アットウィキロゴ

ビッグQ

登録日:2020/07/01 Wed 13:14:52
更新日:2026/06/01 Mon 14:49:46
所要時間:約 3 分で読めます





恐怖の一夜が明けた!今、東京は突然姿を現したロボットによって、完全に支配されています

東京は、チェコ・スロバキアと同じ運命にさらされたのです!


ビッグQとは、『戦え!マイティジャック』の第22話「東京タワーに白旗あげろ」で登場したロボット

【概要】

出典:戦え!マイティジャック/円谷プロ/第22話「東京タワーに白旗あげろ」/1968年11月30日放送


身長:55m
体重:7万8000t
出身地:Qの秘密基地


マイティジャックとの戦いで命を落とした夫や恋人の復讐を企む「秘密結社Q」の女性メンバーが、秘密裏に造り上げた巨大ロボット。名前の「Q」は「クイーン」と読む。
マイティジャックに察知されないように、パーツごとに赤羽、青山、池袋、羽田、上野と各地に分散して組み立てていた。
搭乗口は右足に乗降用のタラップがあって、そこから搭乗する。
操縦するのは4人の女性メンバーで、モニターで外を見ながらダイヤルとボタン操作で操縦する。
外部へのマイク機能や、侵入者を知らせる警報装置も完備している。

姿形はレトロなロボットのおもちゃのようで、光線やミサイルのような武器は搭載されておらず、頭の巨大サーチライトで周囲を照らしながら、ペンチのような両手を振り回して破壊活動を行う。
動きも決して素早いとは言えず、鈍重だが防御力は非常に優れており、自衛隊の戦車部隊の一斉攻撃を受けてもびくともしなかった。

【劇中の活躍】

レストランで、ボーイと何やらやり取りをする女性を見ていた泥棒・黒井(演:世志凡太)はボーイに大金を渡してその情報を買い上げ、手下に重要そうな荷物を盗ませる。
ところが中に入っていたのは正体不明の機械の部品だったので落胆し、泣きたい気持ちになる黒井は防衛庁やマイティジャックに近づくが、やっぱり相手にされなかった。

がっかりしながら隠れ家に帰ると、何と手下たちが何者かの襲撃を受けて殺されていた。
マンションのエレベーターの中で居合わせた女性にハンカチを渡されて慰められた黒井は、行動を開始し、再びマイティジャックの元へ向かう。

ところがマンションの一室では、怪しい女性たちが報告をしており、報告を受けている女性ボスは、先ほどのエレベーターの中にいた女性だった。
実は、彼女らはマイティジャックとの戦いで命を落とした「秘密結社Q」のメンバーの妻や恋人たちであり、マイティジャックへの復讐を目論んでいたのだった。

そして、ついに彼女らの切り札である巨大ロボット「ビッグQ(クイーン)」が完成し、深夜の街に出現する。
黒井たちが盗んだ部分は、このビッグQの部品だったのだ。

マイティジャックは、ビッグQの内部に潜入して小型爆弾を仕掛ける作戦を立てるが、ビッグQはビルを破壊し、マイティジャックに降伏の合図に東京タワーに白旗を上げるように要求。
当然、このような要求に屈するはずもなく、マイティジャックは攻撃を開始。
ビッグQは全くこたえずさらに進撃を続けるが、道路に撒かれた油で滑って動けなくなってしまう。
先ほどの攻撃は囮で、その間に道路に油を撒いていたためで、ビッグQが停止した隙を狙って源田が内部に潜入する事に成功するが、連絡が途絶えて朝を迎える。
その後、朝までは沈黙していたビッグQだったが、黒井が勝手に白旗を上げるという暴挙に出る。

それを見た女ボスは勝利を確信するが、黒井が白旗を上下させるという挑発を行ったために本格的に破壊活動を開始。
自衛隊の戦車部隊の攻撃をものともせずに暴れ回るビッグQだったが、そこに脱出した源田が現れ、小型爆弾のスイッチを入れるとビッグQは倒れ、機能を停止した。

【その他】

ビッグQが活躍した第27話は世志凡太氏演じる黒井のコメディー的な演出に隠れているが、その本質にあるのは「復讐の連鎖」である。
マイティジャックとの戦いで未亡人となった女性メンバーの復讐から、それに関わってしまって手下を殺された黒井の復讐に繋がっているのだ。

一見、100%コメディーにしか見えない黒井の行動は、実は全て「マイティジャックを利用して復讐しようとしている」という事に繋がっている。
それは、白旗を上下させる挑発行為に特に現れており、一見意味不明な行動に見えるが手下の復讐をしたい黒井にしてみればあのままマイティジャックとビッグQがにらみ合いをしていては困るわけで、何としても戦ってもらわなければいけないのだ。

マイティジャックは黒井の正体や目的を最後まで知らず、結果だけ見れば見事に復讐を成し遂げた黒井の一人勝ちとも言える。
悪のロボットが倒れたハッピーエンドに見えなくもないが、実際はマイティジャックを利用した黒井の復讐が成功しただけとも言え、決して単純なハッピーエンドとは言えないものである。



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年06月01日 14:49