Ultimate Custom Night(FNaF)

登録日:2019/12/30 Mon 23:03:44
更新日:2025/03/19 Wed 00:06:39
所要時間:約 44 分で読めます




ここでしばらく一緒に座っていよう。

あの悪魔のことは放っておきなさい。

魂を休めて。

他には何も無いのだから。



















君たちは皆ここに呼ばれた。
この雑音、悪臭、欺きと不幸が渦巻く迷宮に。
出口も、お宝もないラビリンスにだ。


ULTIMATE CUSTOM NIGHT





"Ultimate Custom Night"とはScott Cawthon氏によるインディーホラーゲーム。
前作であるFFPSのリリースからあまり間を置かずにティーザーが発表され、
一応の完結を迎えたFNaFシリーズにおけるファンサービス的側面の強い監視ゲームである。
これまでの作品に登場してきたほぼ全てのアニマトロニクス(総計50体以上!)がスマブラよろしく大集合しており、
シリーズお馴染みのカスタムナイトモードを一本のスタンドアロンなゲームに拡張した作品となっている。

ゲームシステム

全体的な流れは過去作までのカスタムナイトと同様に、
「敵のレベルを決定→アイテムを使用してゲーム開始→頑張って6:00まで耐える→おまけ映像」
といった感じ。

まずプレイヤーは50体ものアニマトロニクスたちのAIレベル(数字が大きいほどより活発に行動し、0にするとその回では登場しない)を0~20の間で一体ずつ決めていくこととなる。
事前に用意されているコースがいくつかあるので、まずはそれらの内から易しめのモノを選んで遊んでいくのが得策だろう。本作の難易度は控え目に言っても常軌を逸しており、ALL20クリアを目指そうものなら過去作を遥かに超える苦行となるためである。

もちろん、「無印組のアニマトロニクスだけを相手にして遊びたいなー」とか「妨害系のキャラだけでクリアしよう」といった思い思いの遊び方も可能。
登場させるアニマトロニクスの数やレベルによってクリア後のスコアに影響し、ハイスコアを取るたびに謎のカートゥーンショートムービーが挟まり、
新たな警備員室のデザインをアンロックすることができるようになる。

どのような構成の機械人形たちを相手にするか決めれば早速「GO!」ボタンを押してプレイを開始…といきたい所だが、
その前にどのお助けアイテムを使うのか決定する必要がある。
これらのアイテムは夜のクリアもしくはゲームオーバー時にランダムでゲットすることのできる消費型であり、
使用することでそれぞれ気温、コイン、電力、お邪魔キャラ排除といったささやかなボーナスを受けることができる。使わないという選択肢も勿論ある。

それについても決定したら今度こそ覚悟を決めて地獄の夜に出発しよう。
開始直前なにやら操作方法の説明が入るが、見て分かる通り今作はプレイヤーが使える設備がアホみたいにたくさん増えているため、それに伴って操作も若干複雑になっている。
いつものドアとカメラ、電力管理は相変わらずだが、
正面ダクト監視用モニター(ベントスネア付き)と、それとは別にあるホースダクト用センサー(オーディオルアー付き)が追加されている。
というか開閉可能ドアそのものも今作ではなんと4つもある。当然と言わんばかりに二作目でお馴染みのフレディマスクと懐中電灯も続投し、パペット封印用オルゴールもキッチンに鎮座している。更に今作ではオルゴールの曲を変更することも可能に。
換気の必要もあり、定期的に空調をリセットしないと画面が暗転して不利になってしまう。また五、六作目のように室温管理も重要となり、
室温をコントロールするための設備がいくつか存在。騒音管理のためにノイズメーターも新たに追加された

それだけでなく、上述した多数の厄介な要素を管理することを手助けしてくれる設備もたくさん用意されている。
まずは発電機、電力使用量を1メモリ下げてくれる優秀なヤツだが、騒音を発生させてしまう。
次にヒーター、室温を急激に上昇させ、いくつかのアニマトロニクスたちを撃退する手段として使える。しかし室温上昇に伴ったデメリットもあるため、過信は禁物。
今作では扇風機もオンオフが可能となり、電力使用と騒音を伴って室温を徐々に下げてくれる効果を持つ。パワーACは扇風機の効果をより強くしたもの。
サイレント換気は騒音を発生させずに室温上昇を緩和してくれる。グローバルミュージックボックスと呼ばれる設備も追加され、これは電力を消費することでオルゴール関連のアニマトロニクス全員+αを無力化することを可能にしてくれる。
ちなみに、これらは扇風機を除いて全て同時使用不可能なので注意。

ゲームの目的は言うまでもなく「00:00から6:00AMまで生き残る」こと。カメラやドアを駆使してアニマトロニクスたちの襲撃をやりすごし、死にもの狂いで4分半の夜をしのぎ切るのだ。

プレイ中に手に入る「ファズコイン」という要素が重要となり、一部アニマトロニクスへの撃退手段、もしくは「デスコイン」を購入するために使用することとなる。
デスコインとは、特定の敵アニマトロニクスを、そのゲームの間だけ排除する便利アイテム(クリア後のスコアには影響しない)。
使用できるアニマトロニクスは限られており、そもそもコインを集めることが容易ではないという欠点もあるので注意。


登場アニマトロニクス


●フレディ

元祖茶色のクマ型アニマトロニクス。
左廊下に現れて段階的に警備員室へ近付いてくるため、最も接近した時にドアを閉める必要がある。撃退に成功した際は「ゴンッ」と音がするので合図にしよう。また、温度が高くなると動きが活発になる特徴がある。
Jumpscare後には例のオルゴールが再生される。リリース前はボイスが実装されるはずだったが、何らかの理由でボツになったようだ。
無印と同じくカメラを見ているときにしか攻撃してこないので、カメラを見る直前に毎回左ドアを閉じることで完封可能。


●ボニー

元祖紫色のウサギ型アニマトロニクス。
前作通してスタンダードな動きをすることが特徴のボニーシリーズだったが、今作ではその伝統を大胆に破って登場。フォクシーと一緒に海賊の入江を共有しており、彼がカーテンから顔を覗かせている間にカメラで見てしまうと叫び声と共にカメラを長時間無力化されてしまう。それだけならばただカメラを合わせなければいいだけだが、フォクシーとコンビを組まれるとかなり厄介な存在となる。


●チカ

元祖黄色のヒヨコ型アニマトロニクス。
キッチンでオルゴールの音楽に合わせて遊んでいるようで、警備員室まで聞こえるやかましい音を鳴らし続けている。しかし同じ曲ばかり聞いていると徐々に飽きてしまい、完全に飽きるとキッチンを出てこちらに襲ってくる。
音が鳴り止んだ時は彼女が曲に飽きてきた証拠なので、すぐに曲を変えてあげよう。しかし飽きる前に曲を変えてしまった場合でも襲われるため注意。
なお、グローバルミュージックボックスを使用している間は曲に飽きることがなくなる。
実は15秒おきに曲に飽きるか/完全に飽きたかの判定が行われており、そのタイミングに合わせてグローバルミュージックボックスを使うことで、電力消費を抑えつつ完封可能。


●フォクシー

勝ち目など無いぞ!

元祖赤色のキツネ型盗塁王アニマトロニクス。
相変わらず海賊の入江に引きこもっており、頻繁に監視してやらないと襲撃してくる。
大きく変更されたポイントが二つあり、一つ目はボニーとタッグを組んでいる点。
デスクに置いてある人形に対応したアニマトロニクス(フォクシーかボニーのどちらか)がカーテンから顔を覗かせており、プレイヤーは注意深くフォクシーだけを監視する必要がある。

二つ目は盗塁の方法。一度走り出してしまうと身体を分解してパーツごとに様々な経路から警備員室に侵入するという前代未聞の方法で襲撃してくる。
パーツが揃ったが最後、あっという間にこちらへ襲いかかってきてゲームオーバーとなる。要は一度も走らせてはならないということである。デスコインを使ってボニー共々葬り去るのも手。*1

非常に面倒な存在だが、他にも存在する監視必須アニマトロニクスの中では比較的猶予が長めなので、監視の暇がない最高難易度では大抵夜の最後まで走り切られないことを祈ることになる。


●トイ・フレディ

僕を放っておいたことへの報いさ!

可愛くなって復活したフレディ。
しかし彼は引退してしまったようで、部品室に引きこもってビデオゲームで遊んでいる。…いや冗談ではなく本当にゲームで遊んでいる。
何のゲームかって? もちろんそれは「Five Nights With Mr. Hugs」である。3つの侵入口からMr.Hugsが侵攻してくるため、カメラで姿が映った通路のドアを閉める必要がある。
しかしかなりの下手くそであるらしく、プレイヤーが介護サポートしてあげなければキレてプレイヤーに八つ当たりしてくるため、しっかりと見張っておいてあげよう。

ふざけているとしか思えない設定のキャラクターだが、脅威度はずば抜けて高いのが笑えないところ。
CAM 08に陣取っているトイ・フレディだが、この部屋に登場するアニマトロニクスは実質的に彼のみ*2。すなわちトイ・フレディの対処のためだけにCAM 08を見なければならないという状況が嫌でも発生する。
当然見ている間は他アニマトロニクスの対処が出来ないため、時間的にも電力的にも余裕のない高難易度では、CAM 08を見る回数を最小限にするというのが攻略の鍵となる。特に最高難易度の50/20では「開始直後にドアを閉めて放置」の完全お祈りゲーが定石とされている。


●トイ・ボニー

可愛くなって復活したボニー。
前触れなく右側から警備員室に現れ、ガクガクと揺れながら襲撃へのカウントダウンを進める。対処法はやはりと言うべきかフレディマスクを被ること。
マスクを被りながら彼と目を合わせることで退出が早くなるという習性がある。一秒も無駄に出来ないゲームなので覚えておこう。


●トイ・チカ

何度死んでも飽きないでしょう?

可愛くなって復活したチカ。
警備員室左側からやってくる。原作では接近を確認できたが、今作はトイ・ボニーと同じく前触れなし。ただしトイ・ボニーよりもほんの少しだけ襲撃までの猶予がある。
基本的には相方のボニーと同じ行動パターンだが、より素早く動いてより早く姿を消す。目を合わせると早く退出する仕様も同じ。


●マングル

あなたと遊んでいる方がずっと楽しい!

可愛くなってぶっ壊れたフォクシー。
正面ベントを経路としてやってくるため、モニターを切り替えてベント内を監視する必要がある。
ベントドアが閉まっていたとしても撤退せず、そのまま留まるという性質がある。ベントスネアにかかると撤退するが、ベント内の3つのルートすべてを使うため一筋縄ではいかない。
ただしカメラを見ているときしか侵入してこないため、カメラを見ている間だけベントドアを閉めることで完封できる。ただし途中で開けてしまった場合には即侵入されるので注意。

侵入された場合、原作と同じように天井からぶら下がってノイズを発生させる。騒音ゲージを上昇させて妨害してくる上に、最終的には襲い掛かってくるため、事実上の死刑宣告である。
本作ではボイスがついたが性別不明。ゲームオーバー時のボイスは男性の声と女性の声が入り混じったものとなっている。


●BB
●JJ

HAHAHAHA!

風船がトレードマークの人型ロボット
JJって誰?と思う人もいるかもしれないが、FNaF2にて「机の下から覗く、色違いのBBらしきレアキャラ」として少しだけ登場していたキャラである。本作においても、侵入した場合は机の下に入り込む。

二体ともモニターを下げた時に右ダクトに顔を出し、そのままもう一度モニターを見てしまうと侵入される。侵入してきた場合、BBはライト、JJはドアを一定時間使用不能にしてくる。
対処は簡単で、姿が見えた時にドアを閉めるだけ。しばらく閉めておくとドアにぶつかったような音を鳴らして撤退する。
今作はライトでの対処が必要なアニマトロニクスはどれもこれもカメラを見なければ襲ってこなかったり、他の方法で対処できたりするので、2に比べBBの脅威度は落ちたと言える。一方JJはすべてのドアを封じてくるため、バローラやアフトンなどのドア対処アニマトロニクスが侵入されたタイミングでやってくると死が確定する。忘れずに撃退しよう。

撃退する度にFaz-coinを1枚貰える。AIレベル20だとカメラを開くたびにほぼ毎回侵入を試みてくるため、ヘルピーと並んで序盤は「カメラを何度も開いてわざとおびき寄せる→撃退する」を繰り返してコインを確保するのが高難易度での鉄板である。


●ウィザード・チカ

私が最初だった!
全てを見てきたの!

損傷しておぞましい姿になったチカ。
正面換気口を侵入経路とし、ベント内を辿って襲撃してくる。ドア前まで来ても音を立てないため、接近を確認するにはモニターを見る必要がある。
侵入してきた場合は一定時間だけダクト口に詰まってダクトを封鎖*3し、最終的に脱出して襲いかかってくる。
ドアでもベントスネアでも対処可能。ウィザード・チカは必ず一番右のルートを辿る性質があるので、そこにスネアを置いておけば絶対に襲われなくなる。
余談だが、襲撃後のゲームオーバー画面で流れるボイスの中に上記の台詞がある。五人組の中で最初に殺されて人形に命を押し込められたのが彼女…ということだろうか。


●ウィザード・ボニー

自らの過ちと向き合うがいい。

損傷しておぞましい姿になったボニー。
プレイヤーがモニターを覗いている間、前触れなく警備員室に現れる。侵入された場合は映像が激しく乱れてノイズが鳴るため、急いでマスクを被る必要がある。
モタモタしていると即襲われてしまうため、FNaF2のように「カメラを下ろしてマスクを被る」という一連の動作を素早く行えるかが肝心。
また、稀に「マスクが間に合っているのに襲撃される」というバグが起きることもある。こればかりはどうしようもないので、運が悪かったと思って出直そう。
襲撃後のボイスにて、やたらと「Face(顔)」という単語が出てくる。やはり気にしているのだろうか。


●マリオネット

無力なあなたを見るのは愉快だわ。

封印された操り人形。
いつものようにオルゴールを用いて抑える必要があり、キッチンを持ち場としている。高難易度レベルではあまり彼女にかまっている時間がないため、上手くグローバルミュージックボックスを使っていこう。
ただし20にもなるとグローバルミュージックボックスでも回復し切れない速度で猶予が減っていく。幸いデスコインでの除去は有効。
今作の「対処を誤ると持ち場を離れて襲撃してくる」タイプのアニマトロニクス全てに言えることだが、襲撃しにきた場合はドアを閉めていてもマスクを被っていても無意味である。
完全に溜まった状態からオルゴールが切れるまでの時間は17秒ほどなので、電力節約及びチカへの対処のために、15秒ほどの間隔でグローバルミュージックボックスを使うのが鉄則。
問題は他にも存在する大量のアニマトロニクスの妨害や攻撃に対処しながら切り替えタイミングも把握しておく必要があることで、恐ろしいマルチタスク能力を要求される。


●ゴールデン・フレディ

神出鬼没な金色のクマ型アニマトロニクス。初代にも登場していたが、今作ではFNaF2のアニマトロニクスとして登場。
カメラを下ろした際に時折警備員室に座り込んでいることがあるため、再びモニターを上げるかマスクを被る必要がある。
今作においては何も考えずカメラを見ると高確率で死ぬため、マスクでの対処はほぼ必須。ウィザード・ボニーの対処と合わせて、カメラを下ろしたらすぐにマスクを被ろう。
他に気を取られていると意外と見逃してしまうため注意が必要。AIレベルに関わらず、襲撃までの猶予は非常に短い。
Jumpscareは真っ黒の画面にゴールデン・フレディの頭部だけが表示されるというもの。若干シュール
本作の開発中、一番最初に行動パターンと対処法が発表されたのが彼である。


●スプリングトラップ

人形の身体に囚われた生ける屍。
正面換気口が侵入経路で、ベント内を這い寄ってくる。必ず右のルートを通るが、ベントスネアが無効であり、ドア前に来ても音を立てない。
その代わりにドア前まで来ると正面換気口からこちらを伺う顔が見えるため、お断りですと言わんばかりにぴしゃりと閉め出してやろう。
ベント内アニマトロニクス全員と共通して、カメラを見ているときにしか襲撃して来ない。カメラを見る前に正面ベントドアを閉じるだけでも完封可能。
ボイスは無いが、Jumpscare後に三作目にもあった呻き声や激しいノイズを発する。


●ファントム・マングル

ウィリアムに遣えていた恐怖の幻影その1。
モニターにランダムに出現し、一定時間見てしまうと侵入される。猶予はファントム・BBよりやや長めだが、それでもゆっくり眺めている余裕はない。ベントセンサーやダクトセンサーの画面にも出現するため油断は禁物。
侵入すると警備員室の左下からニュッと顔を出し、ノイズを発生させて騒音ゲージを上昇させる。一定時間で帰っていくまではずっと鳴りっぱなしなため、リアル聴覚の妨害にもなる。
対処手段はすぐにカメラモードを切り替えるか、モニターそのものを閉じること。カメラの部屋を切り替えるだけでは追い払えないので注意。


●ファントム・フレディ

ウィリアムに遣えていた恐怖の幻影その2。
警備員室内で徐々に実体化し、完全に実体化するとJumpscareをしてくる。室温が高いほど実体化するまでの時間が短くなる。
Jumpscareを食らうと一時的に視界がブラックアウトしてしまう。あくまで見えなくなるだけで操作は受け付ける。
さらにJumpscareの際、正面換気口のドア前に待機しているアニマトロニクスを侵入させるという性質を持つ。侵入されれば当然ほぼ確実にゲームオーバーとなるため、これを回避することがファントム・フレディの対処における最重要事項となる。
姿が見えた時に懐中電灯で照らすと徐々に姿が薄れていき、完全に消すと実体化が止まる。
また、Jumpscareを食らった瞬間にベントドアを閉めることで、換気口からの侵入をキャンセルさせることが可能。タイミングはシビアだが懐中電灯で照らし続けるよりも電力消費が少なく済むため、高難易度では重要なテクニックの一つである。


●ファントム・BB

ウィリアムに遣えていた恐怖の幻影その3。
モニターで監視カメラ画面を見ているとランダムに出現し、一定時間見てしまうとおぞましい顔芸を見せながらJumpscareを仕掛けてくる。
Jumpscareを食らってもゲームオーバーにはならないが、一時的に視界がブラックアウトする。
これ自体はそこまで脅威ではないものの、Jumpscare時にカメラを強制的に下ろさせるという性質があり、こちらが非常に危険。本作ではカメラを上げ下げする度にアニマトロニクスが動く危険があるため、特に高難易度では一度でも食らうと致命的になりかねない。
出現した際にカメラ画面を切り替えるか、カメラモニターを下げることで撃退可能。ファントム・マングルとは異なり、カメラの部屋を切り替えるだけでも消すことが出来る。


●ナイトメア・フレディ

私は常に貴様の影に潜んできた。

悪夢に潜む異形の熊。
カメラを覗いている間警備員室に子分のフレドルズが少しずつ現れ、数匹揃って暫くすると襲ってくる。定期的にライトを当てるのが対策。フレドルズたちの不気味な笑い声が聞こえ始めたら襲撃まで秒読みなので急ごう。カメラを見ながらZキーを押しても懐中電灯は照射できるので、そうすれば莫大な電力消費と引き換えに無力化できる。何らかの理由で10秒ほどカメラを見ないといけない場合は有用?
カメラ反応系アニマトロニクスの中では即死ではなく、猶予も10秒程度はあるので比較的優しめ。まずはこれらのアニマトロニクスから慣れていくのがいいだろう。


●ナイトメア・ボニー

悪夢に潜む異形の兎。
特定の時間*4に一度だけ右廊下に現れ、制限時間内にファズコインを使ってプライズコーナーからナイトメア・ボニーのぬいぐるみを買わなければ襲いかかってくる。
AIレベル20では他のぬいぐるみ組と共通で20ファズコインも必要になり、3体全員真面目に対処すると1夜で最低60ファズコイン稼がなければならない。
「カメラをCAM 02に合わせている間だけ襲ってこない」というバグを使って対処するのが一般的。スコットも知っていてあえて放置している不具合なのでそういうことである。


●ナイトメア・フレッドベア

もはや幻を恐れるだけでは済まないぞ。

悪夢に潜む異形の熊。
左ドアからこちらを窺っており、襲撃態勢に入ってからカメラを見てしまうと即座に襲ってくる。
襲撃のタイミングになるとドアから赤い目が覗いているのが見えるため、すかさず閉めること。また襲撃態勢に入ると声を上げるため、左側から笑い声が聞こえたら即座にドアを閉めよう。
ゲームオーバー時のボイスは深く響く声と同時に、か細い子どものような声が囁いているようにも聞こえる。


●ナイトメア

影すら我に恐怖するのだ。

悪夢に潜む異形の闇。
行動パターンはナイトメア・フレッドベアと同じで、こちらは右ドアから襲ってくる。例の笑い声も聞こえるため、合図にするといい。
余談だが、ナイトメア・フレッドベア共々ドアを閉めてから撤退するまでに僅かにラグがある。そのため一刻の猶予もない高難易度ではドアを閉めつつカメラを見ることになるが、この時ドアを閉めると同時にカメラを覗いてしまうとゲームオーバーとなるので注意*5
ボイスのエフェクトが非常に不気味。


●ジャック・オ・チカ

私と一緒に燃えて!

ハロウィンに潜む異形の炎。
室温が90℉以上になると両ドア前に同時に現れ、徐々に実体化していく。タイミングよく両方のドアを閉めて対処する。
ただし温度が100℉を超えるとドアをすり抜けて襲撃するようになるため、定期的に扇風機をつけておこう。
室温だけがトリガーなので、室温を90℉未満に維持しておくだけで完封できる。
なお、実体化が始まってから室温を下げると実体化を止めることが出来るが、襲撃の進行具合は減らない。襲撃態勢を解除したいならばドアを閉めなければならない。


●ナイトメア・マングル

悪夢に潜む異形。
行動パターンと対処法は相方のナイトメア・ボニー、サーカス・ベイビーと全く一緒。出現する順番には気を付けること。
Jumpscare後に激しいノイズを再生してプレイヤーの耳を攻撃してくる。


●ナイトマリオーヌ

死ヲヲ味ワワウトイイ…
ナ何度モ、何度モモ、何度デデモ…

悪夢に潜む異形の操り人形。
警備員室の視界の中でランダムな位置に出現し、マウスカーソルが重なってしまうと実体化が進む。完全に実体化すると襲われる。
画面占有率が高く、実体化が開始するまでどこにいるのか判別できない仕様も相まって非常に事故率が高い。AIレベル20ともなると実体化までに1秒もかからないため、とにかく反射神経が重要となる。
ヘルピーやロックスター・フレディ、フォン・ガイといった警備員室でクリックが必要なアニマトロニクスも多いため、高難易度では一瞬も気を抜いてはいけない。


●ナイトメア・BB

オレに捕まるのは当然さ!

悪夢に潜む異形の風船持ち。
夜通し警備員室に座り込んでおり、カメラを見ている間時折立ち上がるためその時はライトを当てて元に戻してやろう。
その状態を放置してカメラを見ると襲われる上、座り込んでいる時にライトを当てても襲撃されてしまう。
一瞬の操作ミスすら許されないため、かなり厄介。
ちなみにバグか仕様か不明だが、開始してから最初にカメラを開くまでは座っているときにライトを当てても襲われない。


Old Man(オールドマン) Consequences(コンシークエンス)

魚を釣っていよう。

老人の行き着くところ。FNAF Worldから参戦。
ランダムなタイミングで視界の隅に釣りミニゲームを表示させ、失敗するとしばらくの間カメラが使用不能になる。
ボニーと違い、カメラの視界ではなく起動そのものができなくなる。換気もできなくなるため非常に厄介。
焦ると失敗しやすいので平常心で挑むのが肝心。失敗の判定は時間切れのみなので、出現したらCキーを連打するというのも手。
なお、AIレベル1の彼だけを登場する状態にしてミニゲームをクリアするとFNaF Worldでの第四階層EDと同じ場所に飛ぶことができ、話しかけると項目冒頭の恐らくは「殺すべきでなかった者」に対しての言葉が聞ける。さらに、この時に後ろで流れている音を10倍速にしてみると……?


●サーカス・ベイビー

何か良くないことが起こったみたい…

機械の身体に囚われた女の子。
ナイトメア・ボニー、ナイトメア・マングルと同じく、ぬいぐるみを買うかバグを使うかして対処する。他の二体にも言えるがドアを貫通するので注意。
三人組の一人、といった扱いで少し不遇。


●バローラ

認めなさい…私と一緒になりたかった、と

踊り狂うバレリーナ。
左右どちらかの廊下に出現し、音楽を流しながら近づいてくる。FNaFSLと同じく、出現している廊下はカメラが映らなくなってしまう。
近くまで来ると音楽がより大きくなるため、最大まで近付いたタイミングを見計らってドアを閉める必要がある。音楽の聞こえる方向がバローラのいるドアであるため、間違えずに閉めよう。
SLに比べると猶予が非常に短い。音楽を聞き逃さないようにしよう。


●ファンタイム・フォクシー

さあ、最後のお辞儀だ!

盗塁王の血筋を引くキツネ。
CAM 06のショーステージのカーテンに隠れており、看板で指定されたショータイムの時間ちょうどに彼を見ないと即座に襲ってくる。
本作における最凶のアニマトロニクス。指定される時間がランダムでありながら、フォクシーやトイ・フレディと異なり対処に失敗した場合の襲撃は即座に発生するため、見ないで放置して後は運任せ…という攻略は不可能。
対処するためには「時間を確認する」「指定された時間ちょうどにCAM 06を監視しつつ、次の時間を確認」「次の時間に再び監視に向かう」という行動を繰り返さなければならず、コンマ1秒でも見るのが遅れたら即ゲームオーバーというシビアさも兼ね備える。
更にバグか仕様かは不明だが、6 AM…すなわちクリアするその瞬間をショータイムに指定してきた場合、6 AMになった瞬間に襲われるという事態が発生することもある。当然ゲームオーバーとなるため、クリア失敗扱い。最後まで耐え切ったにも関わらずゲームオーバーになればその苦痛は計り知れないだろう。一応、クリアの瞬間にCAM 06を見ていることで回避は可能。

デスコインによる除去が有効なアニマトロニクスであるため、面倒だと思ったら消してしまうのも手。というか50/20では安定性のために真っ先にファンタイム・フォクシーを消しに行くというのが定石となっている。
ゲームオーバー時のボイスは男性で、マイクに向かって叫んでいるように音割れている。しかしChallengesにて、女性アニマトロニクスだけが出現する設定であるはずの「Ladies Night 3」に登場するため、結局は性別不明扱いをされている*6


●エナード

残骸から甦った異形の混合体。
正面換気口を侵入経路とするが、ベントセンサーで確認しようとしても動いた瞬間にうっすらとアイコンが映るだけという特殊な性質を持つ。さらにベントスネアは無効で、比較的短い中央のルートを通って来る。
追跡と妨害は困難だが、ドア前にくるとキュッキュルッキュという金属が軋むような音を鳴らす。この音が聞こえたタイミングでベントドアを閉めてしまえば撃退できるため、聞き逃さないようにしよう。
Jumpscare後のボイスは無いが、代わりにノイズを鳴らす。
エナードに限らずベント内は大物キャラが多く、魔境と化している。


●トラッシュ・アンド・ザ・ギャング

ねえ、伝えたいことがあるんだ!

可愛く彩られたゴミ。落書きのような顔が描かれた金属バケツのBucket Bob、同じく落書きのような顔が描かれた風船のMr.Can-Do、人差し指を立てた手のバネルを棒でひっかけて目をつけたカゴのNo.1 Crateの3体セットで登場。*7
それぞれが独立して動き、警備員の妨害をしてくる。

Bucket Bobはドアップでカメラに映り込み、画面を隠してくる。ナイトメア・BBと同じように、カメラの表示を変えるかモニターを閉じれば居なくなる。
Mr.Can-Doも同じくカメラに映り込むが、カメラの部屋を変えても撤退しない性質を持つ。モニターを閉じるまで居座り続けるため、上手く対処しよう。
No.1 Crateは警備員室に直接出現し、大きな音を鳴らしながら画面を隠してくる*8。妨害する直前には警備員室の隅に小さく現れる他、女性の声で何かを囁く。上述のセリフは囁く声のパターンの一つ。
どれも画面全体を覆い隠す妨害を行ってくるため、焦らずに対処しよう。


●ヘルピー

ファンタイム・フレディに似たマスコット。FFPSでの癒し枠が一転、突然の裏切り
カメラを見ると警備員室に出現し、放置すると大音量でエアホーンを鳴らしながらJumpscareを仕掛けてくる。
このJumpscareではゲームオーバーにはならないものの、強制的にカメラを下ろさせる効果を持ち、こちらを邪魔してくる。更にエアホーンの音は非常にうるさいため聴覚に妨害をしてくる他、騒音ゲージは上昇しないのにミュージック・マンを怒らせるという特殊な仕様となっている。しかもこの効果はかなりシビアで、ミュージック・マンがある程度危険域に入っている時にヘルピーのJumpscareを食らうとほぼ確実に襲撃される。
ただの妨害に留まらず、ゲームオーバーを招きかねないという厄介さと、高レベルでの異常な出現頻度により集中をかき乱してくる面倒なアニマトロニクスである。
ナイトマリオーヌとのコンボは極悪。

警備員室に出現したヘルピーの鼻をクリックすることで追い払うことが出来る。追い払う度にFaz-coinを1枚手に入れられるため、高難易度ではコイン稼ぎのために序盤で何度も撃退される。乱獲
警備員室の配置によってはスクラップ・ベイビーの後ろに配置されるため、出現しているか視認するのが困難になりがち。警備員室をFNaF4のベッドルームスキンにすると重ならない配置となり、おまけに視認性も良くなるため、開放できたら使うことをお勧めする。


●ハッピー・フロッグ

フレディなんか時代遅れよ!
新しい主役は私なんだから!

ちょっとチープなカエルのアニマトロニクス。FFPSでのチーム「Mediocre Melodies(平凡なメロディー)」の一員。
ダクトホースを通って警備員室への侵入を試みてくる。侵入速度はチームで最も遅く、オーディオルアーに100%騙される性質を持つ。しかしダクトホース組の中で唯一ヒーターによる撃退が不可能であるため、油断して彼女のいる方のホースを開けないように。
ゲームオーバー時のセリフはコミカルで可愛いものばかりだが、一つだけ不穏なセリフがある*9


●Mr.ヒッポ

…どうやら、終わりを迎えてしまったようだね。

ちょっとチープなカバのアニマトロニクス。FFPSでのチーム「Mediocre Melodies(平凡なメロディー)」の一員。
ダクトホースを経路とするが、侵入速度は下から2番目、オーディオルアーには100%騙され、ヒーターでも撃退されるため、ぶっちゃけ最弱。凡ミスさえしなければ大丈夫だろう。

しかし彼のJumpscareには、何としてでも回避したい理由がある。それは彼に襲われてゲームオーバーになった場合、信じられないくらい長ったらしい上にめっちゃどうでもいい彼の独白が挟まってしまうのだ。4パターン用意されているが、どれも尺は2分以上、最長のものだとなんと約3分半もの間喋り続ける。当然スキップ不可であり、途中でゲームを落としたとしても独白から再開されるというリセットさん仕様。勘弁してくれ。
一応、独白中は専用のカットシーンがあるなど、彼だけの無駄な特別待遇がなされている。さらに言うと最長の独白は、本作において最も長い音声ファイルとなっている*10無駄すぎる。


●ピッグパッチ

能ある鷹は、爪を隠すものさ…

ちょっとチープなブタのアニマトロニクス。FFPSでのチーム「Mediocre Melodies(平凡なメロディー)」の一員。
他の仲間と同じくダクトホースから侵入する。Mr.ヒッポよりも若干素早いが、オーディオルアーに100%騙され、ヒーターを食らうと撃退される性質は同じ。
コミカルな見た目に反して、ゲームオーバー時の声は非常にダンディ。セリフはことわざを引用しているものが多い。喋った後にバンジョーを弾くのも特徴。


●ネッド・ベア

おっと!これは痕が残るなあ。

ちょっとチープなクマのアニマトロニクス。FFPSでのチーム「Mediocre Melodies(平凡なメロディー)」の一員。
ダクトホースから侵入するが、動きはピッグパッチよりも少し素早い。さらにオーディオルアーに騙される確率は50%になっており、上記3体よりも手強い。幸いにもヒーターは有効なので、危ないと思ったら熱して撃退してしまおう。
Jumpscareもゲームオーバー時のセリフもやけにハイテンション気味。老人のような喋り方をしているが、あるセリフではハッピー・フロッグと同じようにトーンが低く不穏で、女性の囁き声が紛れている。


●オーヴィル・エレファント

私の演技はいかがでしたか?

ちょっとチープなゾウのアニマトロニクス。FFPSでのチーム「Mediocre Melodies(平凡なメロディー)」の一員。
やはりダクトホースから侵入してくるが、メンバーの中で移動速度が最も速い*11。オーディオルアーにも10%しか騙されないため、かなりの勢いで攻め込んでくる。ヒーターでの撃退は出来るので、現在の室温や他アニマトロニクスの状況と相談して上手く使っていこう。


●ロックスター・フレディ

コインを5枚入れてね!

リデザインされて戻ってきたフレディ。
夜通し警備員室に居座っており、カメラを見たりすると時折起動して、上記のセリフを言いながらFaz-coinを5枚要求してくる。
時間内に支払えなかった場合は、勿論Jumpscareでお返しされる。残り時間が僅かになるとセリフのトーンが低くなり、襲撃寸前には断続的に言い続けるようになるため、判別の基準にしよう。高難易度だとあえてギリギリまで放置することで時間を使わせて起動回数を減らし、コインの消耗を抑える…といった立ち回りも重要になってきたりする。

なお高温に晒されると不具合が起きるらしく、一定時間ヒーターを照射されると誤作動を起こして、コインを払っていないのにスリープモードに戻る性質がある。コインが足りない時はちょろまかし手段として使えるが、その分電力を使う上に室温上昇によるリスクも伴うため、ご利用は計画的に。
なおゲーム後のアイテム獲得時などにも登場するが、その時の姿とよく見比べると、夜に出現させた時はお腹の辺りにコイン投入口があることが分かる。


●ロックスター・ボニー

どうして真っ青なんだい?

リデザインされて戻ってきたボニー。
カメラを見ているときに警備員室に現れる。どうやら失くしたギターを探しに警備員室を訪れたらしく、プレイヤーが代わりに探してやる必要がある。当然、時間内に見つけられなかった場合はJumpscareでお仕置きである。
ギターはCAM 01・CAM 02・CAM 06・CAM08のいずれかに出現し、カメラで見てクリックするとロックスター・ボニーがいなくなる。カメラを見ている最中に画面が一瞬ノイズで隠れたら、どこかにギターが配置された合図なので探しに行こう。

対処のためには必然的にしばらくの間カメラを使用することになるため、高難易度では非常に凶悪な存在。
特にナイトメア・ボニー、ナイトメア・マングル、サーカス・ベイビーのぬいぐるみ組をすべて高レベルで導入している場合、彼らが出現した時にCAM 02からカメラを外すことは高確率で死を意味する。運良くCAM 02に置いてあれば助かるが、他の場所にギターが配置されたら…。
なお、デスコインによる除去が有効。ファンタイム・フォクシーには劣るが十分厄介な相手なため、場合によっては使う価値あり。


●ロックスター・チカ

そうさ!もう戻ってくるんじゃないよ!

リデザインされて戻ってきたチカ。
左右の廊下どちらかにランダムに現れ、その後カメラを見ている隙に襲撃してくる。ドアを閉めれば襲撃は防げるが、そのまま撤退せずに居座る性質を持つため、あくまで遅延にしかならない。
撃退するには、警備員室内にある黄色い「床が滑りやすくなっています」の看板をロックスター・チカのいるドアの方に移動させてやる必要がある。ダブルクリックで反対側に移動させられるため、状況に合わせてすぐに切り替えよう。
実はぬいぐるみ組と同じく、カメラを向けられている間は襲撃してこないというバグがある。そのため看板を左ドア側に配置し、カメラはCAM 02に固定しておくことで、ぬいぐるみ組とロックスター・チカを完封できてしまう。


●ロックスター・フォクシー

火遊びをすれば、火傷するものさ!

リデザインされて戻ってきたフォクシー。なんとお助けキャラという側面を持つ。
彼の肩に乗っているオウムが警備員室に迷い込むことがあり、逃げる前にクリックして捕まえるとロックスター・フォクシー本人が出現する。これらはロックスター・フォクシーのAIレベルが0でも発生するという特殊な性質を持つ。
オウムを捕まえた場合、ロックスター・フォクシーはお礼をしてくれる可能性がある。お礼の内容は以下から選べる。
  • 電力を1%追加*12
  • 室温を即座に60℉まで冷却
  • 20秒間騒音ゲージが一切増加しなくなる
  • Faz-coinを10枚手に入れる
ただし、ロックスター・フォクシーの機嫌が悪いと問答無用で襲われる。AIレベルが高いほど襲ってくる確率が高まるが、AIレベル0であっても襲撃の可能性は消えない
オウムを触らない事によるデメリットは特にないので、基本的には無視するのがベター。どうしようも無くなった時の最後の賭けとして使うのが良いか。


●ミュージック・マン

これからずっと一緒に音楽を作っていくんだよ!

恐ろしい見た目の奇怪なアニマトロニクス。
夜通しプレイヤーの背後に潜んでおり、警備員室内がうるさくなってくると苛立ちを見せて、最終的に襲ってくる。
騒音ゲージが2以上で放置するとシンバルを鳴らすようになり、そのまま放置すると徐々にシンバルを鳴らす頻度が上がっていく。ノイズが大きいと更に苛立ちが高まりやすくなり、襲撃寸前にもなると毎秒シンバルを鳴らすようになる。逆に騒音ゲージが1以下だと徐々に苛立ちが治まっていき、ゲージが0だと急速に落ち着いていく。
基本的には騒音ゲージの上昇に伴って時間経過で活性化するが、ヘルピーのJumpscareのみ騒音ゲージは上がらず固定値で活性化する性質がある。うっかり食らうとかなり危険域に近付いてしまうため、しっかり撃退しよう。

発電機・ヒーター・パワーAC・扇風機の起動中と、ドアの開閉時には騒音ゲージが上昇する。特に発電機は有用な代わりに騒音ゲージが2上昇してしまうため、点けたままだとほぼ確実にミュージック・マンのシンバルが聞こえてくるだろう。必要のない時はオフにして、騒音ゲージを出来るだけ低く保とう。
ちなみにJumpscare時の音声はなぜか無印組のモノ。ミスの可能性もあるが、似合ってはいる。


●エル・チップ

FE社系列ではなく、無関係の他社で製造されたビーバー型アニマトロニクス。イラストでのみ登場。
時折プレイヤーの視界全てを覆い尽くすように自らのスパム広告を張り付け、妨害してくる。対策はスキップボタンかEnterキーを押すこと。5秒ほど放置しても消えるが、する意味もないので早めに消そう。10秒ごとに出現の抽選が行われており、高レベルだとほぼ毎回出現するようになる。
ナイトマリオーネが出現していると、視界妨害時のマウスカーソルの移動は死をもたらすため、画面の端っこに避難させてすぐにEnterキーで対処した方がよい。
イラストを見る限り、フレディに対抗意識を持っているのかもしれない。


●ファンタイム・チカ

今日の主役は私なの!

姉妹店で造られた新たなチカ。イラストでのみ登場。
時折カメラのフラッシュと共にプレイヤーの視界に幻覚のようなかたちで現れ、一定時間視界を大きく歪ませる妨害タイプ。対処も対策も出来ないため、気にせず冷静に対応を続けよう。
なお、設定のビジュアルエフェクトの項目からチェックを外すことで、視界を歪ませる効果が無効化される。特に厄介な要素を消すことが出来るため、難易度を下げる意味でも解除しておくのがオススメ。
本作のセクシー要員。


●モルテン・フレディ

HAhAHAhaHaHAhA!!

甦った残骸たちの成れの果て。
正面通気口から侵入してくる。ベント内を移動するアニマトロニクスの中では最も移動速度が速く、ベントスネアが無効。必ず中央のルートを通る性質を持つ。
ドア前まで来ると邪悪な笑い声を上げるため、聞こえたらすかさずベントドアを閉じよう。
ゲームオーバー時にもセリフらしいセリフは存在せず、ただ笑い声を上げるのみ。


●スクラップ・ベイビー

あなたは死なないわ…
いくら望んだとしてもね。

「装う」ことを止めた、さ迷える魂。FFPSの回収モードとほぼ同じ仕様で参戦。
カメラを見ていると一定確率で警備員室に前触れなく座った状態で現れ、それ以降カメラを見ているとふとしたタイミングに攻撃態勢へと移行する。
攻撃態勢に移ったタイミングで彼女の真横に置かれたボタンで電気ショックを与えると、即座に待機状態に戻り、その後消失する。襲撃は一夜に一回だけであり、対処して居なくなった後は出現しなくなる。

攻撃態勢時にはFFPSと同じく、僅かに顔がこちらを向く。俯いていた顔がハッキリ見えるようになったら迷わずショックを与えよう。
なお待機状態の時に電気ショックを与えても何も起きないが、電気ショックは使うたびに電力を1%消費する。当然無駄撃ちは許されないのでしっかり見極めよう。


●スクラップトラップ/ウィリアム・アフトン

俺はいつだって戻ってくる!

朽ち果てた姿の狂人が棲みつく機械人形。
一夜に一度だけ、右ダクトからやってきて襲撃してくる。襲撃の際にはバタバタと騒がしい音を立て、同時に警備員室の照明も点滅するため識別は容易。ただし猶予時間はかなり短めなので注意。JJに侵入されている間に来たら詰み
ゲームオーバー時のセリフは上述の一つのみ。


●レフティ

シー…
ずっと探していたの…もう二度と離さないから…

黒い熊の中に封印された操り人形。
CAM 03の倉庫に一人で眠っている。警備員室が騒がしくなったり室温が高くなったりすると目覚め、そのままにすると徐々に進行して最終的に襲撃してくる。
騒音ゲージをゼロにしたり室温を下げたりすれば進行は停止するが、再び条件を満たすと進行が再開する。襲撃時にはドアを貫通するので対処も出来ない。
進行度を下げる唯一の方法はグローバルミュージックボックスを使うこと。高難易度でマリオネットやチカの対処のために使っているとほぼ確実に対策できる。
デスコインの対象でもあるため、除去することも可能。またCAM 03にカメラを合わせっぱなしにすることで、襲撃直前の状態まで進行していても襲撃してこないバグを利用するという手もある。
アニマトロニクスとしてはオスなのだが、ゲームオーバー時のボイスは囁くような少女の声。どうやら『中身』は女の子だったようだ。


●フォン・ガイ(電話の男)

あー…もしもし?もしもーし?

無惨にも殺された先輩警備員。
ランダムなタイミングで電話をかけて妨害してくる。お馴染みのコール音が流れてからしばらくすると勝手に話し始め、騒音ゲージを上昇させる。
コール音が鳴っている間は画面のどこかに『MUTE CALL』のボタンが現れるため、消えるまでにクリックすることで黙らせることが出来る。
電話の内容はすべてFNaF1~3からの引用。最も長いものだと3分以上喋っているが、1分経過すると確率で途中で終了する。



●ディー・ディー(Dee Dee/DD)

おっと!残念だったね!

BBに似た女の子。FNAFWorldから参戦。
レベル設定不能どころか、リストにすら載っていない隠しキャラクター。プレイ中ランダムに突然現れ、その夜に新たな敵アニマトロニクスを追加する。
追加される敵はAIレベル0にしているうちいずれかのアニマトロニクスで、そのAIレベルもランダム。それだけでなく、リストに載っていない新アニマトロニクスを出現させることすらある。なお、デスコインで除去した後にDDが来ると、除去したアニマトロニクスも追加候補に入ってしまうので注意。
追加された状態でクリアすると、そのアニマトロニクスのレベルに応じた得点が追加される。レベルの無いリスト外アニマトロニクスの場合、全て一律で100ポイントとなる。

追加するキャラクターは一回につき一体であり、アイテムの「DD Repel」を使えば登場させないことが可能…なのだが、ALL20モードでは話がまるまる違ってくる。


●RWQFSFASXC

真っ黒に染まったトイ・ボニーのような何か。DDによる召喚でのみ登場する。
モニターを下げた時に一度だけ警備員室内に現れ、警備員室をしばらくの間真っ黒に染め上げる。比喩ではなく本当に真っ黒になるため、一部アニマトロニクスや机を除いて何も見えなくなる。ドアの開閉状況も視認できないため、電力消費などで確認する必要がある。


●プラッシュトラップ

悪夢に潜む異形のぬいぐるみ。DDによる召喚でのみ登場する。
CAM 06のショーステージに出現し、FNaF4のミニゲームの開始時のようにだらりと椅子に座った姿で佇んでいる。出現の予兆は無く、唐突に現れるため注意が必要。放置して猶予時間を過ぎてしまうと襲撃してくる。猶予時間はランダムだが、最長でも20秒ほど。
カメラで眺めることで撃退できるが、恐るべきはその拘束時間。似た仕様を持つファンタイム・フォクシーは一瞬でも見れば良かったのに対し、こちらは完全に居なくなるまで見続けなければならない。

しばらくCAM 06を見た状態から動けなくなる点が非常に厄介で、やる事の多い高難易度ではかなり致命的。後述の仕様から、50/20ではファンタイム・フォクシーと重なるタイミングを狙って同時に処理することが望ましいとされている。
撃退に成功した場合、まるで糸で引っ張られたかのように画面外に飛んでいく。


●ナイトメア・チカ

悪夢に潜む異形のヒヨコ。DDによる召喚でのみ登場する。
視界の上下に彼女の牙が直接現れ、徐々に閉まっていく。完全に閉じてしまうと当然Jumpscare。演出がカッコいい。
パワーACを使うと牙を押し返すことが可能で、完全に追い返すと撃退できる。


●ボネット

ピンクに染まったボニーパペット。DDによる召喚でのみ登場する。
FNaFSLのカスタムナイトと同じ仕様であり、警備員室に出現すると画面を右から左に横切るように移動する。出現した際には笑い声が聞こえるが、移動は結構素早いので注意。
撃退方法も同じで、左端に到達するまでにボネットの鼻をクリックするだけでよい。


●ミニリーナ

不気味な外見の小さなバレリーナ。DDによる召喚でのみ登場する。
カメラを下ろした時に画面に貼りついて、視界を大幅に制限してくる。予兆などもなく、対処方法もない。
FNaFSLと同じような仕様だが、こちらは最初から4体で登場する代わりに一定時間で消滅する。消滅するとその夜では二度と出てこなくなる。


●ロルビット

PLEASE STAND BY.

ファンタイム・フォクシーによく似た何か。DDによる召喚でのみ登場する。
前触れ無く画面中央に現れ、視界を遮りつつビープ音を鳴らして聴覚の妨害も行う。この音はどうやらアニマトロニクスにとっても非常にやかましいようで、鳴っている間は騒音ゲージが3上昇する。一定時間で勝手に消滅するが、放置すると確実にミュージック・マンが怒りだすので、なるべく早く対処しよう。

FNaFSLでもあったように、キーボードで「LOL」と入力すれば消える。逆に言えばそれ以外で能動的に消す方法はない。
キーボードの無いスマホ版では画面上のロルビットを数回タップ、Switch版では-ボタンを押すことでそれぞれ対処できる。
どれの操作も通常では行わないことであるため、慌ててペースを崩されないようにしよう。


●XOR

全体的にモノクロのホラーチックな見た目になり、バグったような挙動をするDD。
50/20モードに設定しているとDDに代わって確定で出現する他、それ以外でも極低確率で出現することがある。
「DD Repel」すら貫通して出現する性質*13を持ち、DDよりもかなり早いタイミングで現れる傾向にある。

出現した後、上記のリスト外アニマトロニクスを全て投下してくる。投下順は固定で、RWQFSFASXC→プラッシュトラップ→ナイトメア・チカ→ボネット→ミニリーナ→ロルビットの順で出現する。不運の押し売り。
この仕様上、最高難易度の50/20モードは実質的に56/20となり、最高スコアも10600となる。
出現時にノイズのような音を流すが、これはDDのセリフの一つに逆再生やピッチ変更などの加工を多重にかけたものとなっている。



フレッドベア

君に合うスーツを見つけてやろう。

原初のアニマトロニクスである金色の熊。隠しキャラ。
見た目はほぼゴールデン・フレディと同じだが、帽子とボウタイが紫色に変わり、白く小さい眼光が見てとれる。
通常のプレイでは全く出現しないが、AIレベル1のゴールデン・フレディだけが出現する設定にしてプレイを開始すると、ゴールデン・フレディにデスコインが使用可能になり、実際にデスコインを使うとフレッドベアにJumpscareされるという仕様になっている。
本作で唯一、Jumpscareが使い回しでなく完全新規のアニマトロニクス。
妙なことにNightmare Fredbearとはあまり似ておらず、どちらかと言うとGolden Freddyに似ている。


舞台

本作の舞台。
構造だけを見れば無印のピザ屋のように見えるが、実際は全く別の場所であり、そもそもピザ屋なのかどうかも不明。
決して広いわけではないにもかかわらず50体以上ものアニマトロニクスたちがひしめき合い、見た目が違うだけで同一の存在であるはずの人形が同時に存在していたりと、どこか異様な雰囲気がただよう。
警備員室はやけに広い上に設備が充実しており、今までのFNaFシリーズゆかりのギミックや小物が満載され、出入口もやたら多く、まるで「警備員とアニマトロニクスが攻防をするためだけに作られた場所」であるようにも見える。
+
その実態は「ウィリアム・アフトンが殺すべきでなかった者」の亡霊によって創られた煉獄であると考えられている。
ウィリアムによる犠牲者の魂は前作にて全て成仏したはずだが、その内一人だけは現世に残って彼への復讐を求めたらしく、
「警備員」役であるウィリアムを何度も殺し続けて苦しめ、地獄にも天国にも行かせないことが目的だとか。
現実世界に存在しているわけではないため、物理的、論理的に不可能な事象も当然のように起こる。
今までウィリアムが作ってきた罪の証(=アニマトロニクスたち)はおろかかつての自分自身までもが襲いかかってくるのも、ある種の断罪のような意味を持っているのかもしれない。


主人公

ピザ屋のような場所でアニマトロニクスからの襲撃を耐え続ける警備員(?)。
アニマトロニクスたちから恨まれているようであり、彼らの背後には「殺すべきでなかった者」という存在が見え隠れすることから、何かしらの秘密があるようだ。
+
その正体は全ての元凶たる紫の男ウィリアム・アフトンである可能性が非常に高い。
前作にて機械の身体もろとも燃やし尽くされ、その魂は地獄に送られたものと思われていた。
しかし実際は「殺すべきでなかった者」によって囚われ、永遠の苦しみに耐え続ける罰を受けることとなる。
今までに為してきた凶行の数々を考えれば当然の報いと言えるだろうが、
これが正解なら本作のプレイヤーはその業苦を追体験しているということになる。


「あなたが殺すべきでなかった者」

アニマトロニクスたちから度々言及される謎の存在。
詳細は一切不明だが、本作における出来事全ての黒幕であるようで、主人公を深く恨んでいることが予想される。
+
その正体は主人公ウィリアムによる犠牲者の亡霊の誰か。
具体的に誰なのかは特定しづらいが、状況を考慮するとゴールデン・フレディの内に宿る「キャシディ」、
もしくは短編小説シリーズFazbear Frightsに登場する「アンドリュー」である可能性が高い。
成仏することのできる機会があったにもかかわらず、それを蹴ってウィリアムへの断罪を続けることを選ぶほど彼への恨みが強かったらしい。
Old Man Con.から項目冒頭のように「復讐は地獄の悪魔に任せて安らかに眠りなさい」と忠告されていたようだが、それすら無視するほど。

ちなみに、Old Man Con.のいる場所は背景で終始ノイズの様な重低音が響いているが、
これを10倍速で聞いてみると息子(マイケル)旧友(ヘンリー)に向かって助けを懇願する男の絶叫だとわかる。
煉獄の苦しみは悪魔に大層効いているようだ。









遂に終わりを迎えた苦しみの連鎖…
安らぎを得た小さな魂たち…
復讐に身を投じる者…
無限の苦しみに罰せられる罪人


















しかし…













それでも罪人は甦る…
























電子の世界で…







追記・修正は無数のアニマトロニクスによる襲撃を捌く片手間でお願いします。
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最終更新:2025年03月19日 00:06

*1 セットの存在のためか、デスコイン1枚で2体とも除去される。

*2 ファントム・マングル、ファントム・BB、トラッシュ・アンド・ザ・ギャングのBucket BobとMr.Can-Doの4体は、カメラ画面に直接出現するため例外。

*3 マングルのみ通過できる

*4 1 AM、3 AM、5 AMのいずれか

*5 正確には「ドアが閉まるアニメーションが終了する前にカメラを覗く」と、ドアを閉めていない判定となるバグが発生する。完全に閉まり切ってからカメラを見れば問題ない。

*6 同じく性別不明のマングルも「Ladies Night 1」から登場している

*7 トラッシュ・アンド・ザ・ギャングはFFPSに登場するアニマトロニクスグループの名称で、トイ・フレディのしているゲームに登場するMr.Hugsもその一員。また本作には登場しないが、メンバーにはPan Stanというフライパンのキャラクターもいる。

*8 稀にBucket Bobも一緒に現れる

*9 このセリフのみ声のトーンが低く、またハッピー・フロッグのものではない女性の声が入っている。

*10 3分27秒。2位はフォン・ガイの電話の一つで3分23秒。

*11 厳密には最速なのは『移動速度』だけであり、移動頻度はピッグパッチと同等。移動頻度も含めた最速はネッド・ベアに譲るが、こちらはオーディオルアーにかかり辛いため、体感的にオーヴィル・エレファントの方が速く感じる…といったところか。

*12 電力が100%の時でも101%になる

*13 通常プレイの確率で出現した場合も貫通する