本好きの下剋上 第三部

登録日:2024/12/16 Mon 21:43:27
更新日:2025/07/03 Thu 17:07:26
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本好きの下剋上第三部は、二部のラストに起きた事変で平民の娘マインは表向き死亡したことにされて、新たに貴族の娘ローゼマインとして生きる姿を描く。
作中時間は一年と少し。
ちなみにアニメが始まる前に漫画版の第二部はなんとか終わり切らなかった。ネームまでは行ったのだが…

あらすじ

マインは貴族として戸籍を改める上で騎士団長カルステッドの第三夫人の隠し子ローゼマイン、そして領主ジルヴェスターの養女となりエーレンフェストの聖女として貴族社会に宣伝される。
しかし主治医を兼ねることにした神官長・フェルディナンドによればローゼマインは魔力の動脈硬化のような状態にあるとし、健康的には未だ危険な状態と診断を下した。
解決のためにはユレーヴェと呼ばれる薬が必要だが、その材料は必ず自分で採らねばならない。
領内に印刷業を広げて本作りを更に進めつつ自らを治せる薬ユレーヴェを作るため、ローゼマインはエーレンフェストを冒険することとなる。


貴族について


属性と魔力量に応じ、下級・中級・上級と格付けされている。
下級貴族が属性を一つしか持たないのに対し基本的に属性が多いほど魔力量が多いので、中級は二つ以上、上級は三つ以上となっているが、この格付けは三代続けて属性が増減していれば変動する。
魔力は貴重なので分け与えるとかそういうのは基本的にしない。
領主一族は特別だが、相応しくなかったり政治上の理由があったりすれば上級貴族に落ちることができる。

仕事は領主の他に言わずもがなの武官・主に情報収集、整理などの事務や魔道具などを作成する文官・仕立てや身の回りの世話をする側仕えが存在する。
領主一族はこれらを引き抜いて側近として置くことが出来、1チームとして自身をサポートしてもらうことができる。
これに選ばれることは栄誉であるが、それと同時に抜けることは不名誉とされる。
また、上述のように主が上級貴族に落ちた場合には解散することとなる。


エーレンフェスト内での派閥


  • ヴェローニカ派
ジルヴェスターを支持していた、ジルヴェスターの実母ヴェローニカを中心とした過激派閥。
大領地アーレンスバッハから中領地エーレンフェストへの輿入れが行われた時についてきた側仕えらの子孫など、アーレンスバッハの血を引く者が多い。
ヴェローニカを持ち上げ気に入られるため、他人の功績を奪ったり貶め潰したりと手段を問わず成り上がろうとする。
ジルヴェスターの支持派閥であるが、鳴かず飛ばずしたジルヴェスターによりヴェローニカが幽閉され旗頭を失い、残党は再起のため新たな旗頭を見定めている。
エーレンフェストの聖女が平民の子供だと知っており声高に主張しているが、派閥以外の貴族からは妄言と取られている。

  • ライゼガング系
エーレンフェストの食糧庫と言われるライゼガングと関係の深い古参の保守派閥。
ライゼガングもまた血によって繋がっており、エーレンフェストの主要な貴族はみなライゼガングの血を引いている。
ヴェローニカ派の攻撃を受け続けて縮小するも勢力としては未だ根強く、血をあまり引いていないジルヴェスターら領主一族をヴェローニカ派の傀儡と見做し反撃の機会をうかがっている。

  • フロレンツィア派
ヴェローニカに疎まれていたエルヴィーラが対抗して立ち上げた新興派閥。
ヴェローニカ派に疎まれる者たちを擁護するマダム達の互助組織といったところで、フロレンツィアを援護したことから旗頭を変えている。
発起人でプレーンでもあるエルヴィーラ自身がライゼガング系の第一夫人であることから両者の結びつきは強いが、ヴェローニカ派が凋落してもライゼガング系が勢いづかないよう牽制してもいる。

  • イルムヒルデ派
ボニファティウスや先代アウブ・エーレンフェストの異母妹であったイルムヒルデを旗頭とした派閥。
本人の死後ヴェローニカ派によって駆逐された。

登場人物

  • ローゼマイン
主人公。マインとしての享年は7歳。
領主であるジルヴェスターの養女とする上で、「エーレンフェストの聖女」として仕立て上げるため大幅に設定を改められる。
まず再び洗礼式を受けて大々的に宣伝するため、6歳ということにされる。
更にカルステッドの第一夫人エルヴィーラを母として洗礼式を行うことで戸籍上の母とし、正体を探ろうとしてきた者への対処として第三夫人ローゼマリーの子という裏設定が付加された。
工房は改名によりローゼマイン工房に改められ、神殿では前神殿長ベーゼヴァンスの穴を埋めるため引き続き孤児院長ながら神殿長も兼任させられる。
そうしてそれまでの事業や業務も行いながら、貴族としての教育も受けることになる。

相変わらず本のために周囲を巻き込む上に貴族としての権力まで手に入れたため、権力で解決したり慣例を破壊したりする。
身食いの熱を下げるため熱を無理矢理押し込めていたのが貴族にとって魔力を増やす重要な手段であったため、制御の難しい超ド級の魔力を持っており様々なトラブルも巻き起こす。
フェルディナンドのアウトな診断で虚弱な理由が詳らかになったものの、やはり突然ぶっ倒れたり貴族には理解できない行動を取ったりするため地雷っぷりは更に上がっている。

これまでの活動が実を結んだり、周辺の人間関係が煩わしいと気が休まらないことからそれを解決したりすることで、「エーレンフェストの聖女」として評判を上げていく。
一方でヴェローニカ幽閉のきっかけとなり前神殿長からローゼマインの正体に繋がる情報が流れていることから、ヴェローニカ派からは目の敵にされている。
ライゼガング系であるリンクベルク家の娘という裏設定も、縁者や派閥内の過激派を刺激している。

  • フェルディナンド
ジルヴェスターの義弟で、ローゼマインの後見人としての立場も正式なものにした神官長。
診断のためとはいえ開幕早々ローゼマインを裸にひん剥いた。親の承諾もなく勝手なことはできないが、親がギュンターでなくカルステッドになったからいいと思ってやったとのこと。良くねえよ!

幼い頃から母親に疎んじられ、養父である先代アウブ・エーレンフェストの死と共に神殿送りとなった悲劇の青年という生い立ちが明かされる。
その生い立ちに加え、顔も血筋も良く仕事も芸事も完璧ということから女性貴族からはアイドル視されている。
一方で快く思わない貴族からは神殿でエーレンフェストの聖女という偶像を生み出し、貴族社会に復帰しアウブの座を狙っているのではないかと思われている。

ローゼマインの料理に感嘆し舌鼓を打ち、気に入ったものについて語る時は饒舌になることが判明する。
ローゼマインのことも「書類仕事の助手としては素晴らしく、魔力が豊潤なのだ。思考回路は単純で扱いやすく、使い勝手が良い。常識外れな面が多々あるが、頭は悪くないので、教育し甲斐がある」とペラペラ喋る。それってつまり…


領主一族

  • ジルヴェスター
中身小学生男子のガキ大将なアウブ・エーレンフェスト。
アーレンスバッハの血を引きヴェローニカ派に従っていたが、鳴かず飛ばずしたことでようやく排斥した。
だが決別はしたものの基本的に身内に甘く、自分もまた甘やかされている。
後ろ盾を捨てたことで一族の立場も危うく、フェルディナンドの策謀などでなんとか耐えている。

  • フロレンツィア
ジルヴェスターに深く愛されている第一夫人。
フレーベルターク領の出で、ジルヴェスターがヴェローニカの反対を押し切って娶ったためヴェローニカから疎まれている。
ヴィルフリートが手元に戻ってはきたものの、ヴェローニカの元で洗礼式を迎えてしまったため養育にはあまり関われない立場になってしまった。

  • ヴィルフリート
フロレンツィアの長子。
生まれてすぐヴェローニカに取り上げられてしまい、その下で養育されてきた。
姉弟間での争いに辟易していたジルヴェスターに後継ぎとして定められている、父親そっくりの素直で活発な少年。
慣れ親しんだ祖母と突然引き離された形になっており、内心寂しく思っている。
ジルヴェスターは実母が育てたから大丈夫だと看過していたが…

  • シャルロッテ
フロレンツィアの二子。
フロレンツィアの娘としてヴェローニカが育てているヴィルフリートとアウブの座を競うはずだったが、ヴェローニカの幽閉と共に次期アウブが定められてしまった。
ヴィルフリートとは気さくに接されていても距離を感じているものの、そのヴィルフリートから聞いた話でローゼマインに好印象を抱いている。

  • ボニファティウス
ジルヴェスターの叔父で、カルステッドの父。
エーレンフェスト最強とも言うべき腕っぷしを誇り、主なき騎士団長となるなど数々の伝説を残した。
初の女孫であるローゼマインを思い切り甘やかしたいのだが、ローゼマインに合わせた力加減ができない危険人物ということで接触禁止にされているかわいそうなおじいちゃん。
脳筋なので実際危ない

  • ヴェローニカ
ジルヴェスターの母で、フェルディナンドのトラウマ。
前アウブ・アーレンスバッハが後ろ盾になると宣言したことから増長しエーレンフェストを席捲する一大派閥を作り上げた、全ての元凶と言うべき存在。
ジルヴェスターのことも傀儡の領主にしやすいよう、カルステッドとその弟やゲオルギーネといった敵を排斥し夫の前アウブ・エーレンフェストに第二第三夫人を娶らせなかった。
そうして上手くやってきたつもりだったが、夫が突然どころからかフェルディナンドを養子にしたことでジルヴェスターに自立心が芽生え手を離れ始めてしまう。
フェルディナンドに対しては毒殺を謀るなど迫害し、対外的には従順に見えているジルヴェスターも意のままにならなくなったため代わりの傀儡としてヴィルフリートを擁立しようとしていたが、遂に反撃を受けて幽閉された。
ヴィルフリートへの養育は甘やかすが自分の意に添わなければ罰を与えるという方式でやっており、その後は突然厳しくしてフロレンツィアを憎むように教育する予定だったとのこと。

  • ゲオルギーネ
ジルヴェスターの姉にしてトラウマ。
アウブ・エーレンフェストとなるべく厳しい教育を受け人一倍努力していたが、ジルヴェスターが洗礼式を受けた際に突如ヴェローニカに梯子を外され、現アウブ・アーレンスバッハの第三夫人として嫁がされるという形でエーレンフェストから追い出されてしまう。
叔父のベーゼヴァンスにはよく甘えており、一時交流を断たされたもののアーレンスバッハに嫁いで以降は文通して交流を持っていた。
自分の全てを奪った母もその寵愛を受けた弟も親愛する叔父の死に追いやった者たちも、全てを憎んでいる。


リンクベルク家

ローゼマインの貴族としての実の家族。
ライゼガング系だが、領主一族の傍系という意識が強く派閥色も薄い。
家庭内は三度に渡る政略結婚などでドロドロギスギスとしていたが、第三夫人の死とともにようやくひと段落がついたというところで未だ影響が残っている。
ローゼマインを養女にするといった時も皆思うところはあったが、トルデリーデ母子以外はすぐ好意的な感想を抱くようになった。

  • カルステッド
領主一族の傍系に当たる、ジルヴェスターの護衛騎士でエーレンフェスト騎士団長の上級貴族。
ローゼマインの実父ということになったが、ジルヴェスター以外に問題児が増えて頭が痛い。

  • エルヴィーラ
カルステッドの第一夫人である上級貴族。実家はライゼガング系で、ヴェローニカ派との政争で苦労してきた。
フェルディナンドをアイドル視しているマダムの一人であり、家庭内不和の元になったローゼマリーの子を受け容れると言われて眉をひそめたが、フェルディナンドがバックについていることを知るとすぐ承諾した。

  • エックハルト
カルステッドとエルヴィーラの長子で、フェルディナンドの飼ってる狂犬護衛騎士。
妻ハイデマリーと共にフェルディナンドを支えていたが、ヴェローニカ派が仕込んだと思われる毒により妻子を失った。
妻の分まで忠義を捧げることを誓い深い哀しみを乗り越えたが、その結果フェルディナンドを煩わせるものを即座に切り捨てようとしては止められている。
ヴェローニカを暗殺するためにヴィルフリートの側近になろうとするなど非常に危険だが、近しい者に止められればちゃんと諦めるので理性はある。
なお、ローゼマインのことも主の手を煩わせている存在と見ている。

  • ランプレヒト
第二子で、ヴィルフリートの護衛騎士見習い。
ヴィルフリートが逃げないための見張りでもあるが、その役目はあまり果たせていない。

  • コルネリウス
第三子で、ローゼマインの護衛騎士見習い。
主に振り回される父と兄の姿を見てきたためやる気がなく、ローゼマインの護衛騎士も気が進まなかった。

  • トルデリーデ
カルステッドの第二夫人でヴェローニカ派。
ヴェローニカの側近でもあった危険人物なので警戒されており、ローゼマインと直接接触はしない。

  • ニコラウス
カルステッドとトルデリーデの息子。
親と同様に警戒されていて直接接触はしないが、ローゼマインのことを意味深な目で見つめている。

  • ローゼマリー
嫁入りで上級貴族となった中級貴族で、カルステッドの第三夫人。ヴェローニカ派で故人。
男受けする守られ系小悪魔でカルステッドを篭絡したが、トルデリーデと仲間割れしたためエルヴィーラがトルデリーデの肩を持つという事態に陥った。


ローゼマインの側近

貴族にとって疎まれている神殿や下町へ向かうことから、領主一族に近しい側近以外は訳あり物件が多い。
貴族自体の数が減ったこともあり、文官は後々に選定することとしている。

  • リヒャルダ
領主一族の傍系で、領主一族に三代に渡り仕えてきた、上級貴族の側仕え。
ローゼマインを支えるため付けられた城でのストッパー。
ローゼマインに限らず一族の誰をも叱れるお婆様。

  • オティーリエ
上級貴族の側仕え。ライゼガング系。
エルヴィーラの伝手で側仕えとなった優しいマダム。

  • ダームエル
マインとしての生を知る、下級貴族の護衛騎士見習い(降格処分中)。
ローゼマインの信頼も厚く、主に対する忠誠心も高い。
一方で身分が低く貴族としての失点があることから周囲の評価は低く、結婚相手としても最悪といっていいレベル。
下級貴族から抜擢されたことも栄誉であるものの、魔力の差ややっかみから辞めさせるべきだという意見も少なくない。

  • ブリギッテ
イルクナー子爵の妹で、貴族院でダームエルと同期だった中級貴族の護衛騎士。中立派。
婚約者がヴェローニカ派でお家乗っ取りを企んでいたことから破談にしたため、結婚相手の女性として失点がついてしまった。
未だ嫌がらせを受ける兄と領地を守るため護衛騎士に志願し、主とイルクナーのために忠誠を尽くす。

  • コルネリウス
上述。

  • アンゲリカ
側仕えばかりの家族を持つ中級貴族の貴族街限定護衛騎士で、まだ貴族院に通っている騎士見習い。中立派。ていうか本人が派閥とかそういうこと何も考えてないと思う
見た目は儚げで可憐な美少女なことを買われて護衛騎士として選ばれたが、強くなることだけしか頭になく難しいことを覚えたり考えたりできないアホの子。
勉強がとても嫌いで一族から切り捨てられかけていたが、ローゼマインの護衛騎士となったことでその目線が変わったことから忠誠を誓い、更なる強さを求めている。
考えない分迷いがなく、護衛騎士として自らがこなすべき役目を忠実に果たそうとする。


その他の貴族


  • ノルベルト
城宰を務める上級貴族。

  • オズヴァルト
ヴェローニカの側仕えをしていた経歴を持つ、ヴィルフリートの筆頭側仕え。ヴェローニカ派。
主が次期領主と定まっていたことから他の側近とともに機嫌取りばかりしていたが、ローゼマインに主の廃嫡と側近の解雇をちらつかされたことで主従共に成長する。
自分の持つ常識で主を盛り立てようとしてやったことを考えれば、解雇されていた方が良かったのだが…

  • ユストクス
リヒャルダの息子で、上級貴族の側仕え兼文官。フェルディナンドの側近。
素材と情報を集めるのが好きな変装の達人だが、情報が雑多すぎるため他者からはあまり役に立たないと言われていた。
だが雑多な情報さえもうまく利用できるフェルディナンドと巡り合ったことから心服し、以来フェルディナンドに仕えている。
素材集めには魔物討伐も必須なので、それなりの戦闘力も持ち合わせている。

  • イルクナー子爵/ヘルフリート
ブリギッテの兄で、中級貴族。中立派。
のどかな田舎であるイルクナーを愛する、素直で純朴な人物。

  • ハルトムート
上級貴族の文官見習いで、オティーリエの末子。
何に対しても興味が薄く、文官見習いでありながら上位領地の情報を集められなかったこともあって、エーレンフェスト内の派閥争いもくだらないと考えている。
母に連れられて出た洗礼式で自分の生涯の主君と出会い、その敵を見定めた。

  • フィリーネ
子供部屋でローゼマインを慕っていた、下級貴族の子供。

  • ローデリヒ
ローゼマインに作り話をした、ヴェローニカ派中級貴族の子供。
子供部屋でヴィルフリートと親交を深めていたが、狩猟大会の最中に他の子供と共にヴィルフリートが白の塔に向かうよう仕向けさせられた。

  • ゲルラッハ子爵/グラオザム
ゲオルギーネの腹心である中級貴族で、ヴェローニカ派の中心人物。
主から重大な情報がもたらされたため、グローリエら同胞と共にジルヴェスターの治世を揺るがすため策動する。

  • ダールドルフ子爵夫人/グローリエ
ダールドルフ子爵の第二夫人として嫁いだ中級貴族で、第一夫人が亡くなったため第一夫人に繰り上がった。ヴェローニカ派。
貴族としてすらどうかとも苦言を呈されるほどに感情的。
シキコーザのことを殊の外可愛がっており、シキコーザの処刑が決まったことには恥も外聞もなく助命を嘆願して退けられている。
その死に関わったローゼマインのことも大変憎んでいて夫からは接近するなとまで言われているが、ローゼマインの陰口の発信源になっていて主と仰ぐゲオルギーネにも吹き込んだ。

  • ジョイソターク子爵
ローゼマリーの兄に当たる中級貴族。ヴェローニカ派。
上級貴族とパイプができたことを悪用し、エルヴィーラから嫌われている。
ローゼマインのことも自分の姪だと触れ回り面会依頼もせず勝手に近づいてくるなど、かなりの危険人物。


神殿

ベーゼヴァンスという敵がいなくなり平和になったが、貴族となったローゼマインはここでしか平民と会えないため第二の家のようになっている。

神官

  • フラン
ローゼマインの筆頭側仕え兼神殿のストッパー。

  • ギル
ローゼマインの側仕えで、ローゼマイン工房を管理している。

  • ヴィルマ
ローゼマインの側仕えで、孤児院を担当している。

  • ロジーナ
フェシュピールの天才と言われる灰色巫女。
マインの側仕えだったが、主がローゼマインとなるに当たって専属楽師となるため神殿から召し上げられた。

  • デリア
二部のラストで起きた事件の罰として、生涯孤児院から出ることができなくなった灰色巫女見習い。
ディルクのことを甲斐甲斐しく世話している。

  • モニカ
ローゼマインが新たに召し上げた側仕え。主に書類仕事の手伝いを行う。

  • ニコラ
ローゼマインが新たに召し上げた側仕え。書類仕事も手伝うはずが、主に料理の手伝いをするようになってしまっている。

  • フリッツ
工房の管理がギル一人では足りていないという報告を受けたローゼマインが新たに召し上げた側仕え。ギルと共に工房を担当する。

  • カンフェル
神殿長となったローゼマインがフェルディナンドに推薦したフェルディナンドの次に若い青色神官。

  • フリターク
カンフェルと同じく推薦された青色神官。
実家はヴェローニカ派に繋がってはいるが、自身にベーゼヴァンスとの繋がりはない。

  • フォルク
製糸業普及のためイルクナーに送り込まれることとなった灰色神官。
現地で恋仲となった女性ができたことで、イルクナーに身請けされた。


平民

上述のように基本的には神殿でしか会えなくなっているため、若干疎遠になっていっている。

グーテンベルク


  • ルッツ
ローゼマインの相棒兼ストッパーとなっている、ギルベルタ商会のダルア見習い。
ベンノに従いプランタン商会へ移っている。

  • ベンノ
ギルベルタ商会の大旦那。
ジルヴェスターの無茶振りに巻き込まれる被害者その1。
服飾以外を扱いすぎたことから、ギルベルタ商会をオットーに譲り自身は新たにプランタン商会を立ち上げた。

  • インゴ
木工工房長。職人たちのまとめ役。

  • ヨハン
繊細な加工を得意とする鍛冶職人。

  • ザック
ヨハンに対抗心を抱いてローゼマインに自分を売り込みに来た鍛冶職人。
技術ではヨハンに劣るが、設計に長じていたため共にグーテンベルクとなる。

  • ハイディ
好奇心旺盛すぎて落ち着きのないインク研究家。

  • ヨゼフ
ハイディの夫で、諫め役。

  • ギル
灰色神官見習い。上述。

その他


  • グスタフ
商人ギルド長。
ジルヴェスターの無茶振りに巻き込まれる被害者その2。

  • フリーダ
グスタフの孫で、イタリアンレストランのオーナーである身食いの少女。

  • オットー
元旅商人の兵士だったが、ギルベルタ商会を継ぐため兵士を辞した。

  • リヒト
ハッセの町長の親戚で、町長の補佐役。
町長が処分された後に町長に就任する。





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最終更新:2025年07月03日 17:07