飛ばして遠ざける行動をとったりする。

  • カーラスポア
強化型C-ウィルスを自身に打ち込んだ事で変異したカーラの姿。無限変異カーラとも。エイダ編で登場する。
全身が不定型な灰色の泥のような姿をしており、舞台となる空母の内外を覆い尽くすほど肥大化している。
性質上、通常火器で倒すのは不可能であり、あるギミックを利用して倒す事となる。

  • 変異シモンズ
とある人物からの刺客(ジュアヴォ)によって、強化型C-ウィルスを打ち込まれてしまい変異したシモンズの姿。レオン編、エイダ編のラスボス。
先述のカーラスポアにも言えるが、強化型C-ウィルスによって変異したクリーチャーは通常のC-ウィルスと違い、サナギ化の過程を経ることなく無限に肉体の変異を繰り返していく。
脅威性は勿論のこと、不死身かと思えるくらいに圧倒的な生命力が特徴で、眉間に弾丸を打ち込まれようが、電車に轢かれてミンチになろうが、ヘリやら重火器やらでハチの巣になろうが、超高層ビルから落下して火炙りになろうが、無数のゾンビに喰われまくろうが死なずヘレナやレオンから「もう充分よ」「しつこいぞ!」とウザがられてしまう程。

シモンズの場合、通常時は人間の姿を維持しており、変異する際はまるで可変式ロボットの如く以下の5形態に変異する。
詳細はファミリーのページを参照。

  • シモンズ ビースト
  • シモンズ ケンタウロス
  • シモンズ ダイナソー
  • シモンズ スコーピオン
  • シモンズ ヒュージフライ

  • HAOS(ハオス)
全身の皮膚が透明で覆われ内部骨格が見えている巨大クリーチャー。
黒幕であるエイダを偽るカーラの真の切り札であり、世界を壊す目的で造られた。
発見当初はまだサナギの状態であり、これまでの一連の事件は全てこのハオスを覚醒させるまでの時間稼ぎに過ぎなかった。なお、これも元人間かどうかは不明。
レポティッツァの上位種に位置付けられ、あちらと同様C-ウィルスを体内で生成、散布する能力を持つが、その規模はレポティッツァの数千倍とされ、さらに地上に解き放たれると同時に無限の分裂を繰り返すようにプログラムされており、シミュレーターでは「ハオスを解放した場合、世界への感染率は短期間で100%」とされ、名前通り世界を「混沌」に陥れる戦略兵器級の脅威を持つ。
クリス編のラスボスとして戦う事となる。
製作者曰く、デザインは元々はグネズドの没案の1つを昇華させたものとのこと。


【評価】

本作はシリーズの中でもかなり賛否(どちらかというと否寄り)が割れた評価を受けた作品となっている。

シナリオについては、クリス編(特にピアーズの活躍)が評価されているものの、ストーリーの根幹は大雑把に言うと「とある二人の痴話喧嘩が原因で世界が大迷惑を被るお話」であり、世界が終わりかねないスケールの大きいテロが起きるのに反してなんとも傍迷惑な話となっている。しかもこの真相に辿り着いたのはエイダのみ。
新キャラクターに関してもピアーズは評価された一方で、ヘレナは見せ場が物足りず、ジェイクは見せ場こそあったものの、せっかくの「ウェスカーの息子」という設定を活かしきれておらず、扱いに格差が感じられる。
またシナリオの道中で様々なモブキャラクター達が登場するのだが、「誰一人として生かす気がない」というくらいには悉く殺され、主人公達はとんでもない疫病神と化している。

ただそれ以上にプレイ面での批判が多く、複雑化した操作、ストレスが溜まりやすい仕様変更や敵、前作から評判の悪かったQTEが改善されるどころか更に酷くなっており、更に過去作に比べ初見殺しな即死イベントが山盛りとなっているのが大問題。特にクリス編に登場するハオスの逃走パートは有名。
またシナリオの随所で車やバイク、果ては武装ヘリから戦闘機まで操縦させられるパートが存在し、シューティングとは別の技術を要求される為、人によってはこれも苦痛に感じられる。

勿論、多数の主人公達による長編ストーリーと豊富なシチュエーション、コンテンツなどシリーズ屈指のボリュームを誇り、クイックショットやスライディングといったアクションの増加、かっこいいモーションなど本作を評価する声も決して少なくはない。
現在はアプデにより問題として挙げていたQTEの無効化オプションも搭載された。

ただ前作から「原点回帰」を謳っていながら、ホラー要素はレオン編の序盤程度で、それ以降は前作以上の殴り合い&銃撃戦となっており、シューティングとかけ離れたアクションなど、実態は「もはや迷走している」と言われるくらいにシリーズらしさが更に失われてしまっている。
プレイヤーに色んな事をやらせたいという想いは伝わってくるのだが、ユーザービリティを考慮せず演出を重視し過ぎて一部からは「操作する映画」と評される事も。

以上のことから本作は『ORC』後の『アンブレラコア』と並びシリーズの暗黒期の1つと評されてしまっている。
公式も今作の評価を受けてか、次作『バイオハザード7 レジデント イービル』は『4』以来のフルモデルチェンジ果たし、真の原点回帰を図っている。


【余談】

オンライン対応サービスで、RESIDENT EVIL.NETが運営中。
本作との連動で、プレイデータを見れたり、ポイントを貯めることでサイト内で使える壁紙や、本編で使えるコスチュームなどの追加コンテンツが購入できる。

12月には最高難易度の出現、エイダ編の協力プレイ、カメラの調整などアップデートが予定されている。
カメラに関しての意見はこれで解消されると思われる。



追記・修正は全ての闇を生き抜いた方にお願いします。

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最終更新:2026年10月28日 15:02

*1 従来のようにハーブを直接使うのではなく、タブレットケースに収納されるようになっている。なお、こうなった理由はディレクター曰く「コスプレイヤーへの配慮」とのこと。

*2 後のシナリオで出会う生存者の一人が彼について言及している。

*3 特に初期の頃は1度ヒットさせると必ずダウンする関係でハメまがいの戦法ができた。現在はハメれないように修正を受けている。

*4 手榴弾を投げた後にフィニッシュブローで敵を処理する事で大量のタイムボーナスを稼げる。クリスとエイダEXは初期装備の1つとして手榴弾を3つも所持している為、特にハイスコアを狙いやすい。

*5 トールオクスの教会での戦いや、中国上空を飛行中の旅客機からレオン達の手によって落とされたのだが、それが原因で中国の一部でバイオハザードが発生する被害が起きてしまっている。

*6 製作陣曰く、当初は本当に裸にしただけのデボラを出す予定だったとのことだったが、さすがにそれはマズいということで没になった。