登録日:2025/03/20 Thu 09:12:00
更新日:2025/07/12 Sat 03:55:31
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概要
ニット帽を被った金髪の白人男性の姿の
超常現象生命体。
元はアランの著作の登場人物であり、「闇の世界」で実体化した存在。
悪夢を介して余剰次元「闇の世界」に迷い込んだ
アラン・ウェイクと遭遇した、というか車を走らせていたアランの前に突然現れ、跳ねられて即死するが、後に「
闇に支配された者」と化して復活を遂げた。
『闇に支配されたヒッチハイカー』として復活してからは、青白い肌と不気味に光る目を持ち、物理的ダメージを遮断する
闇のバリアを纏っている。
他の「支配された者」と異なり、自我を保ち流暢に人語を話すことができる。またアランに運命を操られたことから強い恨みを抱いている。
ゲームにおいてはチュートリアルの敵キャラクター。
伐採斧を手にしており攻撃力は高いが、身体能力やバリアの強度、肉体の耐久力などは他の「支配された者」と大差は無い。
瞬間移動や分身といった超自然的な能力を備え、更に倒されても何度でも復活する再生能力や、黒い竜巻に変身する能力も持っている。
作中の活躍
前述の通り、「闇の世界」でワシントン州ナイトスプリングスの灯台を目指して車を走らせるアランに跳ねられて死亡。
アランは遺体を放置して先へ進むことにしたが、車は故障しナイトスプリングスへ通じる橋は壊れていたため、レイン湾を通って灯台へ行こうとしたその時、ヒッチハイカーは闇に支配されて復活を遂げ、瞬間移動でアランの目の前に急接近する。
恨みつらみを吐きながら斧を振り回し、アランににじり寄り、やがてアランの足場を破壊して転落させると、下に落ちたアランを見下ろし、更に罵声を浴びせ、姿を消す。
その後、開けた場所へ進んだアランの前に再び現れ立ち塞がり、襲いかかってくる。
ゲーム的にはここで「回避アクション」のチュートリアルが始まり、二度ヒッチハイカーの攻撃を回避すると再び姿を消すが、直後に竜巻の姿に変身し、アランを追い回してくる。
アランが逃げた先には(アランの悪夢と闇の世界を介して繋がった)クレイ・スチュワードという男性がおり、彼はアランを近くのキャビンに避難させてリボルバーを手に果敢にヒッチハイカーに挑む。
が、クレイが放った銃弾は全てバリアに弾かれ、ヒッチハイカーはクレイを斧で惨殺し、アランが立て篭もるキャビンを揺らして彼に致命的ダメージを負わせる。
しかしアランは「
ダイバー」がもたらした光によって傷を癒すことができ、彼の導きで先へ進む。
アランが進んだ先にヒッチハイカーは瞬間移動で立ち塞がるが、ここで戦闘のチュートリアルが始まる。
アランは「ダイバー」から渡されたフラッシュライトをヒッチハイカーに向け、バリアを焼き払われたヒッチハイカーは無防備となる。
更にコルトパイソンを渡されたアランに襲いかかるも返り討ちにされようやく倒された…かに見えたが、アランが先へ進むと直ぐに復活して襲いかかる。
またしても返り討ちにされるが、次は二人に分身して襲いかかるもやはり返り討ちにされてしまう。
その後、先を進むアランの前に今度は三人に分身して襲いかかる。
が、直前にフレアガンが入手できる(要は「フレアガンの使い方のチュートリアル」である)ため、大半のプレイヤーにフレアガンの試し打ちの的にされて殲滅されることになる。
その後、灯台へ通じる橋の近くの岩場までやってきたアランに対し、尚も立ちはだかる。
倒されると、直後にアランの背後から二人に分身して襲いかかる
返り討ちにされるかアランに逃げられると、再び竜巻に変身して襲いかかる。
巨大な物体を巻き上げ、アランの方へ投げ飛ばしながら執拗に追跡するが、アランは灯台へ逃げ込んでしまう。
その後、アランは
バーバラ・ジャガーに発見され、夢から醒め「闇の世界」から離脱した。
ヒッチハイカーの台詞集
最初の襲撃時の台詞。
斧を振り回しながら恨みの籠もった口調。
笑わせんなよ てめえなんか編集者がいなけりゃまともな話ひとつかけねえくせに
てめえには もう二度と書かせねえ ここでくたばりやがれ
足場が崩落し転落したアランを見下ろしながら。
「回避」チュートリアルでの対峙にて。
てめえが生み出した存在に殺されるってのはどんな気分だ?
初めて竜巻に変身した時の台詞。
死ね 死ね 死ね 死ね 死ね 死ね 死ね 死ね 死ね 死ね
小屋に立て籠もるアランに対し、テレビを介して連呼。
「戦闘」チュートリアルの対峙にて。
なおゲーム的には今まで逃げるしか無かった敵にようやく反撃できる機会であるため、「てめえの番だ!」はむしろプレイヤーの台詞だろう。
チュートリアル直後の襲撃時の台詞。
初めて分身して襲い掛かってきた時の台詞。
三人に分身して襲い掛かってきた時の台詞。
多くの場合、直前に入手できるフレアガンの餌食になる。
灯台近くの岩場までやってきたアランに対して。
もはや怒りで語彙力が消失している。
竜巻に変身し、最後の襲撃時の台詞。
結局、最後までアランは彼を倒すことができなかった。
余談
ヒッチハイカーの演者ロイド・フロイドは『ナイトスプリングス』のナレーターも担当しており、演技も寄せているように聞こえる(同じくフロイド氏が演じる
トール・アンダーソンとは異なる演技)
また、闇の世界は全ての並行世界の渦の中心にして過去、現在、未来が同時に存在する宇宙でもある。
そこには様々な時系列のアランがおり、その内の一人は「数多の世界の主」と呼ばれる悟りを開いたアランであり、マルチバースの運命を操っている。
後続作品との整合性を考慮すると、ヒッチハイカーは並行世界に実在し、本当にアランに怒りを抱いていた可能性がある。
また、『Alan Wake Remaster』にのみ収録されている『ナイトスプリングス』のエピソードに、「ヒッチハイカー」と思わしきキャラクターが登場する(アランは過去に『ナイトスプリングス』の脚本をいくつか書いていた)。
追記、修正は「数多の世界の主」を斧を手に追い回してからお願いします
最終更新:2025年07月12日 03:55