登録日:2025/11/13 Thu 20:04:34
更新日:2025/11/14 Fri 07:02:17NEW!
所要時間:約 6 分で読めます
●概要
「ゼルダ無双 封印戦記」の舞台である封印戦争時代、ハイラルを旅しているコログ族。
謎多きゴーレムを相棒に、ハイラル各地を巡っては根を下ろすにふさわしい土地を探している。
コログにしては珍しい、お調子者でさっぱりとした性格。
多くのコログ達にとっては兄貴分であり、面倒見は良い。
仲間に気を配っては困りごとの解決を取り計らう世話焼き屋な面もある。そしてしばしばツッコミを入れたり喝を入れたりする。
一方、あまり恰好をつけず正直にモノを言う面があり、打算主義な言動や、良く言えば慎重・悪く言えば臆病な振る舞いもしばしば。
特に強大な敵を目の当たりにすると結構ヘタれる。常に緊迫した展開が続く当作におけるコメディリリーフ的な存在である。
しかしその実、危険に相対する友を決して放ってはおかない、義理堅い熱血漢である。
そんな性格のせいで脅威にずんずん立ち向かっていくゴーレムに振り回されながら旅をしていくことになるのだが……
しかしゴーレムのことはとても気に入っており、相棒と呼び親しんで、過酷な戦いをも共にしている。
●戦闘力
まちがいなくハイラル史上最強のコログ。
コログはハイラルの一般認識においても戦う存在ではないとされているのに、カラモはそんじょそこらの兵士など目ではない一騎当千の猛者である。
本人はあくまで「かよわいコログ」と宣っているが、リト族長のクラフィカが戦場を任せる辺り他者から認めるにも十分な実力者である模様。
戦闘に役立つ木の実やキノコの扱いに熟通しているアイテムの達人で、剣術も操れる。
おまけに戦いの腕前のみならず度胸も折り紙付きで、ゴーレムが展開する空中戦でも果敢に共闘。
超大型魔物や得体のしれない禁忌の存在であろうともゴーレムにつきあう形で立ち向かう豪胆さを持つ。
●キャラ性能
プレイアブルキャラクターとして、設定上だけでなく普通に激強。
強攻撃の出し分けでほぼ全ての属性攻撃を繰り出せるうえ、属性攻撃にバフをかける風属性をコンボで繰り出しやすい、属性のスペシャリスト。
なんなら火龍/氷龍/雷龍を設置してXで風を起こすだけで雑魚は消し飛び大型のウィークポイントはみるみる減っていくという破格の性能を持つ。
また、アクション連鎖技が素で備わっているのでつぶやきチャレンジの消化がとっても楽。
戦闘性能ではないが、コログが隠れている場所が近づいた時に察知するという唯一無二の能力があり、コログと専用のやりとりのセリフもある。
●作中での活躍
以下に「ゼルダ無双 封印戦記」物語のネタバレを記載しています!閲覧の際には注意!
相棒との旅の始まり
物語のプロローグから登場。
旅の道中、地底を探索していたところ、ゼルダと共に遥か未来から飛ばされてきた
マスターソードの欠片を発見。
その場に封印されていたゴーレムがその欠片を核として取り込み起動する場に立ち会った。
最初のうちは、勝手に動き回っては地底に蔓延る邪に突撃していく
ゴーレムに辟易している様子だったが……
その後も放っておけなかったのか、ゴーレムと行動を共にすることに。
そうしていつしか相棒として信頼関係を築き、ゴーレムの気の向くままにハイラルを往くカラモの旅がはじまった。
封印戦争へ
それから程なくして、魔王ガノンドロフがハイラルの地に君臨。
赤く染まる空の下、ガノンドロフの瘴気を察知したゴーレムは飛翔魔物との空中戦やガノンドロフの手下「魔人」へと立ち向かうべく、極寒のへブラ地方、灼熱のデスマウンテン、魔物に襲われる大森林、荒涼のゲルド砂漠などなど、ハイラル全土にあがる戦火を目指して西へ東へと飛び回る。
カラモはひいこら言いながらそれに付き合わされるハメになった。
やがて、ゲルド砂漠にて、ついにカラモとゴーレムはハイラル軍のラウル・ゼルダと遭遇。
カラモとゴーレムは、危機に陥っていたハイラル軍とゲルド族を救援した。
カラモはラウルにより活躍を評されたことで、褒章として自分が根差すにふさわしい一等地を要求……しようかと思ったが、いったんそれはやめて、立役者となったゴーレムを認めてもらえるよう頼み込む。
そのゴーレムの素体がかつて古代ゾナウ文明を滅亡させた禁忌の存在であることを知っていたラウルは、最初こそ懐疑的であったが、カラモやゼルダの助言を信じ、ゴーレムを仲間として引き入れることを決定。
こうしてゴーレムは晴れて騎士ゴーレムに叙任され、カラモは騎士ゴーレムと共に正式にハイラル軍へと加わることになった。
ハイラル軍に加わったカラモは騎士ゴーレムと共に封印戦争へと参戦。
カラモは次第に消耗の兆しを見せる騎士ゴーレムを気にかけながらも、共にハイラル軍の急先鋒、および別動隊としてハイラル軍の作戦に貢献した。
カラモと騎士ゴーレムの活躍もあり、次第にガノンドロフ勢力を押し返していくハイラル軍。やがてハイラル城奪還まであと一歩、ガノンドロフを倒す作戦の要として戦争に臨む最中、既に激戦や魔人の凶弾で消耗しきった騎士ゴーレムの前に、騎士ゴーレムと機構を同じくしてガノンドロフの瘴気を核とする禁忌のゴーレムが出現する。
絶体絶命の中、瘴気を有する者に相対するとき真価を発揮するマスターソードの特性により、騎士ゴーレムが最後の奮起。
カラモはここまで激闘と苦楽を共にしてきた騎士ゴーレムの相棒として、彼と共に、封印戦争のもう一つの最終決戦へと立ち向かっていったのであった。
旅の終わり
カラモは騎士ゴーレムと共に禁忌のゴーレムに挑み、見事にこれを撃破した。
しかし、騎士ゴーレムにとってはほぼ相討ちに近い決着となり、騎士ゴーレムは核であるマスターソードの欠片が砕け散り最期の時を迎える。
長らく根を下ろすべき場所を探し、相棒の険しい戦いの全てを見届けたカラモは、彼の役目がハイラルの地を守ることであったことを悟り、
相棒が眠る決戦の地に根を下ろすことに決め、長い旅を終えた。
●ティアーズ オブ ザ キングダム本編との繋がり
封印戦争の顛末はハイラル城地下の壁画に記されている。これは、封印戦争終結時に、戦いの全てを後世へ引き継ぐための計らいであったとされている。
しかし、騎士ゴーレムとカラモの活躍については壁画には残されていない。
これは、騎士ゴーレムの素体であるゴーレムは古代ゾナウ文明を滅亡させた禁忌の存在であるとされており、それを悪用されることを防ぐために、意図的に残さなかったためである。
しかし、彼らの生きた証は風化してしまったわけではなかった。
彼が根付いた場面から確認できる地形と「ティアーズ オブ ザキングダム」の「ZELDA NOTES」を参照する限り、朽ちた1000年樹こそがカラモであると思われる。
●余談
カラモは『ティアーズ オブ ザキングダム』では一切言及されていない新規キャラクターであったが、発売前やプレイ中には、のちのデクの樹様となる存在なのではないか、というミスリードに引っ掛かったプレイヤーが多かったものと思われる。
一方、「ZELDA NOTES」を丁寧に読み込んだうえで勘の良いプレイヤーであれば、古代の物と思われる一条の槍というキーワードでピンときたかもしれない。
ハイラルチャレンジの半分はカラモの旅行記によって認められている。
ハイラル軍の兵士たちの事もよく気にかけていたようである。
ちなみに、つぶやき達成率100%のハイラルチャレンジはキャラクター全員(騎士ゴーレムを除く)の〇〇〇の悩みと記されているが、カラモだけは執筆者本人であるため「オレの悩み」になっている。
ハイラル中の全ての困りごとを解決した兄貴肌のみなさん、追記修正をよろしくお願いします。
- こういうやつが好きなんだ… -- 名無しさん (2025-11-13 21:21:02)
- 間違いなく封印戦記の裏主人公 -- 名無しさん (2025-11-13 22:35:55)
- 事前にPVやらなんやらで、やたらデカデカと紹介するなと思ったらさあ…。ラスト泣かされたよチクショウ。 -- 名無しさん (2025-11-14 07:02:17)
最終更新:2025年11月14日 07:02