登録日:2023/03/29 (水) 01:17:27
更新日:2023/04/24 Mon 20:43:21
所要時間:約 6 分で読めます
出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、10話『サトシとラティオス!』、
2023年1月13日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■概要
本話の冒頭に劇場版お馴染みのあのBGMが流れるなど、全体的に映画を意識しているフシがある。
■あらすじ
ラティアスからの頼みでラティオス救出に向かうサトシ一行。
ラティオスがいると思しき洞窟に行くと、サトシたちの後をつけていたハンターまでもがやって来てしまう。
ハンターは手強く苦戦していると、ハンターの攻撃でラティアスが石化してしまう!
流石に伝説のポケモンとサトシ一行の相手を洞窟内でするのは分が悪いと思ったハンターは、ラティオスをおびき寄せるためにラティアスを持って洞窟から出て行き――
■主な登場人物
お馴染み主人公達。
ラティアスの「ゆめうつし」でラティオスの危機を知り、助けに向かう。
なお本話は珍しく前話と繋がっているためサトシの手持ちも前話と同じなのだが、本話ではオオスバメしか使わなかった。
代わりにと言うべきか、ポケモンハンターと取っ組み合いのリアルファイトを挑んで、空中に投げ出されても
格闘ゲームばりの空中制御で体勢を整えて着地したり、
石化したラティアスを
しっかり踏ん張って受け止めきる等の
スーパーマサラ人ぶりを発揮している。
CV:真堂圭
お馴染みサトシのストーカー。
どうやらラティオス救出を手伝える人間か見定めるために、サトシをストーキングようだ。
また1話で大怪我をしていたのはロケット団と衝突しただけではなく、ハンターに負わされた怪我だったと判明。
ハンターに捕まっていた所を自力で脱出。
ボロボロの体で逃走しながら洞窟で一休みをしていた。
ハンターのせいで人一倍人間不信に陥っており、ラティアスの仲裁をも無視する。
ラティアスとは仲が良いが、彼女の兄なのか弟なのか彼氏なのかは不明。
CV:
遊佐浩二
ラティオスを狙うハンターの男性。
サザンドラをパートナーにし、右腕に石化装置を装着している。
サトシを世界チャンピオンと気付けない辺り、世間には疎い。
「600族に乗る」「石化装置」と明らかに
ポケモンハンターJのオマージュキャラ。
J本人を出さないのはやはりあの時死亡したのだろうか……。
言動は妙に小物臭いが、ラティ兄妹+世界チャンピオンのサトシを相手に互角に渡り合えるなど、バトルの腕前はJをも上回りかねない。
■以下、ストーリーのネタバレ注意
出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、10話『サトシとラティオス!』、
2023年1月13日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
ラティオスはすぐに追いかけようとするもダメージのせいで動けない。
タケシが治療しようとするも人間不信に陥っているラティオスは人間の治療を拒否する。
サトシとピカチュウの必死の説得で、治療を受け指す事に成功。
多少回復したラティオスはサトシを乗せてハンターの元へ向かう。
先に追いかけていたオオスバメと戦っていたハンターはラティオスに気付くと、高い岩がある岩場まで移動する。
岩が沢山あるこの場所ならラティオスの高機動が制限され、サザンドラでも充分対応出来る速度になるのだ。
そのうえ邪魔をするサトシのオオスバメとタケシのハガネールも石化したので、ラティオスとのバトルを邪魔される心配もない。
タケシは「ハンターの腕にある石化装置を壊したら石化が治るかもしれない」とサトシに告げ、サトシとラティオスは装置を壊そうと考える。
もし石化が治らなければ、ゴウ・シゲル・ツルギに頼んでレジギガスを目覚めさせれば問題なし。
そのためにサトシはラティオスに波導弾を指示する。「ラティアスは必ず受け止めるから」と……。
これまでの流れで「ラティアスを救いたい」というサトシの想いは知っていたラティオスはその言葉を信じ、サトシを地上に降ろしハンターに向かって突撃。
地上からサザンドラに向かっての急上昇。この角度からの加速なら岩場に邪魔される事もなく、ジェット機以上の速度が出せる。
流石のサザンドラも成す術なく急接近されてしまい、波導弾が直撃。ラティアスを口から放してしまう。
サトシはラティアスをキャッチし、ピカチュウは『アイアンテール』で装置を破壊した。
しかしこれに激怒したハンターはラティオスを攻撃し、ラティオスもこれまでの事で激怒し我を忘れて単調な攻撃ばかりしてしまう。
そこでサトシはラティオスに一緒にバトルしようと言い、ラティオスもそれに従う。
サトシは悪タイプのサザンドラにまさかの『サイコキネシス』を指示。
ラティオスの念力が周囲に広がっていくが勿論サザンドラには通用しない。それどころか『かみくだく』で念力自体破壊されてしまう。……だが。
出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、10話『サトシとラティオス!』、
2023年1月13日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
念力が消滅した瞬間、ラティオスは先程までの場所にはおらず、サザンドラの真上に陣取り『はどうだん』の準備をしていたのだ。
そのまま波導弾はサザンドラに直撃し、サザンドラに戦闘不能に追い込んだ。
そうサトシが『サイコキネシス』を指示したのはタイプ忘れではなく、ハンターとサザンドラを油断させるためと、目くらましのため。
こうして敗北したハンターはジュンサーさんに引き取られ、逮捕された。
ラティオス達との別れの時間がやって来た。
サトシはせめてラティオスの傷を癒そうとするが、ラティオスはサトシに触られるのを拒否する。
多少は仲良くなったものの、それでもラティオスはサトシの事を「友達」とは認めなかった。
サトシとラティオスはしばし見つめあった後、サトシは「またバトルしよう」と笑顔で別れの挨拶を告げる。
そしてサトシ一行は姿が消えるまでラティオスたちを見送った。
カスミとタケシは「彼らは人が知らない安息の地」に帰ったのだろうと予測するが……。
そして故郷に帰るラティオスたちを見送り、サトシ一行も一旦故郷に帰る事を決めた。
出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、10話『サトシとラティオス!』、
2023年1月13日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
ラティオスたちはある場所に向かって行く。
何処か聞き覚えのある名曲と共に、何処か見覚えのある水の都が映る。
そうそれは『水の都の護神』おける町『アルトマーレ』だった!!
どうやらこのラティオス達の安息の地は人が知らない場所どころか、よく知っている場所だったようだ。
出典:ポケットモンスター めざせポケモンマスター、10話『サトシとラティオス!』、
2023年1月13日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
カノンは相変わらず絵を描いており、映画で兄を失ったラティアスは秘密の庭でブランコを漕いでいた。
俺の夢、ポケモンマスター!
ピカチュウと出会ったあの日から俺達の旅は始まったんだ。
まだ会った事のないポケモンは世界中にいっぱいいる!
みんなと仲良くなって、もっともっと友達が増えて、その先にはきっと――!!
次回ポケットモンスター! 『虹とポケモンマスター!』
ピカチュウ、ずっと一緒にいてくれよな……!
■余談
ちなみにサザンドラはいかにも悪役が使いそうな見た目でありながら、実は悪人がサザンドラを使ったのは本話のハンターが初。
というのもゲーチスがサザンドラを使わなかったからである。
遊佐氏はアニポケへの出演が実に22年振りで以前登場した時は無印の146話(ムサシのソーナンスの初登場回)で久しぶりの出演も新無印の146話であった。
最後のバトル相手となったハンター役の遊佐氏だが実はサトシが初めて6対6のフルバトルをした相手は、
同じCV遊佐氏でオレンジリーグのヘッドリーダーでサザンドラと同じ600族のカイリューの使い手、
ユウジ役だったりする。
ちなみに直前のポケモンマスターズEXではこのハンターに割と似ているアクロマ役に遊佐氏が登板していたり。
今回エスパー技の『サイコキネシス』は悪タイプのサザンドラに通じない(動きを止める事も無理)という事になっているが、
実は前話『逆襲のロケット団!』で悪タイプのマーイーカがラティアスのサイコキネシスで吹っ飛ばされていたりする。
そもそもタイプ無効が貫通された例は今に始まった話でもないが
今回ラティアス救出のためにピカチュウとオオスバメを使っているが、このメンバーは
タクトのラティオスに対して使ったメンバーである。
なおサトシがラティオスの背に乗って指示を出すのはこれが
二回目 (別個体だが)。
一回目のラティオスは初対面のサトシ相手でも
メガシンカしてくれたが、今回のラティオスは人間不信で絆不足なのでしてくれなかった。
本話はサトシがする最後の次回予告であり、いつもは「みんなもポケモンゲットだぜ!」で〆るのに、
今回は「ピカチュウ、ずっと一緒にいてくれよな……」と最後の最後で変わっている。
追記・修正はラティオスと心を通わせてからお願いします。
- めざポケのファンサービスの多さを象徴するような回だよね -- 名無しさん (2023-03-29 01:53:05)
- 映画と本編の時系列って繋がってたんか -- 名無しさん (2023-03-29 03:40:48)
- シュウの出身地だったりDP本編で時空の塔が写ったり映画の町もちゃんと存在してるんだよってのは昔から匂わされてる -- 名無しさん (2023-03-29 09:23:53)
- アルトマーレ関連のサプライズ、シンプルなファンサービスとしても非常に良質な上に、今回のラティ達がなぜあそこまで人間不信だったかの理由も全部説明できて本当に英断だと思う -- 名無しさん (2023-03-29 10:31:37)
- 欲を言えばJ姐さんに再登場して欲しかったけど、下手に「生きてました」って出したらDP編の大長編ストーリーが台無しになるから敢えて別のポケモンハンターにした感じかな? -- 名無しさん (2023-03-30 11:19:54)
- 新無印作画のカノン絶妙に可愛くない… -- 名無しさん (2023-03-30 11:38:13)
- DPでは別個体のラティオスに一撃でやられたオオスバメだけど最後にサザンドラ相手に単独で粘るという割といいところが見られたのはちょっと嬉しい -- 名無しさん (2023-03-30 20:35:48)
- セレビィ映画のゲストキャラのユキナリも、容姿は違うが本編に出ていると言えなくもない。オーキド博士の本名がユキナリであることは公式設定なので。 -- 名無しさん (2023-03-31 15:44:55)
- そういや映画のラストでも新たにラティオス2匹とラティアス1匹が来てたが……まさか1匹いないのは…… -- 名無しさん (2023-04-01 07:30:41)
- 余談でも書かれてるがサザンドラって何故今まで悪人の手持ちで登場する事が無かったのだろうか。見た目、設定、タイプどれを取っても悪役向きなのに、今まで変な扱いの方が多かったんだよなぁ -- 名無しさん (2023-04-24 20:39:56)
最終更新:2023年04月24日 20:43