登録日:2025/11/21 Fri 00:15:23
更新日:2026/05/20 Wed 13:57:22
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項目名は「Microbes on Strike(微生物のストライキ)」。
アノマリー分類システムを採用しており
オブジェクトクラスは「Euclid」。
クリアランスレベルは「
レベル1」で錯乱クラスは「
1/DARK」、
リスククラスは「
1/NOTICE」となっている。
『アノマリー分類システムの意味なんて一々覚えてられるかよ!』となっている人に向けて後半3項目をざっくりまとめると
「財団職員なら誰でも知れる情報で、ベール崩壊を起こすことはまずないし基本的に一度に一人の人間にしか効果を発揮しない。オブジェクトに関わったとしても特に危険な影響は受けないよ」
ということ。
概要
SCP-7271とは、濃度3%の塩水と3本のキュウリが入ったメイソンジャー、つまりキュウリの塩漬けを作ろうとしているジャム瓶である。
本来なら微生物の活動により生まれた乳酸がキュウリを変質させ塩漬けキュウリが出来るはずなのだが、SCP-7271内では何故かそういった化学組成の変化が検出されなかった。
不思議に思った財団が瓶の中を調べた結果、微生物自体はいるのだがどうも様子がおかしい。顕微鏡で調べたところ、なんと微生物たちはさまざまなメッセージが描かれたミニチュアのプラカードに取り付けられていたのだ。
その内容は
- ストライキ!
- 代表なくして発酵なし!
- 微生物のために産休を!
- 漬け込みに給料を!
- 細菌の改善を達成せよ!
というもの。出オチじゃねーか!
……取り付けられているというか、本人(本菌?)的にはプラカードを持ち掲げているのだろう。
混沌極まる財団世界ではミクロの世界でも社会改革が進んでいたらしい。
いや、給料として何を欲しいのだ。そして給料で何をしたいのだ。そもそも微生物のための産休ってなんだよ、
というか「代表なくして課税無し」なんて言葉どこで知ってきたんだ等々色々とツッコミ所のある話だが今しばらくお付き合いいただこう。
現在の特別収容プロトコルは下記の通り。
- SCP-7271はサイト-327の標準的な異常保管ロッカーに保管されるよ
- 職員は勝手にSCP-7271の要求を飲まないでね
喋る犬や魚、昆虫までいる財団世界なのだから、今更細菌が意思表示してきた程度ではそう驚くことでもないが、
発酵の停止や意思疎通できる能力がある以上、うかつな対応は異常性の変化を招きかねない。
現在、企業が歴史的に行ってきたスト破りの手段がコイツラの収容に有効なのではということで実験が進められている様子。
なお無償で発酵してくれる微生物を送り込む計画は送り込んだ微生物が相手方の運動に肩入れし始める結果となったので効果なしとされ、
微生物たちの中からリーダー格を見つけて処分してしまおうという計画が建てられている。
インシデント記録1
2022年9月30日、ウォズウァース研究員がSCP-7271の給与要求に対し1ドル札を払うことで満たそうと交渉を行った。
結果SCP-7271の中の微生物たちは自らの存在が侮辱されたとして大激怒。ウォズウァース研究員はその後、消化器系の問題を患ってしまった。
検査によると腸内細菌叢の一部がSCP-7271内の微生物達に同調しストライキを起こしていたというのが真相のようだ。
おい待て影響伝播するなら話変わってくるぞ
インシデント記録2
2023年6月17日、SCP-7271が収容されるサイト付近のピクルス工場宛てに粉末の入った郵便封筒が配達されていた事が判明した。
粉末の正体は微生物サイズまで縮小された何十億冊もの極小の労働擁護プロパガンダ・パンフレットである。"猿でも分かる"ならぬ"微生物でも読める"勧誘冊子というわけだ。
なお研究の結果(本来当然なのだが)非異常微生物は識字能力も知性も持たないため、この冊子が微生物たちに何らかの影響を及ぼすことは無いと示されている。
もし影響が伝播していたら理論上世界中の微生物たちが発酵に対価を求めてくるようになる訳だからアンニュイ・プロトコル不可避、なんならKクラスシナリオ発動だろう。
インシデント記録3
2023年8月4日、ウォズウァース研究員はお昼ご飯を食べている際に誤ってプロバイオティクスの源であるヨーグルトをSCP-7271の中にこぼしてしまった。(本当に何してくれてんの?)
この出来事の後、ウォズウァース研究員はSCP-7271がすべての異常活動を停止するまでの約10分間に「何十億もの小さな歓声」と説明したかすかな騒音を聞いたと証言している。
しれっと「異常活動を停止する」と書いたが、このインシデント以後SCP-7271は異常性を失ってしまい現在はNeutralizedへの再分類が保留中とのことである。
ヨーグルト内の微生物が加わったことで労働環境が改善されたのか、ヨーグルト内の微生物が人間たちとの融和を説得してくれたのか、何故微生物たちが矛を収めたのか定かでは無いが、おそらく微生物たちはプラカードを引っ込め発酵に従事し始めたのだろう。
本件は研究員の大ポカでなんとかなったが、直接接触したわけでもない研究員の腸内細菌が一部取り込まれていたことから、財団が事前に予測できない広報活動が行われていたことが疑われる。
一歩間違えれば世界中の微生物が啓蒙され、世界中の生態系に甚大な被害が発生していた可能性が高い。
思わず顔の引きつるようなトンチキなものだが、十二分に危険なオブジェクトだった。
財団(というかウォズウァース研究員)にはもう少し危機感を持って異常存在と接してもらいたいものである。
というか、なんでウォズウァース研究員はSCiPの入った容器のふたを開けたまま近くでヨーグルトなんか食べてたんですかね。
そして細菌向け労働パンフレットの発送元をもっと追跡した方がいいんじゃないですかね。
追記・修正はストライキ権を行使してからお願いします。
- もやしもんのプルケの菌は「俺らは働いてるんじゃなくて生活してるんだから止まるとか知らねーよ」みたいな感じだったが、コレの場合住んでる所にキュウリ入れられる=働かせられている判定なのかもしれない -- 名無しさん (2025-11-22 01:28:52)
- 腸内細菌共は住処提供してもらってる身分で何他所に肩入れしとんじゃいw -- 名無しさん (2025-11-22 01:45:05)
- ストライキ程度でよかった。全生物に対しレジスタンスを結成するとかいって影響を伝播していったらKクラス直行だった -- 名無しさん (2025-11-22 02:57:03)
- スト破り……乳酸発酵…… ああ、ヨーグルト入れたせいで人員総入れ替えになったのか 違法だけど微生物の世界に法律はないもんなぁ、せつねぇ -- 名無しさん (2025-11-22 23:43:04)
最終更新:2026年05月20日 13:57