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暴力団

登録日:2025/11/16 Sun 15:08:12
更新日:2026/08/18 Tue 18:15:53
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893 G登録 Vシネマ YAKUZA Yakuza ※犯罪です ごろつき したたか ためになる項目 なんでもあり はみ出し者 みかじめ料 アウトロー アンダーグラウンド カスリ ギャング ケジメ ケツ持ち ゴロツキ シノギ シマ ショバ代 シンジケート ジャパニーズマフィア タックス・ヘイブン ダフ屋 チンピラ チンピラ集団 ノミ屋 ビジネス ビジネスマン ピラミッド式 フィクサー フロント企業 マッチポンプ マネーロンダリング マフィア ヤの付く自由業 ヤクザ ヤミ金 リアル悪の組織 レジスタンス 一家 三ない運動 上納金 人身売買 仁義 代紋 任侠 任侠映画 何でもあり 侠客 倒産整理 借金取り 元締め 兄弟盃 全員悪人 冷血 刺青 勉強になる項目 博徒 反社会的勢力 右翼 吹き溜まり 喧嘩 喧嘩のプロ 回収人 国家の敵 国際犯罪 国際犯罪組織 圧力団体 地上げ 地下経済 売人 売春 外道 外道だらけ 外道の巣窟 外道集団 嫌われ者 密入国 密売 密売人 密漁 密航 密輸 密輸業者 密造 弱肉強食 必要悪? 怪物の心を持った人間達 恐喝 悪の組織 悪人 悪党 悪辣 愚連隊 所払い 所要時間30分以上の項目 手打ち 抗争 拉致 指詰め 数の暴力 暴力 暴力の世界 暴力団 暴力団員 暴力団対策法 暴力団排除条例 暴力機構 暴力的 暴対法 栄枯盛衰 極道 構成員 殺人 民事介入暴力 渡世人 準構成員 無法者 無法者集団 犯罪 犯罪シンジケート 犯罪組織 犯罪総合商社 犯罪者 狡猾 用心棒 用心棒代 的屋 盃事 直参 直系 看板 破落戸 破門 社会のゴミ 社会のダニ 社会の歪み 社会の闇 社会悪 組事務所 組織 組織暴力 組織犯罪 組長 絶対悪 絶縁 総会屋 縄張り 縄張り争い 縦社会 美人局 背乗り 脱法 脱税 興業 舎弟 若頭 血も涙もない 血縁 街宣右翼 街宣車 裏切り 裏社会 規律 覚醒剤 親と子 親分 親子盃 詐欺 資金洗浄 賭博 転売 違法 金が全て 金と暴力 鉄砲玉 関わってはいけない人達 闇金 闇金融 階層構造 隙間産業 雁字搦め 集金人 非合法 顔役 高利貸し 黒塗りの高級車 黒幕 黒社会




※ 追記・修正の際は暴力団が犯罪組織であることを常に念頭に置き、実在する具体的な組織、人物、及び事件等についての記載は慎重に行ってください。


「暴力団」日本の犯罪組織・反社会的勢力の一つ。




【概要】

暴力を背景に犯罪活動を行う組織的暴力集団。
暴力団関係者は世間一般では「暴力団員」「構成員」「ヤクザ」「極道」「ジャパニーズマフィア」等と呼ばれる。
ちなみに「暴力団」の名称は元々警察が付けたものであるが、戦後になってメディアが報じるようになったことで一般でも「暴力団」の名称で知られるようになった。
「ヤクザ」の語源は諸説あるが、賭博にも扱われる花札競技のおいちょかぶに由来するという説が広く知られている。詳しくは当該項目と余談にて。
自主規制などで直接的な表現が憚られる場合は、「893」「怖い人」「黒服の人」「その筋の人」といった隠語で呼ばれることもある。
対義語は「堅気(カタギ)」で、こちらは暴力団構成員でない一般人を指す。

主に犯罪組織として知られ、薬物密売、密輸、賭博開帳、恐喝、詐欺、闇金、人身取引*1、敵対者の殺傷など多岐にわたる非合法活動を展開していることから、海外における「マフィア」などと同列に扱われる。
一方で、長年にわたり日本社会の中で独自の慣習や構造を築いてきた存在でもあり、その歴史や組織形態、しきたりなどには海外の反社会的勢力とは異なる独特の文化が見られる。

法制度においては、1991年(平成3年)に施行された暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(以下、暴対法)により「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む。)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」と定義され、これに当てはまる団体の中から更に条件を絞り込んで選ばれた「指定暴力団」に対して一定の監視・規制・諜報が行われている。

令和8年4月に発表された『令和7年における組織犯罪の情勢【確定値版】』によると、令和7年末時点で全国の暴力団の人数は正式に所属している構成員が9400人、正式には所属していない準構成員等が8400人で合わせて1万7600人となっている。

完全な男社会であり女性組員や女性のみの組はほぼ現存しない。
組長の妻が「姐さん」として仕切りなどを行うことがあっても正式な組員ではない。
正式な組員になったと名乗る女性が過去に若干名メディアに登場しているが、いずれも既に足を洗って久しく現状では女ヤクザは存在しない。

また日本では「暴力団員=和彫りの刺青≒タトゥー≒マフィア等反社会勢力」とよく認知されているが、そもそも暴力団員だからといって別に刺青を入れる必要はない。
なので刺青を入れていない暴力団員も存在するし、また海外ではタトゥーは文化や伝統の一つでもあり必ずしも反社会勢力の象徴ではない
とはいえ、「タトゥー・刺青≒反社会勢力」という偏見は未だ根強く、SNSなどではその是非について度々論争が巻き起こっている。


【歴史】

江戸、明治期〜戦前

暴力団・ヤクザのルーツとなる存在としては、江戸時代の賭場を取り仕切る「博徒」と露天商や祭りでの興行などを行う「的屋」*2が中心だった。
これらの集団の中から指導者や組織が現れ、縄張りとしている地域の博徒や的屋を取りまとめるなどして地域の治安維持や紛争解決に一定の役割を果たしていたことから、権力者から必要悪として黙認されることもあった*3

明治時代になるとこれまでの博徒等は取り締まりの対象となったが、西洋文化の流入に伴う産業の発展と共に労働力不足となったため、特に人手不足だった炭鉱や水運、港湾などの肉体労働となる大規模工事現場には地方の農村等から働き口を求めて多くの労働者達が集まるようになった。
やがて労働者の中でも体力や気力のある男性を中心に現在の「組」に連なる集団が組織されていったが、屈強かつ荒くれの男達が集まれば当然諍いも多く発生するようになる。
当時はまだ警察の手が足りない状況だったため、一種の自警団的な役割を持った組織も結成されるようになっていったが、この頃はまだ現在のような犯罪組織というよりは腕っ節の強い荒くれ労働者の集まりとしての側面が大きかった。

その後も急激な近代化や経済成長に伴い新たな犯罪が生まれ、より組織化が進んで明確な統制を持つ集団が形成されるようになるが、警察もこうした諍いを起こす集団を野放しにしていたわけではなく、昭和10年頃までにかけて当時の警視総監の陣頭指揮により東京府や他府県で暴力団や政治結社構成員を一斉検挙している


戦後〜バブル期

太平洋戦争敗戦後は国内の多くの都市が空襲で焼け野原となったことであらゆる物資が不足し闇市が増えていき、治安も悪化した。
この頃になると元々露店商売を本職としている的屋系の組織が増えていった。
もともと、闇市は露店形式であり、その方面に詳しい的屋系の組織がはびこるのは必然である。
さらに、普通の商店街などが焼失し、警察などの治安維持組織もGHQの統治下で弱体化してしまい、闇市からの物資無しでは餓死は不可避*4という社会状態だったため、
この時代の暴力団には「物資流通という形でのインフラ」「市場で必然的に起きる揉め事の仲裁」などの社会的な需要があり、行政機関よりも信頼があったと言える。
となれば暴力団が勢力を広げるのは当然で、さらに戦地から復員した元軍人が暴力団に入ったと言うこともあり、戦後の暴力団は人数・人材を大いに膨れ上がらせていった。

また、新たに「愚連隊」などの不良集団が暴力団となることもあった*5

GHQの撤収と日本の独立回復を契機として、再編を遂げた警察側も急増・急成長する暴力団の摘発に乗り出すも完全な撲滅には至らず、やがて労働組合の活動が活発化すると企業側が暴力団を利用する事例も現れるようになった。

その後、高度経済成長期になると建設業や港湾労働、芸能興行などに参入する組織が増え、一般社会に紛れて法律に抵触しない合法活動を行う「フロント企業(企業舎弟)」も多く見られ、1980年代のバブル経済期にかけては不動産投資や地上げ行為、金融詐欺に深く関与し、巨額の資金等を背景に勢力を拡大させ、社会的影響力がより一層増大した
しかし数が増えると発生するのが構成員や組織間の対立であり、山一抗争に代表される暴力団同士の抗争が頻発するようになり、一般市民が巻き込まれる事例も出てきた

更に当時は、大手のマスメディアが暴力団事務の取材したドキュメンタリー番組が堂々と放送されたりもしていた。

平成以降

そうした状況から1992年に暴力団対策法(以下「暴対法」)が施行され、暴力団はこれまでのように街中などで堂々と「○○組」と看板を出して事務所を開くことが難しくなった。
既存の事務所の撤去が進み、構成員数や組同士の対立抗争も減少し、暴力団による資金獲得活動も困難になったが、逆にフロント企業の増加や組織そのものを擬装するなど法律に抵触しないよう巧妙になるといった場合もある。

2010年〜2011年にかけて全国の地方自治体で暴力団排除条例の制定が進むと、構成員の暴力団としての活動以外の日常生活への規制も強まり、暴力団構成員と判明すれば都市ガス等の使用契約、賃貸契約、各種手当受給、口座開設やクレジットカード作成などあらゆる面で規制を受けるようになった
これらの規制は暴力団を離脱しても5年ほどは影響を受け続ける
公共サービスのみならず、ありとあらゆるサービスや契約が「反社排除条項」を設けており、反社会的勢力(の関係者)と発覚するとサービスを受けられなくなったり契約を解除される(これは法律ではないので(条文にもよるが)半グレや海外テロ組織なども対象)。
また、銭湯やホテルなどでよく見かける「刺青がある人の入店禁止」という注意書きも暴力団構成員を意識した物であるのは明白である*6
「ここまで締め付けるのは基本的人権の侵害では?」という議論もなくはないが、暴力団絡みの犯罪やトラブルを鑑みるとやむを得ない面もあるだろう。

暴力団に関する規制が厳しい昨今では、カタギの者が暴力団構成員と交際するだけでも問題になる
ここにおける交際とは、相手が暴力団構成員と知りながら頻繫に飲食などを共にしたり、暴力団構成員が主催する(冠婚葬祭やゴルフコンペなどの)行事に参加するといった行為を含む*7
特に暴力団に協力する行為(名義貸しなど)を行えば、自身も「暴力団関係者」と認定されて暴力団排除条例による規制を受けたり、銀行などの反社排除条項に引っかかって問答無用で取引を打ち切られる可能性がある
更に前記した通り組織の擬装が巧妙化しているためフロント企業を見抜けずに取引をもってしまい、銀行ににらまれて融資を引き揚げられてしまったということもあり、反社チェックは企業にとって必須であり頭の痛い問題になりつつある。
昭和前半ごろまでは芸能事務所は堂々と暴力団との交際を行っていたケース*8も少なくないが、昭和末期や平成にかけてはコンプライアンスが強く求められるようになり、現代では発覚したら事務所ごと猛烈なバッシングや警察の手入れを受けることは確実である。
実際に著名人や企業と反社会的勢力の交際が発覚して社会的信用を失うケースも後を絶たず、暴力団と交際していた芸能人などが干されることも珍しくない。

また、交渉やトラブルの際に暴力団(や他の反社会的勢力)との関係を仄めかしたり或いは自分は暴力団構成員であると伝えて相手を脅すと、それが冗談のつもりであっても脅迫罪等に問われる恐れがある。
なので脅迫でなく、俺は嫌な思いしてないからとスマホで宅配などをする業務妨害をしたりもする。
契約していなくても今はSIMフリー携帯があってフリーWifiがどこにでもある。どこからでも弾を撃てるのだ。
ターゲットを疲弊させるのも十分効果があるのは実証済みである。なんJ民何しとんねん。

こういった締め上げによる新規構成員の減少や、少子高齢化の影響による構成員の高齢化が進み、暴力団の数・規模は縮小しつつあるが、反対に構成員でない故に暴対法の影響を受けない「半グレ」や、組織的な統制を持たずSNS等で結びつく「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が増加するようになる。
半グレやトクリュウとの関係は組織によって様々で、商売敵として対立関係になることもあれば傘下に組み込むといった場合もある。

暴走族と同じく、厳しい掟などが若い世代に忌避され法的な締め付けが厳しくなったこともあって若年層の新入者が減っており高齢化が加速している。
特に若い時から暴力団の世界どっぷりで社会的なスキルもなく組内で出世もできなかった老組員は「何者にもなれない貧困老人」になるしかなく、二次・三次団体の組長でも認知症を発症して組員に介護されるケースが報じられている。


【資金源】

一般に、暴力団が資金を獲得するために行う経済活動を「シノギ」と呼ぶ。
以下に代表的・典型的な「シノギ」の例を挙げる。
※各都道府県の暴力追放運動推進センターHP等より引用。

  • 伝統的資金獲得活動
暴力団が昔から資金獲得に用いてきた活動。
賭博や飲食店への金銭徴収(みかじめ料や用心棒料等)、覚せい剤等違法薬物や危険ドラッグの密売、売春、恐喝、人身取引、詐欺といった違法行為など。
ただし、あからさまな違法行為だけでなく、露店や飲食店、建築業、金融業等の経営など合法的なものも含まれる。
逆に言えばあらゆる業種が合法的なシノギの対象になるため、「自分たちは平気」などと思わずきっちり対策をしておかなくてはならない。素人がやっている動物保護団体などは格好の的である。
過去に問題になっていた組織的なチケット転売(ダフ屋)は暴力団のシノギの一つであり、後述する半グレやトクリュウ共々ゲーム機やホビーなどの転売、ネットゲームにおけるアカウントやアイテムなどのRMTやチートデータの売買への関与も疑われている*9

  • 民事介入暴力、企業・行政対象暴力
近年では企業倒産整理、債権回収、不動産売買などの他、総会屋、会社・新聞ゴロ及び社会運動等標ぼうゴロ等で企業や行政機関を対象とした恐喝、強要行為も見られる。


当然これらは犯罪として処罰されるものも多いが、彼らは「若い衆は上からの指示なしで自主的に動いただけ、上層部は知らなかった」という建前で、上層部はのうのうと立件を逃れているパターンがかなり多い。
警察なども何とか組織の上層部を検挙できないかと苦慮するが、「疑わしきは罰せず」である以上、共謀していることを立証できなければ罪には問えず、実行者の下っ端だけを処罰して終わらせざるを得ないケースがほとんど。
そもそも暴力団のシノギは(組織的なものが全くない訳ではないが)各組員個人や少人数のグループが独自に行うことの方が多く、大組織の親分や幹部はその利益を上納金として受け取るだけで末端組員のシノギなど一々チェックする訳でもないので「知らない」という言い分もあながち嘘ではない。


【組織】

暴力団は創設者の姓や縁のある地名、組織のスローガンを表す標語などに「組」「会」「一家」といった呼称を末尾に冠して組織名を造る。これらの名称は一種の看板として機能し、他組織や一般人に対してその存在感を示す役割を持つ。
ポピュラーな「組」「会」「一家」の他には「興業」「総業」「実業」「企画」「商事」など一般企業風の呼称を用いたものや、末尾に何も冠さずシンプルに性や地名だけといったパターンもある。*10

更に象徴として代紋というシンボルマークを付ける。我々日本人に家紋があるのと同じである。
金属や石、シールなどでこの代紋を作り、どこかに付けて持ち歩いたり車につけたりするのがポピュラーであった。しかしどっかに落っことしたり金属製だからと売り払うバカもいた。

組織構造は組長を頂点とし、その下に若頭や本部長、舎弟頭等の複数の役職や舎弟、若衆(組員)等明確に序列が存在する完全な縦社会で、「親子盃」のような盃事と呼ばれる儀式を行うことで一種の擬似的な血縁関係となる。
組長の代替わりを期に組織名を変える場合もあるが、基本的に初代から数えた代数を取り入れた「○代目△△組」と称されることの方が多い。

頂点となる組長と組員のみの組織は本家もしくは一次団体と呼ばれる。
本家の組員は幹部から若衆に至るまで複数の組織を傘下に持つ団体の組長でもあることが多く、本家組員が個別に率いる団体は二次団体と呼ばれるが、二次団体組長は本家組長と盃を交わしている本家の組員でもあるため、「直参/直系」とも呼ばれる。
更に二次団体の組員も同じように自分を組長とする団体(三次団体)を組織し三次団体組員も同じように……を繰り返すことでピラミッド式に階層構造を形成していくが、本家組長を除いた組員の殆どが下部組織を束ねる組長という組織構造は跡目争いや派閥争いを発端とする内部抗争の原因になる可能性も高い。
傘下組織は組員が組織内で新たに組織する場合や抗争などにより他組織を吸収する形で傘下に迎え入れることもあり、傘下入りした他組織が功績などで直系に昇格することもあるが、その逆に傘下だった組織が独立することもあり、大規模組織の傘下ではなく独自に活動する組織は「一本独鈷/独立系」等と呼ばれる。
また組織間の吸収や合併・統合ではなく複数の組織が集まって一つの巨大組織を結成する場合は「○○会」「○○連合」「○○連合会」等と呼ばれる*11
また、どの組織でも上部組織は下部組織に上納金を課していることが多い。

ちなみにニュースなどで暴力団組員が逮捕された場合、「○○組系(傘下組織の)暴力団組員/幹部の〜」と報道される事が多いが、これは○○組に属する組織(二次団体など)の組員ということである。

+ 【組織図一例】
   組長
    ┣ーーーーーー┓
    ┃     舎弟頭
 若頭、本部長    ┣━━━┳ー⋯
    ┃      舎弟  舎弟
  若頭補佐
    ┣ーーーーーーー┳ー⋯
    ┃     若衆(本家組員)
    ┃     (二次団体組長)
    ┃         ┃
    ┃         :
 若衆(本家組員)
 (二次団体組長)
    ┃
~~~~~ここまで本家(一次団体)~~~
    ┃
    ┣ーーーーーー┓
    ┃     舎弟頭
 若頭、本部長    ┣━━━┳ー⋯
    ┃      舎弟  舎弟
  若頭補佐
    ┣ーーーーーーー┳ー⋯
    ┃     若衆(二次団体組員)
    ┃     (三次団体組長)
    ┃         ┃
    ┃         :
 若衆(二次団体組員)
 (三次団体組長)
    ┃
~~~~~ここまで二次団体~~~
    ┃
    ┣ー⋯
    :



役職

組織間で若干異なるが、ここでは代表的な役職について簡潔に記載する。

  • 組長、会長
組織のトップ。
組織名に応じて組織のトップは○○組組長または○○会会長と呼ばれるが、組織名が「組」でもトップが会長、「会」のトップが組長と呼ばれることもあり、○○組/会総長などと呼ばれる場合もある。

  • 若頭
組の実質的No.2。
次期組長候補で、普段から組長不在時の代理や他組織との外交などと役割は多岐にわたる。

  • 本部長
資金運用など本家のあらゆる実務をとり仕切る役職。

  • 舎弟頭、舎弟
組長の舎弟(兄弟分・弟分)。
親分の兄弟分(いわゆる「叔父貴(オジキ)」)であることから、一般組員(若衆)などの子分より上の身分となるが、あくまでも「組長の弟分」のため、基本的に舎弟頭を除いて組内の要職には就けない。

  • 若頭補佐
若頭の補佐役。
若頭や本部長と異なり一つの組織に複数人が存在するが、それ故に次期若頭を目指して組織内での派閥争いになることが多い。

  • 若衆/若中/若者
組長と盃を交わした子分。要は一般組員。


組織からの離脱

建前上はケジメをつけて除籍や破門といった形で組を抜けることができる「足を洗う」と言われたりもする。
その場合はカタギに戻ることになるが、暴力団構成員であった事実や前科が消える訳ではなく、「元暴5年条項」により5年間は「みなし暴力団員」として監視され規制を受ける。抜けたとしても繋がりまで無くなるわけではないからである。
更には、身体に入れた刺青や失った指なども当然元には戻らず*12、(暴力団構成員は)履歴書にも経歴として書けるような代物ではないため人によっては長期間の空白期間が生まれるなど、容姿・経歴両面でも再就職や近所付き合いに支障をきたす可能性がある。
元暴力団組員の脱退や更生を支援する自治体や企業、団体なども存在するが、それでも自身の社会的評価を回復するのは簡単ではないのが実情であり、再び暴力団に戻ってしまう者や、半グレやトクリュウなどの犯罪組織(後述)に流れていく者、困窮から窃盗などの罪を犯して逮捕される者も少なくないという。
散々悪い事をしてきたのだから自業自得な面もあるが、離脱者の更生と社会復帰を拒絶することで新たな犯罪が起こり得るのも事実ではある。
とはいえ警察も鬼ではないので、ちゃんと事情を話せばわかってくれる。しっかりケジメを付けたことを話そう。

潜入調査官であっても、潜入中の窮屈ながら時間に色々と余裕があった中から、キッチリとした職務が求められる警官に戻るというギャップに悩む者も少なくない。
あと潜入調査官は悪いことは出来ない、暴力団に籍を置いているとはいえ一応警官なので犯罪行為は許されないのだ。

カタギに戻る手段が明確に存在することは、こうした犯罪組織としては珍しい特徴といえる*13
しかし、実際には離脱を求めた組員をリンチにかけたり、到底払えない金銭を要求して脱退を認めない、あるいは阻止するケースも多く、そう簡単に抜けられるとは限らない。
もちろん脱退妨害は違法行為だが、それをすり抜ける手管くらいは彼らは身につけていると思った方がよい。
もし潜入調査官、あるいは警察関係の協力者「エス」だと発覚していたなら……。


【慣習】

◆部屋住み

組に入りたての新人はまず「部屋住み」として他の組員と共同生活を送りながら事務仕事や雑用などを行い、ヤクザ世界の作法も学んでいく。
部屋住みの勤め先が上部団体の本部事務所なことは名誉なこととされ*14、資金獲得のためのシノギが行えない代わりに組長などから小遣いなどの名目で金銭が渡されることがある。
とはいえ上下関係を理由とした理不尽な暴力やいじめなどの温床になりやすい体育会系部活動の寮生活以上にガッチガチの上下関係が敷かれているヤクザ社会故に、間違いを犯すと上の組員から暴力で制裁されたり部屋住み同士のトラブルも発生したりすることもある。

◆盃事

擬似的な血縁関係を結ぶ際の行事。
結ぶ血縁に応じて種類が異なる。
仮盃と本盃があり、当然ながら格式も重さも違う。

襲名盃、継承盃

その名の通り、組長が代替わりする際に代わす儀式。

親子盃

親と子の血縁を結ぶ儀式。
盃を交わした瞬間から親子関係が成立し、その親(組長)の子分となる。
但し組長以外の人物と親子盃を交わすことも可能で、例えば二次団体組長は本家組員でもあるため、二次団体組員は本家組員と親子盃を交わすことになる。
これを破り親殺し・子殺しを行った場合は基本的に「絶縁」処分が為される。殺されたのがどちらにせよ監督不行き届きなのは間違いない、ということである。
だからといってこれはカタギになる手段でもない、殺人刑に問われるのみならず別のケジメも待っている。
人一人殺してのうのうと生きられるほど渡世も娑婆も甘くはない。

兄弟盃

盃を交わした瞬間から、兄弟関係が成立し、兄弟分となる。
上下関係はなく互いに兄弟と呼び合う五分の兄弟や兄弟間の上下関係がはっきりしている四分六の兄弟五厘下りの兄弟、また違う組同士の組員が交わしたりする代紋違いの兄弟などいくつかの種類がある。
特に代紋違いの場合は双方の組の間で何かトラブルが起きた際に連絡係や仲裁、示談担当として重宝されるので、そこそこの規模の組織では大抵抱えている事が多い。

手打ち盃

揉め事を穏便に治めるために行われる。
仲介人や裁定者などを挟み、どちらが上かはともかく様々な形式でそれらを一旦なかったことにする。
根底に何があったとしても延々と揉めていては埒が明かないし、抗争に発展すればどちらもただでは済まないのでこれも盃事で治めるのだ。
その為、数多の盃事の中でもとても重要なものとされており、これで収めた揉め事を蒸し返して再びトラブルを起こそうものなら双方だけでなく、間に立ってくれた仲介人や裁定者の顔にも思いっきり泥を塗ることになるので、面子を非常に重んじる暴力団にとってはこの盃事で結ばれた事だけは何が何でも守るべし、という不文律があるとされている。

盃直し

新組長の就任や組織内人事などで役職が変わった際に、該当組員と盃を交わしていた組員の間で新たな序列に基づく擬制的血縁関係を再構築するために行われる。

◆指詰め

処罰や反省の意味で小指を刃物で切り落とすこと。
由来は、小指を失うと刀を握る力が大きく削がれることから「戦う力を自ら大幅に減じさせるほどの反省」の意味で用いられた行為と言われる。

現在は暴対法の指詰め行為を狙い撃ちした条文により、処罰の意味でも組抜けの代償としてもこれを強要するのは禁止されている
というより、指なんてつめてもらっても不始末された側も一円の得にもならないので、暴対法以前から「金で解決できる場合には金で解決することの方が多かった」という話もある。
こうした指詰めや自分または他の構成員によって行われることが多く、当たり前だが真っ当な病院や医者が指つめに協力することもないため、衛生面などからもリスクが高い行為である
また、指詰めを行うと社会復帰の際に障害となりえるため、一部では指詰めをさせることでヤクザとしてしか生きていけなくするための手法だったという指摘もある。

◆破門・絶縁・除籍

組織からの離脱には以下の三種類がある。

  • 「除籍」:建前上は円満な脱退。
  • 「破門」:所属する組織と渡世からの追放処分。組織や親分の判断で復縁できる余地がある。
  • 「絶縁」:もっとも重い処分で、所属する組織及び渡世からの完全な追放。

破門や絶縁を受けると、破門状や絶縁状といった書状が関係各所全てに郵送されその人物の拾い上げが禁止される。即ち、破門や絶縁とは元々いた組織だけでなくヤクザ業界そのものからの追放と言ってもよい。
特に絶縁の処分を受けた者を元の所属先と中立または敵対関係の組織が招き入れるということは関係悪化どころか最悪の場合、宣戦布告と見なされかねないので尚更腫れ物のような扱いを受けるのである。


【主な用語・隠語】

いわゆるヤクザ用語
中には今や俗語・スラング、揶揄または自虐の意味で敢えて用いる露悪的な表現等として一般人にも浸透しているものもある。

  • 足を洗う
元は仏教用語だが、ヤクザの世界を抜けて悪事を止める(カタギに戻る)ことを指す。
類義語に「足抜け」がある。
ヤクザとして悪事に「手を染めた」者がカタギに戻る際は「足を洗う」…つまり一度でも渡世に足を踏み入れた時点でその手は一生汚れたままなのである。

  • アヤをつける
「因縁をつける」とほほ同義。

  • イモを引く
「怖気付く」とほぼ同義。語源は言葉通り芋の収穫をしている様子をへっぴり腰に準えたもの。

  • 堅気(カタギ)
元々は「真面目な人」「しっかりしている人」「真っ当に生きている人」という意味だがヤクザ用語としては「暴力団構成員ではない者」の意味。
「政治活動に参加していない人」の意味でも用いられる。

  • 渡世(とせい)
本来は読んで字の如く「世渡り」やそのための「生業」を意味するが、ヤクザ社会ではヤクザの生き方やヤクザ社会そのものを指す言葉としても用いられる。
由来は流浪する博徒を指す「渡世人」、及び彼らの在り方を指す意味での「渡世」とされる。
彼ら渡世人はその生活スタイル上ヤクザとは切っても切れない関係にあり、そこから転じたものと思われる。

また派生して、本名とは別の「ヤクザとしての名前」を「渡世名(とせいめい)」と言う。
ヤクザが逮捕されたニュースなどで「ナントカ組所属、"〇〇"こと本名"××"容疑者が……」などと報道されていたら、"〇〇"の方が「渡世名」に当たる。
単に裏社会での偽名として名乗る場合もあるが、ゲン担ぎや箔付けなどの意味を込めて名乗るパターンも多いようで、本名の捩りなどあまり偽名としての用を為さなさそうなネーミングも見られる。

  • ケツ持ち
飲食店や風俗店などが暴力団に金品を渡す見返りとして対価を得ること。
よくある例としては、他の暴力団からの恐喝や迷惑客とのトラブル処理などを行ってもらう。
いわゆる「用心棒」「バウンサー」と似ているが、あれらは合法的な一般企業が営むのに対して「ケツ持ち」は違法でありもちろん暴力団排除条例などの規制対象になる。
転じて、暴走族では最後尾で警察などの追っ手を撹乱する者を指す。

  • シノギ
資金獲得方法のこと。上記にもあるみかじめ料やフロント企業の収益など多岐に渡る。

  • シマ
組の勢力圏、要は「縄張り」のこと。

  • スケ
「(恋人の)女」または「情婦」の意味。ヤクザ用語ではなく別の所から来ているとする説も。
元々は「女子(おなご)」または「ナオン(「おんな」の倒語)」に、人名に準えた「~助(すけ)」をくっ付けて「なごすけ」「ナオすけ」と呼ばれていたのが、いつの間にか本来意味の無い部分だけが残って単なる「スケ」になったと言われる。
現代では死語に近く単体で用いられることは稀だが、「スケこまし」「スケ番」といった現代でも伝わる言葉に名残が見て取れる。

  • チンコロ
「密告」とほほ同義。
謂れは諸説あるが、犬種の「(チン)」が臆病な性格だったことから、チンのような臆病者→密告を働くような臆病者→密告者という変遷を辿ったとする説がよく知られる。

  • チンピラ
一般的には不良少年のこと。
今やヤクザ用語として意識されることの方が少ないが元々は「チンケなヒラのヤクザ」、つまり下っ端暴力団員のことを指すヤクザ用語。現在でも時には「下級構成員」の意味で用いられる。
昔から不良少年が暴力団にスカウトされる事例は多い。

  • チャカ/ハジキ
いずれも拳銃のこと。チャカは主に西日本、ハジキは東日本で用いられる。
由来は「拳銃の動作や部品が擦れ合う時のチャカッという音」「弾丸をハジキ飛ばすから」と割と単純。
またリボルバー(回転)式拳銃は弾倉の形状から「レンコン」、オートマチック(半自動)式拳銃はスライド機構の為か「ヒキダシ」とも。本来は抗争に用いる武器全般を指す「道具」も狭義では拳銃を指す。使われる弾丸そのものは見た目とその形状から「マメ」と呼ばれる。
因みに「黒星(グリップ部分に黒い星が付いている為)」、「銀ダラ」の通称でお馴染みトカレフ TT-33(の錆止めのシルバーメッキ仕様)が「ヤクザの銃」のイメージになったのは80年代に中国から盛んに密輸入されたためらしい。また同じ旧ソ連邦製で、主にロシアから密輸入された拳銃では「赤星(グリップ部分に赤い星が付いている為)」の通称がある、マカロフ PMも使われる様になった。それまでの拳銃といえば、在日米軍基地から横流しされたコルト・ガバメントが専ら主流だったという。

  • 出入り/カチコミ/ドンパチ/火を噴く
いずれも組を挙げた抗争、及びそのために出動すること。

  • 鉄砲玉
概ね敵対組織に派遣される暗殺者のこと。
専ら下っ端が担当し、ターゲットを暗殺した上で自らも返り討ちないし報復されて殺されるか、さもなくば逮捕(自首を含む)ことで組同士の抗争の口火を切る役割を担う。いずれにせよ出て行ったきり帰って来ない様から鉄砲玉と呼ばれる。
暴力団員同士であっても殺人を犯せば罪に問われる。

  • フロント企業
表向きには合法的なビジネスを営む企業だが、反社会的勢力が身分を隠して設立したり、経営に関与している企業。「企業舎弟」とも呼ばれる。
広義に暴力団だけでなく半グレなどの他の反社会的勢力が関与する企業も含む。
合法的な資金の獲得だけでなく、中には企業ぐるみでマネーロンダリングや不法労働、不法投棄などの違法行為にも手を染めているようなケースもあり、当然ながら発覚すれば暴力団排除条例などの規制対象になる。
また、真っ当な企業でもフロント企業と取引を行っていたり、役員などが暴力団構成員と交際を行っていると暴力団関係者とみなされ得るため、その対策として「反社チェック」と呼ばれる身辺調査を行う場合がある。

  • マッポ
警察官のこと。警察を指す通称は他に「サツ」「ポリ」もよく知られる。
一見「警察」と結びつきにくい呼び方だが、明治新政府の警察官に薩摩藩出身者が多かった事から「さつまっぽう」→「まっぽう」→「マッポ」と変遷したという。


【有名な組織】

  • 六代目山口組
恐らく「暴力団」「ヤクザ」「極道」という言葉を聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるだろう、日本最大にして最も悪名高い特定抗争指定暴力団
元は開祖たる山口春吉が「神戸ヤクザの頂点」「運河の親分」と称された大親分こと、大嶋秀吉が率いた大嶋組の傘下組織として発足したが次第に本家を凌ぐ程の勢力となり、後にその本家との内部抗争の末に独立。
太平洋戦争終戦後は組員が30数名しかいなかったが、その後三代目組長の代で全国に勢力を拡大し、数々の抗争事件を経て今日の山口組の基礎を築き上げるも、三代目組長の死後に後継者筆頭候補だった若頭も病気により急死してしまったことで四代目を巡る跡目争いが勃発し、三代目組長夫人*15の意向もあり一度は正式に四代目が決まるも、四代目決定までの組長代行とその一派だった一部の直系組織が離脱して「一和会」を結成する。
その後「山一抗争」と呼ばれる抗争状態が数年間続くが、四代目組長暗殺や一般人を巻き込んだ事件が多発し、暴対法施行の一因になった。
更に2015年には六代目組長出身団体の弘道会とこれまで主流派だった山健組の対立が本格化し、山健組派は「神戸山口組」として分裂し、2017年には神戸山口組の一部が「任侠山口組(現在は絆會)」として分裂したため、現在は大きく3組織に分裂したこととなる。

とはいえその資金力は現代においてなお日本国内の他の組を圧倒しているとされ、犯罪組織としては世界最高クラスの資金源を持つといわれるロシアン・マフィア(中でも最大派閥であるソルンツェフスカヤ・ブラトヴァ)や、香港に拠点を置く三合會(洪門)に次ぎ、マフィアの本場たるイタリア・ナポリの最大にして最古の組織・カモッラを超えるとも。
例として現組長・司忍こと篠田建市が弘道会会長時代、1997年に警察が行った新頂上作戦で指名手配の末に逮捕された際にはその2年後に10億円もの保釈金が用意され保釈となり、それから2004年には懲役6年もの有罪判決を受けるも今度は何とその日の内にまた10億円が保釈金として用意され、即日釈放となった一件は日本の犯罪史に残るエピソードの一つである。

ちなみにまだ日本でハロウィンが一般的でなかった1970年代から(三代目組長の意向で)ハロウィンには近隣の子供たちにお菓子を配り年末には餅つき大会を行う慣習があり、1995年の阪神・淡路大震災では自衛隊派遣など国の対応が後手に回りまくったこともあってか五代目組長陣頭指揮による組織ぐるみの災害救援活動を展開した
しかしながら地域住民を対象としたお菓子配りや餅つき大会は当然、警察当局や市民団体からも問題視され、神戸山口組分裂前後の2014年頃から自粛要請が出されており、対立抗争が激化するなどしたため2020年に条例が改正されて事実上禁止された
ちなみに某大百科にどういうわけかこの組織に関してやたらと詳細な個別記事がある。単にその方面に興味が有り余っているだけのマニアによるもの…だと思いたい。
+ 三代目組長に関する余話
前述したように30数名しか組員がいなかった山口組を全国規模の巨大勢力へと大躍進した事で知られる三代目組長・田岡一雄だが、その活動の一環として昭和の歌姫・美空ひばりの興行関連をフロント企業「神戸芸能社」によって仕切っていた。当時は地方で芸能興行をするとなれば当地のヤクザに仁義を切っておくことが当然という価値観も強く、そういう筋との仲介役として田岡のような存在が顔を出すことに何も違和感を持たれない時代だったのである。
そして田岡は後世で言うプロモーターとして多数のスターと対面。美空の元夫である小林旭も彼女との結婚時田岡と顔合わせをした事を後年自伝で綴るくらい有名な関係者だったのだが、反社系という都合上令和現在ではメディアで滅多に触れられる事のない話題となっている。
だが山口組組長と美空が関わった結果美空の弟の一人かとう哲也が山口組入りしてしまい、60年代終盤に神戸芸能社が閉業した後、1973年に哲也が別件で逮捕された際山口組で舎弟頭になっていた事がバレ美空が大バッシングを受ける事態に発展。その後ひばりと哲也は田岡ら山口組と縁を切る事になる。


  • 住吉会
山口組に次ぐ日本国内No.2の博徒系指定暴力団
二次団体にして中核組織たる住吉一家を重んじ、主に東日本を勢力の中心に置いている。
源流組織の結成が幕末〜明治初期と歴史はかなり古く*17アメリカ合衆国政府から薬物や武器の密輸・人身売買等の犯罪に関与する国際犯罪組織と認定されている
山口組とは本州の組織としては組織ぐるみの縁を持たない唯一の暴力団でかつては幾度も抗争を起こしてきたが、2011年の山口組六代目組長の出所を皮切りに双方で和解と融和路線が取られ始め、今でも一歩引いた関係の間柄であるが2015年に起きた神戸山口組の分裂騒動では同年9月に住吉会会長を始め最高幹部らが山口組を訪問する等、水面下では良好な間柄であると見られている。
「出会い系バー」などの体裁をとった脱法売春斡旋や違法薬物販売などのシノギが資金源と見られている。
往年のチーマー系半グレや芸能筋上がりの組員*18が少なからず在籍しており、ラッパー兼業の組員*19で何人か逮捕された者がいるが住吉会系所属であることが多く、逆にラッパーに違法薬物を卸して逮捕された組員もおりアウトロー系ラップ業界との繋がりを持つ。またアウトロー系配信者にも何人か関係者がいる*20他、かつて日本で初めて国に「女性暴力団員」と認定された女性も住吉会系組織に所属していた。

  • 稲川会
山口組と住吉会に次ぐ日本国内No.3の博徒系指定暴力団
稲川聖城が一代で築き上げた組織で、戦後に静岡県で結成された「稲川組」を原点とし、幾度かの組織名変更を経て1972年に現在の名前に落ち着いた。
主に関東圏の暴力団と友好関係を築いており、関西の山口組とも三代目時代に当時の山口組若頭と稲川会理事長が五分の兄弟盃を交わしたことで深い関わりを持つが、山口組から離反した元直参組長らが結成した神戸山口組のことは認めていない。
創設者の稲川聖城は会長引退後も2007年に病没するまで総裁として現役であり、自身の息子でもある三代目会長の死後に勃発した組織内の跡目争いを裁定*21した他、山口組四代目・五代目組長の後見人を務めている。

  • 五代目工藤會
福岡県北九州市を拠点とする九州有数の暴力団
反山口組の旗手としても知られ、九州地方の独立系組織のみで構成された「四社会」という連合(親睦団体)を道仁会、太州会、熊本會と結成している。
かつて大臣を務めた政治家の妻が総裁の妻と実姉妹であるなど、土建系人脈の政治家とも繋がりを持っていた時代もあった。

最大の特徴は他の暴力団組織とは一線を画す凶暴性で、暴対法施行後は他の暴力団が一般市民を巻き込むような事件を(少なくても報道上では)極力起こしていないのに対し、この組織は「暴力団追放運動の関係者宅や一般企業に銃撃を加えたり平然と手榴弾を投げ込む」など一般市民を容赦なく攻撃対象としている。
中には関連施設の家宅捜索でロケットランチャーが押収されたことすらあり、そのため市民らの中には報復を恐れて公判での証言を拒否することもある。
そうした凶暴性のため、アメリカ合衆国財務省は「“世界最大の犯罪組織”にあたる“ヤクザ”の中でも最も凶暴な団体」と指摘し、2012年には改正暴対法に基づく「特定危険指定暴力団」に全国で唯一指定、早い話がテロ組織同然の扱いを受けている。
当然だが警察にも目の仇にされており、福岡県内の警察署には「工藤會撲滅」の垂れ幕が定番であった。
もっとも、2014年に総裁と会長が逮捕されてからは組織の弱体化が進んでおり本部の土地も召し上げられた*22
2021年には市民襲撃事件の一審にて、一般市民に危険が及ぶ恐れがあることから特例として裁判員裁判を取りやめた上で、指定暴力団組長に対する史上初の死刑判決が下され*23世間を騒がせた。

  • 旭琉會
沖縄県唯一の指定暴力団。
沖縄県の暴力団は第二次世界大戦後の混乱期から復興の兆しが現れた昭和27年(1952年)頃に現地の不良が集団化したのが始まりで、本土の組織のような伝統やしきたり、掟というものはなく、腕っぷしの強い者がリーダーとなるものだった。
やがて那覇市を活動拠点とする「那覇派」とコザ市(現沖縄市)を活動拠点とする「コザ派」の不良グループが組織化されたものが同組織の始まりとされ、幾度かの対立抗争を繰り返しながら生き残ってきた「那覇派」とコザ派の「山原派」が沖縄の本土復帰が決定したことを契機として本土暴力団の沖縄進出阻止を目的に大同団結し、昭和45年に「沖縄連合旭琉会」が結成された。
しかしその後も組織内の争いが続き、組織の統廃合や組織名の改称を繰り返し、構成員1000人余を擁する県内最大の組織暴力団となったが、組織運営方針に端を発する確執によって絶縁処分となった理事長が平成2年に「沖縄旭琉会」を結成し、一般市民を巻き込むなどの抗争へと発展した。
その後20年ほどは対立を続けながらも両組織が並立していたが、平成23年に「四代目旭琉会」「沖縄旭琉会」が統合して名称を「旭流會」と改称し、現在に至っている。

  • 道仁会
福岡県を拠点とする暴力団。
工藤會に負けず劣らずの反権力性、反警察的色彩ならびに極度の好戦的傾向として知られる暴力団で、結成以降数多の抗争事件を起こし、1980年代の山口組との抗争では10倍近い勢力を有する山口組を相手に一歩も引かなかった他、住吉連合会側を破門された組織の組員を受け入れると全国の組織に通知したことに端を発する突発的な抗争に際し、破壊的な総力戦を敢行しようとしたほど(前述の通り破門や絶縁処分を受けた組員を他組織が招き入れるのは宣戦布告と取られる)。
2000年代中盤頃には内部人事を巡って分裂した九州誠道会を相手に銃火器類を多用した激しい抗争状態となり、佐賀県内の病院で両組織とは無関係の一般市民が誠道会関係者と間違われて射殺される事件まで発生し、抗争終結宣言に至る2013年までにマシンガンや手榴弾を用いた47件の抗争事件で14名の死者を発生させるに至った。

  • 神戸山口組
六代目山口組組長と若頭の出身母体である弘道会関係者を重用する姿勢に反発した山健組等直系組長13名が結成した組織。
六代目山口組で課せられていた高額な上納金が神戸側では大幅に減額されるなどしたが、ここでも運営方針への反発が起き、山健組副組長が組を割る形で独立して任侠山口組を結成し、更に2020年に山健組が六代目山口組に帰参して以降は弱体化が進んでいる。
警察からは六代目山口組、住吉会、稲川会と共に主要暴力団として位置づけられている。

  • 絆會
2017年に神戸山口組の一部直系組員らが離脱し、新たに結成した組織。
任俠団体山口組という名称でスタートし、そこから任侠山口組→絆會へと名称が改められた。
こちらも近年では幹部の離脱が相次いでいる。

  • 池田組
六代目山口組→神戸山口組の元傘下組織。
元々は三代目山口組時代の三次団体だったが、五代目時代に二次団体に昇格した。
シノギにおいて多種多様な事業に介入している事から高い経済力を有し、神戸山口組在籍時代には主要組織に位置付けられていたが、それ故に六代目山口組からは神戸派の資金源として頻繁に襲撃のターゲットとされていた。
2020年に神戸山口組から離脱し、以降は独立組織となる。


【暴対法の適用を受けない反社会的勢力】

半グレ

暴対法施行後に台頭してきた犯罪集団。「半グレ集団」「準暴力団」とも呼ぶ。
名称の由来は諸説あり、「暴力団とカタギの性質を分ずつ持ったグレーゾーンの存在」と「愚連隊」を合わせた言葉とされる。

「関東連合」や「怒羅権」「アビス」など複数のグループが存在しており、主に暴走族OB等を中心に不良グループや詐欺組織、元暴力団、外国人(残留孤児や二世含む)によって結成される。
主な活動は特殊詐欺や闇金融、薬物密売、人身取引、貧困ビジネスのほか、解体工事や産廃の運搬業、クラブや芸能プロダクション、格闘技団体、風俗の経営、出会い系サイトの運営といったIT系業務、組織的な転売など、これまた多岐にわたる。
暴力団同様にフロント企業を構えているケースもあり、主に格闘技団体、芸能プロダクション、カードショップ*24などを経営しており、更には公務員などのカタギに紛れ込んでいる者もいるという。

また、組織的な統制を持ちながらも暴力団に籍を置いていないため暴対法の適用を受けないことが最大の特徴で、活動の匿名性や隠密性、構成員の年齢層の若さ、ITの活用、人員供給の拡大傾向が挙げられる。
暴力団系のグループ(や暴力団出身の者)も存在してはいるものの、大半は暴力団と距離を置いているため、有効な法規制を受けない状況となっている。
とはいえ、殺人や暴行など暴力団さながらの凶悪事件を起こす例も少なくなく、下手すれば暴力団以上に過激な行動を起こすことから問題視されている。

離脱については暴力団のような明確な条件が知られておらず、安全な離脱はより難しいと思った方が良い。

某なろう系作品に登場する「半グレ」はこちらを参照。ダジャレのようなネーミングとは裏腹に、作品の雰囲気を「冒険者ギルド」を媒介としたヤクザ映画そのものに塗り替えてしまったインパクト抜群の敵組織である。


匿名・流動型犯罪グループ

通称匿流(トクリュウ)ぶっちゃけ下流の実行グループ(実行役)とまとめて「闇バイト」扱いされがち。
首謀者や指示役が、SNSや求人サイト等を利用して実行役を*25で勧誘(通称:闇バイト)し、緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す流動型の犯罪集団である。
主な活動は他の反社会的勢力と概ね同じだが、その中でも一般の住宅や店舗を狙った窃盗や特殊詐欺の被害が大きな問題となっている。
SNSやメッセージアプリが普及し実行役を集めやすくなった2020年代より急激に社会問題化した。

詳細は別項目を参照。


【フィクションにおける扱い】

アニヲタWikiにこの項目を立てる時点で避けては通れない…というか但し書きをしておかないと間違いなく紛糾するため注意書きをしておかないといけない事項である。

何かとデリケートな存在ではあるものの、創作においても頻繁に題材・モチーフとして使われている。
扱われ方も、任侠のイメージから現実よりも美化して描かれたり*26、非合法活動を行う悪党として描かれるなど様々。
例えば、ビートたけしは自身の映画作品に暴力団が登場することについて「暴力団を賛美した表現をしたことはなく、拳銃を使った人間は幸せになれないようなシナリオにしている」と語っている*27

ちなみに創作においては、実在する組織名や人名を出すと問題になり得るので、大抵は架空の団体名が使用される。
例えば漫画作品では自出版社を組名にすることが多く、例えばジャンプ系作品に登場する暴力団は「集英組」となっていることが多い*28

項目が肥大化したため、「暴力団(フィクション作品)」として記事を独立させた。
フィクション作品に関する詳細は、こちらの項目を参照。


【暴力団に因む命名・俗語】

アメリカの高級マウンテンバイクメーカー、アイアンホースはロックバンド、ピルサーズの楽曲「YAKUZA」にインスピレーションを得て2005年モデルを「YAKUZAシリーズ」と命名した。

グレードは基本的にヤクザの階級に対応しており、初心者向けの入門モデルが「YAKUZA CHINPIRA(チンピラ)」、上級者向けが「YAKUZA OJIKI(オジキ)」、最上級ハイエンドモデルが「YAKUZA KUMICHO(組長)」となっている。
中級者向けの「YAKUZA WAKA ANIKI(アニキ)」と「YAKUZA WAKA GASHIRA(若頭)」だと何故か若頭の方がグレードが低かったりもするが。

  • ヤクザキック
前方を踏みつけるようにして繰り出すキック、いわゆる前蹴りのこと。「ケンカキック」とも。
プロレスラー蝶野正洋のデビュー当時からの得意技であり、喰らった橋本真也が「ヤクザのような蹴り」と称したことからこの名が付いたと伝わる。

  • 極道入稿
漫画等の原稿を印刷所の締め切りに持ち込むこと。締め切り寸前くらいの場合にも用いられることもある。
漫画・アニメ・ゲームの漫画家・同人作家キャラは締め切り寸前で大慌てしたり、下手すると慌てすらしない程開き直ったりするのがお約束だが、印刷所からすればそれこそ極道さながらの大迷惑行為であり、たとえ受け付けてくれたとしても割り増し特急料金を請求されるのは勿論のこと製品の仕上がりにも悪影響が出る。
勿論一回二回ならまだしも何度もやらかそうものなら出禁を食らって結局は原稿を落とすか、他の印刷所に泣き付くしか無くなり、社会的な信頼にも大きく響きかねない。まさに禁じ手中の禁じ手。
この「無理を金で強引に押し通そうとする様」が極道入稿の「極道」たる所以であるそう。

対義語として、普通に締め切りを守ることを「よい子入稿」「堅気入稿」と言うらしいが誰も〆切を守らないので締め切りは守るのが当たり前なのでこちらはほぼ使われない表現である。

  • ベッドヤクザ
普段は草食系・貞淑な性格なのに、ベッドの上でだけとんでもない肉食系・性豪に豹変する人物のこと。男性・女性どちらでも使用される。
創作のキャラ付けとしてはその極端な二面性が魅力という一種のギャップ萌えに当たる。

  • 公営ヤクザ
警察を指すスラング。類語として「桜の代紋」などがある。
基本的にはネガティブな意味合いが強く、警察が不祥事を起こした場合などに批判的意味合いで使われることが多い。
警察は秩序の為に暴力の行使が認められた組織の一つであり、そういう意味では暴力団と性質が近い部分はある。
ただし決定的に異なるのが、警察は法律、ひいては国民によって管理されるという事。組長などの特定個人が頂点であり絶対となる暴力団との差はそこにある。
逆に言えば、警察が法律違反をするのなら、ヤクザと変わらないという理屈になる。

ちなみに、別に法に違反している訳でもないのにどっちがヤクザかわからんと言われてしまうかわいそうな警察関係者もいる。
それが「マル暴」などと呼ばれる暴力団捜査を行う警察官のこと。彼らはヤクザ顔負けの威圧的な格好や態度をするので、傍から見ると確かにどっちがどっちかわからない。
勿論意味も無くやってるわけではなく、暴力団の社会で舐められないようにする(=効率的に捜査を行う)為に意図して行っているだけで、心は正義の警察官である。
まあ暴力団から賄賂を貰ってしまうような、ナリだけじゃなく心もヤクザなロクデナシを偶に輩出してしまうのが玉に瑕だが…

  • お気持ちヤクザ
己の感情論(お気持ち)で迷惑行動や威力業務妨害に走るカタギを指すスラング。
半グレやトクリュウと違ってグレーゾーン*29であり、社会に守られている立場を悪用してヤクザ顔負けの人権侵害で気に入らない相手(もしくは職業)に危害を加えて社会に大きな影響を与えている。
主に活動家やクレーマー、過激派フェミニスト(ツイフェミ)等が該当しており、いずれも攻撃的な思想でありながらも都合が悪くなった途端に事実を改竄して自分が弱者であるかのように振る舞ったり、被害者に責任転嫁したりで法の裁きから逃れるケースが多いためにある意味でヤクザよりもタチが悪いと言える。
もっとも、あくまでも「ヤクザよりタチが悪い」というだけでヤクザより強いわけでなく、むしろ法の外にいる「本物のヤクザ」は「お気持ちヤクザ」にとっては天敵と言える*30


【余談】

なぜ893なのか

”ヤクザ“という言葉の源流には諸説あるが、江戸時代後期頃に発祥し隆盛した花札賭博のおいちょかぶに由来する説が有名。
これは山札から引いたカードの合計点数が9に近いほど高得点というブラックジャックに似たギャンブルなのだが、ブラックジャックと違いバーストの概念が無く、引いた札の合計点数の一の位を得点として参照するルールとなっている。
例えば合計点数が9点か19点なら一の位が9なので最高得点となり、10の倍数なら一の位が0なので最低点になる。つまり8、9、3の札は合計点数が20なので最低点になる組み合わせ(ブタ札)なのだ。8+9で17=7点という申し分のない結果だったにも関わらず、欲張って3枚目を引いた結果台無しにしてしまっている。というか普通にルール違反である。
その事から「役に立たないもの」「ろくでもないもの」を「やくざ」と形容するようになり、転じて正業に就かず方々をふらついて回るゴロツキの事を「やくざ者」と呼ぶようになった。
それが戦後にいわゆる暴力団に当てはめられ、今日彼らの事を「ヤクザ」と呼ぶようになったとされる。

極左暴力集団

似た言葉として「極左暴力集団」というものがあるが、こちらはいわゆる「過激派」と言われる左翼思想団体である。
ただし両者に一切関係がないとは言えない。


追記・修正は暴力団以外の方にお願いします。

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最終更新:2026年08月18日 18:15

*1 人身取引(人身売買)というと、奴隷貿易や臓器摘出といったイメージを持つ人もいるかもしれないが、借金などで首が回らない者を半強制的にフロント企業や風俗などで働かせるといった労働搾取や性的搾取も含まれる。

*2 「的屋」は明治時代以降広まった呼び方であり、江戸時代までは「香具師(やし)」という呼ばれる方をされることが多かった。

*3 的屋は祭事とともに活動拠点を移動しているため、行く先々でトラブルが絶えなかったとされる。

*4 闇物資を拒絶し続けた裁判官が餓死したという有名な逸話がある。判事や教授にも餓死者が出ている。

*5 愚連隊は明治頃から存在していたとされる。

*6 ただし、都市部の銭湯では割とスルーされていることも多い。タトゥーを入れる人も多い訪日外国人などの扱いについて論争が起こることもある。

*7 つまり、相手が暴力団構成員と分かった上で何度も付き合いを持つことが問題になるのであり、過去に一度だけ会った人がたまたま暴力団構成員だった(後から暴力団構成員と知った)という場合は交際にはあたらない。とはいえ、芸能人や政治家、実業家といった社会的な地位がある人物であれば週刊誌などにすっぱ抜かれて問題になる可能性はある。また、家族や友人、パートナーが暴力団構成員であったとしても、周囲の人間までもがすぐに暴力団関係者とみなされる訳ではないが、今後の付き合い方によっては暴力団関係者に該当してしまう可能性はある。

*8 後述する美空ひばりだけでなく、特に演歌系やお笑い系では関係が深く、吉本興業も創業者姉弟存命時は暴力団との関係を隠しておらず所属芸人も暴力団系の営業を受けることは多かった。

*9 こうした転売やRMTは、金融商品や現金に比べて法規制が緩くマネーロンダリングにも都合が良いという理由がある。

*10 言うまでもないが、看板に「組」「会」などと書いてある組織全てが暴力団ではない。特に建設会社には「組」とつく組織が結構あるが、これは江戸時代あるいはそれ以前からの流れを汲むものであって、暴力団とは無関係である。「興業」「商事」なども普通に使われている。

*11 複数の組織が集まって一つの巨大組織を形成するのは通常の組も同じだが、一つの組織から派生する形で下部組織が結成されて巨大組織となっていく通常の組と異なり、連合の場合はある程度の規模を持つ組織同士が共通の目的や利害の一致などで結託して巨大組織を形成していることが多い。

*12 ただし、病気や怪我など別の理由で指を失ったり、単にファッションなどで刺青を入れる人もいるため、「指がない・刺青がある=暴力団構成員」とは限らない点には留意すること。

*13 海外の犯罪組織だと離脱手段は基本的に「死」のみであり、下手に離脱したり逃げ出せば容赦なく殺害される。とはいえ条件付きで脱退した者もちゃんといる

*14 日本最大の暴力団である山口組総本部の部屋住みには厳しい採用条件があるといわれる。

*15 この頃、兵庫県警が彼女を「実質的な最終決定権を持つ者」とみなして幹部級構成員と同等の警戒対象としていた。その際に彼女を表す呼称となる兵庫県警の造語が『三代目姐』である。

*16 神戸山口組を経て現在は独立組織となっている。

*17 山口組の結成は大正4年。

*18 元AV監督の松嶋クロスなど。

*19 KENNY-G、山口組の司忍をdisったことで知られる敵刺など。

*20 現在故人の配信者「ウナちゃんマン」は元組員であった。

*21 跡目候補の一方は三代目の息子(稲川聖城の孫)だが、聖城は異例の早さで組織内の幹部職に就きながら組織内外で度々問題行動を起こしていた孫ではなく対立相手を推す姿勢を見せたため、孫と相手の間で話し合いが行われ、孫が対立相手の四代目就任に合意したため跡目争いは終結した。

*22 一応は売却の態を取っているが、売却益は北九州市への滞納税金や未払損害賠償に充てる分として全部持って行かれた。なお、本部建物が解体された後、プロテスタント系の福祉法人が跡地を買い取っている。

*23 2024年に一部破棄され無期懲役に減刑。

*24 カードショップというとオタク的な趣味という印象を持つ者もいるかもしれないが、高額カードや転売、射幸性の強いオリパなどに目を付けた反社会的勢力が流入しているという報道がある。貴金属や証券などの取引やギャンブルなどに比べると法規制が進んでいないという事情もある。

*25 SNS上で募集される例がよく知られているが、適法行為を装って正規の求人サイトに掲載されていたり、オンラインゲームのチャットで半ば騙して連れ出したり、行く宛の無い非行少年・少女をスカウトする例も報告されている。

*26 カタギには手を出さず、むしろ優しいといった描写やダークヒーロー的な扱いなど。

*27 ビートたけしが手がけた『アウトレイジ』のキャッチコピーは「全員悪人」である。

*28 『HUNTER×HUNTER』には、正確にはマフィアであるが、シュウ=ウ一家、エイ=イ一家、シャ=ア一家が登場する。

*29 正当な批判であれば問題ないが、関係者に対する誹謗中傷やデマの拡散などに発展するケースも少なくなく、法的にも罰される可能性がある。

*30 公営ヤクザも天敵ではあるが、曲がりなりに法の制約がある上にお気持ちヤクザと関わるケースが少ない。