Noita

登録日:2025/05/29(木) 22:26:00
更新日:2025/05/30 Fri 08:02:43
所要時間:約 40 分で読めます








『noita』は、Nolla Gamesが開発したローグライト*1の2Dアクションゲーム。
2019年からアーリーアクセスが開始され、2020年に正式リリース。2024年4月に実施されたEpilogue2アップデートが最新バージョンとなっている。









概要


プレイヤーキャラクターを操作してダンジョンを進み、魔法の杖と呪文を組み合わせる事で魔法を作り、敵との戦闘や探索を進めていくゲーム。
PCゲームに詳しい方なら「Terraria」などを思い起こす事だろう。


ローグライトゲームの例に漏れず、ゲームを新規に開始する度に敵の配置、地形、出現する呪文等は変化するので、手に入るものでどうにかする試行錯誤の楽しさがゲームの肝。
もちろん死ねばすべてを失ってゲーム入り口から再スタート。持ち越せるものは実績と自分の経験のみ。



ゲーム内のすべてのものは画面の1ピクセル単位で状態を物理演算しており、物の状態変化が大変リアリティのあるものになっている。
木材に火がついてもすぐに全体が燃えださずに徐々に燃え広がって行ったり、設置した爆弾がちょっとした傾きで転っていく様は実にリアル。



手に入る杖と呪文、更に取得する特典の組み合わせで武器である魔法を作成していくゲームであるが、どんな魔法を作るかはプレイヤーに任されており、選択肢が非常に豊富でもある。
連射速度が早すぎて1本のレーザービームのように見える魔法、複数の弾がホーミングしつつ1体の敵に収束していく魔法、空間を爆弾で埋め尽し一斉爆破する対PC魔法等、プレイヤーの知識と経験、発想と度胸次第で多彩な魔法が作成できる。
実際には限られた手持ちの材料で魔法を組む事になるが、狙った通りの現象を引き起こす魔法を組めた時の「やってやった!」感と満足感はこのゲーム最大の魅力の1つと言える。


アクションゲームでもある為、杖と魔法を駆使して熾烈な敵の攻撃と、時にプレイヤーに対して牙をむく地形や爆発物を切り抜けてダンジョン深部へ到達した時の達成感も、このゲームの中毒性をより高めている。
圧倒的破壊力を持つ魔法で敵の集団を殲滅し、落ちている金塊の山をごっそり回収した時など胸がすくような気持ちになる事請け合いである。




半面、非常に難易度の高いゲームとして知られており、一般的なエンディングを見る事で解除されるSteamの実績"勝利"を達成したプレイヤーは、2025年5月現在9.6%。
MODを利用している人達の分が反映されていない可能性はあるが、少なくとも購入したプレイヤー全員がエンディングを迎えられるようなゲームではない事は確か。


この高い難易度は敵の攻撃が熾烈な事もさることながら、HPの回復手段が限られているのも要因の一つ。
基本的に同じ階層に留まっている限りHPは回復できないと思った方が良い。そのため敵の攻撃を回避しつつ進む立ち回り、あるいは敵との戦闘自体を避ける慎重さが要求される。


また、ゲーム内で仕様についての説明が少ない事も難易度上昇に拍車を掛けている。
元々ローグライクゲームは死にまくって仕様を掴んでいくのが基本だが、ゲーム内の説明だけでは把握できない仕様も多く、使ってみなければわからない事が多い。というより使ってみてもわからない事が多い。
経験者からは有用な呪文の一つとされながら、ゲーム内の説明では一切の有用性を感じ取れない"チェーンソー"などその典型だろう。



このように書くと「理不尽や不親切である事を高難易度と勘違いしたクソゲー」と思われるかも知れないが、けっしてそうではない。
自分でゲーム自体を探索し、仕組みを解明する事が楽しい、そしてなにより試行錯誤の末に勝つ事、更には負ける事も楽しいと思わせるゲームである。
特に、以前倒れてしまったシチュエーションと同じ状態に陥りながらそれを突破出来た時や、使い道の解らなかった呪文を魔法に組み込んで活用できた時など、ゲーム内のキャラクターではなく、自分自身が成長した事を実感できる事だろう。成長の方向性はさておき


Steamにレビューを寄せたあるレビューアー*2は、このゲームを「楽しませるつもりはあるが、勝たせる気はないゲーム」と評している。
また、とあるプレイヤー*3はその動画で「ノイタとは、Noitaと書いて「お前が楽しい魔法の組み合わせで死ね」と読むのではないでしょうか」という名言を残している。

これらの言葉に奮い立つ事が出来る、あるいは共感出来る方にはオススメのゲームである。





PC設定関連


【最低/推奨スペック】

PCゲームである為、快適にプレイする為にはある程度のスペックは求められる。
以下、Steamストアページより。


◆最低要件
OS Windos Vista以上
CPU デュアルコアCPU、Intel i5以上
メモリ 4GB
グラフィック 512MB VRAM、OpenGL3.0サポート要
ストレージ 1600MBの空き容量



◆推奨要件
OS Windos Vista以上
CPU コアが多いほど最適
メモリ 8GB
グラフィック 1024MB VRAM、OpenGL3.0サポート要
ストレージ 2500MBの空き容量


OSはVista以上とあるが、SteamクライアントがWindows10以降のみをサポートしている為、事実上Windows10以降が必須。
昨今の標準的なメーカー製PCでも最低要件は満たしていると思われるが、ゲームの負荷の大半は物理演算で発生する為、高性能なCPUの方がゲームをスムーズに動かす事が出来るだろう。


参考までに、項目作成者のプレイ環境を記す。
OS Windows10
CPU Intel Core i7 3.6GHz
メモリ 16GB
グラフィック GeForceRTX2070(8GB)
ストレージ 1.8TB


この環境でゲームの大抵の場面で動作に問題はないが、金庫室などで未探索の空間を読み込む時などに一時的に動作が重くなったりする事はある。
幸いクラッシュはあまりないが、それでも不意に起こる事がある。



【インストールパス】

ゲームの本体は、Steam版であれば通常C:\Program Files(x86)\Steam\steamapps\common\Noita配下にインストールされる。
またセーブデータ、スクリーンショット、GIFファイルは%UserProfile\AppData\Local\Nolla_Games_Noitaに保存される。


PCでデータをバックアップしたいときは、%UserProfile\AppData\Local\Nolla_Games_Noita配下にある"save00"フォルダをどこかにコピーしておけばOK。
また、このゲームはSteamCloudと相性が悪いらしく、NoitaWikiなどでは機能をオフにしておく事が推奨されている。
オフにする場合はSteamランチャーアプリのライブラリ画面でNoitaを右クリック→プロパティ→一般タブの"SteamクラウドにNoitaのセーブデータを保存"をオフにすればOK。





ストーリー





ありません



このゲーム、開始するとダンジョン入口からゲームが開始されるのだが、ゲームの目的についての説明等は一切されずにスタートする。
申し訳程度の操作説明を含んだ背景があり、それがダンジョン内部へ繋がっているので大抵のプレイヤーはダンジョンへ進んでいくと思うが、そもそもゲームの目的がダンジョン探索なのかどうかも実は明言されていない。
ダンジョン深部にいるボスを倒す事でエンディングを迎える事が出来るので、ダンジョン探索が目的とみて間違いはないと思われるのだが。



ゲームのオープニングムービーを見ると、どうもフィンランド神話をモチーフにしたストーリーが背景にあるようではあるが、それがどうゲームと関わっているのかはっきりしない。
ゲーム中、実績とも関連した幾つかのクエストがあるのだが、そのようなクエストがあるという事自体、普通にダンジョン探索を進めてただけではまず気が付かない。
ヒントを示すギミックや世界観を示すらしい各種メッセージは幾つかあって見つかりはするが、どれも一筋縄で読めるようなものではなく、読めたとして簡単に理解できるものでもない。
ゲーム内の情報のみでこれらのクエストを解いたという人は、多分自慢していいと思う。





システム



【ゲームモード】

通常のゲームモードとは別に幾つか特殊なモードでゲームを開始できる。

  • デイリーラン
特定シード値のゲームをプレイするモード。
開始時の初期装備や開始位置が通常と違っており、様々な状態、場所からスタートできる。
シード値は毎日UTC0時に更新されるが、1日に1度しか挑戦できない。


  • デイリー耐久ラン
基本的にはデイリーランモードと同様だが、シード値が更新されるまで何度も同じ状態からスタートできる。


  • ナイトメア
ノーマルモードをクリア後に解禁される高難易度モード。
ゲーム開始直後は変わりないが、ダンジョン入口には"どこでも杖を改良する"の特典と更に3つの特典、そしてランダムな性能かつ呪文の入った杖が3本設置されており、これらを取得してダンジョンに挑むことになる。
当然、敵やダンジョンはそれらが必要なほど強化されており、ナイトメアの名に相応しい歯ごたえとなっている。




【ゲーム設定】

基本的にはキーボードでキャラ操作、マウスで照準とアクションを行う。
キー設定は好みで変更可能だが、キャラ移動が[wasd]である為、インベントリ画面を開くキーだけは左手が届く範囲のキー([e]等)に変更した方が良い。
またマウスホイールがあれば、アイテムの切り替え機能をマウスホイールに割り当てておくのも便利。


なお、Noitaには自分の死にざまをGIFファイルで保存してくれる機能がある。巷に出回っているNoitaのデスリプレイの大半はこの機能で作成されているらしい。
設定でレコーダー機能をONにしておく事で、自分が死ぬ数秒前から死んだ直後までの様子が、セーブデータフォルダに自動作成される。
死後に見返して反省会の材料にしたり、SNSで見せびらかすのも一興。
死にざまを繋げた動画も一定の需要があるようなので、もし大量の死にざまを抱えている方がいるなら是非。




【MOD】

昨今のPCゲームではMODによる内容変更や機能追加が盛んだが、Noitaでも同様。
外見を変更するもの等の定番的なものからNoitaの難易度を下げる為のお助け機能の追加、ユーザ作成の呪文の追加などは勿論、PvPゲーム化するMODも存在するなど、盛んに開発されている。
特に"どこでも杖を改良する"の特典を取得した状態でゲームをスタートできるMODは、ゲームに慣れるうえで有用なMODとされている。


ここは攻略Wikiではないし項目作成者もMODには詳しくないのでここまでにしておくが、他のSteamゲーム同様、Steamワークショップから導入可能。
MODを導入したせいでゲームが進行不可能になった、等はあまり聞かないがもちろん可能性はある。導入は自己責任で!




【魔法】

このゲームの華である魔法。
望み通りの魔法を作成する為には魔法が詠唱される仕組み、杖の性能の読み方、呪文の挙動等について正確な知識が必要になるが、基本的にはシャッフル:いいえの杖に調整盤呪文>n倍呪文>放射物呪文の順にセットすれば大まかには問題ない。
魔法の詠唱速度を極めようとしたり、1発数万以上のダメージを求めたりするのでなければ、この程度の認識でも充分。


後は使っている呪文のマナ消費を賄えるだけの最大マナを持ち、かつマナチャージ速度が早い杖を探して都度入れ替えていけばある程度までは問題ないだろう。
詳細は攻略Wikiや解説動画で確認、または試行錯誤を楽しんでほしい。




◆杖

ダンジョンのそこかしこに設置されているもので、この杖のスロットに呪文をセットする事で魔法を作成する。
ゲーム開始時に2本持っており、杖は最大4本まで持ち歩けるが、それ以上となると手持ちの杖を交換する必要がある。
杖ごとに性能が決まっており、優秀な杖が手に入るかどうかがこのゲームをスムーズに進められるかのカギ。


杖に入っている呪文は、聖なる山にいる時に編集作業を行って呪文とセットと取り外しが可能。
"どこでも杖を改良する"の特典を取得していれば聖なる山以外でも杖の編集が可能になり、必要な呪文だけ抜き取って杖は放置等も出来るが、そうでない場合、どの杖を確保するかの取捨選択が重要になってくる。


ちなみに杖の長さが長いと容量が大きいとか、杖に宝玉的な装飾があるとシャッフル:いいえの杖である等、杖の形から大体の性能が推察できる。




◆呪文

聖なる山や階層内のショップで購入あるいは宝箱から出現したものを入手する方法と、聖なる山で杖の編集を行う際に杖から取り外す事で入手する方法がある。
また、入手した呪文はインベントリ画面上部のスロットに保存しておくことが出来る。より強力な杖が手に入る事を期待して呪文をキープしておきたい場合等に活用できる。


杖に呪文をセットする事には制限はないが、杖のスロットに物理的に空きがない場合は当然セットできないし、杖に呪文を発動させるのに必要なマナがない場合、その呪文は発動しないので注意が必要。
また、セットする事自体に制限はないが、調整盤呪文やトリガー呪文などはスロットにセットした順番によって挙動に変化が出るので、正しいセット順が発生する事がある。


呪文は放射物、調整盤、資材など幾つかのカテゴリーに別れており、その中でまた複数の呪文が存在する。
また一部の呪文はゲーム開始当初はロックされており、ゲーム内で条件を達成するたびに解禁されてゆく。解禁しない方が安全という説も
すべてを紹介すると煩雑な為、よく出現する呪文のカテゴリーのみ。



  • 放射物
杖の先から敵を攻撃あるいは地形を破壊する為の弾を打ち出す呪文。
弾のダメージやダメージ属性、弾の速度、爆発範囲、自傷の有無等性能は様々であり、好みの分かれるところ。
代表例:スパークボルト、光線ドリル、プラズマカッター等


  • 静電放射物
杖の先から、その場にとどまって効果を発揮し続ける設置型の放射物を発生させる。
使いどころを得られれば輝く呪文であり、中にはすべての敵に対する切り札となるものなども。
代表例:転移の輪、雨雲、爆発等


  • 調整盤
放射物の性能を"調整"する為の呪文。
弾を加速させたり地形で跳ね返るようになる等の分かりやすいものから、特定条件で効果を発揮するもの、一見不利益にしかならないように見えるもの等こちらも様々。
使い方にプレイヤーの個性あるいはゲームの仕様についての理解度が反映されている。
代表例:ダメージプラス、ホーミング、ピンポン軌道等


  • 資材
水やオイル、溶岩やアルコールなどの通常の物質を生成する呪文。
熟練者程意外な活用方法を見出す不思議な呪文。
代表例:血、水の輪、溶岩の海等


  • マルチキャスト
n倍呪文およびn倍スキャター呪文の2種類と、魔法を一定の隊形に沿って発動させる呪文群がある。
前2者はどちらも杖にセットしたn個の呪文を同時に発動させるという効果は同じだが、スキャター系の呪文は拡散値がプラスされ、バラバラな方向へ飛んで行ってしまう事になる。
後者は魔法を呪文で指定した方向へ発射する効果を持つ。編隊-六角形を使うと6個の呪文を6方向に同時発射する画面が派手でよい。
代表例:2倍呪文、3倍スキャター呪文、編隊-三叉等


  • トリガー付き~/タイマー付き~
独立したカテゴリーの呪文ではないがこのゲームでも特に重要な呪文の為。
トリガー付き~は放射物が敵や障害物にヒットしたタイミングで、タイマー付きはそれに加えて放射物が一定時間飛んだタイミングで、セットした呪文を発動する呪文。
"セットした呪文"とは、杖のスロットでトリガー呪文のすぐ右に設置した呪文の事。その為、効率よく利用する為には杖の性能でシャッフル"いいえ"の杖が必要になる。
爆発物や放射物を手元に出現させたくない時等に利用されるが、Noitaの仕様を理解する程奥行きが広がっていく熟練プレイヤーご用達呪文。
代表例:トリガー付きのスパークボルト、タイマー付きの光線ドリル等




◆魔法

杖に呪文をセットする事で魔法が完成する。
その組み合わせは多種多様だが、多くのプレイヤーたちの研究と努力によって定番とも言える組み合わせが開発されている。
その一例を紹介するが、事前情報なく試行錯誤を楽しみたい方の為、折りたたんでおく。




ここに上げた魔法もほんの一例。しかも基本的な仕様しか利用していないオーソドックスなものばかり。
他にも爆発物を安全に即時起爆する、呪文の制限回数を無視するなどの構成も良く知られている。
果ては世界を渡り歩く為の魔法、地形を破壊しながら無限に移動する魔法、ダメージ表記が出来ない無限大ダメージを与える魔法等まで開発されている。




◆特典

聖なる山で取得できるプレイヤーのカスタム要素。
他のゲームだとスキルとか呼ばれたりするようなものだが、原文ではパークとなっており、そちらの名前で呼ぶ人も多い。
基本的には3つの候補の中から1つを選択し、その際に選ばなかった特典は消えて取得できなくなる。候補が気に入らなければお金を使ってリロールする事も可能。
ただしリロール代金は200からスタートして1度リロールする度に倍になる事、欲しい特典だけ残してリロールなどは出来ない事に注意。
ちなみに、最終的なリロール代金は54,9755,8138,8800(54兆9755億8138万8千8百)となる。

どんな時でも有用なもの、特定の呪文や特典と組み合わせる事で効果が増大するもの、取ってはいけないもの等様々。






Noita世界に存在する様々な敵。
すべて紹介しきる事はできないので、幾つかのグループごとに特に印象に残る敵を紹介。



【魔術師】

プレイヤーと対立している派閥に属している魔術師らしく、プレイヤーへ攻撃を仕掛けてくる。
キャラごとに使う魔法が違っているが、1体を除いてどれも厄介な存在。


・ヴァイフドスメスタリ
青い頭に白の衣装を着た魔術師。スワッパーおじ等と呼ばれ、プレイヤーからの憎悪の的となっている。
スワッパーの魔法に特化しているとの事で、こいつからの攻撃を受けると、こいつのいる場所と自分のいる場所を入れ替えられてしまう。

これだけでも突然の位置変更による混乱など厄介ごとしかないのだが、より重要なのはこいつに攻撃を行っても場所を入れ替えられてしまう事。
そして自分にもダメージを与える魔法を使っていた場合、場所を入れ替えられてしまう事により、自分が放った魔法のダメージを自分が受ける事になってしまう。
その為、貫通ショットつきの魔法を敵の集団に打ち込んだらいきなり自分が死んだ、といった事が起こりえる。


ムオドンムートスメスタリ
紫の頭に茶色の衣装を着た魔術師で、プレイヤーからのヘイトを一身に集めている存在。
多形性の魔法に特化しており、こいつからの攻撃を喰らうと無害な動物へ変身させられてしまう。
変身中はプレイヤーの能力や免疫は無くなってしまう為、プレイヤーが火に包まれている時にこいつからの攻撃を受けてしまえば大抵そのまま死亡する。

更にこの攻撃に対する永続的な耐性は存在しない*5為、どれほど強力な魔法が使えるようになってもこの敵がいる限り即死の可能性が残る事になる。


・ツヴォンヌヴェルホ
青っぽい頭に薄緑の衣装を着た魔術師で、口から猛毒ヘドロを吐きかけてくる。
が、それ以外に能はなく*6、猛毒ヘドロに対処する方法は幾らもあり、そもそも遠距離から攻撃すれば問題ない為、出現する階層では随一の弱さを誇る。
その為一部プレイヤーからは"面汚し"などと呼ばれたりもしているとか。



【ヒーシ】

ダンジョン内外に屯する人型のモンスター。
縄張りに侵入した事に対する怒りなのかその他の理由があるのか、プレイヤーに対して集団で、自爆も厭わない苛烈な攻撃を仕掛けてくる。
魔術師たちとは異なり銃器や爆発物を武器としており、ショットガンに始まりマシンガン、スナイパーライフル、手投げダイナマイト、迫撃砲等を利用した正確な射撃を浴びせてくる。
その一方、基地の中にはバーがあったりクリスマスには仮装を楽しんだりする余裕もある様子。


・ハウリッコヒーシ
ショットガンを装備したヒーシ。第一階層に出現しているのは正確にはヘイッコ・ハウリッコヒーシという通常よりも弱いバージョン。
ただどちらも1発6.75ダメージの銃弾を3発浴びせてくる事は共通。"ガッシャ"というショットガンのポンプアクション音が聞こえたら上か下へ移動して射線から外れよう。
ちなみに銃弾は地形に当たってもすぐには消えず、ちょっとの間生きている。その状態でも触るとダメージを受けるので注意。


・スニプヒーシ
スナイパーライフルを装備したヒーシ。第三階層から出現するが、遮蔽物のない開けた空間で画面外からの超長距離射撃を挑んでくる強敵。
攻撃の前に赤いレーザー光による照準をつけ、その後に射撃を行うが、その威力は1発25ダメージ。更に強烈なノックバック付き。
ダメージもさることながらノックバックによって未探索空間へ吹き飛ばされる事もあり得るのが非常に厄介。
画面外から複数のレーザー光の照準がつけられた時の恐怖感はなかなかの物がある。


・サヒカイスメンニンカイネン
第二階層で時折出現するヒーシで、グリッター爆弾を武器としている。
手に持っている爆弾を投げつける以外の攻撃方法はなく、よく自分で投げたグリッター爆弾の破片に当たって自滅している。



【スライム】

スライムというグループで纏められているが、一般的に想起されるようなものではなく、スライム状の物質で構成されたモンスター達。
倒すとスライムをまき散らすが、このスライム、自分に振りかけると移動速度が若干遅くなるものの、体についた火は消してくれるし放射物ダメージへ若干の耐性を与えてくれる優れもの。


・リマヌルヤスカ
第一階層から第三階層、下手をすればダンジョン入口直後に浮遊している緑色のスライム。ニコニコ動画等ではずんだ餅、あるいは単にずんだとも呼ばれる。
落ち着いて対処できればそう問題はないのだが、問題はこのスライム弾の軌跡に沿って微量の猛毒ヘドロが吹き出てくる事、本体がダメージを受けるか倒されると周囲に猛毒ヘドロをまき散らす事。
その為こいつと戦闘を行った地形は猛毒ヘドロまみれになりがちで、本体を無傷で倒してもそちらでダメージを受けてしまう事がよくある。
ちなみに、第一階層に出てくるのはハイッコ・リマヌルヤスカと呼ばれるHP7.5の弱体バージョン、第二階層以降出てくるのがHP18.75のリマヌルヤスカ。


・スーレパッコ&レパッコ
主に第二階層で出現する紫色のスライムでできた蝙蝠。レパッコは小型の個体でスーレパッコはその親分格。
どちらも階層を浮遊しており、プレイヤーを発見すると追尾してある程度の距離まで詰めたら急加速してプレイヤーに体当たりを仕掛けてくる。
また、スーレパッコは一定間隔でレパッコを生み出すため、その為第二階層ではスーレパッコと大量のレパッコが屯している空間が発生している事がある。
モンスターハウス的なものと捉えるか手頃な資金源と捉えるかはプレイヤー次第だが、複数のレパッコによる連続突撃はなかなかシャレにならない事だけ注意。



【ロボ】

メカメカしい装いの敵で、見た目道理の耐久力をもつ強敵ぞろい。
ダメージを与えるとオイルをまき散らすため、戦闘中辺り一面が火の海になりがちで落とした金塊の回収も難しいのが困りもの。


・ロボッティキッタ
灰色をした2足歩行のロボットで、目標を追いながら装備したライフル銃の高速連射で攻撃してくる強敵。
こいつの攻撃にはスタン効果がある為、空中浮遊中に攻撃を喰らうとそのまま撃ち落され、下手をするとそのままスタン填めで身動きが取れなくなってしまう事がある。
耐久力も高い為、戦闘自体回避するのが無難だが、戦闘するなら電撃ダメージと、何故か毒ダメージが有効。


・ヤッティレーザーレンノッキ
灰色の、レーザー砲台を備えた浮遊ドローン。通称冷蔵庫。
階層を遊弋して目標を発見後、自身前方にエネルギーをチャージし、その後目標へ向けてレーザービームを放ってくる。
このレーザーの速度はなかなか早く、壁に反射もする厄介なものだが、ただ打ち出す方向はチャージを開始した時のままの為、開けた場所であれば回避はそう難しくない。


・パイトシバルティーヤ
第五階層あるいは第六階層で出現する衛兵ロボット。空中を移動して目標へ槍を撃ち込んでくる。
槍のダメージは1発30と非常に大きく、また地形で止まらなければ数画面分吹っ飛ぶほど強烈なノックバックも発生する。
耐久力も高い上に爆破ダメージが無効である為、魔法の構成によっては対抗できない可能性がある難敵である。
ただ、そこまで機動力は高くなく、キャラのサイズが大きいせいで狭い通路に入り込むことが難しい為、そういった地形を利用して追跡から逃れる事も可能。



【その他】

ダンジョン探索中は動物や精霊やゴースト等とも戦闘になる。
動物等はともかく、精霊種とも敵対するプレイヤーは何者なのだろうか…


・ウッコ
通称雷おじ。電撃を身にまとって階層を遊弋する危険な精霊。
プレイヤーに向けて徐々に加速していき、着弾地点で爆発する電撃の塊を放出してくる。
その威力は80前後と一撃で致命傷になりえる上スタン効果も持っており、大抵は一撃目を喰らった後スタンから回復する前に二撃目を喰らう事で、多くのプレイヤーが命を落としている。
が、それ以上に怖いのは感電死。どれほど安全に見えようとも、水の中や鉄などの通電するものがある場所での戦いは避けるべき。


・ホフタヴァヒッピォ
主に第七階層で出現する幽霊のようなモンスターで、通称白ハゲ。
プレイヤーを発見し次第執拗に追いかけてくるが、自前の攻撃手段は持たない為、こちらから攻撃しなければ無害。
しかし攻撃を受けると、攻撃してきた方向へ白い超高速レーザーによるカウンターを放って反撃してくる。
その為こちらの連射速度が高ければ高いほど強烈な反撃が帰ってくる事となり、数百~数千のHPが吹き飛ぶ事もザラ。
放置しようにも他の敵と混ざってしまい、意図せず攻撃してしまう事が起こりえるのが非常に厄介。


・ヤッティマト
通称ワーム。大小3種類いるワームの内一番大きい種で、HPは3500にも達するお化けモンスター。
地形を破壊しつつ世界をうろついており、時に聖なる山も破壊してプレイヤーに冤罪をもたらす罪深い存在。
ただ、慣れたプレイヤーからは最大HPを増やすハートや血を目当てに狩られる悲しい存在。



【爆発物等】

動き回る敵だけでなく、設置されている爆発物やアイテムまでもがプレイヤーに対して死を呼ぶ存在であるのがこのゲーム。
その中で特に恐れられている2つを紹介。いずれもNoita死亡シーン集動画の名優である。


・プロパンタンク
高圧の凍結ガスが詰められたガスボンベで、主に第三、第四階層と第六階層等で設置されている。
爆発すると周囲に爆破ダメージと凍結気化ガスによるダメージを与えるが、その爆破ダメージは中心部で325ダメージと、通常プレイではほぼ確殺級のダメージを誇る。

しかし、真に恐ろしいのは中途半端にダメージを与えてしまった状態。
この状態のプロパンタンクは凍結気化ガスを噴き散らしながら、大抵はそのまま予想のつかない進路ですっ飛んで行き、何故か、思いもよらない形でプレイヤーの近くに来てしまう事が多い。
そのあまりの的確さから「プロパンタンクは意思を持っている」とも言われる。


・Ukkoskivi/ウッコスキヴィ
通称雷石。アイテムが設置されている台座あるいは宝箱から入手できるアイテム。
取得して手に持っている間電撃免疫を取得できる効果と、ウッコが襲ってこなくなる効果を持っている。
その為階層を水没させたうえでこのアイテムを手に持っていると、水に浸かっている敵すべてに感電ダメージを与えられる。

ここまでなら有用な便利アイテムだが、問題は出現してから取得するまでの間。
というのもこのアイテム、取得せずに放っておくと定期的に周りに電撃を放つ。その為、このアイテムと一緒に水の中や鉄の上にいると自分が感電ダメージを受けてしまう。
このゲームにおける感電ダメージは非常に大きく、不用意に触れたプレイヤーに無慈悲な死を与えてしまう。





世界


【メインダンジョン】

ゲーム開始直後から入り口を空けているこのゲームの主要な舞台。
全7階層あり、基本的には下へ進んで各階層の底にあるポータルを通って次の階層へ向かうが、その合間に一応安全地帯として聖なる山が設けられている。



◆鉱山
ダンジョン第一階層。
土の地面を所々木材や鉄骨で補強した通路が張り巡らされ、各所に発破用の爆発物や可燃物の詰まったドラム缶が設置されている。
第一階層だからと言って敵の攻撃は容赦なく、ショットガンを発砲するヒーシに、見境なく火炎弾をばら撒く火の精霊、小さいながらもプレイヤーに集団突撃をかます3本足の小型蜘蛛等がうろついている。
とはいえ最大HPを増やしてくれるハートや宝箱が配置されている場合が多いので、ここでしっかり探索して杖/呪文/リロール代金を稼いでおきたい。
また、初期装備のポーションが水でなかった場合、出来るだけ早めにポーションの中身を水に入れ替えておくのも忘れずに。


◆炭鉱
ダンジョン第二階層。
石炭鉱脈や砂金を含む岩石の間を進んでいくステージで、途中掘り出した石炭が積み上げられていたり火薬が保管されていたり、消火用なのか水が貯められている所も多い。
鉱山でも出現したヒーシに加え、スライムでできた蝙蝠や溶岩の血が流れている大小の火炎蛍が飛び回っており、放っておくとあっちこっちで火の手が上がり、爆発物が誘爆していく物騒なエリア。
各所にある猛毒ヘドロや流れ出た溶岩は、面倒くさがらずにきちんと水で無害化しておけば生き延びる確率が高まる。
また、岩の中の空間に杖やアイテムが隠されている事が多く、手軽に岩を掘削する手段があれば砂金堀りによる金稼ぎを兼ねて掘りまくるといい。
そのせいで探索に時間が掛かりがちなステージだが、適当な所で切り上げる決断をする事も重要。


◆雪のどん底
ダンジョン第三階層。前2層とは打って変わって雪と氷で構成された広い空間を持つバイオーム。
お馴染みのヒーシにはスナイパーライフルで狙撃するタイプと軌道式のマシンガンタンク、ホーミングミサイルタンクが加わり、画面外からの狙撃もあり得る構成になっている。
その上一撃必殺の電撃を放つ雷の精霊が物陰を遊弋し、凍結ガスと爆破ダメージで地形毎プレイヤーを葬るプロパンが登場する危険地帯。
運が悪いと階層に入場直後に待ち構えていた敵の集中射撃で致命的なダメージを受ける事も。


◆ヒーシ基地
ダンジョン第四階層。雪と氷の中に建設されたヒーシ達の基地らしく各所にベッドやロッカーにシールド発生装置があり、これらが絶妙に射線をさえぎっている。
ヒーシ達は今まで登場したメンバーに加えて回復役である衛生兵も動員して厳重な警戒態勢をとっている。
更に基地全域を浮遊しつつレーザーを発射するドローンが巡回し、固定式のレーザー砲台が守りを固めている。
また、各所に吊り下げられた電灯から漏れた電撃や雪の中に隠れたプロパンなど、地形までもがプレイヤーに牙をむく難所となっている。


◆地下ジャングル
ダンジョン第五階層。柔らかい土と植物に覆われた広大なジャングル地帯。
体当たりしてくる蜂に、地面を削りながら追ってくる蜘蛛に酸やホーミング弾を放つ花などが主な敵だが、大型のヒーシも武装を変えて再登場してくる。
第二階層以上に炎上しやすく、方々が勝手に燃え上がり、その火の粉や焼け落ちた植物や敵の欠片、ついでに時折危険な液体が降ってくる。
ただ、各所に最大HPを増やしてくれるハートが配置されている事が多く、高ランクの杖の出現も期待できるため、火の雨を掻い潜りつつ探索して損はない。


◆金庫室
ダンジョン第六階層。鋼でできた通路とパイプが入り組んでいる複雑な構造を持つ階層。
レーザードローンに、バリアを張りながら突っ込んでくる近接攻撃用ロボ、ホーミングミサイルを乱れ撃ちながらあちこちを飛び回るカニ型砲台など厄介な敵が密集している。
その上各所に酸タンクやプロパン、凍結ガス発生機などがあり、誘爆が連鎖して足の踏み場もない状態になる事も多い。
地下ジャングル同様ハートも割と落ちているが、充分な準備が無い場合、探索は諦めた方が良いかもしれない。


◆芸術の神殿
ダンジョン第七階層。硬い岩と呪いの岩と溶岩で構成された階層。
金庫室同様入り組んだ通路に、溶岩だまりや多形性だまり、壁に取り付けられた罠、壊すと悪影響をまき散らすクリスタルが行く手を阻む面倒な地形。
そんな中で、致死的なものも含めた熾烈な攻撃を行う敵の群れを突破しなければならない。
充分に探索すれば有用な杖が手に入る事も多いが、探索自体が無謀な場合も多い。
クリアだけが目的ならポータルへ直行した方がいいだろう。


◆???
ダンジョン深層にいるラスボスとの死闘を超えて辿り着くゴール地点。
ここで作業完了する事でエンディングを迎える事が出来る。




【聖なる山】

各階層の合間に挟まっている安全地帯。
最初に訪れると体力を全回復+最大HPを10増やしてくれるハートと、呪文の使用回数を回復するリフレッシャーが設置されている。
また、杖または呪文を単体で購入する事が出来るショップと、パークを取得する祭壇があり、いつでも利用可能。


更にゲーム中説明はないが、この空間では杖の編集が可能で、杖に入っている呪文を取り外して別の杖にセットしたり手持ちの呪文と入れ替えられる。
ただし、杖を編集できるのはこの山が機能している間だけであり、一度出口から出ると山が崩壊してしまい、杖を編集する事は出来なくなる。
その為プレイヤーの間では山を崩壊させないよう、保存しながら出る方法が色々と考案されている。

なお山が崩壊した後でもショップと特典、ハート/リフレッシャーの取得は可能であり、ハートは取らずに温存したり、リロール代を稼いで戻ってくるプレイヤーも多い。


これだけならプレイヤーの為のセーフゾーンなのだが、そこはNoita。
時折、思いもよらない方法で敵が侵入してきたり、聖なる山を破壊した罪をプレイヤーが被ってしまい、新しく手に入れた呪文を気軽に試射してセーフゾーンの筈の山で死亡する事もよくある。




【それ以外】

ゲームの舞台であるダンジョンをわざわざ"メイン"ダンジョンと銘打った事からも分かる通り、このゲームにはそれ以外にも探索するべき世界が存在する。
ネタバレにもなる為詳細は伏せるが、ダンジョン内の階層の左右に広がるバイオーム、ダンジョン入口を超えて辿り着く砂漠、ダンジョン入口東側にそびえる大木など。
禁断の知識または錬金術の奥義にまつわるクエストに着手する場合これらの世界も探索する必要があり、そこにはメインダンジョンよりも熾烈な戦闘が待ち構えている。





余談


【よくあるプレイ風景】

ワームが聖なる山に侵入して神様激オコ→何故かプレイヤーに刺客が差し向けられる!

石板さえあれば神からの刺客なんて余裕♪→ ス カ →あぁ石板があんなに遠く…

通路正面に敵発見、先手必勝だ!→攻撃が天井に吊られていたランタンにヒット→ランタンから出火した火で通路が火の海に→あ、敵が焼け死んだ

敵の射撃を間一髪で回避→後ろにあった爆発物が爆発して射撃を喰らった時よりも酷い大ダメージ

酸で地形がボロボロになってる、通り抜けられないかな…→数ピクセル分の溶け残りに引っかかってうまく、動けない

オイルまみれだけどプラズマカッターで壁を削ろう→オイルで滑ったせいでプラズマに接触、体力も削れてしまった

足場燃えてるけど火免疫があるから無問題→上でポーションが割れた音がしたな…?→上から降ってくる多形性*7→(火に包まれながら)メェェ…

眼下にはマシンガンタンクか、ここは上から爆弾を投げ込もうか→爆弾を投下直後にマシンガンタンクからの射撃が爆弾に命中、即起爆

火だるま状態でHPは後わずか、攻撃が厳しくて火を消している暇もない→見えているポータルへ逃げ込んで急いで火を消せば助かる筈→聖なる山に到着直後に焼死

水たまりの底に宝箱を発見、開けに行こう→宝箱の中身は電石だった!→「死因:感電」

今回のゲームも頑張るぞ、おや入口にある杖を敵が拾ったな→すべてを吸い込む ギガブラックホール 爆誕

おや敵が同士討ち…→流れ弾がプロパンにヒット→凍結ガスを吹き散らしながらプロパンがこっちにすっ飛んできた!

水ポーションが無いのに火に包まれてしまった→見えてる水場に飛び込め!→凍結チャージでうっかり表面を凍らせちまって入れねぇ…

吸血鬼の特典を取ってるから敵の血を飲んで体力回復と行こう→混ざっていたオイルまで飲んでしまって毒ダメージも喰らった

敵集団と交戦したが、後1体まで減らせた→倒した敵から出た金塊が壁になってしまっていて敵に当たらない!

操作をミスって拾った杖を使ってしまった!→杖の先頭にはギガ円盤放射物→「死因:Bzzt!」*8



【用語】

  • 石板
ゲーム内のところどころで取得できるアイテム。
本来はゲームの世界観の説明やクエストのヒントおよびクエスト用アイテムなのだが、この石板を相手に蹴りつける事で大抵の敵を一撃で倒す事が出来る為、一部プレイヤーから重宝されている。
熟練した石板の使い手は石板一枚で無限に空を飛び、核爆発からも生き延びる事が出来るのだとか。


  • トリックキル
ゲーム中の敵キャラが、地形にある爆発物や火など誰からの攻撃かわからないダメージが原因で死んだ場合、このトリックキル扱いになる。
この場合、落とす金塊が倍になったり、特殊な特典を取得しているとHPを回復する血の金塊が出現したりする。
狙って引き起こすにはコツがいるが、そうでなくても火に巻かれたり同士討ち等で勝手に発生している場合も多い。


  • 作業完了
ダンジョン深部にいるボスを倒した後、某所にてこの作業を行う事でエンディングを迎えられる。
ひいてはこのゲームでエンディングを迎える事を作業完了と表現する事もある。


  • 出待ち
聖なる山から次の階層へ移動する際に通過する通路、あるいは階層側の出入り口付近に敵が存在している状態。
そのまま移動すると待ち構えている敵の集中攻撃を受けてしまい、非常に危険。
敵がいなくなるのを待つか、上から爆発物でも投げ込むか、覚悟を決めて突っ込むか。


  • 冤罪
壁に穴が開いたりするなど聖なる山に傷が付くと、怒れる神々が刺客を送り込んでくるのだが、その刺客が狙うのは 常に プレイヤー。
酷い時にはプレイヤーが聖なる山にまだ辿り着いていない段階でも発生する事から、このように呼ばれる。


  • 手動リチャージ
杖のリチャージや呪文の発動順に関わるテクニックの一つ。
詳細は伏せるが、このテクニックを利用する事でリチャージをキャンセルしたり、杖の先頭にセットした呪文だけ発動させたりする事が出来る。


  • フラスコ
ポーションの事。Version1.0以前はこの名前だった為こちらで呼ばれる事もある。


  • ルミナス(ドリル)
光線ドリルの事。アーリーアクセス時代にはルミナスドリルという名前だった為、今もその名称で呼ばれる事もある。


  • ディスク
円盤放射物、ギガ円盤放射物という2つの呪文の通称。
どちらもダメージが高くマナ効率もよい優秀な攻撃呪文だが、自傷ダメージがある事から敬遠されがちである。
特にギガ円盤放射物は挙動が特殊な*9為、敵よりも多くのプレイヤーを切り刻んでしまっていると思われる。
ホントはもう1種類あるがネタバレにつき伏せる。ギガ円盤放射物の上位呪文といえばだいたい想像はつくと思うが。


  • EP
起爆性放射物という調整盤呪文の事。原文の"Explosive Projectile"の頭文字からこのように呼ばれている。
本来爆発しない放射物呪文が爆発するようになり、元々爆発する呪文は更に強力な爆発を起こすようになる調整盤呪文。
色々研究がされた結果、組み合わせ次第では簡単にダンジョンクリアに足るだけの破壊力を生み出す事ができる事が判明し、様々に活用されている。


  • ストリーク
いわゆる連勝記録。
2025年現在の世界記録は通常モードで238連勝、ナイトメアモードで82連勝


  • RTA
ご存じReal Time Attack。
NoitaでもRTAチャレンジは行われており、speedrun.comでの2025年現在の世界記録は2023年12月31日に1分59秒87の記録が打ち立てられており、日本人プレイヤーでは2分4秒4の記録が最速記録である。






追記・修正の為の自己犠牲は、神々への最高の賛辞です。






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最終更新:2025年05月30日 08:02

*1 ローグライク的な要素を緩く取り込んだゲームのジャンル名

*2 2020年12月5日/Esehara氏

*3 ニコニコ動画/26(ゆかりの人氏

*4 このゲームのクリティカルヒットはダメージ5倍という強力な効果

*5 一時的であれば耐性を得る方法はある

*6 なんと近接攻撃さえ出来ない

*7 プレイヤーや敵キャラを無害な動物に変身させてしまう液体

*8 死因が円盤放射物系だった時専用の死因

*9 敵に向けて発射された後、加速して発射された地点へ戻ってこようとする上プレイヤーを追尾する性能があり、地形にも反射して戻ってくる。