登録日:2025/08/15 Fri 23:15:00
更新日:2025/08/15 Fri 23:15:58NEW!
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<局長!基盤で一大事/マズいが 起きている>
<あなたの 注意/勇気が必要となる>
<オールデスト・ハウスが危ない>
<我々が 扉/メンテナンスの 木を 開いた>
<急いでほしい/大至急!>
▼概要▲
『Control』のエピローグに相当する、追加DLC第一弾。
本編では入り口にしか立ち寄れなかった異次元空間「基盤セクター」を舞台に、主人公ジェシーを操作して様々なミッションをこなしていくのがゲームの目的となる。
異次元空間「基盤」が舞台となる。
FBCの本部「オールデスト・ハウス」の地下に存在するこの次元は、赤い砂と白い鍾乳石、そして緑色の結晶で構成されている。
オールデスト・ハウスの起源に関わる次元であり、余剰次元「アストラル・プレーン」との導管の役割を担うオブジェクト「ネイル」がある。
本作ではネイルが破損し、アストラル・プレーンと基盤セクターが地続きになってしまっている。
また、過去のFBC研究部門が残した設備や資料が大量に登場する。
「アストラル・プレーンチャレンジ」により、ジェシーは新たな能力を獲得できる。
一つは、硬い結晶をサービスウェポンで破壊できる能力。
もう一つは、念力で結晶を急成長させる能力。
前者は障害になる結晶を破壊でき、後者は結晶を伸ばして足場にできる。
基本的には謎解き用の能力だが、一部のエリアでは戦闘でも使える。
▼ストーリー▲
2019年10月29日、FBCの新たな局長ジェシー・フェイデンは
ヒス禍の元凶となったパワーオブジェクト「
スライドプロジェクター(OOP15-UE)」を停止させ、ヒスと共生しアストラル・プレーンを侵略しようとしていた弟ディランの浄化と救出に成功した。
だが、問題はまだ山積みであった。
ヒスも、モールドも、根絶できたわけではない。
ディランは目を覚まさず、オペレーションリーダーのヘレン・マーシャルと研究部門リーダーの
キャスパー・ダーリング博士は未だに行方不明である。
そして、オールデスト・ハウスの家主とでも言うべき超常的存在「ボード」から局長に緊急指令が下る。
ネイルが破損し、オールデスト・ハウスにアストラル・プレーンが流入しようとしていたのだ。
ジェシーはネイルを修復すべく、基盤セクターへと急行した…。
▼登場キャラクター▲
演者:コートニー・ホープ
本編に引き続き主人公にして新しいFBC局長。
本作では本編で「局長としての自分」を受け入れた後なので、超常現象に臆せず毅然とした態度と責任感を持ってネイル修復のために行動する。
それでもユーモアと子供のような好奇心は忘れない。
演者:アントニア・ベルナス
ジェシーにより新たな研究部門リーダーに任命された研究員。
ジェシーを追って基盤セクターにやって来て調査する。
残されていた過去の研究設備や資料に大興奮し、専門分野で思わず早口になるオタク気質は相変わらず。
旧研究部門リーダーのセオドール・アッシュ・ジュニア博士の資料を欲しがっており、サイドクエストでジェシーが探すことになる。
新キャラ。
エミリーの助手の研究員。
ダーリング博士から評価されていたらしい。
演者:ブリッグ・ベネット
声:ジェイド・アヌーカ
オペレーション部門リーダー。
本編では行方不明だったが本作ではパワーオブジェクト「ホットライン(OOP3-UE)」を介して語りかけてくる。
ホットラインで通話できるのは余剰次元生命体だけであるため、死亡してしまったことが早々に示唆されるが…。
声:ジョナサン・ヒルデン
旧研究部門リーダー。
1978年、ニューヨーク州ニューヨークシティの地下トンネルで起きた
変貌世界事象を調査中、当時の代理局長
ブロデリック・ノースモーアと共にオールデスト・ハウスとパワーオブジェクト「サービスウェポン(OOP1-KE)」を発見した。
その後、オールデスト・ハウスの地下で「基盤」を発見し、そこを調査する内に
好奇心と研究意欲に取り憑かれてしまった。
彼の現在は不明だが、彼が残したボイスログや資料は膨大に登場するため、事実上のメインキャラとなっている。
なお、彼の父アッシュ・シニアはノースモーアの前の局長で、超常現象に関する「アッシュ法」という法律を制定した。
演者:ショーン・デュリー
本編ではラスボスだった、ジェシーの弟。
収容装置に閉じ込められたままずっと昏睡状態だが、ヒスが浄化された影響でしばらく放置していると髭と髪が生える。
全てのコスチュームを入手し、本作を全クリしてから会いにいくと、収容装置に触れるアイコンが表示される。
収容装置に触れると、霧に包まれてどこか分からない場所に立ったディランの映像が再生され、ディランの顔がアップになると同時に『Alan Wake Ⅱ』に登場するワシントン州ウォータリーの景色がフラッシュバックするという隠しムービーが追加されている。
FBCが運営するラジオ番組『アメリカ・オーバーナイト』のDJ。
超自然犯罪組織「ブレズド」から送られたフォンデュセットなる機械により番組放送中に恋人が暗殺され、灰になったことが明かされる。
収容セクターのオフィスで働いていた収容処理設計士。
オールデスト・ハウスは不定期にハウスシフトと呼ばれる変動を起こすのだが、ギブスは史上最大規模のハウスシフトに巻き込まれ、基盤セクターに収容セクターの大部分諸共閉じ込められてしまった。
辺りを徘徊するアストラルスパイクから逃げ回り、アッシュ・ジュニア博士が残した研究設備を利用してなんとか生き延びるも同僚は全滅してしまった。
そして地下にあるアッシュ・ジュニア博士の研究所に立て籠もっていたところ、泣きっ面に蜂の如くヒス禍が起き、ヒスにより腐敗してしまった。
ポッドキャスト「ブライアンの映画の書斎」で『デリバリー・ディザスター』という映画をレビューしていた一般人。
レビューの音声記録が登場する。
後に『AWE』にてFBCの取り調べを受け、ボイスログが登場する。
ジェシーに宿る超自然的な電波型生命体。螺旋状の青白い光。
後述のヒスを浄化でき、ヘドロン共鳴体増幅器を装備したFBC職員達を自らの共鳴体で保護する。
引き続きジェシーを目的地へ導いてくれる。
ネイル修復も可能。
本編に引き続きメインの脅威となる侵略的な共鳴体。
スライドプロジェクターは停止したものの、以後6年にも渡りFBCを苦しめることになる。
新たな敵。
瞬間移動能力を備え、ツルハシで近接攻撃を仕掛けてくるヒス生物。
本編ではそれほどの脅威ではなかったヒススナイパーだが、本作では瞬間移動能力と高い耐久性を併せ持つ難敵と化している。
狙撃手が瞬間移動で逃げ回るのは反則だろ…
引き続き登場するカビ人間。
出番は僅か。
演者:マルティ・スオサロ
オールデスト・ハウスの管理人。
本編でワシントン州ウォータリーへ休暇に出てしまったため、本作では本人は登場しない。
だが、後述の変貌アイテム「VHSカセットテープ(AI12-PE)」に収録された映像として登場する。
また、アッシュ・ジュニアとの出会いも判明する。
オールデスト・ハウスと基盤について、発見当初から詳しい知識を有しており、アッシュ・ジュニアによって「A-001」という管理IDを与えられた。
FBCによって最初に発見された超常現象生命体でもある。
余剰次元「アストラル・プレーン」の生物。
詳細は個別項目を参照。
厳密にはパワーオブジェクトだが、生きている銃なので便宜上ここで紹介する。
本作では詳細な発見経緯が明かされる。
オールデスト・ハウスを発見したばかりの頃、ノースモーアにより突然出現した台座と共に発見され、それを手に取ったノースモーアは過去の局長を貶し、自分こそがボードに認められた局長なのだと主張した。
以降、FBCではサービスウェポンと結合した人物を無条件で局長として扱うことが義務付けられ、サービスウェポンが発見された部屋は局長のオフィスとなった。
現在の時系列では、ボードもしくはフォーマーにより強化され、結晶を破壊できる機能が追加された。
お馴染みの逆さピラミッド。
オールデスト・ハウスの家主にして局長の上司である集合意識体。
本作ではジェシーにネイル修復を頼み、新たな能力を恩着せがましく与えてくれる。
が、2つあるうちのどちらか一つだけと妙にセコい。
また、何かを隠しているような不穏な素振りを見せるが…。
薄暗いアストラル・プレーンに閉じ込められている、ボードからの追放者。
巨大な一ツ目の蛇の姿は相変わらずだが、本作ではボードがくれなかった方の能力を与えてくれる味方。 その真意とは…。
ちなみに、敵対するとボス戦になるがメリットは無い。
本編でお馴染みのメタ構造の生命体。
無敵・波長で攻撃する特性も同じ。
近くにネイルがあるせいか数が多い。
お馴染み粘土細工みたいな人型生物。
本作ではアストラル・プレーンが流入してるため、基盤セクターに出張してくる。
なお、ボイスログによるとアッシュ・ジュニアにより「イド」と名づけられていた。
新たな敵。
空中浮遊能力と念動力を持ち、空中から体当たりや物体を射出して攻撃してくる。
お馴染みの無敵のアストラル・コピー。
本作では刺々の結晶で串刺しにされたり、足場の結晶を破壊されて落下死したりと無敵感はあまりないが、武器や結晶以外の能力では倒せない。
▼変貌アイテム▲
アーティがフィンランドのタンゴを口ずさみながら床をモップ掛けしている様子がおさめられたVHSカセットテープ。
ブラウン管テレビと一体になっているVHSカセットプレーヤーに入っており取り出せない。
映像を見たあらゆる生物の動きを止める。
他の多くの変貌アイテムやパワーオブジェクトがヒスに汚染されたなか、アーティの力の影響か無傷であった。
しかし「裂け目」と呼ばれる洞窟に落ちてしまったため、ジェシーが収容を試みることになる。
洞窟内には異常に硬いアストラル・コピーとアストラル・ミミックが沢山いるので、映像を見せて動きを止めながら先へ進み洞窟の出口を目指さなければならない。
前述の超自然犯罪組織『ブレズド』によって製作された映画用カメラ。
このアイテムの付近にいると、全てがアクション映画のように過剰に表現されたように感じる。
前述のハウスシフトにより収容セクターの運搬設備ごと基盤セクターに転移しており、ヒスに汚染されていた。
▼ボス▲
ヒスにより腐敗し、「ヒス変形」と化したギブス。
不可視になる能力や衝撃波での攻撃に加え、新たな攻撃方として、ビームを放ってくる。
アッシュ・ジュニアの研究所で対峙する。
前述の変貌アイテム「映画用カメラ」によって生み出されたヒス生物。
特殊ヒスの姿で、能力も変わらないがボスであるため体力が高く即死攻撃を無効化する。
しかし完全なタイマンなため弱い。
マーシャルはアストラル・プレーンの流入を、ネイルを爆破して解決しようとしていた。
そのため、ボードはアストラルスパイクを召喚してマーシャルを襲わせ、ヘドロン共鳴体増幅器が破損したことでマーシャルはヒスにより汚染されてしまったのだ。
ボードはこのことをジェシーに隠していたが、余剰次元生命体となったマーシャルの魂は真実をホットラインで語った。
ジェシーがネイルを修復した直後、ヒスにより腐敗したマーシャルはネイルを再び汚染しようとし、ジェシーと対峙する。
▼結末▲
ジェシーはネイルの修復に成功し、ボードから感謝された。
しかしジェシーはマーシャルの身に起きたことを知っているため、完全に信用はしないと心に決めていた。
一方、フォーマーはネイル修復のどさくさに紛れてアストラル・プレーンからの脱出に成功し、何処へと消えていった。
まだまだオールデスト・ハウスには問題が山積みである。
ジェシーは局長として、戦い続ける決意を固めるのだった。
追記修正はネイルを修復してからお願いします。
最終更新:2025年08月15日 23:15