須藤健

登録日:2025/11/20 Thu 00:18:39
更新日:2025/11/20 Thu 01:52:57NEW!
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「なにが自己紹介だ。俺らはガキかよ!」



須藤健(すどうけん)とはライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物である。



【プロフィール】

学籍番号:S01T004739
所属クラス:1年Dクラス→2年Dクラス→3年Aクラス(堀北クラス)
性別:男性
誕生日:10月5日
星座:天秤座
部活動:バスケットボール部
自分の好きなところ:運動神経の良さ・喧嘩の強さ
自分の嫌いなところ:恋愛が下手糞
いつもいる場所:体育館
CV:竹内栄治


【パラメータ】

学力: 身体能力:A⁺ 判断力:D⁺
知性: 協調性: 入学時

学力:B⁻(64) 身体能力:A⁺(96) 機転思考力:(48)
社会貢献性:D⁺(36) 総合力:B⁻(65) 3年時(OAA)

※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称


【概要】

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物で、高度育成高等学校の堀北クラスに在籍する男子生徒。

主人公である綾小路清隆とは入学時点では同じクラスであり、物語最初期から彼と絡む事になる。

【人物・性格】

赤髪に恵まれた大柄な体格が特徴。
初期の頃は非常に短気で暴力的な性格で度々他者とトラブルになる事が多かった。

一方で初期の堀北鈴音高円寺六助とは違って他人に全く興味がないわけではなく、実際に池寛治や山内春樹とつるんでいる事が多く、三人合わせて三馬鹿と言われている。

【過去】

母は水商売をしていたが家を出ていってしまい、それからは清掃員の父と二人暮らしという決して裕福とはいえない家庭で育った。

さらに元々はバスケの強豪高校への推薦入学が決まっていたが暴力事件を起こして白紙になったという経緯を持っている。推薦白紙になった奴を高育に推薦する教師っていったい...

【能力】

特筆すべきなのは全学年の生徒の中でもトップクラスの身体能力だろう。

こういうタイプのキャラは大抵はその実力は口ほどでもない見栄っ張り、もしくは言うだけの実力はあるが主人公には及ばないのどちらかのパターンが多いが須藤の場合は事情が全く異なる。中でも一番得意としているバスケではホワイトルームで高度な教育を受けてきた綾小路ですら「経験の差で負ける」と言わしめるほどでその実力は本物で学年末試験ではバスケでクラスの勝利に貢献している。その他の競技でも高い実績を残しており、2年生時の体育祭では学年一位にまでなっている。

喧嘩の腕もそれなりに高めで龍園翔をも上回り、後述の暴力事件の際には龍園クラスの男子達に1対3の状態で喧嘩を売られたのにも関わらず、ほぼ無傷の状態で勝利している*1

一方で物語当初は学力は壊滅的であり、入学直後の小テストではぶっちぎりの最下位で赤点ボーダーラインから1点足らず英語で赤点をとってしまい退学の危機に陥るという有り様*2だったが...

【活躍と成長】

前述したように初期の頃から登場していたキャラだったが当初はクラスでも一番の問題児であり...


  • 自己紹介の際に空気を読まずに項目冒頭の暴言を吐いてクラスの空気を悪くする。

  • 入学早々に堀北や上級生とトラブルになる*3

  • 授業の居眠りや遅刻は当たり前でクラスポイントが下がる原因を作る*4

  • 自分達のために開かれた勉強会を途中で退出。

  • 過去問というチートアイテムがあったのにも関わらず、赤点を取って退学になりかける。

  • 暴力事件で校内裁判沙汰になる*5

  • プールにて山内や池と共謀し、女子更衣室の盗撮を目論む。


等々...たくさんの問題行動を起こしている。

もしも、クラス内投票が実施されたのが1学期だったら、間違いなくコイツが退学になっていただろう。



しかし、体育祭の一件以降は軽井沢恵にフラれた(事になっている)平田洋介をからかいにいった山内を制止したりと精神的に成長した一面が見られるようになり、2年生編後半以降は理性的な部分が増え、暴力に訴えるような事はほぼなくなった。またバスケ部の後輩からも「厳しいけど面倒見が良い先輩」と評されるようになったりと人間性も大きく成長している。

学力に関しても堀北の指導や本人の努力のおかげか、E評価からB⁻評価にまで上昇しており、成績もクラスでは10位付近にまで到達している。本人も当初はバスケの選手になるので勉強は不要という認識だったが徐々に勉強に対する見方が変わったのか、勉強を自身の将来の投資と考えるようになり、進学も視野に入れるようになった。1年生編では円周率の存在を知らなかったり、連立方程式すら解けない程の学力で堀北からも『小学生レベルの学力』と呆れられるレベルの学力から、僅か一年ちょっとでクラスの上位層に手が届きそうな位置まで学力を向上させているのを見ると、作中の多くの人物から『馬鹿』と評されることが多いが実は地頭自体は悪くなかったことが伺える。


このような須藤の急成長は学校側も注目しており、教員らからは学年で最も成長した生徒と高評価されている。

【人間関係】

よくつるんでいる友人同士。
基本的に仲は良好だが山内が平田に迷惑をかけた時は止めに入ったり、池がクラスを移籍した綾小路を軽視する発言をした時は嗜めたりと言う時ははっきり言う。何気に山内はクラス内投票にて須藤を退学から救っている*6

元クラスメートの男子。
体育祭までは互いに絡みが多かったが綾小路グループが結成されてからは二人の絡みはやや減少した。しかし、それでも池や山内と違い綾小路の体育祭での活躍を見ても妬むどころか寧ろ見直していたため、二人に比べれば多い方である。
当初はただの平凡なクラスメートという認識だったが2年生編序盤にて宝泉和臣との一件やパートナー筆記試験の数学のテストで綾小路が満点を取った事で彼の真の実力を確信。3年生編で彼がクラスを移籍したと知った際は動揺していた。

クラスメートの女子。
当初こそは仲が悪く、度々衝突していたが中間テストに暴力事件と二度に渡って助けて貰った事や体育祭で激励された事もあって須藤は堀北に信頼を寄せるようになる。
3年生編では己の力不足を理解しながらもクラスを移籍した綾小路に代わって堀北を補佐できないか模索している。

  • 小野寺かや乃
クラスメートの女子。
当初は特に接点はなかったが2年生時の体育祭のテニスにてペアを組んで戦って勝利して以降、彼女から好意を寄せられるようになり、互いに絡みが増えていった。
ちなみに小野寺は須藤にカッとした時の対処法として「深呼吸して怒りが収まるまでの10秒を数える」というものを教えており、影ながら須藤の成長にも貢献している。

同クラスの男子。
性格が絶望的に合わなく、高円寺も須藤に対しては神経を逆撫でする発言を多々することから互いにいがみ合うことが多く作中でも屈指の犬猿の仲。とはいえ須藤も高円寺の身体能力の高さについては認めざるをえなく、その点ではライバル視している。


「俺は俺なりに追記・修正する。そこに他のヤツがどうであるかなんて関係ない。そんな風に思うことにしたんだ。」


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最終更新:2025年11月20日 01:52

*1 しかもその内の一人は武闘派の石崎大地。

*2 須藤の運動能力は今後のクラスに必要だと認めていた綾小路と、綾小路に同調した堀北が茶柱から須藤の英語の点をプライベートポイントで1点買うことで何とか退学は免れている。ちなみにその英語の点は1点=10万ポイントと茶柱から法外な値段を吹っ掛けられた。

*3 これに関しては当時の堀北や上級生の態度にも問題があったが。

*4 厳密にはこれも須藤だけのせいではないが。

*5 これに関しては冤罪だが日頃の行いのせいで周囲から懐疑の目で見られた。

*6 須藤の批判票は山内に次ぐ2位のため、山内がいなければ須藤が退学になっていた。