登録日:2026/05/09 (土曜日) 19:00:00
更新日:2026/05/15 Fri 22:14:20
所要時間:約 30 分で読めます
姫の心を射止めるべく、恋文をしたためる事にしました。
【概要】
『ラブレター』は2014年よりアークライト社から販売されているカードゲーム。ゲームデザインはカナイセイジ、イラストは杉浦のぼるが担当。
自分の手札を隠しつつ相手の手札を推察して相手を脱落させて勝利を目指すゲームだ。
プレイ人数は概ね2~5人程度、プレイ時間はゲーム形式にもよるが大体5~30分前後。
元は2012年に同人作品として発表されたものだが、使うカードは8種16枚のみというシンプルさ、分かりやすくも悩ましいカードの能力、相手の手札を推察しつつ自分の手札を読まれまいとする駆け引きが受けて人気を博し、商品化されたという経緯がある。
2012年に国内のゲーム大賞を受賞後、海外にも広まり、多くの派生型が生まれたり2014年にドイツのゲーム賞で第4位に入賞するなど国内外で高く評価されている。
現在ではオリジナル版に追加カードを同梱した第2版が販売されているが、結構な数の派生型やアレンジ版も販売されている。
本項目では第2版およびBGAでプレイ可能なバージョン(BGA版)について解説する。
【ゲーム進行】
本項目で解説する第2版およびBGA版ともゲームの流れはほぼ同様。
準備~ゲーム開始まで
まずカード全てをシャッフルして山札を作り、そこから1枚を引いてゲームから取り除く。この取り除いたカードは裏向きのままで公開しない。
2人での対戦の場合のみ、更に山札からカードを3枚ひいてゲームから取り除くが、この3枚は推察の参考の為公開する。
その後、プレイヤーは1人につき1枚山札からカードを引く。これが手札となるので、他のプレイヤーには見せないようにする。
そのあと、プレイヤーを一人決めて、そのプレイヤーから手番を開始。
このとき最初に番を始めるプレイヤーの決め方だが、ゲームに同梱されている羽ペンタイルを使うのが一般的である。
この羽ペンタイルをルーレットよろしくクルッと回し、ペンが指すプレイヤーから番を開始するというものである。
ゲーム中
プレイヤーは自分の番がくるたびに山札のカードを1枚引く。
ここで手札が2枚になるはずなので、どちらか1枚を選んで場に出す。(全員に公開する)
1枚引いて1枚を場に出し……を繰り返すのでプレイヤーが持つ手札は必ず1枚か2枚であり、そこから増えたり減ったりはしない。
また、「カードを引いたけど出さない」もできない。
カードにはそれぞれ効果があるので、場に出したらそのカードに罹れている効果の効果処理を行う。
このとき、出したカードの効果は必ず処理しなければならない。「[兵士]を出したけど宣言しません」とかはルール違反である。
効果処理が終わったらそのカードは場に出したまま放置し、以降は「捨て札」として扱う。
その後自分の番を終え、次のプレイヤーの番になる。
こうして山札がなくなるまで全員でこのサイクルを繰り返す。
ちなみに、対象に出来るプレイヤーがいない場合に対象のプレイヤーを指定するカードを使うこともある(例えば2人対戦で相手が僧侶を使った後、自分の手番で兵士を使う時)が、その場合はいわゆる空打ちとなり、効果処理は何もしない。
勝敗決定
山札が0枚になりカードを引けなくなったら、参加しているプレイヤーは全員、持っている手札のカード(1枚のはず)を公開する。
全員でそのカードの左上にある数字(強さ)を比べ、一番大きかったプレイヤーがゲームの勝者。
なお、後述の「兵士」を筆頭に、このゲームには途中脱落(強制敗北)の概念がある。
途中脱落してしまったプレイヤーはその時点でゲームから外れ、最後の強さ比べにも参加できない。
ゲームの進行次第では自分以外のプレイヤー全員を脱落させて一人勝ちなんてこともよくある。
その他、補足
オプションルールとしてラウンド制で遊ぶ事も可能。
その場合、ラウンドの勝者はゲームに同梱されている好意トークンを一つ受け取る事になり、このトークンを規定数集めたプレイヤーが最終的な勝者となる。
もちろんトークンを使わず数字で管理しても問題ない。
BGA版は始めからラウンド制であり、2人対戦の場合は6ポイント、3人対戦の場合は5ポイント、4人対戦の場合は4ポイント、5人対戦の場合は3ポイント先取したプレイヤーが最終的な勝者となる。
4人対戦の場合だと山札は11枚でスタートするので、山札からカードを引けるのは2,3度。
その短い機会で相手の手札を推察して相手より強力なカードを確保する、あるいは相手を脱落させる手立てを取る事が重要になる。
割と理不尽な運ゲー的な展開になる事も多い為、負けてもあまり気にせず気持ちを切り替えてプレイして欲しい。
【第2版】
現在メインで流通しているバージョンで、2022年にオリジナル版から改版されて販売されている。
パッケージはオリジナル版の姫様のイラストが描かれたものから、第2版は赤地のものに変更されている。
カードのイラストも基本的には同じだが、オリジナルが顔を中心にしたアップだったのが上半身中心に描かれているものに変更されている。
基本カード
オリジナル版で使われていた、兵士 / 道化 / 騎士 / 僧侶 / 魔術師 / 将軍 / 大臣 / 姫の8種類。
このまま使ってもいいし、後述する追加カードと差し替えあるいは追加しても良い。
◆兵士
21歳。主に城の門衛として働く兵士。騎士ほどではないにせよ、真面目な仕事ぶりで知られている。
城外の人々と接する機会が多く、それ故に恋文を預かる事も多い。あまりにも多い恋文に困った王から直接、少し数を絞るように命じられており、他の者たちから恋文を没収するという切ない仕事を黙々とこなしている。
強さ:1
枚数:5枚
能力:他のプレイヤーを1人選び、[兵士]以外のカード名を言う。それが手札と一致していた場合、そのプレイヤーはゲームから脱落する。
いきなり宮仕えの悲哀を感じさせるテキストのカードだが、このゲームでは重要な役割を担う。
なんと、相手のカードを的中させれば、そのプレイヤーを脱落させることができるという攻撃的な効果を持っているのだ。
故に、『ラブレター』というゲームの駆け引きにおける主役となるカードである。
ゲーム展開や相手の素振りから相手のカードを推察する必要があるが、カードの強さに関わらず相手を脱落させられるのは有用で、特にゲーム後半になってカードの種類が限られてきた時に真価を発揮する。
なおカード名を外してもペナルティはないが、外れた場合でもその相手のカードを見ることはできない。
また、この能力で[兵士]は宣言出来ないというのもポイント。
[兵士]を手札に握っていれば相手の[兵士]から当てられることが絶対になくなるので、守りの要という意味でも価値の高いカード。
◆道化
33歳。宮廷で芸を披露し、職務につかれた城内の者たちの心を和ませる道化。憎めない人柄で、誰からも好かれている。
彼には皆がついつい口を滑らせてしまうので、城内に紛れ込んだ恋文の行方について非常によく知っている。
強さ:2
枚数:2枚
能力:他のプレイヤーを1人選び、その手札を見る。
相手の手札を見せてもらう事ができるカード。
このとき、手札を見ていいのは[道化]を出したプレイヤーひとりだけ。もちろん、知った内容を他のプレイヤーに教えたり公表したりするのはNG。
この手のゲームで相手の手札を知る事ができるのは非常に大きなアドバンテージであり、特にゲーム中1枚しかない強力なカードの所在が分かればゲーム中の動きも違ってくるだろう。
ただ、見たカードをすぐに出されてしまうリスクもあるので、[道化]の結果だけで戦えるほど甘いゲームでもない。
ただ逆に言えば、カードを使わなければならないという圧力を掛ける事にもなる。
その分終盤になって出てこられるとガッカリ感が半端ないが……
◆騎士
26歳。真面目が鎧を着て歩いているような青年。職務に忠実で、城内の多くの者から信頼されている。
城内に複数の恋文が送られてきている事を知ると、自らが縁あって預かった恋文の送り主の恋を成就させるべく、他の恋文の持ち主へと交渉に赴くが、時にはそれが裏目に出てしまう事もある。
強さ:3
枚数:2枚
能力:他のプレイヤーを1人選び、密かに手札の強さを比べる。強さが小さかったプレイヤーは脱落する。
兵士と同じく、対戦相手を脱落させられる攻撃型のカード。
ただしこちらは言い当てるのではなく、その時点で所持している手札同士の比較を行う。
場に出さなかった自分の手札(≒騎士じゃない方の手札)と、相手がそのとき持っている手札を二人だけに分かるように見せ合うイメージである。
ちなみに、比較した相手と強さが同じであれば何も起きない。
結局相手のカードについての推察が必要なんじゃないかとツッコミたい所だが、将軍以上のカードと組んで適当にぶっ放すだけで相手が脱落するのは非常に愉快。
その半面、なす術もないままに脱落させられる事からヘイトを買いやすい事、姫と組んでうっかり大臣を持っているプレイヤーを脱落させてしまうと1発で身バレ(姫を持ってることがバレるの意)してしまうのは悩みどころだが。
「強さが小さかったプレイヤーは脱落」と書いてあることから分かるように、比較して自分の方が小さい数字だった場合、騎士を出した側のプレイヤーが一発退場となってしまう。
ノーリスクで使えた兵士と違い、相応のリスクを孕むカードであることには注意。
◆僧侶
23歳。物静かでしとやかな僧侶。いつも微笑みを絶やさず、困って彼女を頼る者たちにその悩みを解決する糸口を与える優しい女性。
懺悔を聞くことが多い故に口は固く、預かった恋文に関しては絶対に秘密を守る。万一彼女を怒らせるととんでもなく怖いため、あまり深い追及が出来ないという話もある。
強さ:4
枚数:2枚
能力:あなたの次の手番が来るまで、あなたへの効果を無効にする。
このゲーム最高の防御カード。
能力を正確に言えば、他のプレイヤーが自分を対象としてカードをプレイしても、そのカードの効果は発生しないというものになる。
兵士や騎士の効果は不発になるし、魔術師や将軍に手札を強制交換させられることもない。
ただし「次の自分の番が来るまで」が効果期間なので、自分が引いた大臣や姫の効果を僧侶で踏み倒すことはできない。
他のプレイヤーが派手に叩き合っているのを高みの見物と洒落込む事が出来るし、それなりの強さもあるので騎士と組んで兵士狩りなんて無茶も可能。
ここぞという時に使いたいものだが、抱え落ちしてはつまらないので早めに使ってしまうのもアリ。
ただ、自分が離脱している間にも状況が変化していってしまう事は意識しておかなくてはいけない。
◆魔術師
?歳。強大な魔力を持ち、様々な魔法を操って王国の発展に尽くしてきた功労者だが、本人は研究にしか興味が無く、滅多に自分の部屋から出てこない。
気質は穏やかで、恋文を預かること自体は快く引き受けるのだが、自分の研究に熱が入ってくると渡しにいくのが面倒になり、適当に転送魔法をかけて別の者の元へ飛ばしてしまったりする。
強さ:5
枚数:2枚
能力:プレイヤーを1人選ぶ(あなたでもよい)。そのプレイヤーは手札を捨て札にし、山札から1枚引いて新たな手札とする。
いくつかの使い方がある便利なカード。
普通の手番では「カードを1枚引き、1枚を出す」だが、このカードは先に捨てさせてから山札を引かせるので、対象のプレイヤーの手札を強制的に破棄させることができる。
とりあえずで使ってもいいが、騎士を使って勝利したプレイヤーや道化を使われたプレイヤーに使う事で相手の思惑をおもいっきり乱す事ができる。
他には自分自身に使う事で山札からカードを引き直す事ができる事、姫を持っているプレイヤーに使う事で相手を脱落させられる事は覚えておいて損はない使い方である。
ちなみに山札が尽きた状態、つまりそのゲームの最後の手番で使われた場合、使われたプレイヤーはゲーム開始時に取り除いていた1枚を手札とする事になる。
◆将軍
47歳。無骨な武人。若い頃から王国に剣を捧げ、その武勇と指揮能力で数々の危機を乗り切ってきた有能な軍人である。
だが、武勇を磨く事に邁進してきたが故に色恋沙汰とかには疎く、もちろん独身。恋文を託されると、使命感で舞い上がってしまい、うっかり変な相手に託してしまったりする。
強さ:6
枚数:1枚
能力:他のプレイヤーを1人選び、手札を交換する。
唐突なDisりに草が生えるが、ゲーム中第3位の強さを持つ上1枚しかない強力なカード、の筈。
能力は相手のカードを取り上げて自分のカードを押し付ける、と言えば強力に聞こえそうだが、自分と相手がお互い何のカードを持っているかを知っている状態になるという事であり、更にその状態で相手が先に手番を迎えるという事である。
交換相手に手番が回るまでに相手は脱落するという確信があるのなら別だが、無理に能力を使おうとしないのが無難な使い方になるだろう。
ただ、兵士の残り枚数やプレイヤー間の相互ヘイトを読み切る等局面を見極めて使う事が出来れば切り札級の働きをするカード。
なお処理は騎士と同じで、[将軍]を出したプレイヤーが手に持っている方の手札と、指定した相手の手札を入れ替えるという形。
このとき、入れ替えに参加したプレイヤー以外に内容を教えてはならないという点も同じ。
◆大臣
53歳。王宮内の様々な事を取り仕切る有能な官僚。見た目は怖そうだが、実のところ姫たちを自分の娘のように大事に思っている。
政略結婚も含め、姫たちには最良の相手を選ばなくてはならないという使命感を持っており、恋文を渡す事には消極的。相談できる程度に地位の高い者と会う機会を得ると、まだ時期尚早として恋文をこっそり処分してしまう。
強さ:7
枚数:1枚
能力:手札の合計が12以上である場合、あなたは脱落する。
このカードの能力のみ例外的に、場ではなく手札で発動する。
その効果というのが、強さ5(魔術師)以上のカードを持っているときに大臣を引く、もしくは大臣を持っているときに強さ5以上のカードを引くと、その瞬間に脱落確定という強烈なデメリット。
基本カードの中でもっとも厄介なカードであり、上手く手放せるかゲームを乗り切るまでは手番毎に脱落するかどうかのギャンブルを強いられる状態が続いてしまう。
とはいえ全15枚中の4枚(魔術師*2、将軍、姫)を避けられれば良いとは言えるし、ゲーム中第二位の強さを持つカードである為、騎士の挑戦はほぼ退けられる。
自分の最後の手番に手に入ると心強いカードではある。
◆姫
22歳。三姉妹の長女。王の子としては最年長。小さい頃から姉妹の面倒を見て来ただけあって非常にしっかりしている。
文武両道。明朗快活。質実剛健と非の打ち所がない才女で、各国から政略結婚の話は絶えないが、それら全てを様々な理由を付けて断っている。
人前では毅然とした態度を崩さない彼女だが、心の奥底では自分を優しく受け止めてくれる男性の出現を心待ちにしている。
強さ:8
枚数:1枚
能力:このカードがあなたの捨て札に置かれた場合、あなたは脱落する。
能力を要約すると、「姫を場に出したら脱落」。
このゲーム、設定的には姫に恋文を渡すのが目的なんだからこのカードを引けた時点で目的達成なのでは?と思えてしまうが、ゲームが終了するまでは恋文の事は秘密にしておかなくてはならないらしい。
さておき、この基本カード中最強のカードにして2番目に厄介なカード。騎士の効果で脱落させられるという負け筋は無くなるが、変わりに魔術師に捨てさせられる、大臣を引いてしまうという負け筋が追加される。
更に言えばこのカードを捨ててしまっても負けになる為、事実上自分の手番では山札から引いたカードを使う事を強制されてしまう。その不自然さを見抜かれて兵士の追及を受ける事もあり得る。
とはいえ最強のカードである事は変わりがない。ポイント制での最後のゲームは是非このカードで勝ってみたいもの。しかし文武両道と並んで質実剛健と称えられる姫様…考え直した方がいいんじゃないか?若者たち。
追加カード
続いて追加カード。
こちらは 町娘 / 使用人 / 占い師 / 商人 / 執事 / 学者 / 犬 / 女侯爵 / 伯爵夫人 / 姫(次女) / 姫(三女) / 王子 / 王の13種。
多いように思えるが、基本的には基本カードと同じ強さのカードと差し替える形で使用する事が想定されている。
例えば追加カードの女侯爵(強さ7)を追加する場合、基本カードの大臣(強さ7)と入れ替える形になる。
勿論混ぜて併用しても良い。ただ、どのカードを入れ替えるあるいは併用するかは、必ずプレイ前に、プレイヤー間で同意を得ておく事。ゲーム展開上の事ならともかく、ゲームの仕様について後から文句を言われてもお互い困るだろう。
ちなみに、王は5人以上での対戦時のみ追加する事が強く推奨されている。理由は個別の解説で。
なお、追加カードを利用する場合、姫の妹達と弟が参加する都合上基本カードの姫は姫(長女)という名称に読み替える必要がある。
◆町娘
17歳。城下にある人気の料理屋の看板娘。あまり色気はないが、活発で陽気、誰とでも楽しく話をするため町人たちからの人気は非常に高い。
どんな運命のいたずらか、まかり間違って恋文が彼女のところに届いてしまう事がある。情熱的な恋文を受け取った彼女と、その送り主の恋の行方やいかに。
強さ:0
枚数:1枚
能力:ゲーム終了時、このカードの強さは7になる。
恋文騒動に巻き込まれてしまったある意味幸運な娘。
強さは0なので騎士/商人に対抗できないが、大臣を引いても脱落する事は無く、捨て札にしても王太后の制約にも引っかからず、1枚しかない為兵士の追及も受けづらく、最終的には将軍よりも強くなるという意外に便利なカード。
とはいえ強さ0のカードでゲームを乗り切るのはプレイヤーの精神に掛かる圧力はかなりのものであり、何とか逃げ切った時に限って待ち構えていた姫に退けられる事もしばしば。
執事や学者と組む事ができればこの事態を乗り切る事も不可能ではないだろう。
◆使用人
20歳。城の貴人たちに仕え、雑用などを担当する女性。買い物などで城外に出る機会も多く、よく恋文を託される事になる。
日々のストレスをちょっとしたいたずらで紛らわせる悪い癖があり、掃除などにかこつけて入った各所でこっそり恋文の中身を取り換えてしまったりする。
強さ:1
枚数:5枚
能力:プレイヤーを2人選ぶ(あなたを含んでも良い)。それらのプレイヤーは手札を交換する。
追加カード版兵士のポジションだが、むしろ将軍の改良版という趣もあるカード。
交換時のデメリットを他のプレイヤーに押し付ける事ができる上、強さの数字も低いので気軽に出していける。兵士がいない環境なら互いのカードが知られてもそこまで怖くない。
ただ犬や伯爵夫人が手に入ってしまう&相手を助けてしまう可能性はある事は注意が必要。いたずらもほどほどに、という事だろうか。
なお、兵士のカードと同時にゲームに採用した場合、兵士の能力が「他のプレイヤーを1人選び、[兵士]と[使用人]以外のカード名を言う。それが手札と一致した場合、そのプレイヤーは脱落する」と変更になる。
◆占い師
年齢不詳。城に滞在している客人。カードや水晶による占いを得意とするミステリアスな美女。
名誉や富貴にはあまり興味が無く、依頼人におもねること無く占いの良い結果も悪い結果もそのまま伝える為、逆に重宝されている。
時折人目を忍んで訪れる姫の恋占いをしながら、その行方を楽しそうに見守っている。
強さ:2
枚数:2枚
能力:山札の一番上のカードを見る。それを手札と交換してもよい。
手札を実際に交換できるのも強力だが、交換するふりをするだけでも強力という便利カード。
その上山札の一番上を確認/交換できる、という事は次の手番のプレイヤーが手に入れるカードが分かるという事であり、基本セットの道化の機能の一部を併せ持っている事になるというぶっ壊れ強カード。
道化と違い、手番がラストでなければ仕事は出来るのも頼もしい。
時折どうにもならない未来が見えてしまう事もあるが、それこそ運命として受け入れるのも重要である。
◆商人
36歳。城に出入りする御用商人の一人。したたかで抜け目ない性格ではあるが、商売に対しては真面目でいつもよい品物を用立てるため、城のものたちからは信用されている。
特に身分の低いものと接すると、彼らが喜びそうな商品と引き換えに恋文を諦めさせることがある。
強さ:3
枚数:2枚
能力:他のプレイヤーを1人選ぶ。その手札の強さが3以下である場合、そのプレイヤーは脱落する。
騎士に似た能力だが、こちらは相手の手札の強さが3以下に限定される代わりに自分の手札は関係ないのが特徴。
追加カードだけ(姫は1人)でゲームをしている場合、カードは全19枚。ゲーム中に使われるのはその内18枚。更にその内商人が勝てるのは8枚で引き分けになるのは1枚。
とりあえずでぶっ放しても結構な確率で勝てそうな程強力な上、失敗してもペナルティはないし「相手の手札の強さは4以上」という公開情報が得られるオマケつき。
したたかにも程があるとでも言いたくなるような性能だが、それだけにヘイト管理に気を使う必要がありそうである。
◆執事
55歳。城内の雑用から各貴人のスケジュール管理まで、さまざまな事を取り仕切る使用人の長。もともとは貧しい馬丁の出だったが、長年真面目に役目を務めあげるうちにいつしか皆の信頼を得て要職を任されるに至った。
恋文を託されると、ひそかにその装丁を整え、送り主の印象を良くするようにしている。
強さ:4
枚数:2枚
能力:このカードが捨て札にある場合、あなたの手札の強さに+2する。
きっと手紙に使われている紙を補修したり、ちょっといい封筒に綴じ直すとかしてくれているのだろう。文面の書き換えまではやってないと信じたい。
墓地捨て札を利用するという新しい種類の能力を持ったカード。ちなみに重ね掛けが可能で、その場合+4となる。
基本的には強さの低いカードを強化するのが役目だが、強化しすぎて大臣に見咎められたり学者に絡まれたりしないよう立ち回る必要がある。
なお、出した本人も含めて、うっかり効果の適応を忘れてしまわないよう目立たせる工夫をすることが推奨されている。
◆学者
43歳。歴史や技術の研究を通して国策の方針を定める手助けをする知恵者で、魔術師とは異なる形で国の内政に貢献している。
研究に私情を挟まないが、平民出身であるゆえか身分の低い者には同情的。お偉方が恋文を託されているのを知ると、つい議論を吹っ掛けてそれを妨害してしまう。
強さ:5
枚数:2枚
能力:他のプレイヤーを1人選び、ひそかに手札の強さを比べる。強さが大きかったプレイヤーは脱落する。
騎士に似た能力だが、こちらは強さが大きい方が脱落する。
町娘とのタッグで無敵モードになる仕様だが、使用人や兵士と組んでもほぼ勝利できるだろう。
そういった意味では商人以上にヘイトを集めそうだが、伯爵夫人を引いてしまうと自爆に等しい能力の使い方を強制されてしまうのは注意が必要になる。
その際に他のプレイヤーの考察材料になるような結果を残すか、あるいはそういった情報を残さないように散るにはどうすればよいかに頭を悩ませるだろう。
◆犬
6歳(オス)。城で飼われている犬で、名前はアルフレッド。一応、番犬としての役割を持っているが、あまりに皆がかわいがるため少し怠惰になってしまった。
特に姫たちにはよく懐いているおり、それならばとこの犬に恋文を持たせようとする者もいるが、たいていは彼しか知らない隠し場所に大事に保管される事になる。
強さ:6
枚数:1枚
能力:このカードは場に出す事ができない。
文面を見ての通りこのカードを場に出せない為、山札から引いたカードをそのまま使う事を強制される、非常に面倒なカードに仕上がっている。
使用人で他人に連れて行ってもらう、占い師で山札に戻す、姫(次女)で自爆する等をしない限り手札から出す事は出来ないが、手札に犬と後述の伯爵夫人とが揃ってしまった場合のみ、どちらかを場に出す事が出来る。
数字上はそれなりな強さがある事、相手が姫のカードを持っている故のムーヴだと勘違いしてくれる可能性がある事に望みを掛けるしかない。
それにしても、犬に恋文を託そうなんて考えた奴は誰だ、何でそんな事を思いついた!
◆王太后
71歳。先王の王妃で、現王の母親。姫たちにとっては祖母。普段は保養地の離宮で穏やかな暮らしを送っているが、時折息子や孫の様子を見に城へと訪れる。
王ほどではないが孫の事はやはりかわいいようで、その結婚には非常に慎重。あれこれと考える時間を持ってしまうと、やはり時期尚早と恋文を処分してしまう。
強さ:7
枚数:1枚
能力:あなたの捨て札の強さの合計が5以上である場合、あなたは脱落する。
捨て札利用系能力第2弾。強さの合計が5以上になる程捨て札にカードが溜まっている=王太后陛下に考える時間を与えている、という事なのだろう。
大臣とは違い、脱落する条件が整っている時に山札から引いても脱落しないので、そこは安心できる。
とはいえゲームが進んでから手に入ってしまうとカードを使用=脱落になっている事が多いだろう。
逆に言えば捨てずにいれば問題ないとは言えるので、強さが7になった姫と思えば使えない訳ではない。いろんな意味で姫の劣化版というのは不敬にすぎるか。
◆女侯爵
25歳。姫(長女)とは齢が近いこともあり、小さい頃から友人として過ごしてきた上位貴族。その若さながら非常に優秀な政治手腕を持ち、常に多忙なのだが、暇を見ては姫たちの話し相手になっている。
もし恋文が彼女から渡されれば莫大な信用を得られることは想像に難くないが、彼女が他のお偉方に見つかってしまうと、溜まりに溜まっている書類仕事を片付けるようにしつこく言われるため、恋文を彼らに託してしぶしぶ仕事に戻る。
強さ:7
枚数:1枚
能力:あなたの手札の強さの合計が12以上である場合、あなたはこのカードを場に出さなければならない。
追加カード版大臣。似たような能力だが条件を満たしても脱落しなくなった為、非常にプレイヤーに優しい効果になっている。ハゲの大臣とは大違いだ。
合計して12になる組み合わせが6枚と全体の1/3である為保持しやすくなった事もあり、強さ7が活きる場面も増える事だろう。
このカードを使う=強さ5以上のカードを持っていると見られるのは避けられない。が、それを狙って12未満なのにわざとこのカードを使ってみるのも駆け引きの一手ではある。
◆伯爵夫人
28歳。不思議な色香を持つ貴族の奥方。夫である伯爵が事故で不慮の死を遂げて以降、若い愛人を囲って放蕩の限りを尽くしているともっぱらの噂である。
愛するものを失い、自堕落に暮らす彼女の魅力の虜となってしまうか、それとも真実の愛で彼女の目を覚まさせる事ができるかは、全て若者の行動次第である。
強さ:8
枚数:1枚
能力:このカードは場に出すことができない。山札が無くなった手番の終了時に、あなたは脱落する。
王族以外では唯一強さ8を持つが、前述の犬と同様の制約に加えて、ゲームが終了するまでにカードを手放さなければ脱落するという2重の制約が課せられてしまう厄介尽くしのカード。
使用人/占い師/魔術師/将軍/姫(次女)などで交換すれば問題ないとは言えるし、騎士を併用しているのならプレイヤー狩りに有用するのもアリ。
とはいえこのカードで勝ってしまうと伯爵夫人に捕まりそうな気もするがいいのだろうか…。え、本望だって?
◆姫(次女)
20歳。王の次女。他の3人とは母親が違い、やや遠ざけられて育ったためか他の姉妹に比べると内向的な性格。
1人で本を読む事を何よりも好み、いつも塔の一室にこもっては王宮に保管されている書物を読みふけっている。眼鏡をかけているのは書物の読み過ぎで目が悪くなったため。
遠い国の恋物語を読み、ひそかに恋愛というものに興味を持っている。
強さ:8
枚数:1枚
能力:あなたが脱落した場合、山札から1枚引いて手札にし、ゲームに復帰する。
三姉妹の次女であるメガネ姫がご登場。
恋文が手に入ると同じような恋文を用意して囮とし、本物はすぐ別の人物に預けてしまうらしく、それが脱落後ゲームへの復帰として機能する。
脱落した事自体は無かった事にはならない為、王や大臣を引いた場合は両方のカードを捨て、その後山札からカードを引いてゲームを再開する形になる。
何気に3姉妹の中で唯一、カードを捨てても脱落にはならないカードでもあり、このカードを場に出しても効果はない。
◆姫(三女)
16歳。姉妹の末の妹。いつも明るく元気一杯で、お忍びで街を出歩いては騎士や女官にお叱りを受けるおてんば姫。
国民との距離が近いため、親しみやすさではほかの兄弟よりも上。
姉に借りた恋愛小説を読み、自分も素敵な王子様が現れる事を夢想する、恋に恋するお年頃。
強さ:8
枚数:1枚
能力:このカードを捨て札にした場合、あなたは脱落し、即座にゲームを終了する。
三姉妹の末姫様もご登場。イラスト的にはショートカットの姫様。
能力は長姉とほぼ同等だが余計な一文が追加されているせいで、第2版でも一、二を争う厄介なカードとなってしまっている。
基本的にはこのカードが場に出た瞬間にゲームが終了して手札の強さ比べとなるのだが、ポイント制の場合拡大解釈してこの時点でポイントを一番稼いでいるプレイヤーが勝利した事にしても面白い。
◆王子
21歳。王の長男。自他ともに認める美形な上、性格も良く物腰も柔らかいという完璧な男子。優男だが剣の腕も立ち、王国の後継者として申し分のない素質を持っている。
様々な女性と噂になっているためプレイボーイと思われがちだが、実のところは運命の出会いを信じるロマンチスト。
強さ:8
枚数:1枚
能力:このカードを捨て札にした場合、あなたは脱落する。
王子殿下もこの騒動に参戦。まぁ姫(長女)に恋文を届けたいとして、その弟君に頼ろうというのは悪くない発想だとは思うが。
ゲーム的には姫(長女)と全く同じ能力であり、ここに書く事もない。
ちなみに、説明書には「このカードはプレイヤーが男性に恋文を送りたい場合、ご利用ください」とある。
◆王
48歳。この国を治める王。国民の信頼を集める名君なのだが、娘達を過度に溺愛しており、まだまだ彼女たちを他人の元に嫁がせる気はない。
そんな彼が姫宛の恋文を目にした場合に何が起こるかは想像に難くない。
強さ:なし
枚数:1枚
能力:あなたは脱落する。
ついに陛下までもこの騒動に参戦。これで国王一家は全員が巻き込まれた事に。あれ王妃様は…?
能力はこのカードを引いた瞬間に脱落するという誤解のしようもないほどシンプル。引いた瞬間に脱落するのだから、このカードが初期手札として配られていれば当然そこで脱落する。
引いた瞬間に脱落させるため強さを比べるという場面もないので、カード個別の強さも設定されていない。
このある意味突き抜けた効果を持つカードである故か、このカードは5人以上で遊ぶ場合にのみ追加する事を強く推奨されている。
【BGA版】
2026年4月24日にBGAに実装。
キャラのイラストがやや濃いなという印象を受けるが、まぁ許容範囲だろう。
ゲーム自体が軽く見やすく作られており、操作でまごつく事もないだろう。
また画面右側のログに、誰が誰に対してどのカードを使ったかとその結果も記録されているので、ちょっとよそ見をしていてゲーム展開を見逃したりしても安心な作りになっている。
ただBGAのゲームに共通だが、各手番に制限時間が設けられている。制限時間を使い切ってしまうと最悪ゲームから追放されしまうのでご注意を。
ゲームシステム自体は第2版と同じであるが、幾つかの点で相違がある。
- ゲーム自体は日本語化されているのだが、カードのアートワークは英語の為、イラスト上のカード名は英語のままになっている。
- 参加人数は2~6人。大体3~4人で募集されている事が多い。
- ラウンド制になっており、ラウンドに勝利したプレイヤーに好意点が1点与えられる。
- 2人対戦なら好意点を6点、3人対戦なら5点、4人対戦なら4点、5人対戦では3点、6人対戦なら2点先取でゲームの勝利となる。
- なので1ゲームあたり大体30分程度の時間が掛かる事もある。
- 新しいカードが追加されている他、既存のカードも一部名前や能力が変更になっている。
- 卓を作成する際に指定するバリエーションの設定によって利用するカードセットが変わる。ちなみにデフォルト設定ではフルゲームとなっている。
フルゲーム:以下で説明しているカードが全て利用可能
基本ゲーム:以下で説明しているカードからSpy(密偵)、Chancellor(宰相)が除外される
なお、既に立っている卓に参加するのは無料会員でも可能だが、新たに卓を作成できるのは有料会員のみ。
BGAの仕様上途中離脱は基本出来ないし無理にやるとプレイヤーに悪評がつく場合もある為、参加時にゲーム人数とバリエーションはよく確認して参加して欲しい。
【カードの能力】
BGA版では密偵 / 兵士 / 聖職者 / 男爵 / 女中 / 王子 / 宰相 / 王 / 伯爵夫人 / 姫の10種類。
同じ名前でも第2版とは能力が違っていたりするので、特に慣れているプレイヤーは注意して欲しい。
◆Spy(密偵)
強さ:0
枚数:2枚
能力:ラウンド終了時、あなたが唯一スパイをプレイしたか捨てたプレイヤーなら、好意点を1つ得る。
能力はスパイを使用した状態で最後の手札公開まで生き残る事ができた場合、その勝敗に関わらず好意点を1点得られるというもの。
スパイを使用した上で勝利すれば好意点を2点獲得できるが、ラウンドが終了する前に脱落した場合好意点は得られない。
また、スパイは2枚あるが重ね掛けは出来ない事、2人のプレイヤーが同時に条件を達成した場合どちらのプレイヤーも好意点を得られない事は注意が必要。
有効に使えば勝利への近道となるが、その分他のプレイヤーからの警戒も厳しくなる諸刃の刃的カードとなっている。
◆Guard(兵士)
強さ:1
枚数:5枚
能力:他のプレイヤーを1人選び、「兵士」以外のカード名を宣言する。そのプレイヤーは、そのカードを持っていた場合脱落する。
基本カードの兵士と変わりはなく、こちらのバージョンでも重要な働きをするカード。
山札の残り枚数も少ないのに宰相を使う、山札から引いたカードをノータイムで使った、男爵で伯爵夫人を脱落させた等、相手の不審な行動を見逃さず、きっちり追求しよう。
◆Priest(聖職者)
強さ:2
枚数:3枚
能力:他のプレイヤーの手札を1枚見る。
道化に変わって男性聖職者がこのポジションで登場。
能力は道化と同等、なのだが、第2版に比べて手札を引き直す手段が増えているため、やや頼りにならなくなったかもしれない。イラストもなんかそんな感じ。
◆Baron(男爵)
強さ:3
枚数:3枚
能力:他のプレイヤーと手札を秘密裏に比べる。数値が低い方は脱落する。
騎士を押しのけて男爵が登場。まぁ文化圏によっては騎士=下級貴族って事で騎士を男爵として扱う所もあったらしいが。
こちらも能力は変わりない。第2版と比べて強さ5以上のカードが増えている事から開幕から圧していく事も可能だが、その分ヘイト管理には気を遣おう。
◆Handmaid(女中)
強さ:4
枚数:3枚
能力:次の自分の手番まで、他のプレイヤーから効果の対象に指定されない。
怒らせたら怖い女性僧侶ではなく城の女中さんが強さ4で登場。能力は基本カードの僧侶と同様。
男性陣からの追及を「今忙しいので」とか「まだ仕事が残ってますので」とか言って取り合わず逃れているんだろう。
◆Prince(王子)
強さ:5
枚数:2枚
能力:誰か(自分を含む)1人を選ぶ。そのプレイヤーは手札を捨てて引き直す。
魔術師を引退させて王子様が見参。
イラスト上は姫よりも年上っぽい、もみあげまで繋がってそうなほどひげが濃い男性になっている。
能力は魔術師と同様だが、自分の手札に姫がある場合、自分の手札を引き直そうとすれば脱落になる事は注意。
◆Chancellor(宰相)
強さ:6
枚数:2枚
能力:カードを3枚引く。1枚を残し、残り2枚を好きな順番で山札の下に置く。
上述のコンパチカード達と違い独自の能力を持って宰相殿が出馬。
その能力は自分の手札の引き直しと次の手番プレイヤーが引くカードの調整が同時に出来る優れものだが、山札の下に戻すため、次の手番プレイヤーが引くカード自体は確認できない。
能力を使うと3枚の手札から山札に戻すカードを選ぶ画面になり、最初に選んだ方が下から2番目に、次に選んだカードが一番下になる事、選ばなかったカードが自分の手札になる点は要注意。
出来れば山札の残り枚数が多い時に使いたいが、そのせいか2巡目には品切れになっている事も多く、それによって兵士の仕事をアシストしている場面も見受けられる。
◆King(王)
強さ:7
枚数:1枚
能力:他のプレイヤーと手札を交換してください。
追加カードでは即死トラップだった王様が将軍の能力を借りて再参戦。
第3位の強さという立ち位置も引き継いでいるので扱いも同じでよい。少なくとも自分の手札に兵士がある状態で能力を使うのは止めよう。
どうにかゲームを凌いで最後の強さ比べに持ち込めれば勝ち目はある、筈。
◆Countess(伯爵夫人)
強さ:8
枚数:1枚
能力:手札に王か王子があれば、必ずプレイする。
王様や宰相殿をも凌ぐ強さ8を誇る伯爵夫人。追加カード版の退廃的な設定は放り捨てたらしい。
能力はちょっと分かりづらいが、手札に伯爵夫人と王または王子が揃った場合、伯爵夫人を使う必要があるという事になる。
なのでこのカードを場に出した場合、相手に「あいつの手札は王子か王か姫だ」と誤認させる事ができる可能性がある。
◆Princess(姫)
強さ:9
枚数:1枚
能力:このカードをプレイするか捨てると、脱落する。
こちらのバージョンでも最強カードの座は譲らない姫様。
強力な負け筋だった大臣がいなくなり、かなり有利な環境になってはいるが、兵士と王子には引き続き注意が必要。
とはいえ、男爵と組んで相手を脱落させた後を狙われたり、引いた手札を機械的に使っていくムーヴから注意を引いてしまいがち。
イラストでは恋文を手に微笑んでいるが、ゲームでも最後に笑えるよう立ち回りたい。
【派生型】
国内外問わず、色々な派生型が発売されている。
変わった所では「
宝石の国」や「とんがり帽子のアトリエ」などのコミックの単行本に付属していたもの等もあるし、海外版では日本では流通していないものもある。
が、どれも発売からそれなりに時間が経っているせいか入手難なものも多い。
その為手に入りやすいものを紹介しておく。
◆ケン・ニイムラ版ラブレター
2016年に発売された派生型、というよりデザインを変更したラブレター。
カードイラストがケン・ニイムラ氏による絵本風イラストに変更されている事、カードサイズが少しコンパクトになった他は原版と同じ。
子供達に供するのであればこちらの方が良いかも?
◆ラブクラフト・レター
2017年に発売された、ラブクラフト世界の狂気的な世界観に合わせたラブレター。
プレイヤーとカード自体に正気状態と狂気状態が設定されており、それぞれで能力も違ってくるなど、かなりの変更がされているが、それでもラブレターというゲームの原型は保っている。
この世界お馴染みのSAN値チェックで脱落したり、正気状態のプレイヤーを脱落させる効果のカードがあったりゲーム自体を勝利させるカードがあったりとラブレターよりも展開が派手ではあるが。
ラブレター派生型ゲームとしては割合手に入りやすく、派手な展開が好きなプレイヤーなら気に入りそうなゲーム。
◆異世界ラブレター
最近はやりの異世界転生を果たしたラブレター。2022年発売。
キャラの一新と追加、光/闇の切り替えで強さの判定が変わる、1発で脱落にならない、モンスターを倒してラウンドの勝敗とは別にポイントを稼げる等割と別ゲームに仕上がっている感じはあるが、それでもラブレターの面白さは継承されている。
ちなみに原作者も制作に関わっており、テキスト等の監修を務めたとか。
◆ラブレター10周年記念版
2022年に、ラブレター発売10周年を記念してクラウドファンディングで作成された記念版。
オリジナルである基本カードに加えて、世界中で発売された派生型の中から選んだ16種類のバリエーションルールとカードを一度に収録したもの。
カードのイラストもオリジナルを手がけた杉浦のぼる氏が書き下ろした新規イラストに変更され、どのバリエーションルールを混ぜてプレイしても問題が無い様調整されている。どうやればおそ松さん世界とラブクラフト世界を統一的に扱えるようになるのだろうか…
その為、オリジナル版に100枚近い追加カードと16種のバリエーションルールを備えた超巨大拡張パックと言えそうなものに仕上がっている。
経緯からしてかなり希少な品ではあるが、まだそこまで時間が経っていない為かいくつかのサイトで購入する事は可能な様子。
◆ラブレターストーリーズ
2025年に発売されたラブレターの続編のような、そうでないような。
基本的にはラブレターと同じなのだが、そのゲーム結果によってストーリーが分岐展開されていき、最終的にどんなエンディングに辿り着くのかを楽しむゲームとなっている。
ラブレターのゲーム結果を、ラブレターの世界観に合わせて脳内ストーリーを紡いでいった経験のあるプレイヤーは多いと思うが、そのプロセスをゲーム化したものとでも言えば良いだろうか?
追記修正は、最近誰かにラブレターを捧げた方にお願いします。
- 「BGA」タグ、カタンにも付けたほうが良いかな? -- 名無しさん (2026-05-15 00:40:32)
最終更新:2026年05月15日 22:14