登録日:2026/05/06 Wed 19:06:04
更新日:2026/05/09 Sat 14:08:54
所要時間:約 23 分で読めます
神様はいないんじゃない
いるけど……ただ、残酷なだけ
Monochrome(モノクローム)は、2004年に今は亡きKIDから発売された恋愛アドベンチャーゲームである。
キャラクターデザインは鈴平ひろ。
PS2で発売され、のちに2010年にPSP版も発売されたが、いずれもメーカーは倒産ないし解散している状態である。
同ブランドであるKIDから発売された
てんたまやその続編である
てんたま2wins同様に天使をメインに据えた恋愛ゲームではあるが、衝撃的なプロローグやエピローグはあれど基本的に明るい作風だった前2作とは正逆に、終始12月の薄暗い冬の空の下、枯れ木に囲まれた古びた協会を背景にひたすらシリアスで鬱屈とした物語が続いていく。
本編中だけでは明かされない設定も多いため、全てを把握するには「設定解説ファンブック」や小説版などを入手する必要がある。(当然現在は絶版)
プロデューサーによると、2005年冬には本作品の外伝を、そして2006年から2007年には正式な続編を発売する予定だったが、会社の倒産により、これらの話はすべて立ち消えとなったとのこと。
◆あらすじ
両親を事故で亡くし過去の記憶を失った主人公・桐丘大輝は、桐丘家の養子として引き取られ桐ヶ丘学院の学院長で、また義理の姉である桐丘千歳と学院の廃寮で流れゆく日々を過ごしていた。
ある日、羽を生やした女の子がやってくる。自らを遊羽(ゆん)と名乗る少女は、まだ見習いの天使のたまごで、正式な天使となる試験を受けに天界から地上までやってきたと言う。
クリスマスまでの約一か月間で、遊羽は大輝の幸せを見つけるためにいろいろな人間と出会う……
これは人間と出会った天使の少女がたどり着く最期の物語。
◆登場人物
CV:岸尾大輔
主人公。19歳。高校卒業後は大学にはいかず、かといって就職もせずにしかし義姉である千歳の手伝いとして事実上、桐ヶ丘学院の用務員兼学院長秘書として生活している。
過去の経験から、あまり自分の意思を見せずぶっぎらぼうな態度をとる反面、世話になった人への恩義は忘れず世話を焼きがちで、何だかんだで初対面の相手でも放っとけない微ツンデレ。
幼い頃から一切外見の変わらない義姉を非常に心配しており、彼女に対してのみ異常なほど親身に寄り添う。
遊羽と出会ってからは彼女のマイペースに呆れながらも、しかしどこか楽しいと感じる日々を送ることになる。
両親の形見とされる羽を模した首飾りを身に着けている。
CV:伊月ゆい
メインヒロイン。人間換算年齢15歳。天使見習いの少女。ゴスロリのような黒衣の姿をしている。
一応は天使見習いらしく、教会で祈りをささげる姿は相応しいが年頃の娘のように我がままな部分も散見される。大輝を男として見ているのか微妙な場面もあり、彼の前で風呂上がりに半裸でうろついてフルーツ牛乳を飲んでいたり、全裸で布団に潜り込むようなこともする。
大輝を対象者として彼を幸せにするために地上世界に降りてきたのだが、肝心の大輝が多くをあまり望まない性格のために難航する。
試験のために地上を調査していくごとにここでの生活が気に入ってしまい、ルート次第では天使ではなく人間になるために行動を開始してしまう。
梨沙や崇から「天使が人間になる方法」を聞いた彼女は天使見習いが地上にいられる限界時間であるクリスマスが過ぎても地上に残り続けることを決意する。
12月26日になった瞬間から彼女は苦痛に表情をゆがめ、脱力感に支配され、そして少しずつその羽が黒く染まっていく。黒い翼の堕天使となった彼女の両翼がちぎれ墜ちた末に天使は人間になれるのだと信じて彼女は病床に沈んでいく。
天使界に戻ってこないことを心配した幼馴染の雛水の誘いも断り、しかし自分を心配する大輝や千歳の表情を見てどのような答えを出してどのような結末に至るかはルートによって異なるが、結論だけを述べるのであればそのまま彼女が人間となって幸せな未来を掴むことはない。
明言されていないが、過去作において地上にとどまった天使見習いの少女たちもまた同じような末路を辿るものと思われる。
CV:
田村ゆかり
大輝の義理の姉。23歳。父親が務めていた桐ヶ丘学院学院長の座を引き継いだばかりの女性。しかし10年以上前から外見が一切変化しておらず、見た目は小学生にしか見えない。
いろいろ設定が被ってるがさくらさんではない
学院長として多忙の身でありながら義弟である大輝の事を常に気にかけており、事情を知らないものからは奇異の目で見られることも。
いきなり現れて居候となった遊羽の事も面倒を看ているが、年齢が違いながらもまるで同年代の友人のように接している。前述通り外見は小学生にしか見えないが、面倒見のいい性格から学院の生徒からは慕われており、終盤一時的に行方不明になった際には軽く騒ぎになったほど。
外見が一切変化しない理由に関しては、本人曰く「魔法の影響」だと語っているが……?
千歳ルートにおいて、千歳と一緒にいる今の生活こそが大輝の幸せだと気付いて天使界に帰っていく遊羽。その姿を見て千歳は突然これまで脳裏になかった記憶を呼び覚ます。それは、自分もかつて天使でありしかし人間の男を愛したことで天使界執行部により、翼を切断されて処刑されたが人間として生まれ変わったと言う記憶だった。
天使でありながら翼をなくして生きていると言うケースは過去にも存在していたが、天使界執行部及び元老院は珍しく自分達の手中に収めているケースだとして再処刑をすることなく、とある理由から大輝達の監視役として彼女を地上に置いていた。
その記憶を取り戻した千歳は大輝に迷惑がかかることを恐れて置手紙を残して大輝のもとから去ることを決意する。
その後、どうなるかはルート次第だがハッピーエンドでは大輝と再会、結婚して双子の娘を授かることになる。
CV:森永理科
天使の少女。人間換算年齢15歳。遊羽の幼馴染だが一足早く一人前の天使となった。
クリスマスを過ぎても中々天使界に戻ってこない遊羽を心配し、執行部所属天使としての能力を使って彼女に会いに来る。
冷静沈着で敬愛的と、如何にも絵にかいたような天使のような性格をしているが、遊羽が言うには贅沢や快楽を知らないだけとのこと。
遊羽が天使界に戻らない理由を探すために地上を巡ったり、遊羽から人間になろうとしていることを聞いたことで天使界の奥深くに封印された書物を調べようとしたりするなどをして少しずつ大輝や地上界に興味を抱くことになる。
禁じられた書物の中には、信じられない情報が記されていた。それは神の代行者として天使界そして地上界を管理しているはずの元老院と呼ばれる12人の熾天使たちが私利私欲のために長い間、世界を支配していた事。自分含め多くの天使たちが厳命により質素な生活を送っていたが地上での人間の生活と言う快楽を知ることで堕落、人間に転生していくものが増えたことで少しずつ自分達の思い通りに動く天使が少なくなっていったこと、それを解消するためにサマエル計画と言うもので人間を天使へと変えていくプランが秘密裏に動いていること。
どれも信じられない雛水は、元老院に加担し続けていれば世界が大変なことに陥ると判断して俄かに動き出す。
元老院の忠実なる部下である他執行部により、強引に天使界へ連れ戻されそうになっていた遊羽を助けることで天使界の裏切り者となり、わずかながら地上界で共に過ごす二人だったが……結局はどのルートでも彼女は執行部により殺害されてしまう。
ルート次第では、遊羽と共に死亡することで遠い未来に大輝と千歳の間の娘として転生する結末が待っていることもある。
CV:永井のあ
大輝の高校時代の後輩で付き合いは長い。「光樹恋乃花(みつき このは)」という芸名で活動している現役アイドルだが最近は仕事が減っている。
外見はいいがプライドが高く、そこまで才能もないとされて業界からはすでに見放されている。このためにこのまま咲くことのないアイドルとして虚勢を張り続けるか、素直に引退して普通の学生としての日々に戻るかの天秤にかけられているが、高校3年生の12月と言うタイミングなのでどこか諦めているところもある。
いつしか大輝に惹かれており、彼に見てもらいたいためにアイドルを続けていた節がある。そのためルートによってはアイドルを引退する選択をすることも。
紗耶香とは同い年なのだが、いろいろ合わない部分もあり息は合うのだが気の合わない関係となっている。
彼女のルートでは基本的に売れないアイドルの境遇と大輝をめぐって紗耶香との小競り合いなど、かなり現実的な問題と向き合っていくストーリーとなっているが、遊羽の羽が見えているような素振りがあるなど、不自然な点が多い。そして、雛水がたどり着いた禁書に記載されていたサマエル計画、その中には彼女の名前があった……
CV:
中原麻衣
桐ヶ丘学院高等部3年生。園芸部に所属。眼鏡を装備している大人しめの文学少女。しかし実は武術の心得があり、大輝を余裕でねじ伏せられる。
大輝の事は当初学院にうろつく不審者として見ていたが、学院長の義弟であると知ってからは慎みをもって接するようになる。
花織とは微妙に気が合わず、時折ボソッと罵倒してしまうこともあり、衝突する。
実は9年前に天使と出会っている。聖書をかじっていた彼女は天使への憧れを持っていたため、天使との出会いに胸を躍らせていた。しかし、ひょんなことから事故に遭いそうになった彼女をその天使は助けてしまい、そのまま息絶えてしまう。
憧れで仲の良かった天使を自ら死なせてしまった事から紗耶香はこの時の記憶を封印し、また事故の影響で左目の視力が悪くなったために眼鏡をかけることで精神を安定させて生活していた。
遊羽との出会いから少しずつ天使に関する記憶を取り戻していくが、しかし蘇りつつある恐怖から一歩前に踏み出せない。そんな時に会った崇から「あなたは左右どちら側に立ちたいか」と尋ねられる。
これは聖書において右側に立つ天使は幸せをもたらし、左側に立つ天使は不幸をもたらすことについての言及であり、そこから彼女がどちら側に立つことになるかはルート次第となる
CV:
谷山紀章
ある日、大輝と出会う青年。学院の高等部3年生。白髪のイケメンで線が細そうな印象だがどこか人を食ったような、そして意味深な言動をとる。
プロローグにて大輝を遊羽のもとへと導き、遊羽の対象者としてめぐり合わせた張本人。登場人物全員を相手に意味深なセリフで煙に巻くが……?
ちなみに下の名前は漢字が似ているが、「
祟」ではない。
その正体は元老院から過去追放された13人目の熾天使である。天使界を離れて以降はしばらく静観していたが、最近きな臭く動く執行部の様子が気になり、病床に付した青年の肉体に憑依することで行動を開始。
輪廻を司るだけの天使であるサマエルの事は好意的に見ているが、その名を関した元老院によるサマエル計画に関しては嫌悪の姿勢を見せている。
千歳を傀儡とした大輝の監視計画を阻止するために、地上に降臨したばかりの遊羽を彼へと導く。それ以降は大輝を中心とした生活を陰から見守っていたが、執行部により雛水達が殺害されたことでついに元老院への仕置きのために天使界へと旅立つこととなった。
実質本編中におけるすべてをあらかじめ知っていた人物である。
CV:
千葉紗子
桐ヶ丘学院の中等部2年生。無口な少女。コミュニケーションに難があるのではと思った千歳によって大輝は彼女の家庭教師として接する事になる。
大輝同様に誰に対してもぶっきらぼうな態度で接するが、遊羽に対してはどこか優しく、また大輝に対しても口厳しくも時折助言を与えるなど意味深な描写が多い。また、雛水の事もあらかじめ知っているかのようなそぶりを見せ、結果的に大輝が彼女の事を見捨てる判断をするルートではこれまでの彼女からは想像もできないような憎悪と悔恨に満ちた声で叫ぶシーンがある。
外にいる間は2匹の猫を連れているが、飼い猫ではないと言う。
彼女のルートへ行くには、前5人のルートを通って全エンディングを見ることが必要となる。そこまでしてやっとたどり着ける彼女のルートでは……
追記修正、お願いします。
◆Angels~天使の祈り~
ここに至るまででも壮絶で長い物語だが、しかし本編はここから始まると言っていい。
それは、遊羽達5人のルートをクリアした後、6人目である椿理沙のルートから始まるMonochromeの真実。
てんたま2Winsにおける純菜(裏)や真雪(裏)に当たる部分であり、てんたまから続く天使3部作の真エンディングともいうべきルートである。
◆あらすじ(梨沙ルート)
天使が人間へと至るための過程。元老院による天使の結界に守られたクリスマスより先の世界で、地上界に生きる人間達の欲望と言う悪意を浴びて自らの翼を黒く染めて堕天使となる事。そして、その上で翼が落ちて死ぬこと。つまり、生きたまま人間に変わることは出来ない。
天使界でも禁忌の中の禁忌として扱われているこの情報を知っている梨沙の秘密……それは、彼女もまた前世で天使だったからである。
◆登場人物
本編開始20年以上前に地上に降りた天使見習いの少女。梨沙の前世であるが、物静かながらも優しい笑顔を見せる明るい少女。
坂口涼太と言う青年を対象者にしており、彼が密かに思いを寄せる幼馴染である羽川美雪と一緒に幸せになってもらうことが目的だった。
悠斗と結託して二人の距離を縮めようとしたが、ひょんなことから二人は言い争いを始めてしまう。挙句喧嘩を止めようとした怜里と悠斗は八つ当たりによる暴力を受けてしまう。暴力を受けたことで試験の合格どころか期限までに天使界に帰ることも出来なくなってしまう。
美雪側の対象者である悠斗と共に徐々に堕天使へとなりながら地上で身をひそめながら生きていく内に、お互い惹かれ合う。だが、堕天使の存在を許さない執行部により見つかってしまい、悠斗は殺害されてしまう。
彼女は堕天使となりながらも生きながらえ、やがて寿命が尽きかけた頃に一人の少年と出会う。一目でその少年が悠斗の生まれ変わりであることに気付くと、その少年に悠斗の形見である羽のついた首飾りを託すと、再び執行部に遭遇し殺害された。翼が落ちた状態で死亡したことでその魂は地上で輪廻転生を果たし、やがて椿理沙として生まれ変わるが怜里としての記憶を引き継いでいる。
地味に堕天使となりながらも悠斗が転生するまでの数年間、地上界で活動できていた稀有な例である。
梨沙が13歳であるのに対して怜里は天使換算年齢15歳だからか、巨乳である。
My Merry Mayでもそうだったが、ヒロイン中最年少の彼女がとても深い業を背負っている重要人物となっている。
怜里と悠斗を事実的に死なせた涼太と美雪はその数年後に事故死。その後猫として転生したがそれが梨沙がたまに連れている2匹の猫である
地上に降りた天使見習いの少年。地味にシリーズでは初めて登場する男性の天使である。タキシードに似た服装で落ち着いていながら年相応に無垢なところも見せる。
羽川美雪を対象者としており、彼女とその思い人である涼太を結ばせようとしていたがひょんなことから二人は喧嘩。仲裁しようとするも暴力に巻き込まれてしまい重傷を受けてしまう。怜里と共にその場は切り抜けるが、試験は失敗。天使界にも帰れなくなってしまい、堕天使化が進んでしまう。
怜里よりも傷が深かったこともあり、堕天使化による衰弱に耐えきれず、やがて彼女の前で息を引き取ってしまう。
それから、その魂は地上界で輪廻転生を果たし、桐丘大輝として新たな生を受けることになる。大輝が身に着けている両親の形見とされていた羽飾りのペンダントは実は両親ではなく、怜里ひいては前世の自分が残したものだったが……。
堕天使となった遊羽を始末しようとする執行部。阻止して天使界へと連れ帰ろうとする雛水。動けなくなった遊羽を背負って執行部の手の届かない場所へと向かおうとする大輝だったが、ついに執行部の魔の手が迫ってしまう。そこへ現れたのが梨沙だった。
愛と自由のために人間になろうとする遊羽や、執行部でありながらまだ心を残している雛水を、そしてかつて自分が愛した悠斗の生まれ変わりである大輝を彼女が見逃せるはずもなく、逃走劇に付き合おうとするのだが、13年ぶりに遭遇した執行部を前に恐怖で足がすくんでしまい、そのまま生まれ変わった13歳の少女は再び執行部の手によって命を落としてしまう。
この出来事で前世の記憶を取り戻した大輝、執行部はそのまま大輝を仕留めようとするが、突然現れた崇によって事なきを得た。遊羽は天使界に連れ戻され、雛水も梨沙も殺され、崇は何も説明しないままに執行部とともに姿を消す。
全てが消化不良のままに、しかし時間は過ぎ去り、12年後。桐ヶ丘学院の教師となった大輝は、自分が担任を持つことになった最初の日に一人の少女に出会う。「神崎桃夏」と名乗った少女は大輝と目が合ったその瞬間に、涙を流す。
「私、覚えてるよ……ちゃんと覚えてるよ……全部……怜里も梨沙も……全部覚えてるよぉ……」
あらゆる犠牲、輪廻転生の果てにたどり着いた未来で二人は三度再会を果たすのであった。
◆用語
背に羽を生やした天使界の住人。神によって誕生するため生物としての親は存在しない。
一人前の天使になるために学校に通い、おおよそ15歳のタイミングで課せられる卒業試験に合格しなければならない。
その卒業試験では人間界に降りて、その人間の願いをかなえる必要がある。
天使の羽は同じ天使か、卒業試験の対象者である人間にしか通常見ることは出来ない。また空を飛ぶことは出来ない。
羽を切断されると死んでしまうのだが……
なお、天使の羽は本人から切り離されても強い生命力を有しており、過去作において事故に遭って致命傷を負った晶が歌鈴によって助けられている上、本作においてもルート次第では致命傷を負った雛水が自らの羽を遊羽に分け与えて右が黒翼左が白翼の状態として生存させる展開がある。
ちなみに出来ることなどは人間と大して変わらないそうだが、梨沙(怜里)と栞里は明らかに延命能力らしきものを使っているため個体差があると思われる。
人間界に長くとどまることで穢れを受け、翼が黒く染まった天使のこと。
試験期間中は試験担当の大天使が用意した結界により、穢れを受けることはないがその結界の外に出るか試験期間外に人間界にいると、少しずつ堕天使へと近づいていく。
元老院により、極秘の情報とされているが過去作にて天使見習いに過ぎない紅絹と加絵が歌鈴の事を堕天使と呼んでいるため、詳細な情報ではなくとも噂程度には天使界でも知られている可能性がある。
通常の天使同様に羽を失うと死んでしまうのだが……
過去作で言う花梨はまだ、原作における「お墨付き」がなかったとしても正式な手順で地上界に降りているため堕天使となっていない可能性はあるのだが、葵に関しては試験が終わっても自分の意志で地上界に残っているため堕天使となっている可能性は極めて高い。
正しくは天上界と言う。人間の世界を地上界と呼び、そちらに行くことを「降りる」と言うが、別に雲の上にあるわけではない。
人間の世界とは対の関係になっており、片方の世界での人口が増えるともう片方では減る。
近年では堕天使を介して人間になってしまう天使が散見されるため、天使界側の人口が減っているが、これは隠された情報となっている。
神の使い、その代表として天使界を管理する12人の熾天使。強大な力を持っていることは確かだが、既に年老いた身であり、その権力にしがみつくために裏で執行部を暗躍させている。自分の言うとおりにするための駒として利用している何も知らない天使の数が減っている事及びその理由に焦燥している。
元老院直属の組織。天使界ではエリートとされており、見習い天使の憧れとなっている。
一応の名目上は飽くまでも天使界の掟を守る事だが、実態は元老院によって地上界に降りては堕天使となろうとしている天使やその秘密を知った人間などを秘密裏に始末する役目を持つ。
生物が死に、その魂が新たな命となって生まれ変わると言うもの。
天使界によって完全にシステム化されており、通常天使は天使、人間は人間に転生するのだが、「地上界に降りて翼を失って死亡した天使」は人間に転生すると言うバグが存在する。また、罪を犯した人間も死亡した場合は魂を持たない畜生に転生するとされる。
逆に天使界で執行部によって殺害された場合は天使だろうが堕天使だろうが転生せずその魂は封印される。
天使から生まれ変わった梨沙が人間界で執行部によって殺害されると、その魂は「たまご」と呼ばれる状態となるらしく、崇によって管理され、1000日後に前世とその前の前世の記憶を持った状態で転生
◆余談
- 後日談のノベライズが存在するが、よりにもよって梨沙ルートのバッドエンドから続く物語となっており、梨沙は既に故人となっている。また、この小説でのみ崇の正体が明らかになる。
- 本作ではかなり厳重なルートロックがされており、花織or紗耶香→千歳→遊羽→雛水→梨沙の順番でしか攻略できない。
- てんたま2Wins時点では花梨や葵などの堕天使は精神崩壊していると言う説があったが、本作においてそう言う描写は見られていないため彼女達が本当に本作における堕天使と同じ結末を辿っているかは不明。
【初代】
花梨:椎名ルート以外のグッドエンドでは一人前の天使になる。椎名ルートでは恐らく堕天使となって身動きの取れない状態
葵:千夏ルートのグッドエンドでは試験が終わっても無断で地上に残ったため、堕天使になった可能性が高い。それ以外では一人前の天使になる。
奈菜:ほぼすべてのルートで試験に合格して一人前の天使になる。幸か不幸か以降の出番はなし。
絵里:病死
【2Wins】
紅絹&加絵、栞里:グッドエンドでは一人前の天使になったと思われる。
歌鈴:自身のルートである漫画版では晶と結ばれるのだが……
【Monochrome】
遊羽:ハッピーエンド及び梨沙バッドエンド以外では死亡。ハッピーエンドでは雛水から片翼を分け与えられて生存。梨沙バッドエンドでは天使界で幽閉されていたが脱走。その後は不明。
雛水:梨沙バッドエンド以外では死亡。ハッピーエンドでは遊羽ともども大輝の娘として転生する。梨沙バッドエンドでは普通の天使に戻る。
千歳:バッドエンドでは消息不明。梨沙ハッピーエンドでは死亡したと思われる描写がある。自分と雛水のハッピーエンドでは大輝と結婚して子供を産む。
崇:13人目として天使界に帰還。元老院への仕置きを始める。
梨沙:自身のルートでは執行部により殺害。その後ハッピーエンドでは神崎桃夏として転生する。バッドエンドでも小説版の描写から転生はされる可能性が高い。
大輝:悠斗として死亡。大輝として転生した後は地味に自身が死ぬルートは存在しない。
紗耶香を助けた天使:紗耶香を庇って高所から落下して死亡。翼は失っていないため、天使界で転生したと思われる。
追記修正は2回転生を果たして想い人と再会できた人がお願いします。
最終更新:2026年05月09日 14:08