登録日:2024/09/13 Fri 03:22:00
更新日:2025/08/19 Tue 15:55:12
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『Alan Wake Ⅱ』は、2023年に発売されたレメディー・エンターテイメントのビデオゲーム。
対応機種はPS、XBOX、PCなど多岐に渡るがsteamは無い。
~概要~
前作『
Alan Wake』から13年ぶりのナンバリングタイトル。
前作のジャンルがアクション・アドベンチャーゲームだったのに対し、本作は
サバイバルホラー
となっており、プレイヤー側の制約が多くなっている。
本作はレメディー作品間で共有される宇宙「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」に属しており、前述の通り『Alan Wake』のナンバリングタイトルではあるのだが事実上の“前作”に当たる作品は『
Control』のDLC『
畏怖』であり、
割と真面目に『Control』未プレイ勢は置いてけぼりにされるストーリー
となっている。
また、一部の重要キャラクターは権利の都合上RCUに属していない『
Quantum Break』や『
Max Payne』に登場するキャラクターの
代替キャラクター
であり、名前が変更されているものの作中ではそれらの元ネタキャラと同一人物として扱われているため、
こちらも履修必須
となっている。
特にワーリン・ドアとティム・ブレーカーの台詞や設定は『Quantum Break』を履修していないと理解が難しいと思われる。
前作でも実写映像は多用されたが、本作では
更に増えており、
さっきまでリアルタイムレンダリングムービーだったのが突然実写ムービーに切り替わったりする。
日本語吹替えもあり、発売当初は突然キャラの台詞が英語になる不具合もあったが現在は解決されている。
無料アップデートで“強くてニューゲーム”に相当する「最後の草稿」とフォトモードが追加された。
特に「最後の草稿」は『Control』の代表的なキャラクターである
キャスパー・ダーリング博士
が本格的に登場したり、真のエンディングが追加されたりとシリーズの
正史
に組み込まれている。
各種レビューサイトで
批評家とユーザーの両方から高評価
という近年では珍しい評価の作品でもある。
また、2023年GOTYの次点でもあった。
~ゲームプレイ~
基本的には前作と同様にアラン・ウェイク及びサーガ・アンダーソンを操作して光と銃で闇の軍勢と戦うことになる。
しかし本作は
サバイバルホラー
であるが故に制約が多く、ジャンプと全力疾走が不可能となり、体力やバッテリーの自動回復も廃止された。
また、安全地帯での全回復も廃止され瀕死状態に限り一定まで体力が回復する仕様となったため、マックス・ペインよろしくペインキラーをがぶ飲みしたり救急キットで回復する必要がある。
また、『バイオハザード』シリーズのように持ち物にも制限があり、持ちきれないアイテムは「靴箱」にしまうことになる。
これらは賛否両論であったが、前述の通り
前作とはジャンル自体が違う
ことには留意するべきだろう。
一方で「回避」アクションやスロー演出は健在。
また、懐中電灯で敵をぶん殴るアクションや、ダウンしながらもローリングで追撃を躱せるアクションも追加されている。
◎パワーアップ要素
本作では武器や主人公の能力をパワーアップできるようになっている。
サーガ編ではマップ上のあちこちに配置された「アレックス・ケイシーのランチボックス」に入っているアラン・ウェイクの原稿の紙片を集めることで武器を改造できる。
厳密には
アランの原稿に宿る「現実を原稿通りに書き換える力」を利用して武器を強化する。
そのためサーガの武器は「いつの間にかマガジンが長くなっていた拳銃」や「敵を撃つと使用者の傷が癒えるショットガン」などの超自然的な要素を含むものになっていく。
また、FBCの童謡のパズルを解くことでチャームと呼ばれるサーガ自身の能力を強化するアイテムを入手できる。
アラン編はシンプルで、マップ上に隠された「言葉」を懐中電灯で照らすことでアランの能力や武器を強化できるポイントを獲得する。
~アラン編とサーガ編~
サーガ編では現実世界のワシントン州コールドロンレイクとその近くの町ブライトフォールズ及びウォータリーの三つのエリアが舞台となり、マップを切り替えながら探索していくことになる。
アラン編では『Max Payne』シリーズの作中作『
アドレスアンノウン』にも登場した闇の世界のニューヨークが舞台となる。
あちこちの安全地帯にある
アーティがバケツの水で作ったポータルで闇の世界(アラン)と現実世界(サーガ)を切り替えることができ、どちらを優先して進めるかはプレイヤーに委ねられる。
◎サーガ編:『リターン』
2023年、ワシントン州コールドロンレイク近くの森で13年前に行方不明になっていた元FBI捜査官ロバート・ナイチンゲールの惨殺死体が発見された。
捜査のため派遣されたFBI捜査官サーガ・アンダーソンは、相棒のアレックス・ケイシーと共に事件の究明を試みるが、捜査の最中に「書かれたことが現実になる原稿」を発見したことを機に超自然的な陰謀に巻き込まれてしまう。
果たしてサーガは夫や娘と再会できるのだろうか……。
前作でお馴染みのキャラクター達と会話したり殺害現場を調査しながら事件の究明を目指す。
最大の特徴は現実世界と
精神世界
と呼ばれるアストラル界をいつでも行き来できる点。
この精神世界では拾った原稿や一度聴いたラジオを閲覧できる他、手掛かりをまとめたり武器の改造、マップの確認ができる。
また、相手の思考を読み取る超自然的な力「プロファイリング」も使える。
◎アラン編:『イニシエーション』
闇の世界に囚われて13年。
アラン・ウェイクは脱出のために『リターン』を書き続けていたが、いまだに脱出できずにいた。
過去、現在、未来が同時に存在し更にループする混沌の世界から、果たして彼は脱出できるのか。
並行世界の出来事を「エコー」として見ることができ、それをアランの小説『イニシエーション』のアイデアとして書き込むことで、
闇の世界に形成されたニューヨーク州ニューヨークシティの代替現実
の地形を変化させることができる。
また、各エリアにはブライトフォールズの保安官ティム・ブレーカーが隠れている部屋があり、彼と会話ができるほか、彼のマップを調べることで隠し物資の在処がマップに記される。
アラン編の最大の特徴は
アランが分身している
こと。
執筆部屋で『イニシエーション』を執筆するアランと、物語の主人公として闇のニューヨークに投影されたアランの二人が登場し、いつでも操作するアランを切り替えることができる。
執筆部屋ではサーガ編と同様に発見した映像や資料を閲覧できる他、「言葉」でアランの能力を強化したり、執筆ボードで『イニシエーション』の内容を変化させたりできる。
また、アラン編は全体的に『MAX PAYNE』の作中作『アドレスアンノウン』をセルフオマージュした内容となっている。
~登場人物~
主要人物
演者:イルッカ・ヴィリ
声:マシュー・ポレッタ
『イニシエーション』の主人公。
ジョン・ミラのようにニューヨークの代替現実で自らのドッペルゲンガーに苦しめられる。
自己中で癇癪持ちな性格は相変わらず。
妻と再会を果たすためにあらゆるものを利用しようとするが、それが多元宇宙を巻き込む大惨事を引き起こす。
DLC『ナイトスプリングス』に登場する。
ナイトスプリングス在住のベストセラー作家。
双子の弟が差し向けた彼を憎む
邪悪なアンチ達
に襲撃され、自身の守護者である「ウェイトレス」に助けを求める。
「最後の草稿」及び『ナイトスプリングス』に登場する、あらゆる並行世界の運命を支配する神にして全ての黒幕。
演者:イルッカ・ヴィリ
映画監督にしてアランのドッペルゲンガー。
「映画の世界」に潜伏してFBCから身を隠している。
アランの邪悪なドッペルゲンガーであるスクラッチと内通している。
前作における「詩人にしてダイバー」という設定は『詩人トム』という映画で彼が演じたキャラクターに過ぎないことが判明する。
闇の世界で、脱出するためにスクラッチの『リターン』を原作とした『白夜の夜』という映画を製作した。
なお、闇の世界では前述の通り過去、現在、未来が同時に存在する混沌の世界であるため、最新作『白夜の夜』は
ゼインの処女作
として扱われている。
一貫して
実写映像
での出演で、ポリゴンモデルは登場しない。
『白夜の夜』の登場人物でゼインが演じている。
行方不明になった作家にして「執筆部屋」で世界を書き換える神。
生け贄の儀式によって地上に召喚され、妻アリスと再会を果たす。
演者:イルッカ・ヴィリ
声:マシュー・ポレッタ
アランの邪悪なドッペルゲンガー。
本作の黒幕にして闇の存在の化身。
サーガを巻き込んだ物語『リターン』の作者。
本編のラスボス。
『イニシエーション』の作中作『殺人事件ケイシー』の登場人物。
闇の世界の
「『殺人事件ケイシー』が現実になった並行世界」
のエコーとして現れる。
殺人カルト「言葉の教団」のリーダー。プラスチック製の鹿の仮面を被っている。
ミスター・スクラッチ
の異名を持つ。
アランの声(マシュー・ポレッタ)とゼインの声(イルッカ・ヴィリ)の
二重音声になっている。
闇のニューヨークを徘徊する、
アランのドッペルゲンガーの群れ
。
『ナイトスプリングス』エピソード1:「一番のファン」のラスボス。
「作家」の悪の一卵性双生児にして狼人間。
演者:メラニー・リバード
『リターン』の主人公。
FBI捜査官にして神通力を持つ超能力一族アンダーソン家の末裔。
夫デビッドと娘ローガンの三人でバージニア州で暮らしている。
コールドロンレイク近くの森で起きた殺人事件を調査しに、相棒のアレックス・ケイシーと共にワシントン州にやってきた。
アランの原稿により引き起こされた
変貌世界事象により娘はコールドロンレイクで溺死し、夫とは離婚したことに「なった」。
家族を取り戻すため、アランの邪悪な分身にして
闇の存在の化身スクラッチに立ち向かう。
詳細は個別項目を参照。
闇の世界でサーガが遭遇した、自身の破滅的なドッペルゲンガー。
演者:サム・レイク
声:ジェームズ・マカフリー
マックス・ペインの外見と声を持つFBI捜査官。サーガの相棒。
マックスと違い、妻ミランダとは離婚している。
アランの『アレックス・ケイシー』シリーズに運命を操られていると感じて憤りを露にする。
「Cacey(ケイシー)」というファミリーネームは「Case(事件)」の言葉あそびである。
詳細は個別項目を参照。
トーマス・ゼインの処女作『白夜の夜』の主人公。
FBIのケイシーとは違いフィンランド人で、声も後述のサム・レイクと同じ。
ババ・ジャカラに片思いしていた。
🌀サム・レイク(俳優)
前作にも登場したアレックス・ケイシーを演じる俳優。
例の顔
は健在。
闇の世界のニューヨークに囚われている。
声:ジェームズ・マカフリー
上記の
サムが演じる、闇の世界のニューヨークに現れたケイシー(しかし何故か声がFBIのケイシーと同じ)。
『
MAX PAYNE 2:THE FALL OF MAX PAYNE』におけるマックス・ペインと全く同じ服装。
殺人カルト「言葉の教団」のリーダである「
グランドマスター
」ことミスター・スクラッチを追って闇のニューヨークを駆け回る。
彼の死亡シーンで、彼を映すカメラがぐるぐる回転するのは『マックス・ペイン』シリーズにおけるゲームオーバー画面の再現である。
マックスと同様に、やたらくどい比喩表現を多用する。
DLC『ナイトスプリングス』に登場。
ポイズン・ピル・エンターテイメントのゲーム『タイム・ブレーカー』の監督。ケイシーにそっくり。
マルチバースに対する明確なビジョンを持つ。
なお、
現実のサム・レイクは本作及び歴代レメディー作品の脚本、監督を担当する作家である。
演者:ショーン・アシュモア
ブライトフォールズの保安官。前作に登場したサラ・ブレーカーの従兄弟。コーヒー好き。
『Quantum Break』の主人公ジャック・ジョイスのそっくりさん。
闇の世界に囚われて「並行世界の夢」に悩まされる。
「失われた時間」、「赤毛の女」、「多面体」に言及しており、彼が見た“夢”が『Quantum Break』の世界であることが露骨に示唆されている。
なお、彼の名前「Tim Breaker」は「Time Breaker(時空の破壊者)」のもじりである。
詳細は個別項目を参照。
DLC『ナイトスプリングス』に登場。
ティムにそっくりなナイトスプリングスの保安官。コーヒー好き。
ナイトスプリングスで活動する政府の機密機関「ダーク・トライアングル・コーヒー」の陰謀を暴くために敵の本拠地である「コーヒーワールド」にやってきた。
弟を探しにやってきた赤毛の女をサポートする。
DLC『ナイトスプリングス』に登場。
ポイズン・ピル・エンターテイメントの『タイム・ブレーカー』の主人公に選ばれた俳優。
なお、このゲームは『Quantum Break』の続編であることが露骨に示唆されている。
並行世界からやってきた別の自分と遭遇し、マルチバースを渡り歩く。
運命で結ばれた赤毛の女と再会し、全ての黒幕「数多の世界の主」を追う。
「お前のために戻るんだ」
というエピソード冒頭の彼の台詞は、『Quantum Break』のラストシーンの台詞「後で必ず戻ってくる」に対応している。
DLC『ナイトスプリングス』に登場。
ショーンの並行世界の別バージョン。
リップルエフェクト社のエージェント。
平行世界のスレッショルドを越えてポイズンピルのショーンの楽屋に来たがドアに殺害された。
DLC『ナイトスプリングス』に登場。
同じく平行世界のショーン。
リップルエフェクト社のエージェント。
森に潜伏していたがドアに殺害されタイム・ブレーカーとなった。
DLC『ナイトスプリングス』に登場。
ワーリン・ドアにより殺された平行世界のショーン達の成れの果て。
ドアの手先となり、超自然的な挙動でショーンに襲いかかる。
歪んだフィールドをバリアとして纏い、ショートワープを繰り返すその姿や挙動は『Quantum Break』の
クロノン破壊波動関数生命体/シフターと酷似しており同一の存在であることが露骨に示唆されている。
演者:ロサーナ・ケンピ
かつてアランに倒された闇の存在の化身。
前作でアランに倒されたが、『This House of Dreams』によると魂は別の次元に避難してゼインと幸せに暮らしている。
『白夜の夜』にて若い頃の姿で登場して「作家の未亡人」を演じた。
アレクシが演じる「刑事」を生け贄にしてゼインが演じる夫の「ヴェイコ・アレン(アラン・ウェイク)」を召喚した。
なお、『白夜の夜』のラストシーンでヴェイコから「
アリス
」と呼ばれる。
演者:クリスチーナ・コール
アランの妻。前作で闇の世界から帰還したが、助けを求めるアランの幻影に悩まされ、自らも闇の世界へ再び戻る。
「写真」という創作を介して様々な物を生み出したり転送する能力を会得しており、スクラッチから「クリッカー」を奪ったり闇を払える光の弾丸を生み出したりしている。
闇の世界で守護天使のようにアランを導く。
一貫して
実写映像で
登場する。
アンダーソン一族
神通力を持つ一族。
サーガの「精神世界」はアンダーソン一族の力である。
◇トール・アンダーソン
演者:スチュアート・ミリガン/マーカス・カーロネン(若い頃)
前作や『Control』にも登場したロックバンド「
オールドゴッズオブアースガルズ」のドラム兼作詞担当にしてサーガの荒々しい祖父。
1988年に娘のフレイヤと子を作ったドアと対峙し、彼を追い払った過去がある。
闇に支配されたシンシアによって誘拐され、スレッショルドに連れ込まれる。
◇オーディン・アンダーソン
演者:ハリー・ディットソン/マーコ・サレスト(若い頃)
「オールドゴッズ」のボーカル兼ギタリスト。
トールの弟でサーガの優しい大伯父。
1976年のジャガーとの対決で片眼を失い、眼球移植したが1988年にドアによって再び片眼を奪われた。
闇に支配されたシンシアとの対決で感電してしまうが、「精神世界」を介してサーガと会話し、彼女とトールを助けた。
◇フレイヤ・アンダーソン
サーガの母親。「力」を嫌いトールから離れた。
◇デビッド・ウッズ
演者:アコ・ミッチェル
サーガの夫。
仲睦まじかったが、『リターン』の原稿によりサーガと離婚したことになってしまった。
◇ローガン・アンダーソン
演者:ドリュー・ヒルトン
サーガの娘。14歳。
サーガとの仲は良好だったが『リターン』の原稿によりコールドロンレイクで溺死したことになってしまう。
ブライトフォールズへの来訪者
◇エドワード・“エド”・フランクリン・ブッカー
◇タミサ・“タミー”・マディソン・ブッカー
演者:リーモア・マレット・ジュニア&ネカ・オコエ
ブライトフォールズを訪れた記者のタミーと舞台監督エドの夫妻。
コールドロンレイク周辺の自警団「樹木の教団」が支配された者を始末している光景を儀式殺人と勘違いして阻止してしまう。
闇の世界のニューヨークでアランが目撃した並行世界のエコーに登場する、
別バージョンのタミー。
探偵ケイシーに「言葉の教団」と「トーチベアラー」について語る。
闇の世界のニューヨークに建つ「オーシャンビュー・ホテル」のエコーに登場する
別バージョンのエド。
一つの劇場で一度だけ披露するという伝説の劇『カルト』の監督をしていた。
ケイシーに「悪魔」役を演じたグランドマスターについて証言する。
ヴァルハラ老人ホームの関係者
バリー・ウィーラーにより2014年に設立されたブライトフォールズの近くの森にある老人ホーム。
建物は元々、トーマス・ゼインのアーティストコミューン「オーシャンビューホテル」だった。
『Control』で存在が明かされ、本作で初めて登場した。
演者:ジェシカ・プレディ
前作にも登場したオーディア・ダイナーのウェイトレスにしてヴァルハラ老人ホームの職員。
アランの熱狂的なファン。
二代目「ランプおばさん」。
闇の世界に捕らわれたアランを助けるために暗躍し、サーガをサポートする。
「支配された者」を撲殺できるほどのフィジカルを持つ。
演者:ジェシカ・プレディ
『ナイトスプリングス』に登場する。
ナイツ・ダイナーのウェイトレス兼オーナー。
鏡や動物を介してアランのメッセージを受けとることができる。
「作家」の一番のファンであり、彼を憎む「悪ぶった男」と対決する。
◇ウラジーミル・ブルム
演者:アレク・ニューマン
ヴァルハラ老人ホームの職員。ロシア出身。
闇に支配されたシンシアに惨殺された。
◇ノルマン・マクドナルド
演者:ケリー・シェイル
いつもタオル一丁の爺さん。ジョーク好き。
◇マンディ・メイ
演者:イブ・カープ
いつも編み物をしている婆さん。
彼女の編み物はランチボックスの目印によく似ている。
ローズに編み物をよくプレゼントしているとのことだが…
◇ドナ
演者:リザ・ロス
自室にダンベルを持つお婆さん。
緊急時にもトレーニングは欠かさない。
◇パット・メイン
演者:ジェームズ・キャロル・ジョーダン
前作にも登場したブライトフォールズのラジオDJ。
記憶が混濁しているがボケなのかアランの原稿のせいなのか判別できない。
ワシントン州ウォータリーの住人
◇イルモ&ヤッコ・コスケラ兄弟
演者:ピーター・フランゼン
ワシントン州ウォータリーの住人。
手広く商売をしているようでツアーガイドだけでなくトレーラーパークと遊園地「コーヒーワールド」の運営も行なっている。
あちこちのテレビで、兄弟の
実写のコマーシャル
を視ることができる。イルモ曰くブライトフォールズのマスコット。
闇の世界の並行世界のエコーに現れる
別バージョンのイルモ。
「言葉の教団」の信者にしてグランドマスターの信奉者。
ケイシーに追い詰められるも飛び降り自殺した。
◇チャーリー&シャーリーン・コスケラ兄妹
演者:イアン・ブイヨン&ジル・ヴィンターニッツ
ヤッコの子供にしてブライトフォールズのオーディア・ダイナーの従業員。
コーヒーカップの着ぐるみを着て宣伝していた。
『ナイトスプリングス』に登場。
「ダーク・トライアングル・コーヒー」の蓋つきコーヒーポッドの着ぐるみを着た邪悪なマスコット兄妹。
「コーヒーワールド」の倉庫を二人で守っている。
非武装の赤毛の女に容赦なく襲い掛かる。
◇イルマリ・フオタリ/殺人犯
演者:ピーター・フランゼン
ウォータリーに伝わる
伝説の殺人鬼
。
コスケラ兄弟にそっくり。
弟に殺人を手伝わせていたが、その弟まで殺害している。
『白夜の夜』にも登場し「殺人犯」を演じた。
連邦操作局(FBC)
演者:ジャニナ・ガヴァンカール
FBC捜査官。
『Control』で伏線が張られていた通り、本作で遂に登場する。
コールドロンレイクの近くに建設されたFBCの拠点「レイクハウス」の責任者。
サーガ、ケイシーと共に闇の存在に挑む。
DLC『レイクハウス』では主人公となる。
「妻」がいるレメディー作品唯一のレズビアン。
▼スティーブン・リン
演者:アーサー・リー
FBCの技術者。
『Control』でエステベスから指示された通り、変貌世界事象を感知する機械の修理をするためにコールドロンレイクへやってきた。
▼ユージーン・キャンベル
パラフィクション研究リーダー。
「闇の世界」の力を利用し童謡で現実を変える研究をしていた。
最後はサーガを実験台にして彼女を闇の世界へ送ろうとしたが、自身が闇の世界に引き込まれた。
▼ジュール・フランソワ・マーモント
演者:フィリップ・スポール
「レイクハウス」の共同研究リーダー。
共同研究リーダーにして妻であるダイアナと激しく対立していた。
描いた絵で未来を確定させる能力を持つ画家ルドルフ・レーンを利用して闇の存在や闇の世界をコントロールする計画「ラムナス」の総括責任者。詳しくは
マーモント夫妻を参照。
演者:ジョナサン・ハーデン
『Alan Wake』にも登場した画家。
元コールドロンレイクロッジの患者。
『サイコスリラー』にて
エミル・ハートマンに身代わりにされて闇に支配されたモットに襲われたが本作でFBCに救出されていたことが判明する。
しかしDLC『レイクハウス』にてマーモント夫妻の実験台にされた挙げ句に自害し、
絵画の姿の超常現象生命体と成り果てた。
詳細は個別項目を参照。
演者:コートニー・ホープ
『Control』の主人公にしてFBC局長である赤毛の女。
トーマス・ゼインを発見する。
ショーン・アシュモアが演じるキャラクターと運命で結ばれている。
『ナイトスプリングス』に登場する。
弟を誘拐した政府の機密機関を追っている赤毛の女。
ダーク・トライアングル・コーヒーの本拠地である「コーヒーワールド」へとやってきた。
『ナイトスプリングス』に登場する。
モナークソリューションズを思わせる「リップルエフェクト社(REC)」のエージェントである
赤毛の女。
「
戻ってきてくれる?
」という彼女の台詞は前述の通り『Quantum Break』でショーンが演じたジャック・ジョイスの台詞「
後で必ず戻ってくる
」に対するアンサーである。
演者:ショーン・ダリ
DLC『レイクハウス』に登場。
エステベスに新たな脅威を警告する。
演者:マシュー・ポレッタ
FBC元研究リーダー。アランと同じ声の男。
『Control』にてヘドロンと接触し、闇の世界へ転送された。
「最後の草稿」では自力で闇の世界の仕組みを解明し、トーマス・ゼインと出会い、会話してすぐに意気投合した後にどこかへ去っていった。
▼ポー
演者:アン・ダニエルウェスキー
チャプター終了時のテーマ曲を提供する実在のシンガーソングライター。
『レイクハウス』では歌で現実を変える能力を持つパラユーティリタリアンとしてFBCに監禁されていたが歌の力で脱出したことが判明する。
その他のキャラクター
◇タピオ・アンナラ、ギル・デイビス、ジム・フィガモレ
パット・メインのラジオ番組に出演したゲスト。
◇ネルソン
モブの保安官代理。
皮肉を言って上司に咎められた。
◇ジュール、ライリー、マーシャ
ブライトフォールズにやってきたモブキャラ三人組。
マーシャが行方不明となった。
◇マーガレット
公園で鳥に餌を与える女性。
鳥と会話することができ、かなり意味深なことを言っている。
◇ウォルター
ブライトフォールズの住人。
保安官事務所の留置所に入れられていた。
◇テッド
ブライトフォールズの住人。
ティムに挨拶していた。
激怒の雲
。
アランの宿敵。本作ではスクラッチと同一の存在として扱われる。
演者:マルティ・スオサロ
あらゆる並行世界の管理人。
バケツの水を並行世界へのポータルにできる。
『Control』で伏線が張られていた通り、ウォータリーで休暇を楽しむ。
演者:デビッド・ヘアウッド
『Control』でディランに言及されていたが本作で本格的に登場する。
ビジネススーツを着た黒人男性の姿
をした、あらゆる並行世界に同時に存在する次元間の生命体。
アランの原稿に囚われない。
「遥か昔、洞窟で並行世界の入り口を発見して能力を得た」という、『Quantum Break』のマーティン・ハッチと全く同じ経緯で能力を得ており、露骨に同一人物であることが示唆されている。
ポリゴンでの登場は無く、一貫して
実写映像
で登場する。
サーガの父親
であることが示唆されている。
詳しくは個別項目参照。
🌀“ファット”・ボブ・バルダー
演者:オリー・トゥキアイネン
白血病で亡くなった「オールドゴッズ」のギタリスト。
アンダーソン兄弟のライブとともに幽霊のように現れてエレキギターをかき鳴らす。
赤毛の女を守り導く守護天使。
~敵~
🌀闇に支配された者たち
■作家を嫌う人たち
「悪ぶった男」が率いる、「作家」の邪悪なアンチ達。
「比喩表現がくどすぎる!」
と批判しながら襲い掛かる。
政府の機密機関。
会社紹介ビデオを視聴したりコーヒーを飲んだりした人間を
コーヒーの化け物
に変貌させるなど、
ヒスを思わせる破壊的な伝播力を持つ。
詳細は個別項目参照。
■タイム・ブレーカー
ドアに殺害された並行世界のショーン・アシュモア達の成れの果て。
青白いバリアに包まれ超常的な挙動でショーンに襲い掛かる。
ボス
強力な「闇に支配された者」へと変貌した者達。
演者:ダグ・コクル
元FBI捜査官。
前作で闇の存在に連れ去られ、闇に支配された。
13年後にスクラッチによりクリッカー奪取の命令を与えられてコールドロンレイク・スレッショルドを越えて現実世界に帰還したが、スレッショルドを越えた影響で一時的に闇の存在の力が弱まり、しばらくは人間として振る舞っていた。
しかしすぐに「樹木の教団」に捕まり心臓を抜き取られて「クリッカー」で消滅させられそうになったが、何も知らない来訪者が乱入したためそのまま放置された。
サーガとケイシーにより保安官事務所で検死が行われたが、そのタイミングで闇が力を取り戻し、その場に居合わせた保安官代理を皆殺しにして去っていった。
コールドロンレイクには「大釜の魔女に心臓を抜かれた保安官」の伝説があり、奇しくも状況が似ていたため「大釜の魔女が実在する並行世界」のスレッショルドが出現し、そこに潜伏していた。
後にスレッショルドを越えてきたサーガと対峙する。
魔女の伝説を信じる集団的無意識とコールドロンレイク・スレッショルドの創作を現実に変える力によってパワーアップしており、引き抜いた木を振り回す怪力や、一瞬で距離を詰める瞬間移動の能力を持つ。
また、一定のダメージを受けると竜巻に姿を変える。
闇の世界の並行世界のエコーに現れる
別バージョンのナイチンゲール。
カルデラストリート駅でグランドマスター率いる「言葉の教団」に捕まり、生け贄として殺害された。
演者:マーク・キーンハン&トッド・ボイス
保安官代理にして自警団「樹木の教団」のメンバー。
闇の軍勢と戦っていたが、ある時普通の人間を「支配された者」と勘違いして射殺してしまい、バレないように遺体を井戸に隠してしまった結果、
心が影に覆われ
てそこを足掛かりにしてスクラッチにより闇に支配された。
「遺体を井戸に隠した二人組」という部分が伝説の殺人鬼「フオタリ兄弟」と似ていたことから、井戸に「フオタリ兄弟が実在した並行世界」のスレッショルドが出現し、スクラッチの命令により「樹木の教団」のアジトから奪った「クリッカー(詳細は[変貌世界事象]を参照)」を持ってそこに潜伏した。
後にクリッカーを手に入れるためスレッショルドを越えてきたサーガと対峙する。
フオタリ兄弟の都市伝説を信じる集団的無意識とコールドロンレイクの「創作を現実にする力」によってパワーアップしており、近くに闇のノードがある限り無限に井戸から復活する能力を会得した。
マリガンはショットガンで接近戦を仕掛け、ソーントンは岩場の上で瞬間移動しながらライフルで狙撃する。
闇の世界のエコーに現れる
並行世界のマリガンとソーントン
。
NYPDに所属する悪徳警官で、「言葉の教団」の死体処理を担当していた。
最後は教団に参加できると騙され、生け贄としてグランドマスターに殺害された。
演者:リンダ・マーロウ
前作で「ランプおばさん」の役目を終えた老婆。
発電所での生活をやめてヴァルハラ老人ホームで余生を過ごしていた。
想い人のゼインから貰った天使のランプをローズに奪われたことで
心に影が覆い、
判断力を失ってしまった。
ゼインの声に誘導され、闇が潜むバスタブに浸かってしまい闇に支配された。
ブライトフォールズには若者のたまり場となっている「オーシャンビューホテル」と呼ばれるバンカーがあり、そこでは「溺れた女の幽霊」の都市伝説が囁かれていた。
皮肉なことにヴァルハラ老人ホームの旧名もオーシャンビューホテルであり、シンシアの死因が溺死であったことから、「溺れた女の幽霊が実在する並行世界」のスレッショルドが出現した。
スクラッチが脅威とみなすトール・アンダーソンを拐いスレッショルドに潜伏するが、乗り込んできたサーガと対峙する。
空中浮遊しながら闇の波や闇の発射体を放って攻撃し、一定ダメージを受けると走り寄って殴りかかってくる。
闇の世界のエコーに現れる
並行世界のシンシア。
前述の劇『カルト』で「ミューズ」の役を演じた。
劇のクライマックスに「悪魔」を演じるグランドマスターによりバスタブに沈められて殺害された。
🌀ダイアナ・マーモント
演者:ヘレン・マクソード
「レイクハウス」の共同研究リーダーにしてジュールの妻。
倉庫で発見されたアラン・ウェイクの原稿を模倣して闇の存在と闇の世界をコントロールする計画「アービュータス」の総括責任者。詳細は[マーモント夫妻]にて。
~変貌アイテム/パワーオブジェクト~
▼タイプライターで打ったページ(AI83-KE)
アランが生み出した「書かれた内容が現実になる原稿」。
アランはパワーオブジェクトのクリッカーに触れたことでその力と結合し、クリッカーが手元に無くても原稿で大規模な変貌世界事象を起こせるようになったことが『Control』で示唆された。
▼靴箱
1970年に起きたブライトフォールズ変貌世界事象にて世界中のランダムな靴箱が『
バイオハザード』のアイテムボックスのような次元を越える転送装置になってしまった。
前作や『Control』で既にこの情報は明かされていたが、本作では実際にアイテムボックスとして活用できるようになった。
▼クリッカー
電気ランプのスイッチ。
コールドロンレイク・スレッショルドの「創作を現実に変える力」を永続的かつ世界中にまで範囲を拡大させる。
前作ではアランの切り札だったが、本作では
スクラッチに利用される。
▼天使のランプ
クリッカーが繋がっていた電気ランプ。
元々はシンシアが所持していたがローズにより盗みだされ、靴箱で闇の世界に転送されアランに渡った。
周辺の光を集め、光で地形を変える力を持つ。
▼オーディア・ダイナーの魔法瓶(AI73-UE)
前作で収集アイテムだった魔法瓶。
『Control』の収容手順書によると、中に入れたコーヒーは常に新鮮で熱々になる凄い魔法瓶。
さらに本作では無限にコーヒーが出てくることが判明した。
本作ではセーブポイントとなっている。
▼パワーコア
FBCの元研究リーダーであるセオドール・アッシュ・ジュニア博士が発明した、無限に電力を供給できる立方体のバッテリー。
レイライン(説明すると長くなるが簡単に言うと「ピラミッドなどの規則的に並ぶ建造物の間に存在する…と言われているオカルトパワー)エネルギーを活用している。
『Control』でも頻繁に登場した。
追記、修正は原稿を修正(スクラッチ)してからお願いします。
- ミュージカルステージ大好き -- 名無しさん (2024-09-13 08:26:56)
最終更新:2025年08月19日 15:55