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SCP-1-JP-J

登録日:2026/03/18 Wed 23:32:59
更新日:2026/06/23 Tue 09:57:59
所要時間:約 5 分で読めます





ナイスプロトコル! ここまで纏めるのに眠れない日もあっただろう!


SCP-1-JP-Jとは、創作コミュニティサイト『SCP Foundation』に登場するオブジェクトの一つである。

末尾に「-J」が付いていることからわかるように、ジョーク記事である。
ジョーク記事は、財団が普通はしないようなことをしてしまっているような世界線だったり、何かのパロディだったりする記事が属することが多いが、この記事では前者に近いといえる。

概要

まずは、SCP-1-JP-Jの報告書を見ていこう。ちなみに、記事には、引き締まってる系マッチョの画像が貼付してある。

アイテム番号: とりあえず1

「とりあえず1」……? 「とりあえず」というのも変だが、普通「SCP-001-JP」のように3桁で表されるはずでは?

オブジェクトクラス:

↑アイテムとオブジェクトって違うの?どういうこと?

なんか……SCP報告書の基礎的な点すらわかってないような雰囲気がする。

特別収容プロトコル:
     ↑何

言われてみると確かによく分からないがやはりSCP報告書の基礎的な点を理解していないと見える。

説明: オーケイ、説明なら分かるぞ。オレ、趣味で人類最強を目指してる男なんだけど、ザイダン?ってところが最強だっていう噂を聞いたんで、今朝そいつらの道場に殴り込みをかけてみたのよ。そんで、O5?とかいう偉そうなヤツを締め上げたら「身体鍛えてないから頭脳勝負にしてくれ」って必死に頼まれたんだ。まあオレ全知全能も目指してるんで、そんくらいのハンデは良いかな~と思って受けたのよ。んで、肝心の勝負が「SCP報告書の執筆」って言われたの。・・・は?エスシーピーって何?超能力でググったらソニー・クリエイティブプロダクツって出てきたぞ。プレステ売ってる所って言っときゃ良いの?

んまあ、説明できるのはこんなとこだな。ねぇコレで良いんですかね職員さん

……なるほど。コイツは、趣味で人類最強を目指しているという。
そして、財団の「道場」つまりサイトに侵入した。
なぜコイツが財団サイトの位置を知っているのかは不明だが、前述の超能力なのだろうか。

そして、O5、つまり財団のトップといってよい人々を締め上げたという。
トップがいるであろう場所までどうやって侵入したのだろうか……
おそらく、警備や防衛の職員も締め上げたのだろうし、物理的な障壁も拳で解決してそうである。
どうやら実際に人類最強レベルの力がありそうだ。

その後、O5に勝負を挑んだところ、せめて頭脳で勝負をしてくれと言われる。
コイツは全知全能も目指してるらしいので、受けて立った。
しかし、その勝負はSCP報告書の執筆だった。当然、財団職員でないコイツにはSCP報告書なんて書けやしない。
道理で基礎的な点も分かってないような雰囲気があったわけだ。


……さて、上でお見せした引用内の文章が、勝負を受けてSCP-1-JP-J自身が書いたSCP報告書である
SCP報告書について分かってないし、しかも報告書的な文章(クリニカルトーン)を守るどころか、くだけすぎである。
当たり前だが、この報告書は財団職員によって徹底的に酷評されたのだ。

SCP-1-JP-Jは敗北を認め、サイト-██施設跡から退却した(施設と書かれているのは、彼によって施設が破壊されたからだろうか?)。
ともかく帰ってくれたので、これにて一件落着……はしなかった。

なんと、SCP-1-JP-Jは、財団付属█████高校を占拠執筆のための知識を自主的に学び始めたという。
実際にコイツには人型オブジェクトで最高クラスの戦闘力があるため、この行為への対応には苦戦しているそうだ。

高校で学び始めてから、SCP-1-JP-Jの執筆技能は急成長
201█年時点で修士課程修了レベルに達し、このままいけば研究部門の部門長レベルになると予想されるという。

そして20██年、ついに彼は、財団の「監督者(財団の超トップといっていい人)」との書面的タイマン勝利
そして、SCP-1-JP-Jは新たな「監督者」に就任したのだった

こうなってしまったからには、SCP-1-JP-Jによる勝手な振る舞いが危険視される。
一方で、彼の執筆力に関しては文句の付けようが無い
そのため、報告書作りに専念するよう誘導することで、むしろ財団への利益を期待する声もあるという。

ちなみに、その「誘導」の方法だが、「流石のSCP-1-JP-Jでも無理か」「歴代の監督者でも書けないよこれは」「まだ宇宙最強が残ってるぞ」といった挑発
こうすることで容易に誘導することができるという単純だなぁ


ともかく、どうやらどうにかなったようだ。
知識のない状態から監督者に上り詰めたコイツこそ、


SCP-1-JP-J

イチから始めるSCP


であった。


余談

この記事は、ぶっ飛んだ設定のシュールなジョーク記事だといえるだろう。
しかし、この記事のディスカッション(コメント欄のようなものだが、雰囲気は硬め)には、興味深い意見がある。

ジョークだけど
「元からすごかったわけじゃなかった」
「努力して今の実力になった」
というとこがいいよね。

SCPでもSCPじゃなくてもみんなそう!

そう、SCP-1-JP-Jは、もともと報告書が書けたのではない
実際に最初には、冒頭で示した、酷すぎる記事も書いていた。
しかし彼は、高校で学ぶという努力をした占拠もしてるけど
日付が黒塗りされているので正確な年数を読み取ることは不可能だが、この努力には数十年単位の歳月をかけたことが読み取れる。
この長期の努力があったからこそ、SCP-1-JP-Jは「監督者」となれたのだ。

もしかすると、この記事は、「最初は低評価なSCP記事を書いていたが、努力の末に高評価な記事を書けるようになった」ようなSCP著者のメタファ―なのかもしれない。
そう考えると、実は感動的なSCPだといえる……のだろうか……?


追記・修正は「監督者」になってからお願いします。



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最終更新:2026年06月23日 09:57