爆裂マーズ・ギル・ヒドラ

登録日:2015/03/07 Sat 23:44:20
更新日:2023/07/29 Sat 05:34:26
所要時間:約 5 分で読めます








パンドラの力よ永遠なれ!


――爆裂マーズ・ギル・ヒドラ




概要

異形の力にかかれば、生も死もない。

爆裂マーズ・ギル・ヒドラとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。

DMR-01「エピソード1 ファースト・コンタクト」にて収録。レアリティはレア。
DMD-04「ストロング・メタル・デッキ 最強国技」などでも再録された。
プロモーション・カードにもなっている。

あのダーク・ヒドラが火文明のエイリアンとして転生した姿。


スペック

パンドラ・スペースにある力、それこそがパンドラの力。

爆裂マーズ・ギル・ヒドラ R 火文明 (6)
クリーチャー:フレイム・コマンド/エイリアン 6000
スペース・チャージ:闇
SC-クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
W・ブレイカー
スペース・チャージ:闇によって、マナゾーンに闇のカードを置けばクリーチャーを一枚墓地から手札に回収できる。
本家であるダーク・ヒドラの能力をスペース・チャージにアレンジした感じの性能である。

スペース・チャージの都合上、タイムラグがちょっとキツイ。

とは言え、場に上手く保てれば強力な力を発揮する。
そしてちょっとした工夫で、正に墓地のカードを手札のように扱えるのだ。

スペース・チャージと相性の良い《カラフル・ダンス》で大量の墓地回収と手札補充したり。
《ストーム・クロウラー》等で闇のカードを回収し再利用するようにしたり……
とにかく相性の良いカードは意外にも多く、今後もさらに増えていく可能性はある。

パワーも6000であり、攻撃力もW・ブレイカーなのでアタッカーとしても合格点。
種族的にもフレイム・コマンドとエイリアンを兼ね備えており、サポートも受けやすい。
コスト設定も標準的な設定であり、召喚に大きな負担は必要とならないだろう。

デッキの主役にも脇役にもなれるスペックであり、墓地回収カードの中では優秀であると言える。


相性の良いカード

霊神ゴウ R 自然文明 (5)
クリーチャー:ミステリー・トーテム/ゴッド 4000+
カードを自分の墓地から手札に戻した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
G・リンク《雷神リキ》の右横
このクリーチャーは、リンクしている時「W・ブレイカー」を得る。
ゴウ&リキの片方。

ヒドラのSCで墓地回収をした後にゴウの能力でマナに落とされたカードが闇ならば、再びSCが行える。
この動きを利用し、《薫風妖精コートニー》でマナを全色化させれば、墓地の数だけこの動きをループさせられる

なお《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》でも同じ動きが出来たりするが、好きな方を使おう。

カラフル・ダンス UC 自然文明 (4)
呪文
自分の山札の上から5枚を、マナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードを5枚、墓地に置く。
マナゾーンの入れ替えと墓地肥しが行える強力な呪文。

マナから回収したいカードを墓地に落とした後に、SCで一気に回収する動きが行える。
なお回収できる枚数は最大5枚になるが、コートニーを場に出していれば容易に回収できるだろう。

ただしカラフル・ダンス自体が殿堂入りしている呪文であるのが残念なところ。

リバース・チャージャー C 闇文明 (4)
呪文
クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
チャージャー
DM-08のチャージャー呪文の一枚。

ギル・ヒドラのSCを生かせば、この呪文の墓地回収をした後にさらに墓地回収ができる。
実質的に《デビル・メディスン》のチャージャ版という能力になるのだ。


関連カード

凶星王ダーク・ヒドラ SR 闇文明 (6)
クリーチャー:ダークロード 6000
自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つクリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
W・ブレイカー
本家。

種族を参照する強力なサルベージ能力を持つ。
様々なデッキを支え続けていたカードだが、2009年にはプレミアム殿堂になっていた。

しかし、プレミアム殿堂になっていた本家も2016年2月1日に殿堂入りに降格。
さらに2022年7月1日には無制限化。使いやすい回収性能故にギル・ヒドラの肩身が狭くなった。

アッシュランデスなどでは、本家に代わって代役を務めることが多かったギル・ヒドラの出番が減ることが予想される。
ギル・ヒドラは、種族数やコマンド所持であることや文明色などでの差別化していくことになるだろう。
もっとも、使いやすさは置いといて回収性能の性質は結構異なる(墓地回収対象も違う)ので、差別化は難しくないと考えられる。

凶星王ザビ・ヒドラ SR 闇文明 (6)
クリーチャー:ダークロード/エイリアン 6000
自分の他のエイリアンをバトルゾーンに出した時、《凶星王ザビ・ヒドラ》以外のエイリアンを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
W・ブレイカー
こちらもギル・ヒドラと同じ、ダーク・ヒドラのエイリアン化。

ギル・ヒドラが多少アレンジしたのに対してこちらは元の能力をエイリアン専用に調整した感じの能力。
しかし弱体化の結果、自身を回収することが出来ないという欠点が生まれてしまった。
そのため、本家やギル・ヒドラに比べ投入できるデッキが狭まっている印象を受ける。

しかも、最近は上述したように本家が帰還してしまった。
ギル・ヒドラと違ってザビ・ヒドラの方は種族指定の墓地回収なので、さらに肩身が狭くなっていく可能性がある。

一応同じデッキでの共存も能力的に不可能でもないのだが……。


補足

名前から見れば分かるだろうが、ダーク・ヒドラと名前と容姿、効果、スペックが似ている。

このことから、ダーク・ヒドラの力がパンドラ・スペースに取り込まれて誕生したクリーチャーの可能性が高い。
実際にギル・ヒドラのフレーバーテキストでも『パンドラの力』なる記載が確認できる。

また、同じくヒドラがエイリアン化した存在と言えばザビ・ヒドラもいるが、背景ストーリーでの関連性は不明。



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最終更新:2023年07月29日 05:34