登録日:2025/08/30 Sat 17:44:16
更新日:2026/03/27 Fri 00:28:22
所要時間:約 10 分で読めます
サンタシリーズとは、恥の多い生涯を送っている豆丸氏によって制作されているフリーゲームのシリーズ作品である。
概要
ジャンルはホラーアドベンチャー。制作ツールはRPGツクール MV。『皆を愛したサンタ・マリーア』のみRPGツクール VX Ace。全6作。題名は別にサンタクロースとは関係ない。
かわいらしいイラストとえげつないストーリーが特徴(作品によって差が激しいが)。
作品ごとに話は完結するため、単品でも楽しめる。だが、時系列が存在し、複数の作品に登場する人物もいるため、サンタシリーズの世界観を楽しみたいならゲームの公開順にプレイすることを推奨する。
豆丸氏の別作品(
怨恨ヴィーゲンリートなど)と世界線が同じで、それらをプレイしているとわかる小ネタもある。
個別タイトル
あらすじは豆丸氏のサイトより引用。
皆を愛したサンタ・マリーア
ごめんね 母さん
近年、治安の悪化が問題視されているロザリア村。
この村では、獣に食い荒らされたかのような死体、原型を留めていない死体、残虐な拷問を受けたと思われる死体、身ぐるみを剥がされた死体が発見されるなど、悲惨な事件が多発している。
そして今度は、この村のーーーで殺人事件が起こった。
被害者はーーーーーーーーー。
このーーーのーーは未だ行方不明のまま。
警察は行方をくらませたーーの行方を追っているが、未だ何も明らかになっていない。
プレイ時間は約30分~1時間。エンディングは全2種類。
グロテスク要素が多め。
サンタ・ルチアの愚行
それでも皆を 愛してた
平和な孤児院から子どもが消える話。
プレイ時間は約30分。エンディングは全1種類。
サンタ・ピエラの平和な世界
この村だけは 平和なのです
とある 時代。
とある 国。
そこには、一つの平和な村がありました。
村の外の人たちは、戦争や飢饉、疫病に苦しんでいましたが、この村の人々は、平穏で幸せな日々を送っていました。
とても とても 平和な村でした。
とても とても 幸せな村でした。
プレイ時間は約30分~1時間。エンディングは全2種類。
いつもの暴力表現・グロテスク要素に加えて、サイコホラー要素・鬱・病み表現などの過激な描写がある作品。
苦手な方は注意。
虚妄のサンタ・カタリナ
今日から俺は 良い人なんだ
とある時代 とある国
そこにはヨアキムという少年がおりました。
とても優しく とても勇敢な彼を 皆が愛していました。
彼はとても “良い人”でした。
とある季節 とある村
そこにエンツォという商人がやってきました。
とても元気で とても明るい彼を 皆が愛しました。
彼はとても “良い人”でした。
二人の少年は すぐに仲良くなりました。
とある日 とある場所
突然 大勢の子どもがいなくなりました。
優しい少年もいなくなり 商人の少年はとても心配しました。
半年後 無事に帰ってきましたが
どこにいたのか 何をしていたのか
誰にも 話すことはありませんでした。
他の子どもたちは とうとう帰ってはきませんでした。
プレイ時間は約1時間。エンディングは1種類。
この作品をプレイしただけだと理解が難しい部分があるので、プレイ後にPIXIV FANBOXの設定・小ネタまとめ記事(有料)を読むといいかもしれない。
サンタ・キアラの楽園
だからここは 楽園なんだ
とある時代 とある場所。
そこには一つの村がありました。
その村は、とある病で苦しんでいました。
隣村からもたらされた、忌まわしい病です。
そこに、一人の医者があらわれました。
親切な医者は、こう言いました。
「オレっちが、皆の病を治してみせるっす!」
そう言い放つと、その青年はすぐに旅立ちました。
病の元凶である、隣の村へ。
楽園と謳われる、その村へ―――。
プレイ時間は1時間。エンディングは2種類。
サンタ・アガタの断罪
もう鐘の音は 聞こえない
平和な世界のこと!
僕、諦めないから!
だから安心していいよ。
モルテが望んだ平和な世界は、僕が代わりに作ってあげるから!
僕、これでも剣の腕には自信あるし、勉強だって……。
だからね……
どうか僕を信じて欲しい。
サンタシリーズ最終作。プレイ時間は約3時間。エンディングは1種類。
ゼフィを操作する「泉の村」視点と、アガタを操作する「鐘の鳴る都市」視点の二つのパートに分かれている。
多くのキャラクターに死亡スチルがある。
時系列は作品が公開された順番と同じ。
主な登場人物
エミリオ
「ただいま、マリーア母さん」
『皆を愛したサンタ・マリーア』の主人公。10歳。家族のことが大好きな少年。
極度の偏食。野菜を食べられるようになりたい。
ルチア
「ここにいてね 永遠に。」
『サンタ・ルチアの愚行』の主人公。11歳。強か優しい少女。孤児院の院長・ジータの娘。
天真爛漫な振る舞いの裏に何かを隠している。かなり体力が多い。
エンツォ(Enzo)
「残酷な真実を、優しい嘘で隠すことって悪いことか?」
『サンタ・ルチアの愚行』、『サンタ・ピエラの平和な世界』、『虚妄のサンタ・カタリナ』に登場。
13歳(ルチア)→15歳(カタリナ)。優しい嘘つき。
孤児院に軟禁されているからか、物事をよく知らない。
ピエラでは旅商人になっていて、カタリナではヨアが住んでいる村に定住している。
イーヴォ
「俺は諦めない。妹に会うまでは。」
『サンタ・ルチアの愚行』、『サンタ・キアラの楽園』、『サンタ・アガタの断罪』に登場。
ルチアらと共に孤児院に住んでいる少年。とある事情で喋ることができない。生き別れた妹を探している。キアラではリベルタ達が訪れた村に定住しているが......。
モルテ(Morte)
「……」
『サンタ・ピエラの平和な世界』の主人公。『サンタ・キアラの楽園』、『サンタ・アガタの断罪』に登場。
14歳(ピエラ)→17歳(キアラ)→20歳(アガタ)。男の娘。非常に無口。親の言うことをよく聞く良い子で、村人からも信頼されている。
ピエラ本編後からは、リベルタや商人たちと旅をしている。
ヨアキム(Joachim)
「良い人って、どんな人?」
『虚妄のサンタ・カタリナ』の主人公。通称ヨア。14歳。
村で一番優しいと評判だったが、子ども失踪事件の後から性格が変わってしまった。
リベルタ(Liberta)
「それでも、オレっちは皆を救いたい!そのために、医者になったんだ!」
『サンタ・キアラの楽園』の主人公。『サンタ・ピエラの平和な世界』、『虚妄のサンタ・カタリナ』、『サンタ・アガタの断罪』に登場。
17歳(キアラ)→20歳(アガタ)。色んな所を旅している優秀なお医者さん。ピエラでは医者の卵。
「オレっち」「~っす」といった特徴的な口調をしている。
元々打算的な性格だったが、とある人物と出会い、自分だけではなく誰かを助けるために生きることを知った。
ローザリンデ
「誰かが謳い続ける限り、死した人たちの意思は語り継がれるのですから。」
『サンタ・ピエラの平和な世界』、『虚妄のサンタ・カタリナ』、『サンタ・キアラの楽園』、『サンタ・アガタの断罪』に登場。
商人たちと旅をしている詩人の女性。
「人が生きた証」を詩として残し、その物語を語り継ぐことに強い使命感を感じている。
ゼファイストス・ヘス
「どうか僕を信じて欲しい。」
『サンタ・アガタの断罪』の主人公。通称ゼフィ。9歳。
「鐘の鳴る都市」の領主ノアの孫で、アガタの息子。家族から愛されている、正義感あふれる少年。
平和な都市で生活してきたので、世間知らずな一面もある。
アガタ・ヘス
「あの子が苦しまず、自由でいられる平和な世界。そのために、私は戦い続けましょう。」
『サンタ・アガタの断罪』に登場。35歳。特技は拷問と処刑。
ゼフィの母親で、ノアの娘。家族と都市を深く愛する女性。普段は心優しいが、家族を守るためならどんな手段も厭わない。とある理由で「泉の村」の人々を深く恨んでいる。
|
+
|
余談 ネタバレ注意 |
ゼフィ、エミリオ、ヨアは『怨恨ヴィーゲンリート』シリーズや『ウトピアの双眸』に登場する賢者/愚者の生前の姿。
賢者/愚者とは成仏できない幽霊のような存在。悲願箱を使う際、他人を犠牲にした人は『愚者』、自分を犠牲にした人は『賢者』と呼ばれるようになる。
ゼフィは各地で人々を圧制から解放した結果、信仰を集めてしまい、彼の名声を恐れた教皇によって捕らえられ、処刑された。処刑後に教皇によって悲願箱に入れられた(この時点でゼフィは生きていた)が、教皇の悲願よりもゼフィの「平和な世界」への悲願の方が強かったため、ゼフィが悲願箱の使用者だと判定され、ゼフィは『断罪の賢者』となった
ヨアは悲願箱にエンツォの遺体を入れたので『虚偽の愚者』と呼ばれるようになり、エンツォは悲願箱に閉じ込められているような状態になった。(エミリオに関しては詳細不明)
|
夢見た平和なWikiは、まだ遠いけれど......。
それでも僕らは、追記・修正していく。
いつかの項目で。
どこかのコメント欄で。
きっとまた、巡り合おう。
- ONE PIECEの世界政府非加盟国って感じな世界観 -- 名無しさん (2025-08-31 01:08:57)
- エンツォは大丈夫と思ってた時期がありました -- 名無しさん (2025-09-03 18:20:32)
- ロサス王国があればなぁ… -- サンタ・アーシャの革命 (2025-09-05 17:57:03)
最終更新:2026年03月27日 00:28