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しんじゅ製造アコヤケース(ドラえもん)

登録日:2023/03/20 Mon 21:16:53
更新日:2026/08/07 Fri 10:43:33
所要時間:約 5 分で読めます





「しんじゅ製造アコヤケース」は、漫画ドラえもんに登場するひみつ道具の1つ。
小学三年生1982年11月号に掲載され、てんとう虫コミックス版には第28巻に収録された話「しんじゅ製造アコヤケース」で主に登場、使用される。

【概要】


アコヤガイを模した形をした、真珠を家庭レベルで作れるようにした装置。
実際の真珠の養殖のように、芯を投入し装置を海水につけておくことで、3か月で真珠を作ることが出来る。(実際の養殖真珠は通常3年ほどかかる)また、タイムふろしきを使えば30分に短縮できる。
装置はかなり大型で、これ一つで家庭用のゴムプールがほぼ占領されてしまうほど。真珠の芯は恐らく別途で購入するものと思われるが、実は装置に入る物であればとりあえず真珠にする事ができる。例えそれが生き物であったとしても…。そのため、うっかり中に落ちてしまうと使用者が真珠になるため十分
危険なひみつ道具である


【主な使用エピソード】


◇原作「しんじゅ製造アコヤケース」

スネ夫の口車に乗ってママの真珠のネックレスを持ち出した静香が真珠を紛失。その騒動に関わったのび太がドラえもんに救援を頼んだ事で登場する。
狙い通りに真珠のネックレスを復元する事に成功するが、ほんの少しの行き違いから悪夢のようなオチが引き起こされる事に…。

◇アニメ大山版「しずかのネックレス」

原作と同様の理由で登場。ただし、話の筋書が大きく変更されており直接の解決にはならないそしてオチにも繋がらないようにアレンジされている。

◇わさドラ版「しんじゅ製造アコヤケース」

こちらも原作と同様の理由と話の流れで登場する。
話の筋書が原作に近い形になったため、しっかりと活躍をする。
原作を超えたホラーで捧腹絶倒なオチにもしっかり関与する。


【余談】

  • この道具が登場した話「しんじゅ製造アコヤケース」はアニメ(大山版)では「しずかのネックレス」に改題され、更に後半の筋書が大きく変更されており、静香の家族模様にスポットライトを当てた感動系短編としてアレンジされている。
  • 大山版のネックレスの設定は映画版「のび太の結婚前夜」で約14年越しに触れられており、作中であまり触れられない静香の家族関係的な意味でも非常に重要な話になっている。オチ以外があんまり触れられる事のない原作とは結構な扱いの差。ただし、収録されているのはレンタル用シリーズのDVDのみなので、今から新規で視聴するのは若干困難でもある。
  • 大山版のネックレスの設定はわさドラ版になってからも生きており、わさドラ版の「しんじゅ製造アコヤケース」話や、「結婚前夜」でもチラリと触れられている。
  • ドラえもんの道具とは一切関係ない所で静香が騒動の発端、中心となり、のび太がそれを何とかしようと動くこの話「しんじゅ製造アコヤケース」は、なかなか異例の存在であると言える。ネックレスの設定の事も考えると、「のび太と静香」の組み合わせが好きなファンは全バージョン(原作、アニメ2本)視聴しておきたいところ。
  • 大山版は一話丸ごと中村英一氏*1一人で原画を描き切っており、随所に画の拘りが感じられる。静香の衣服が大山ドラでお馴染みだったピンク服ではなくオリジナルの服になっていた事からも熱の入れようが感じられる。
  • しんじゅ製造アコヤケースに似た効果を持つひみつ道具に、しんじゅせいぞうロボット(別名・インスタントパール*2)が存在する。こちらは小学二年生1974年1月号に掲載され、藤子・F・不二雄大全集5巻に収録された(アニメ化はされていない)「しんじゅせいぞうロボット」に登場したもので、こちらは形状はアコヤケースに似ているが、芯を投入して蓋を閉じた後、レバーを引くと蓋が開いて真珠ができているというもので、3か月どころか30分も待たずに真珠を作れる、実質的なアコヤケースの上位互換である。この話ではドラえもんがうっかり入って真珠になるオチであった。
    また、この道具が「続ドラえもん全百科」「ひみつ道具大事典」で紹介された時は、ドラえもんがのび太のハナクソで実験しようとして自分まで入ってしまい、真珠になるというカオスなオチになっている。ちなみに「ひみつ道具大事典」ではアコヤケースの方も別のページで紹介されており、こちらは普通の説明になっている。


あ~っ、スネ夫の追記、修正!!

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最終更新:2026年08月07日 10:43

*1 大山ドラのキャラクターデザインを担当。大山ドラと聞いて思い浮かべるのび太たちの姿を最初に作って描いた人と言えば凄さが分かるはず。

*2 ひみつ道具事典等ではこちらの名前で紹介されている事が多い