草摩紫呉(フルーツバスケット)

登録日:2015/05/31 (日曜日) 15:45:15
更新日:2024/10/05 Sat 01:29:04
所要時間:約 5 分で読めます




フルーツバスケット』の登場人物。
十二支の1人であり、戌。
178cm。68.5kg。AB型。
CV.置鮎龍太郎中村悠一(新アニメ)


最も早くに登場した十二支の1人であり、、由希、夾たちの住む家の家主。
純文学の小説家をしており、仕事も順調らしい。
本名で出してる純文学は籍真(かずま)も新刊を買うほどのファン。
きりたにのあ名義で出している本は、花島咲が買って読んでいる。
ただこっちの本は、はとり曰く
「気色が悪い」
とのこと。

さらに
アイスコーヒーを飲み干したらコップの中からアレが……
なんて胸糞悪くなる本も出している。

小説家っぽいとの理由でいつも着流しを愛用し、規則正しい生活をしなくてもいいから小説家になったとも話している。
スーツ姿は胡散臭さが増し、ホストっぽくなる。
酒は飲んでも飲まれないタイプらしいが
「いつも酔っ払っているようなもんじゃないか」
と突っ込まれていた。
趣味は担当イジメ。


アニメと原作でイメージがかなり違っている。
アニメでは、腹黒い部分や冷酷な部分が意図的にカットされており、中の人の素敵な演技もあり、透たちの保護者的な立場のみが強く出ている。
というのも、アニメ化時点では原作がまだまだ中盤であり、紫呉の思惑が明らかになっていなかったためである。
伏線張りまくって投げっぱなしになるのを避けるためだと思われる。



紫呉の目的をひと言で表すなら、慊人と結ばれること。これのみの為に行動をしている。
幼き頃に抱いた感情を十年以上も抱き続けているあたり、一途で純情なのかもしれないが、紫呉の場合は少々病的。ワザと慊人を傷付けるような言葉を吐いたりする事もあり、幼馴染で数少ない理解者であるはとりすら「時々本気で慊人を嫌っているように見える」と言う程。

幼き頃から慊人と順調に愛を深めて行くが、紅野の呪いが解け、慊人が乱心。
紅野が同情から慊人を抱き、側にいることを誓う。
怒った紫呉は、慊人の"母親"と浮気。
この時、男として育てられた慊人が女として育てられていたらと、妄想できたから慊人の母親を求めたとも本人に告げている。

これに今度は慊人が激怒。紫呉を草摩の家から追い出す。
この頃には、十二支の呪いがやがて解けることと、慊人と結ばれるには呪いが不用であると気づき始めたと思われる。
草摩から出て行くと同時に、潑春の願いもあり、由希を慊人の側から引き離し同居させる。
冗談ではあるが、潑春に自分のことを"先生"と呼ばせることを条件に出す。
十二支の中で最も神(慊人)に近い鼠(由希)を引き離すことで、呪いに歪みを生み出そうとする。
夾と透を同居させたのも同じ理由からであり、3人の為でもなんでもなく、自分の為に利用しただけである。
これがバレたら3人の誰かに殴られる覚悟もしていたが、紫呉の想像以上に周囲が精神的に成長していた事もありその心配はなかった。


出てくる漫画を間違えてるかのようなドロドロの愛憎劇を繰り広げ、作者の高屋先生にすら浮きっぷりを心配される始末。
紫呉を選んだ慊人にさえ
「こんなやつでいいのか?」
と苦言を呈していた。
「うるさいぞ。そこ」


自分の優しさはニセモノだと認識しており、自分の黒さや汚さも認識している。
が、まるで悪びれていない。
紫呉を知る大抵の人間はその事に多かれ少なかれ気づいているが、唯一透だけは本当に優しい人だと信じている(ありさと咲からはこれだけ信じられたらなけなしの良心も疼くだろうと思われている)。

呪いが解けたことに他のメンバーは一様に涙したり、寂しさを感じていたが
「そう…こんな感じ…か」
と、あっけらかん
ただ、どこか寂しさが漂っていた。
明確に涙する描写こそないが、もしかしたら…?



終盤には、めでたく(?)慊人と結ばれる。
小説家も引退し、慊人の補佐に徹している。



そんな腹黒の紫呉だが
夾には人付き合いの修行の仕方を教えたり
進路に悩む透に洗濯物のたとえ話をしたり
由希、潑春、はとりや依鈴にも、厳しくも優しい言葉をかけている。

それが功を奏してなのか、いやいや腹黒の部分も大好きなのか
人気投票では、第8位に選ばれた。



大学時代に、後に透たちの担任となる白木繭子と付き合うも手は出していない。
ちなみに、アニメではまゆちゃん先生ごとカットされている。

気に入った相手をからかう性格であり、まゆちゃん先生は顕著である。
紅野を除く十二支の面々や、透、担当さんもからかわれメンバー。
だが透の場合あまりに本人が純真過ぎるので軽口を本気にして大慌てする様を見せられ
いたたまれなさに即座に謝ったりしている。

唯一、憎悪している紅野に対しては、めちゃめちゃ恐ろしい。
無言のプレッシャーだけで紅野さんが倒れるんじゃないかと心配になるほど。
からかわれている内が華である。


はとり、綾女とはマブダチトリオを結成し、強い信頼関係を昔から継続している。



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最終更新:2024年10月05日 01:29