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こっそりカメラ(ドラえもん)

登録日:2023/02/05 Sun 08:33:00
更新日:2026/08/01 Sat 21:07:04
所要時間:約 12 分で読めます






「こっそりカメラ」は、漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具




【8ミリとは】

本作に登場する「8ミリ映画」(通称:8ミリ)は、その名の通りフィルム幅が8mmのフィルムを使用した撮影方式である。1932年に誕生した8ミリは、1965年にコダックが「スーパー8」、富士写真フイルム(現:富士フイルム)が「シングル8」をそれぞれ発売したことをきっかけに、一般人でも気軽にフィルム映画を撮影できるムービーフィルム規格として広く普及した。
当初は映像のみを収録できるサイレントフィルムが発売されていたが、後に音声も同時に録音・再生ができるサウンドフィルムも発売された。


【概要】

8ミリ撮影機』と『電送レンズ』からなるカメラ型のひみつ道具

ドラえもん曰く「未来の世界の最新型8ミリ」。

本体の見た目は普通の8ミリフィルムカメラそっくりだが、同時に映写機の役目を果たすため、撮った映像をそのまますぐに再生して観ることも可能。音声も同時に記録することができる*1

豆粒サイズの「電送レンズ」を対象者の体に付ければ、カメラを構えなくても対象者の行動をそのまま撮影してくれる。
だが、レンズは小型ゆえに軽く、ちょっとした風などで軌道が狂うと違う対象者に付いてしまうリスクもある。

レンズの取り付け位置がそのままカメラの視点になるのではなく、レンズを付けられた被写体を様々な別視点から撮影する仕組みとなっている。ただし、レンズをネコに付けた状態の映像は、ネコよりもしずかジャイアンたち周囲の人間がメインの映像ばかりになっていた。詳細な演出や視点、撮影手法などを自由に設定できるかは不明。


【原作】

「小学五年生」1973年10月号に掲載され、てんとう虫コミックス15巻および藤子・F・不二雄大全集2巻に収録されている。

雑誌掲載時は無題だったが、てんとう虫コミックス収録時に項目名のタイトルが付けられた。


【アニメ版】

これまでに大山版で2回アニメ化されているが、わさドラ版では現時点で一度もアニメ化されていない。
のび太のプライベートを陰で撮影したスネ夫や仕返しに「こっそりカメラ」でスネ夫の秘密を撮ろうとしたドラのびの行為が、個人のプライバシーを侵害した明らかな「盗撮」であり、プライバシー権に対する意識が高まってきた現代の観点にそぐわない事、「8ミリ」というものがレトロ過ぎて現代の子供に伝わりにくい事などが理由だと考えられる。鼻くそを集めてボールを作る描写が汚すぎるからでは?という説も
ただし、「のび太もたまには考える」に登場したカセットテープ型の道具『能力カセット』をCD型の『能力ディスク』に変更した*2前例もあるため、2つ目の問題は「8ミリ」という規格によほど拘りがなければクリアできそうである。


◇大山版「こっそりカメラ」
帯番組時代の1979年10月19日に放送された。

DVD「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」に収録。


◇大山版「こっそりビデオ」
1995年10月27日に放送された。
ソフト化はされていないが、CSのテレ朝チャンネルで再放送された事はある。


【余談】

  • てんコミ版の扉絵にはドラえもん・のび太・スネ夫の台詞が挿入されているが、大全集版収録時には削除されている。
    元々この台詞は、雑誌掲載時に編集部によるコメントを登場人物の台詞風に表現したアオリで、単行本化に際しそのまま収録したものらしい。
    厳密には原作者である藤子・F本人による台詞ではないため、再収録時に削除されたものと思われる。

  • 劇中に名前が登場する「池内淳子」は実在した日本の女優であり、有名人のパロディが多い『ドラえもん』としては珍しく実名で登場している。
    なおのび太のママが笑った顔がそっくりかどうかは、各々の判断にお任せする。




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最終更新:2026年08月01日 21:07

*1 実際の8ミリについては、当初はサイレント形式のみだったが、1973年にコダック、1976年に富士フイルムからそれぞれ同時録音型の撮影機と専用サウンドフィルムが発売されてから個人レベルでも音付きの映像を簡単に作ることができるようになった。

*2 わさドラ版1回目のみ。2回目は原作通り「カセット」に戻っている。