まじかる☆タルるートくん MAGIC ADVENTURE

登録日:2024/05/12 (日曜日)13:38:23
更新日:2024/10/17 Thu 22:02:06
所要時間:約9分で読めます



概要

1992年3月に発売された、タルるートのアクションゲーム。
ゲームボーイ、ファミコンと発売され、初のスーパーファミコンの作品となるが、
以降の作品は登場していない。

ゲーム内容

ミモラちゃんにもらった五芒星シールのおかげで、
いよなちゃんとデートできることになった本丸。
しかし、いよなちゃんをライバーが連れ去ってしまった。

いよなちゃんを助けるべく、タル(と本丸たち)がライバーを
様々な面をクリアしながら追いかけていく。
ストーリーはゲームオリジナル。

ゲームルール

ゲームはスクロール型のアクションゲーム。
マリオと違って、上下に進んで行くステージも多い。
ゲーム内にはタコヤキがあちこちにあり、食べることができる。
足場としても機能するため、食べると進めなくなる場所もある。
食べたタコヤキは、クリア後にミモラちゃんがアイテムと交換してくれる他、
ゲームコーナーのカジノで賭けることもできる。

ゴールタコヤキを食べることで、そのステージをクリアとなる。
通常のタコヤキと異なり、巨大だったり、ふわふわ浮いてたり、
回転していたりするので一目で分かる。

ステージの途中にはリスタートタコヤキ(顔のついたタコヤキ)があり、
食べておくとリトライする際にそこから再開できる。
他にも1UPするタコヤキや、一定時間無敵になるタコヤキ、
10個扱いになるタコヤキがあるが
通常のタコヤキに混じっているため、食べるまで区別がつかない。
任意で使えるアイテムとは別に、ステージ内にのみ存在するアイテムもある。

ダメージの概念は無く、敵に触れると即ワンミス。
アイテムによって1度だけ回避可能だが、1ステージにつき1回しか使えない。
落とし穴やトラップ(針など)は言うまでもない。

ステージによってはアイテムの使用が禁止されているが、
そのステージに入る際にはタルのセリフが出る。
ボス戦はすべてアイテムの使用不可。

1面

始まりの街ステージ。
チュートリアルも兼ねるため、序盤の難易度はそこまで高く無い。
ゲームコーナーも早々にあるので、アイテムを集めることも可能。
最強アイテムのテレポテトも早くも入手できる。

ボス戦はライバーが竜を召喚する。

2面

海のステージ。ライライ島を目指して進む。水中ステージが登場。

2-5 ステージそのものが上下反転するギミックあり。

2-7 沈没船。迷うことは無いがステージが長い。

ボス戦はライバー。攻撃するたびに画面が回転するギミックがあるので、
落下時にトゲに当たらないように注意が必要。
合間にはコライバーも召喚して、飛び回る。

3面

2面で目指してたライライ島に到着。ジャングルのステージ。
何も無い地面から急に現れる植物や、上下構わず設置されているマグマ、
真っ暗になるステージなど、さらにギミックの悪意がとんがってくる。

ボス戦は妖怪に変身したライバー。火を吐いてきて、水平・垂直ともに射程がある。
攻撃するたびにテレポートする。

4面

魔法の国のステージ。

4-3 みんなのトラウマ。模様に触れると画面全体が回転するギミックがあり、
方向感覚が無くなる。強制的に落下したところに敵が待ち構えており、
逃げようも無くやられてしまうパターンも。こんなときこそ使いたいテレポテトは
当然のようにアイテム禁止である。

4-5 タルが大きくなったり、小さくなったり。相変わらず触れると1ミスなので
大きくなったときのほうが敵を倒しにくくなってつらい。アイテムも禁止。

ボス戦はコライバーズロボ。攻撃するとパーツが分かれ、それぞれのパーツが飛んでくる。
その間はこちらは攻撃できないので、再度パーツが集まるまで逃げ回るしかない。

5面

異世界にある、ライバーの城のステージ。ロックマンのワイリーステージ感。
雰囲気を出すためか、マップ上にキャラクターはいない。
雑魚も殺意マシマシであり、おもちゃの兵隊は攻撃すると、
上半身は動かないが銃を撃ち、下半身は高速で走り回るという鬼畜使用。

5-4 タルが鏡から出てきて襲い掛かってくるというトラウマ。

5-6 床を含むタイルがどんどん消えていくステージ。
タコヤキと色付きタイルは消えないので、どこを足場にするか考えて。

ボス戦はライバー。3体の分身と、本体が飛び回って攻撃してくる。
本体を攻撃すると、分身も倒せる。

6面

隠しステージで3ステージだけ扱い。
シチュエーションと裏腹に、マップ上は平和なBGMになっているのが素敵。
高難易度かと思いきや別にそんなこと無いし、アイテムも使える。
ライバーが待ち受けているがボス戦は無い。


アイテム

○イキフキカエル
一度だけダメージを回避できる。触れた際、敵は攻撃を食らった判定になるが
タル側もはじかれるようにノックバックするので、そのままどこかへ落ちたりしないよう注意。

○いだてんそくん
通常の移動がダッシュになる。徒歩と切り替えができないのでクセが強いが、
ダッシュでは水上も走れるので特定のステージにおける最適解。

○きくんだぁ
人の声が聞こえるアイテム…だが、今作では大声を敵にぶつけて攻撃する。
「わっ」であるが、ワギャンと違ってちゃんと倒すことができる。
遠距離攻撃ができるが数秒の溜め動作が必要なので、その間にやられないように。

○すいすいにんぎょくん
水中でのみ効果があり、不安定な水中での操作が安定するようになる。
特に上下にトゲが設置されているような、悪意の中では救世主。
マリオに出てくる、カエルスーツみたいな感覚。

○テレポテト
使用するとステージクリアとなるぶっ壊れアイテム。
入手方法がミニゲームか、マップ上の落ちている分に限られている。
肝心なステージではアイテム禁止ルールが出てくるので、使えるときに使っておこう。

○ソードペンまじっくん
一定時間、敵の動きを止める。
あくまで止まっているだけなので、触れるとミスになるので注意。

○マント
ボタンを連打することで飛ぶことができ、飛行速度も速い。
飛行を妨害されないステージでは非常に使える。
但し、調子に乗って飛び回ると狙ったように雑魚が配置されていたり、
天井や壁にぶつかると飛行状態が解除されて無防備に落下したりする。

○にるる
使用すると約1分間、タルるートの分身となって画面内の敵を
倒してくれる。壁なども貫通して倒してくれるので、
敵の多いマップでは八面六臂の活躍を見せる。非売品だが、
ちょいちょいマップに落ちていたり、くれる人もいる。


登場するキャラクター

○タルるート
言わずと知れた主人公で、ゲームの操作キャラ。
舌を伸ばすことで、敵を攻撃、タコヤキを食べる。
いくつかのアイテムを使用することもできるが、
1ステージにつき使えるアイテムは1種類につき1個だけ。
違う種類のアイテムは併用できる。

○江戸城本丸
タルと一緒に最初から最後まで一緒にいる設定なのだが、
会話以外で登場しないので影が薄い。
いよなちゃんを助けるためなら!と熱い胸の内を語るし、
エンディングでも、さも自分が助け出したかのように語るが、
1キルで何度もやられながら、ゾンビの如く立ち向かったのはタルである。

○河合伊代菜
ヒロインで、敵にさらわれるというお約束のピーチ姫ポジション。
ただたださらわれていくだけで、本丸以上に途中から影が薄くなる。
エンディングでは本丸に感謝を伝えるが、伝える相手を間違っていると思う。

○ミモラちゃん
タル、本丸と一緒に行動している。
ステージ終了後にタコヤキと引き換えにアイテムをくれたり、
ボス戦前には、なぜかライバーの弱点を知っているという有能な子。
というか、エンディングを見るにこの子さえいればいいんじゃないかな。

○その他の方々
マップ上に、伊知川累、原子力、大綾真理先生など、
原作の様々なキャラクターが現れる。魔法の国では人間キャラは登場せず、
ちゃんと魔法の国のキャラクターが登場。
大体はストーリーに絡むほどのことは無く、ミニゲーム担当で
勝つとアイテムをくれるが、負けるとアイテムやタコヤキを没収される。
但し、没収されるものが何も無い状態で負けてもペナルティは無い。
ミニゲームのルーレット以外は、勝たないとどいてくれない。
進行ルート上にいる場合もあるので、運が本当に悪いといつまでも進めない。


ミニゲーム

○ゲームコーナー
GAME と描かれた、パチンコ屋のような建物。
中でできるのはまさにスロット。賭けるのはタコヤキなので健全。
揃えたキャラに応じてタコヤキがもらえるが、
ステージ内にタコヤキを倍に増やすアイテムがあるので、
該当するステージを周回するほうが明らかに効率が良い。

タルのアイコンを揃えると、マント+にるるを入手可能。
こちらは非売品のため、これだけがゲームコーナーの存在価値である。

○スピード
キャラとのミニゲームで発生。
現実世界でもある、トランプのスピード。
1とキングは繋がらないので注意。
最後の1枚がどちらも出せない状態では引き分けとなるが、
本丸側の勝ちにしてくれる。

○ルーレット
キャラとのミニゲームで発生。
ハズレは負けと同じくアイテム没収、大運凶はタコヤキ全部没収。
但しアタリには貴重なテレポテトも入っているので、シンプルながら
ハイリスクハイリターンなゲームである。
このミニゲームのみ、勝っても負けても進行できる。

○BIG&SMALL
キャラとのミニゲームで発生。
トランプのハイ&ロー。先に三勝したほうの勝ち。

○カードあて
キャラとのミニゲームで発生。
4枚のうち、指定された1枚をシャッフル(横にスライドしていく)
された中から選ぶというもの。一応シャッフルするところを
目で追うことはできるが、カードを目で追うのではなく、
3つ飛ばしでカウントすると楽。


特徴

難易度

オトコノコモード、オンナノコモードがある。
男の子モードのほうが難易度が高く、敵の配置が多い。
また、6面に進むために必要とされる五芒星シールの必要数が多くなる。
今の時代であれば色々と問題にされそうな選択肢である。

セーブ機能

MAP上でスタートボタンを押すと、バンク1~バンク3にデータを保存でき、
開始画面の「バックアップデータ」から再開することができる。
オートセーブも行われており、「コンティニュー」から再開できる。
ゲーム内では詳しい言及がされないので、セーブポイントを探して彷徨った人もいたかも。

五芒星シール

ゲーム開始の本丸のセリフでも出てきた、願いをかなえるシール。
セーブ機能の際にも、これだけ集めた数が別に集計されているが、
ゲーム内では何の機能があるのか、まったく触れられない。
正解は、一定数集めると5面をクリアしたあとに6面にいけるというもの。
集めるためには特定のステージを周回するのが効率が良い。

ちなみに6面をクリアすると、
通常のエンディングより、少し長いエンディングが見れる。



余談だが、音楽の担当がワギャンランドの方と同じなので
かなり似通ったBGMになっている。



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最終更新:2024年10月17日 22:02