リク・ドルド3世

登録日:2025/08/09 Sat 12:07:00
更新日:2025/08/09 Sat 19:09:07NEW!
所要時間:約 10 分で読めます





生き伸びてくれ!!! 希望はあるのだ!!!

どうか諦めないでくれ!!!


リク・ドルド3世とは漫画『ONE PIECE』に登場する人物。
作中ではリク王の名で呼ばれることが多い。



【プロフィール】


本名:リク・ドルド3世
通称:リク王
異名:奇跡の王、リッキー
年齢:60歳
身長:261cm
肩書:ドレスローザ国王
悪魔の実:なし
誕生日:6月27日(演説の日)
星座:蟹座
血液型:S型(現実だとO型)
初登場:単行本71巻・第706話・『お前を笑わない』
出身地:偉大なる航路・新世界・ドレスローザ王国
好物:ガスパチョ
CV:広瀬正志(第636話~第660話)→銀河万丈(第666話以降)


【概要】


偉大なる航路後半の新世界に位置するドレスローザ王国の国王でドレスローザ編の主要人物の一人。

ドレスローザは決して裕福な国ではなかったが、国民のことを第一に考え国民が戦争に巻き込まれないよう尽力してきたことから、国民からの信頼も非常に厚く人気の国王であり、リク王家が国を治めたリク王朝は過去800年間一度も戦争をしていないなど国家として『奇跡』と言える状態を築き上げたことから、『奇跡の王』の異名で呼ばれていた名君であった。

しかし現在の時系列から10年前に王下七武海の一人であるドンキホーテ・ドフラミンゴ率いる一味がドレスローザに襲撃してきたことで状況は一変。ドフラミンゴの謀略により一夜にして国民からの信頼を完全に失い失脚を余儀なくされてしまう。

家族は娘が二人おり、長女が片足の兵隊ことキュロスの妻であるスカーレットで、次女がヴィオラ(後のドンキホーテファミリーの幹部の一人ヴァイオレット)。孫にスカーレットの娘であるレベッカがいる。妻に関してはアニメでレベッカの赤ん坊~幼少時代の回想で描かれていることから存在しているのは間違いないが名前も現状明かされておらず、現在の時系列では確認できないことからスカーレット同様におそらく亡くなっている可能性が高い。


【人物】


前述の通り、国民や国のことを第一に考えている誠実な性格の持ち主。
かつてはスラム街出身の札付きの不良だったキュロスにも、分け隔てなくチャンスを与えるなど器の大きい人物。

戦いは好まず戦争や殺し合いを『獣がする野蛮な行為』という考えの持ち主で、エリザベロー2世からも『戦争をしねえ為に全人類を睨み殺しそうだった』と評される程であったが、自身の配下であるドレスローザの軍隊が戦闘訓練を怠っていたという訳ではなく、国民を守るために自衛の鍛錬はしっかり行っていた。

他国に対しても常に気を配り、エリザベロー2世のプロデンス王国など友好国家が危機に陥った際には援助も惜しみなく行うなど、周辺諸国が戦争状態にならないよう苦心してきた。その為、エリザベロー2世とは盟友と呼ばれる間柄である。

ただ、この戦争を好まない性格をドフラミンゴも当然把握しており、それを利用されて国を奪い取られてしまうことになる。


【戦闘能力】


非能力者で悪魔の実の能力は持たないが剣術に長けており、ワノ国と同様に盾を使わず剣一本で戦う。

キュロスを部下にしてからは、リク王自身も軍隊同様に鍛錬を怠らず腕を磨いてきたことから、キュロスに及ばないものの高い戦闘力を持っており、剣闘士リッキーの偽名を使い出場した闘技場では当時無敵であったキュロスに善戦できる程の戦闘力を見せつけた。

現在も年老いたことから、全盛期ほどの力はないにせよ並の剣戦士では相手にならない程の実力で、剣の一振りの衝撃波でまとめて相手を吹き飛ばすことも可能。


【作中での活躍】



過去編


現在の時系列から29年前に当時スラムの少年で人を殺めてしまい荒れていたキュロスに出会い、キュロスに『100勝すれば罪を帳消しにする』との条件を出し、キュロスを『コリーダコロシアム』の剣闘士として雇い入れる。

リク王と出会ってから9年後にキュロスは通算3000勝を達成したことで剣闘士を引退させて、彼を自衛軍隊長という要職に抜擢する。その数年後にキュロスが海賊に攫われた長女のスカーレットを救出したことで二人は相思相愛になり、スカーレット自身も『お父様、キュロスと一緒になれないなら死にます!』とリク王に直訴したことで、一芝居打って身分違いながらも二人の結婚を認めた。

やがて二人の子でリク王にとっては孫になるレベッカが誕生して、リク王もお忍びで二人の家を訪問しレベッカを可愛がるなど平和な日々を過ごしていた。しかしそんな平和な日々も10年前に突如現れたドンキホーテ王朝の末裔を名乗るドンキホーテ・ドフラミンゴの襲来を受けたことで終わりを迎える。


ドフラミンゴから『戦って国民の血を見るか、100億ベリーでドレスローザを俺から買うか』の二者択一を要求され、戦争を断固として拒むリク王は当然100億ベリーを集める選択を選ぶ。しかし金をかき集めている最中にドフラミンゴの寄生糸(パラサイト)で操られて国民を襲撃してしまい、国民から『金を強奪する暴君』のレッテルを張られてしまい国民からの信頼を完全に失ってしまう。ドフラミンゴの自作自演に利用されてしまったことで王の座からは完全に失脚してしまうのであった。


失脚後は処刑寸前の状態であったが、次女のヴィオラが『父を処刑しないなら以後ドフラミンゴに従う』との条件をドフラミンゴに突きつけたことで、ドフラミンゴもヴィオラのギロギロの能力に魅力を感じていたこともあり、ドフラミンゴ側も条件を呑み命だけは見逃されて以後10年間潜伏生活を送っていた。


ドレスローザ編


序盤

本編初登場。
ドフラミンゴの王位及び七武海放棄が誤報であったことで我慢の限界を越え、メラメラの実を得る為に闘技会に参加し、かつての偽名『リッキー』の名で予選Bブロックに参加。善戦するも足長族の格闘家ブルーギリーに敗北し、他の敗北した選手同様に地下のゴミ捨て場に送られる。敗北した他の選手はトレーボルに攫われてシュガーに玩具にされ強制労働を課されることになるが、リク王だけは玩具にされず王宮に連行されドフラミンゴから王宮で尋問を受けることになる。

鳥カゴ発動後


ウソップによってシュガーが気絶したことで、人間に戻ったキュロスに救助されたものの、ドフラミンゴの命令を受けたピーカによって王宮の城外へ放り出されてしまった。ドフラミンゴの悪政が露見したことで同時に10年前にリク王がドフラミンゴに操られていた真実が国民に知れ渡り誤解が解ける。やがてドフラミンゴが用意したサバイバルゲームの標的としてリク王もターゲットにされ、各組織の主犯格としてルフィローサボと並び三ツ星判定を受けた。


一旦は国民に捕らえられたもののすぐに解放され、鳥カゴの縮小により地獄絵図だったドレスローザ全体に『希望はあるから最後まで諦めないでくれ‼』と発信し国民を鼓舞し続けた。

決戦後


最終的にドフラミンゴはルフィに敗北しこれまでの悪事が露見したことで海軍に逮捕される。藤虎は『ドフラミンゴのような凶悪な海賊に好き勝手させていたのは間違いなく世界政府である』非を全面的に認め土下座という形で謝罪された。これまでの混乱の責任もあるからかもう王位には戻れないとリク王自身は考えていたが、エリザベロー2世が近隣諸国に『リク王が復活する』と連絡していたことや、多くの国民から復位を懇願されたことから、リク王も再び復位する決意を固めた。決戦後には一時的に共闘したコロシアムの戦士、海賊、海軍といった面々を王宮に匿う配慮も見せた。


復位後はトンタッタ族と共存することを国民に提案し、トンタッタ族の国王ガンチョとその娘の姫であるマンシェリーを国民に紹介していた。


世界会議編


エリザベロー2世から世界会議に誘われ、ヴィオラやレベッカ、護衛に任命したレオをはじめとしたトンタッタ族と共に世界会議へ赴く。同じく2年前に七武海一味であるこの連中から被害を受けたアラバスタ国王ネフェルタリ・コブラと大将藤虎と三者会談を行い、コブラと共に七武海撤廃の議案を提出し会議で撤廃が可決されたことで、七武海制度は撤廃は無事に実現されることとなった。


希望はあるのだ‼、どうか追記、修正してくれ‼

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
最終更新:2025年08月09日 19:09