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てんたま2wins

登録日:2021/06/10 Thu 23:11:05
更新日:2026/05/18 Mon 15:20:24
所要時間:約 20 分で読めます




冬に舞う、可憐な天使の花

あなたの元にも 届くはず



てんたま2wins(ツインズ)は、2004年に今は亡きKIDから発売された恋愛アドベンチャーゲームである。
「てんたま -1st Sunny Side-」の続編*1としてPS2で発売された。実は漫画版も存在する。


◆あらすじ

高校入学を機に上京してきた少年・一ノ瀬晶は遠い親戚の家に預けられる。高校入学から約半年が過ぎたハロウィンの季節。せめてもの学費や生活費の足しにするためにアルバイトを始めたその日、晶はその少女達に出会った。
「ある日突然、友達が出来たんです。そう遠くないうちに…会いに行くのもいいかもしれませんね」


◆登場人物

  • 一ノ瀬 晶(いちのせ あきら)
本作主人公。
前作主人公の椎名と比べると若干ぶっきらぼうだが暗くはなく真面目な性格をしている。
本作では基本的に晶目線で物語が進むため、立ち絵はほとんど見られない。両親は健在だが田舎で生活しているままのため登場はしない。前作のとある人物とは親戚同士であるが面識はないらしい。現在は不在であるその親戚の部屋を使わせてもらっている。
部活に入っていないものの高校生活にアルバイトに犬の散歩に観月の世話などそこそこ忙しい日々を送っている。実はほとんど記憶にないが昔、この街には来たことがある。


  • 紅絹(もみ)
CV:笹島かほる
晶を対象者とする双子天使見習い。前作では色物な番外枠だったあの天使見習い未満がまさかのメインヒロイン(?)として登板された。
最初は何かの冗談だと思ってスルーしていたらいつの間にかマジで発売されてて驚いたプレイヤーはきっと多かった筈
前作よりかはわずかに成長しているそうだが性格的には相変わらず天使とは思えないサディスティック。
「晶を幸せにしてやる」事が一人前の天使になるための条件。
ちなみに前作では14歳。本作では15歳と言う設定だが人間界では明らかに2~3年は経過しているためやはり両世界には時間のずれが存在すると思われる。



  • 加絵(かえ)
CV:菜雪千鶴
紅絹の双子の天使見習い。紅絹と比べたらややクールっぽいが故に余計に手に負えないいたずらやんちゃ娘。
本作では前作以上にボケとツッコミのような関係になっていて状況次第では紅絹より暴走するし場合によっては容赦なく紅絹を見捨てる。
晶を紅絹と一緒に幸せにしてやろうとしている。……その割にはどこかそっけなかったりするが。
基本的に紅絹とは一緒に行動していて同じ場面にしかいない。しかしそれが実は伏線になっていて……?


  • 真田 純菜(さなだ すみな)
CV:野川さくら
晶と同じバイト先で出会った気弱そうな少女で聖沙女学院1年生。
大人しそうだが意外と頑固な部分がある。お嬢様そうな外見とは裏腹に町外れの小さなアパートに住んでいて両親とは別居中。
実はとある事情があって両親に無理を言ってこの街に引っ越してきたという。お嬢様学校の聖沙女学院に通いながらアルバイトにいそしむ彼女の秘密とは一体……?
ちなみに晶同様に天使見習いの対象者である。



  • 栞里(しおり)
CV:清水愛
純菜を対象者とする天使見習いの少女。やはり15歳という設定だがこちらは中学生っぽい。
前作に登場したような模範的な天使ゆえに双子の天使とは思えないフリーダムぷりに振り回されている苦労人。晶からはオアシス扱いされていて双子からロリコン呼ばわりされたりする。一応同い年の設定なのだが
一人前の天使になるための条件は「純菜が望みをかなえる事」。そのため彼女の秘密を当然ながら最初から知っている。ハロウィンからクリスマスまでと言う短い間だが純菜とは同居していてまるで姉妹のように接している。一応同い年の設定なのだが
同じ声の観月からはかなり懐かれている。ちなみに「しおしお」と呼ばれている。


  • 五十嵐 真雪(いがらし まゆき)
CV:新谷良子
晶と同じクラスの女子でバイトの先輩。そして担任の妹。
明るい性格で若干他人との間に壁を作りやすい晶や純菜を引っ張っていくムードメイカー。可愛いものは好きだが犬は苦手。
とある理由のために若干無理があるほどバイトのシフトを入れまくっている。



  • 雪村 明日香(ゆきむら あすか)
CV:千葉紗子
19歳の女性。浪人生であり、晶達が働く喫茶店でよく勉強をしている。
閉店ギリギリまで詰めている事もあるが志望校に合格するにはまだまだ足りないらしい。
実は前作の登場人物である吉沢初音とは親友同士らしく現在も交流が続いている。*2
美人で性格もよく自分のやりたいように人生を進めている初音の事が内心妬ましく、しかしそんな自分に嫌悪感を抱きながら厳しいスケジュールに追われている。

シナリオもキャラも決して悪くはないのだがヒロイン中唯一天使に関係せず、漫画版にもほとんど出番がないなどかなり不遇キャラ。


  • 菅原 歌鈴(すがわら かりん)
漫画版に登場する晶達の1年先輩の巨乳美少女。
結構天然な性格をしている。
理解しているのかは不明だが思わせぶりな言動も多く、規制が厳しい当時のPS2では出せなかった可能性が微レ存。
基本的に本編での舞台はあいみるちゃか渡瀬家が多いのだが漫画版では学校が舞台になることが多く、そのためかヒロイン中唯一あいみるちゃに全く関係がない人物である。



  • 吉沢 初音(よしざわ はつね)
CV:牧島有希
明日香ルートでのみ登場する前作ヒロインの一人。
大学生となっていて明日香の友人として登場する。また、聖沙女学院のOGであるためか純菜もその存在を知っている。漫画版では真央と一緒にいるがセリフはない。
晶曰く「すごい綺麗な人」純菜「綺麗な人、ですよね?」


  • 西園 幹也(にしぞの みきや)
CV:小西克幸
晶の親友である男子高校生。前作で言えば貴史の立ち位置にいるのだが扱いはいいとは言えない。
外見の良さで言えば同じくらいのイケメンで学校の成績も優秀。
しかし重度のロリコンと言うフォローできない悪癖が存在し、まだ2~3歳ほどの観月をつけ回しているため晶からは警戒されている。*3
後に栞里にもナンパを始める。それもうロリコンじゃなくて単にCV:清水愛が好きなだけでは?


  • 渡瀬 観月(わたせ みづき)
CV:清水愛
晶が居候している渡瀬家の次女。まだ2~3歳ぐらい。
父親が相変わらず多忙、母親が店の経営で忙しいために夕方くらいから夜にかけては晶が面倒を見ている。*4
前作でヒロインルートに入る直前にまだ生まれたばかりの姿で椎名と出会うシーンがある。双葉が生前つけていた卵型の髪留めを片方だけ使って短いサイドテールにしている。


  • ツカサ、ツバサ
渡瀬家で飼われている双子の犬。ラキシスの子供達である。基本的に観月から玩具扱いされているが一緒に遊ぶことが多い。観月同様に晶が面倒を見ている。


  • 渡瀬 葉子(わたせ ようこ)
CV:笹島かほる
渡瀬家の母であり、晶達がバイトをしている喫茶店「あいみるちゃ」の店主。
双葉を失って1年近く悲しんでいたが観月が生まれ、彼女を双葉の忘れ形見として生活していく内に少しずつだが悲しみから立ち直っている。晶とは昔何度か会ったことがあるらしく、本人達は覚えていないが双葉と晶も会ったことがあるらしい。そんな晶だからこそ双葉の部屋を彼に託したのだと思われる。本作では多忙ながら夫も登場している。


◆余談

  • 本作にはセリフと立ち絵が存在するキャラクターの立ち絵をSD風にするお遊び要素がある。
    ただのネタかと思えば既読スキップ時には演出や処理の短縮になって結構スムーズにスキップが出来る。約2名を除いて全員分SDが作られているためシーンによってはシュールになることも。



3年前に亡くなった親戚のお姉さんの部屋に居候して喫茶店でアルバイトしている方、追記修正お願いします。


































ところで純菜がやりたかったことって何よ
それはね、紅絹ちん
純菜ちゃんのアイテム欄を見ればわかるよ
げ!あんたは……!!


◆衝撃のエピローグ

純菜、真雪、明日香のそれぞれのエピソードをすべて見た後に見られる隠しルート。
純菜(裏)と真雪(裏)明日香(裏)は存在しない
そこでは本格的に物語の裏が明らかになるうえ、本編では抑えられていた前作の登場人物が次々と登場する。


  • 渡瀬 双葉(わたせ ふたば)
CV:黒田由美
前作プロローグで亡くなった渡瀬家の長女。本編では名前すら出てこないが……。
当然天使関連以外にSF要素がない本作なので既に故人であるが裏シナリオの隠しヒロインと言ってもいいかもしれない。




  • 篠崎 千夏(しのざき ちなつ)
CV:横手久美子
真雪(裏)に登場する女子大生。両親の営んでいた動物病院も手伝っている。
貴史とは付き合ってはいるのだが最近は音沙汰がないらしい。
貴史と付き合ったと言うことは最低でも奈菜は試験に合格して一人前の天使になったと言う事なのだが本作では紅絹や加絵の羽が見えている事から元対象者であっても天使の羽を見ることが出来るとさりげなく判明している。

過去の事件から未だ犬に対するトラウマが抜けない真雪と出会う事で命の大切さ、しかしどうしても命は死んでいくものだとかつての親友を想いながら伝える。真雪が本当の意味で晶と結ばれた後、千夏はあらゆる意味で思いがけない再会を果たすことになる。


  • 相沢 貴史(あいざわ たかし)
CV:栗津貴嗣
椎名や千夏の幼馴染。
真雪(裏)で名前こそ出ないもののよく存在が示唆される。千夏とは結ばれているのだが現在行方知らずらしい。


  • 吉沢 初音(よしざわ はつね)
CV:牧島有希
純菜(裏)に登場する。
前作ではほとんど絡みがなかった千夏とは親友同士になっている。明日香経由からかあいみるちゃにもたまに顔を出し、葉子とも面識がある。
このエピローグでは前作でどうしても解せなかったある点の解明に至り、一人だけの解決を胸に秘めた。何故か裏シナリオと言うかエピローグなのに彼女のエンディングが存在する。ただし晶では彼女を攻略できない。


  • 早瀬川 椎名(はせがわ しいな)
CV:鈴木貴征
前作主人公。母親も恋人も失い孤独で陰鬱な高校生だった頃の面影はどこにもない。
双葉の形見であるネックレスを首から下げた事もあって若干チャラい印象すら持つようになったイケメン大学生。ついでに立ち絵だけでなくついに声も獲得した。
完全ではないが双葉の事も吹っ切れつつあり、葉子とも自然に会話できている。
純菜は双葉から彼の事を聞いていて、偶然初音と共にあいみるちゃにやってきた彼と出会い、双葉について尋ねた。そこで純菜は残り少ない命でありながら残酷な事実を知ることになる。
晶に対し、「自分には双葉を救うことは出来なかった。だけど君は彼女を救ってやってほしい」と語り、新旧主人公の対談を果たす。真雪(裏)にも登場するが出番は少なめ。こちらでは元対象者と言う意味で先輩として晶と出会うことになる。その際にラキシスとツバサ・ツカサは親子の再会を果たしている。逆に前作で椎名の事をボロクソに言っていた双子は椎名の顔を見ると一目散に逃げていった
純菜(裏)でも真雪(裏)でも最後は椎名の視点から希望があるともないとも言える語りが行なわれて2番目の物語は終結を迎える。


◆余談

  • シリアスな展開が続く前作から一転して明るいシナリオが続く本作。しかしやはりヒロインルートに入ると前作を彷彿とさせるようなシリアスな展開が続く。

  • 前作が攻略対象ヒロイン6人に対して本作は半分の3人となっていて若干ボリューム不足に感じられる点もあるが正統派の続編として1プレイの価値は十二分にある。

  • 前作がプロローグで大変インパクトを残した作品なら本作はエピローグでインパクトを遺した作品となっている。




追記・修正は余命僅かな美少女か担任の妹のどちらかと恋をした人にお願いします。


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「彼らは既に自分の足で歩きだした」
「だから俺達も行こうか。花梨………」
「……」



◆ここから始まるMonochrome


  • 花梨(かりん)と葵(あおい)
エピローグにて登場する前作の天使。前述したSDが存在しない人物。

  • 椎名や貴史に車椅子で押されている
  • あるべき場所に羽が見えない
  • 椎名からの問いかけに対して無言であること。(前作をプレイしていれば分かるように花梨は無口キャラではなく椎名からの問いかけを無視する事もあり得ない。)
  • 一枚絵では一切表情が見えない
と明らかに普通ではない状態で登場している。
このことから花梨も葵も精神崩壊しているのではないかと言う説がある。

また、初音や葉子が椎名を気遣うシーンもあり、不完全ではあるものの双葉の死を乗り越えた椎名に対して心配する要素があればこの明らかに普通ではない、花梨の事ではないかと思われる。
また、貴史が行方を眩ましているのも葵が関係しているのではないかと推測される。
結局てんたまの物語では明らかにされないが……。





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最終更新:2026年05月18日 15:20

*1 無印にはあった描写が、1st Sunny Sideで削除されたとあるエンディングを経由している

*2 ちなみにアルバイトパートの背景には理香子や真央も登場しているが彼女達とも面識があるかは不明

*3 実際に本編中で何度か遭遇しているが観月への接し方は「不審者寄りだがまだ猫かわいがりしている親戚のおじさん」に近い。

*4 ちなみに一緒に風呂にも入っているが当然、何もない。紅絹や加絵が来てからは彼女達が面倒を見ているシーンもある