モグルマン

登録日：2021/07/04 Sun 18:28:10
更新日：2024/12/20 Fri 16:54:15
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ロボット刑事K！その泡に消されてしまえ！

出典：ロボット刑事/東映/第17話「魔の泡に消されるな？！」/1973年7月26日放送

『ロボット刑事』の第17話「魔の泡に消されるな？！」に登場したバドーのロボット。

声：峰恵研

【概要】

頭に巨大なドリルを装備し、自由に地中を移動する事ができるバドーのロボット。「モグラマン」ではない。
銀行強盗を計画していた横田剛達とほとんど脅迫のような形で契約し、強盗の分け前を頂こうとする。

最大の武器は左胸の下辺りにあるノズルから発射する溶解泡で、生物、無機物問わずに跡形も無く溶かしてしまい、完全に消滅させてしまう。
非常に強力な武器ではあるが、水で洗い流せば無効化できるという弱点があり、モグルマン自身も水を浴びると溶解泡を発射できなくなる。
モグルマンもこの弱点を非常に気にしており、襲撃予定の銀行の近くにプールや用水池などがないか確認するほど。
ジェットシャワーで泡を洗い流せるKには完全に無力である。
ただし、普通の人間が浴びると、まず動きを封じられるために事前に対策を用意しない限りは脱出は不可能。
頭のドリルを回転させて相手を貫こうとする戦法も使う。
溶解泡は確かに恐ろしい武器だが、それ故に戦闘はほとんど溶解泡頼みのようで素の戦闘力はそれ程でもなく、溶解泡の通用しないKには終始劣勢で戦闘形態になっていない状態でも圧倒されていた。

デモンストレーションのためだけに子供を大量に殺害するという、特撮史上稀に見る凶悪さを持つ。
また、依頼者が目撃者を始末したか聞いた時には、本当は失敗したのに「それは大丈夫だ」と嘘をついたり、それを依頼者が怪しむと声を荒げて黙らせようとするなど、いい加減で荒っぽい性格をしている。

【活躍】

ケンちゃんとヨッちゃんが砂場で遊んでいると、突然地中からバドーのロボット「モグルマン」が出現。

出典：同上

モグルマンが左胸から泡を発射すると、二人はあっという間に溶けて消滅。

出典：同上

さらに、通りかかった幼稚園バスにも泡を噴きかけると、乗っていた子供達もろともバスが溶けて消えてしまった。
その様子を目撃していた芝の娘である奈美の通報で、警視庁特別科学捜査室が捜査に動き出す。

その頃、銀行強盗を計画していた横田剛達はバドーから売り込みがあった事を話していた。
半信半疑で話していると、そこにバドー首領とモグルマンが現れて子供達の蒸発事件の実行が自分達だと明かす。あの大量殺人は、この売り込みのデモンストレーションのためだけに行ったものだったのだ。
そして、断れば「バドーの存在を知ったお前達を殺す」と脅迫して無理矢理契約を結ぶ。

その夜、早速帝都銀行に押し入ったモグルマンはガードマンを殺して金を奪う事に成功するが、その様子をたまたま塾帰りに通りかかったミチオ少年に目撃されてしまう。
モグルマンは二人組と共にミチオを追うが、そこに現れたKが助け、モグルマンと戦闘になる。
得意の溶解泡を発射してKを溶かそうとするが、Kは手先から発射するジェットシャワーで泡を洗い流して無効化。
不利とみたモグルマンは地面に潜って逃走する。

翌日、モグルマンは再びミチオを殺そうと現れるが、それはミチオを使った囮作戦でまんまと誘い出されたモグルマンは待ち受けていたKと再び戦闘になる。