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プラダを着た悪魔(映画)

登録日:2026/05/02 Sat 07:59:44
更新日:2026/08/08 Sat 19:27:32
所要時間:約 6 分で読めます





こんな最高の職場なら、死んでもいい!

こんな最悪の上司の下で、死にたくない!


恋に仕事にがんばるあなたの物語




『プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)』とは、2006年に公開された米映画。



概要

監督はデヴィッド・フランケル。配給は20世紀フォックス。
原作は、ローレン・ワイズバーガー作の同名の小説で、彼女がファッション雑誌『VOGUE(ヴォーグ)』の編集長の助手を務めた経験がモデルとなっている。
主演はアカデミー賞を本作までに2回受賞した名優メリル・ストリープと、『プリティ・プリンセス』シリーズでブレイクしたアン・ハサウェイ。ハサウェイは本作の好演により一躍知名度と人気を獲得し、今や有名ハリウッド女優の一角である。
他、スタンリー・トゥッチやエミリー・ブラントといった実力派俳優が脇を固めている。

本作は、有名ファッション雑誌の編集部が舞台となった「仕事」についての物語である。
おしゃれに興味がなかったジャーナリスト志望の女性アンディは、ファッション雑誌の編集部に就職し、横暴極まりない編集長・ミランダのアシスタントをすることになる。
ミランダへの反骨精神からファッションセンスも磨かれ仕事が捗るようになったアンディだが、次第に私生活とのバランスを崩し、自分の進む道に迷うようになる。
そんなアンディが、ミランダの人となりを知るうちに、自分の人生を見つめなおしていき……

宣伝やパブリックイメージから、「イケてなかった女性が仕事で成功していくサクセスストーリー」という印象を持たれがちな本作だが、作品の姿勢としては寧ろ中立の立場を取っている。
公開された2006年当時は「パワーハラスメント/パワハラ」という言葉が一般的に浸透しておらず、本作でもミランダの横暴さとそれに文句を言いつつも応えるアンディの様子はコミカルタッチに描かれており、20年以上経った2026年現在は「古い」と思うかもしれない。
しかし、あくまでミランダの仕事への情熱やプライドを肯定こそすれど、彼女の非人道的な行為まで肯定しているわけではない。ミランダの持つ二面性を通じて、アンディが大切なものを再認識するまでを描いており、「労働賛美」でもなければ「ファッション業界の華やかさ」の光の面ばかりを取り扱っているわけではない。
強いて言えば、「人として大切なワークライフバランスは守った方がいい」ことが最大のメッセージか。

本作の公開より20年後の2026年、続編小説を原作とした『プラダを着た悪魔2』が公開。


ストーリー


アンディことアンドレア・サックスはジャーナリスト志望の大卒フリーター。
彼女は、「1年間働けばどの編集部も選べる」と噂の登竜門である、超有名ファッション雑誌「ランウェイ」の編集部の面接を受ける。
だが、おしゃれに全く興味がない彼女を待ち受けていたのは、編集長ミランダ・プリーストリーの痛烈な批判であった。
それでも何とかミランダのアシスタントとして採用を勝ち取ったアンディだったが、ミランダは彼女を毎日奴隷のようにこき使い、アンディは不満と怒りを募らせる。
しかし、編集部員のナイジェルからのアドバイスを聞いたアンディは、ミランダを見返すためにファッションに力を入れ、無茶な仕事にも着々と応えられるようになる。
とうとう第一アシスタントのエミリーを差し置いてミランダに信用されるようになったアンディだったが、徐々に私生活がおろそかになり始め、彼氏との関係も悪化する。
仕事か、私生活か、ミランダの生き様を間近で見たアンディの出した答えとは?



登場人物


(吹き替え声優はソフト版、日本テレビ版の順)

  • アンドレア“アンディ”・サックス
演:アン・ハサウェイ/吹き替え:小松由佳小林沙苗
本作の主人公。
大学を卒業したばかりのフリーターで、ジャーナリストを志望し現在就職活動中。
記者としての仕事が出来るのが最優先で、自分の容姿にはまるで頓着せず、着る服は大抵量販店の商品で済ませている。
また、ファッション業界で働くいわば「セレブ」達を馬鹿にしており、ファッションの社会における重要性を軽視していた。
あらゆる出版業界で通用出来る人材になるため、イライアス=クラーク社に志願し、「車かファッションか」の選択で苦手なファッション誌「ランウェイ」の編集部の面接を受ける。
しかし、空いていたのは編集長のミランダの第二アシスタントで、彼女の気まぐれにより合格するも、受けた扱いは奴隷同然の待遇であり、不満を溜め込んでいく。
だが、次第にそれはミランダへの反骨精神へと変換され、彼女を見返すべくファッションも仕事も自分なりに努力して学び、着々と成長を重ね、ミランダに対しても忠実になっていく。
やがては不本意ながらエミリーの座すら追い落とし、ミランダに一番信頼される存在になるが、彼氏のネイトとの生活が取れなくなり、関係は徐々に悪化。
一方で、ミランダの私生活の悩みを知って、彼女の人間性を理解しようと努めるが……。


  • ミランダ・プリーストリー
演:メリル・ストリープ/吹き替え:宮寺智子、夏木マリ
大手ファッション雑誌「ランウェイ」の女性編集長。
ファッショントレンドを瞬時に見抜く群を抜いた才能を持ち、「ランウェイ」を業界トップの座に君臨させ続けた敏腕編集者。
しかし、その性格は傲慢かつ傍若無人であり、自分のセンスに見合わない人間のファッションをあらゆる語彙力を使ってこき下ろし、センスがない(と、あくまで彼女自身が判断した)場合は他人のアイデアを容赦なく切り捨てる。
華やかな表舞台に立つ仕事をこなす一方で、食事の手配や下請けの応対、雑誌の見本の配達といった雑用だけでなく、子供の送迎といった私生活に関することまでエミリーやアンディといったアシスタントに押しつけ、失敗すれば徹底的に罵倒するという、まさに悪魔のような人物。
アンディは当初あまりの横暴さに彼女を毛嫌いしていたが、ナイジェルといった彼女の才能を認め、尊敬している人の視点を取り入れ、ミランダの要望を先回りするうちに信頼を得て、上司として敬意を持つようになる。
ミランダもまた、当初はアンディを「ダサい子なら上手く行くかもしれない」という勝手な望みをかけて採用しただけであって、名前もろくに覚えなかったが、次第に一番信頼の置けるアシスタントと見なしていく。
そんな仕事人間の彼女だが、私生活は上手く行っておらず、双子の娘の父親である前の夫と離婚後再婚した新しい夫とは不仲であり、個室では苦悩するも、それでも仕事に生きる覚悟を持っている。
そして、「ランウェイ」の編集長の挿げ替えの動きが発生しようとした時、ある「悪魔的な行動」を取るが……?

『VOGUE』の編集長アナ・ウィンターがモデルとの説が根強く、実際に作者のワイズバーガーもウィンターのもとで働いていた時期があったがモデルにした説は否定している。
なお、演者のストリープとウィンターが実ははとこ同士だったことが奇しくも『2』の公開年に判明している。

  • エミリー・シャールトン
演:エミリー・ブラント/吹き替え:よのひかり、松谷彼哉
「ランウェイ」の編集者で、ミランダの第一アシスタント。
口うるさく高圧的な態度を取り、アンディのファッションセンスの無さを当初は馬鹿にし、仕事の不出来さにも陰口を叩いていた。
しかし、ファッション業界で働くことに強い憧れと誇りを持っており、特にパリコレクションに行くことを長年の夢とし、無茶なダイエットに励んで毎日努力していた。
だが、アンディの成長と共にミランダの信頼は彼女に取って代わられ、ある日交通事故に遭った挙句にパリ行きの座をアンディに取られてしまう(実際はミランダの判断だが、あくまでエミリーはそう解釈している)。
そのままアンディとは喧嘩別れになってしまうが……?


  • ナイジェル・キップリング
演:スタンリー・トゥッチ/吹き替え:小形満、岩崎ひろし
「ランウェイ」の男性ファッションディレクター。
幼い頃からファッション誌が大好きで、卓越したファッションセンスを持ち、ミランダの要求にも十分応えられるだけの実力と能力を持っている。
ミランダとの関係が上手く行かず落ち込むアンディに、時に優しく、時に厳しい助言を与え、ミランダを見返すためのファッションの作り方をアドバイスし、次第に友人関係になっていく。
パリコレの際に、ホルトが企画した新しい部門の顧問に採用されることとなり有頂天になるも……。


  • ネイト・クーパー
演:エイドリアン・グリーナー/吹き替え:永井誠、加瀬康之
アンディの大学時代の同級生で恋人。
料理人の修行をしており、下町のレストランで働いている。
ジャーナリストの夢を追いかけるアンディを応援し、当初はミランダの愚痴にも同調していたが、次第に仕事に熱を上げ、ミランダ側に入れ込み「セレブ」となっていくアンディと距離感を感じるようになる。
やがて、自分の誕生日パーティーもすっぽかして仕事を選び、金持ちの記者と関係するようになったアンディに失望して別れを切り出すが……。


  • クリスチャン・トンプソン
演:サイモン・ベイカー/吹き替え:真殿光昭東地宏樹
出版業界では知らない者はいないほど有名なフリーライター。
甘いマスクで多くの女性達を虜にしている遊び人気質。
アンディの憧れの存在で、仕事で知り合って以来、彼と何度か知り合って親しい関係になっていく。
「ランウェイ」の重要性は認識しているものの、ミランダ本人は嫌っており、「彼女の下で働くなんて最悪」と貶している。
ネイトとの関係が悪化したアンディはクリスチャンに心を寄せるようになるが、彼が実はミランダを失墜させる計画に加担していたと知り、別れを告げた。


  • リリー
演:トレイシー・トーマス/吹き替え:清水千恵、浅野まゆみ
アンディの友達の一人。画廊を経営している。
ミランダの下で働くうちに、自分やネイトの扱いが悪くなり「セレブ」になったアンディを批判する。


  • ダグ
演:リッチ・サマー/吹き替え:大久保利洋、吉野貴宏
アンディの友達の一人。
アンディと同じくジャーナリスト志望だが、企業ジャーナリストであり、働くのが不本意な模様。


  • ジェームズ・ホルト
演:デヴィッド・サンジャタ/吹き替え:鉄野正豊、山野井仁
ミランダと懇意にしているファッションデザイナー。
いくら仲が良くても、ミランダの気に入らないデザインは没にされてしまう。
新事業を立ち上げることになり、ミランダのお墨付きでナイジェルをヘッドハンティングするが……。


  • ジャクリーン・フォレ
演:ステファニー・ショタスク
「ランウェイ」のフランス版の編集長。
やり手のビジネスマン気質で、ミランダには嫌われている。
「ランウェイ」本国版の新編集長として採用される動きがあるが……?






ミランダの代表的な命令


  • コーヒーを買ってくること。アツアツのものを、計4杯。

  • マイアミからニューヨークへの飛行機がハリケーンで運航中止になったから、代わりの飛行機を何が何でも手配しろ。

  • 雑誌の見本を自宅に置くこと。ただし誰とも会話してはいけないし、2階以上に上がってはいけない。


  • 今日のパーティーのゲストを2時間以内に頭に叩き込め。







彼女は歴代のWiki籠りの中で一番失望させられた。
そんな彼女に追記・修正させないのは大馬鹿者だ。

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最終更新:2026年08月08日 19:27