登録日:2026/11/06 Fri 17:32:12
更新日:2026/11/07 Sat 01:12:4424時間以内に整いました!
所要時間:約 4 分で整えます
サウナの存在を知って、もう人生観変わりましたね。こんなに気持ちがいい行為がこの世にあったんだなっていう。
熱さと冷たさ、それぞれの極限状態を交互に感じることで生きてることを実感できるんです。
サウナ(Sauna)とは、温泉に関する施設の一つである。
♨︎概要♨︎
ストレートに言うと、「湯気と熱気の籠った部屋でゆっくりする施設」もしくは入浴法のことを指す。
ドアを閉めた状態で煙突のないストーブに火をつけ部屋を温めた後に、蒸気や熱気を部屋中に循環させることでベンチに座る人達の発汗を促し、体の調子を整えると言うもの。
我々アニヲタ諸兄も、温泉を利用する際に必ず見かけるであろう身近な存在である。
体を熱し、だいぶ汗をかいたら外に出て水風呂に入って体の温度を調整するもよし、椅子に座ってゆっくり休むもよし……。サウナとはそういう施設なのである。
近年では健康ブームの影響もあってか、サウナが単独で置かれているところもあり、日本人とサウナはもはや切っても切れない存在と言えるだろう。
ただし熱さ我慢大会なんかやって脱水症状になった挙句、マジで天国行きになったら洒落にならないので、水分補給はしっかりと行おう!
♨︎サウナの歴史♨︎
サウナの発祥は、北欧フィンランドから始まったとされている。
今から2000年前、先住民族であるフィン族が太陽の光が届かない極寒の地で疲れを癒すために、生活の知恵として生み出した方法がサウナの原点と言われている。
フィンランドやバルト三国においては健康法だけでなく神聖な場所とされており、人生の節目にサウナに入る、出産や手術、埋葬前の亡骸を洗う場所としても扱われていた。
また食事も可能で、サウナストーンでバーベキューをしていたりした。
当初は煙突のないストーブの上に石を積み上げ、そこに薪をくべて燃やし蒸気を充満させる「ロウリュ」を行ってから利用する『スモークサウナ』が主流だったが、第二次世界大戦後には薪を燃やしながら入ることのできる煙突付きのサウナストーブが登場した。
それをきっかけに、電気やガスを利用したストーブなども登場したことで、サウナはより身近な存在へと変わっていった。やがてヨーロッパとロシアに伝わり、その後世界中にサウナの存在は広がっていったのである。
日本にサウナが来たのは1964年の東京オリンピックの時。
フィンランドの選手団が選手村にサウナを持ち込み、それを利用していたのをマスコミが取材した結果、世間で第一次サウナブームが起こったのだ。
その頃は高度経済成長の真っ只中だったので、主な利用者は中高年の男性の方々。カプセルホテルを併用した男性専用サウナが増えたことから、『サウナ=おっさん』の方程式が生まれた。
その後は1973年のオイルショックが原因で一時的に減少してしまうが、スポーツジムや個人宅などでの設置数が増えるようになり、サウナを利用する人達の年齢層は変化するのだった。
それから2016年、漫画家タナカカツキ氏の『サ道』をきっかけに男女共に若年層にサウナが認知され、第二次サウナブームが到来。
現在では世界中でサウナブームが巻き起こり、都市型のスタイリッシュなサウナや自然を感じられるネイチャー系サウナ、持ち運びが可能なモバイルサウナなど様々な形のサウナが誕生していくことに。
♨︎初心者でもわかる!サウナ用語集♨︎
フィンランド語で「熱気」を意味する言葉が由来。
サウナストーブの上に積み上げた石を熱し、そこに水又はアロマ水をかけることで蒸気を発生させること。
フィンランドでは『ロウリュにはサウナの魂あり』という格言があるほど、サウナにはなくてはならない存在である。
フィンランド語で「鞭」を意味する言葉から生まれた用語。
白樺などの若木の枝葉を束ねたものを指しており、サウナの中で相手の体を叩く『ウィスキング』で使うのが主な使用法。
これによって香りを楽しみつつ、血行や新陳代謝の促進につながるのである。
ちなみにヴィヒタを再利用するために乾燥させて、ドライヴィヒタとして保管するところもあるとか。
ドイツ語で「注入」を意味するサービスの総称。
ドイツ発祥で、ロウリュをして蒸気を満たしたサウナ室の中で、タオルなどを使って蒸気を十分に拡散させること。
これによって、部屋にいる利用者たちに十分な熱気と蒸気が行き渡り、発汗が促進されるのである。
近年ではこれにエンターテイメント性を加えた『ショー・アウフグース』がヨーロッパで人気の模様。
♨︎世界のサウナの仲間♨︎
イスラム圏に広く伝えられている公衆浴場。
元はローマ人に愛された蒸し風呂をモデルに、トルコや
モロッコといった中東の国々で発展したのがこれ。
浴場はなく、湿度の高い蒸し風呂の空間に横たわり、マッサージや垢すりといったサービスを受けることができる。
ブータンで古くから伝えられる、いわば「石焼風呂」。
薪で熱した大きな石をそのまま浴槽に投入し、そのまま入浴するというダイナミックなもの。
温度調節も熱々の石を追加で投入すれば手軽に出来るので、ゆっくりとお風呂に浸かれるのだ。
メキシコのサウナ。その起源は古代マヤ文明やアステカ文明まで遡ると言うほどの長い歴史を持つ。
砂や粘土を含む「アドベ」と呼ばれる素材をドーム状に積み上げた小屋の中で行う。
ハーブを煮た水を焼き石に撒き、蒸気で室内を満たすというロウリュに近い方法で蒸し風呂を楽しむ。
古代では瞑想や儀式の場として使われたこともあってか、スピリチュアルな言い伝えも残っているんだとか。
アフリカ・ナミビアにする遊牧民族ヒンバに伝わる入浴法。
砂漠地帯に住む彼らにとって水は貴重なものなので、主にお香を炊いた煙を浴びて健康を促進するやり方をとる。
気になる部分には香草の粉末を塗ることで、防虫および防臭効果に繋がり、肌もすべすべになるという。
こう言うこともあってか、ヒンバの人々は「世界一美しい民族」と呼ばれている。
♨︎風呂殿♨︎
日本にサウナ文化が定着したのは1964年だが、実はそれよりも遥か昔、平安時代には「風呂殿(ふろどの)」と呼ばれる日本独自のサウナ文化が花開いていた。
日本の入浴文化の基盤は、6世紀の
仏教伝来とともに寺院に設置された「浴堂(よくどう)」にある。経典『仏説温室洗浴衆僧経』に基づき、「入浴は病を除き福をもたらす功徳(良い行い)」として、蒸気で体を温める蒸し風呂が推奨された。
これが平安時代になると貴族たちの邸宅内にも取り入れられ、「風呂殿」と呼ばれるようになった。当時のインフラでは大量の水を運んでお湯を沸かすことが難しかったため、少量の水で効率よく汗をかいて汚れを浮かせることができる風呂殿(蒸し風呂)は、非常に合理的かつ贅沢な健康・衛生管理の場として機能していた。
現在のようにお湯をたっぷりと張った湯船に首まで浸かる「湯浴み」のスタイルが一般化するのは江戸時代以降のことであり、それ以前の日本の「風呂」の原点は、むしろフィンランドサウナとも通ずる「蒸気浴」だったのである。
今は包装として使う「風呂敷」も、「風呂」に「敷いて」座っていたことに由来する。
♨︎「風呂」の名の起源♨︎
この「風呂」という言葉の語源には、日本の入浴のルーツを物語る2つの有力な説がある。
一つ目は、洞窟や岩屋のように狭く密閉された空間を意味する「室」が訛って「ふろ」になったという説。民俗学者の柳田國男が小論『風呂の起源』のなかで提唱したことでも知られている。昔の日本のお風呂は湯船にお湯を張るものではなく、狭い部屋に蒸気を充満させる「蒸し風呂(和風サウナ)」だったため、外気を遮断してこもるための「室」という言葉が言葉のベースになったと考えられている。
二つ目は、茶道で湯を沸かすために用いるコンパクトな火鉢のような道具「風炉」に由来するという説。江戸時代の国語辞典『和訓栞(わくんしおり)』にも記されており、構造的にカマドの上で湯を沸かす仕組みが似ていたことや、熱気で暖をとる様子が蒸し風呂を連想させたことから名付けられたとされている。
♨︎北欧サウナと日本・風呂殿の違い♨︎
熱や蒸気を利用して汗をかかせる「蒸気浴」という点では共通しているが、北欧フィンランドのサウナと日本の風呂殿には明確な違いがある。
●文化的背景の違い北欧サウナが極寒の地を生き抜くための「生活の知恵」や「社交・人生の節目の場」として発展したのに対し、日本の風呂殿は仏教の教えや神道の「禊(みそぎ)」をルーツに持ち、心身の穢れを清めるという「宗教的・精神的な意味合い」が強く込められていた。
●湿度と仕組みの違い現代の日本のサウナの主流は80〜100℃の高温低湿度(ドライサウナ)だが、平安時代の風呂殿は床下などから熱い蒸気を室内に送り込む「高湿度のスチームサウナ型」だった。
●入浴時の服装の違い本場のサウナが原則として「裸」で入るのに対し、風呂殿では「湯帷子(ゆかたびら)」という薄い麻の着物を着用して入るのが礼儀だった。これは蒸気による火傷を防ぐだけでなく、高貴な身分の人々が互いに肌を見せないための配慮でもあり、これがのちの「浴衣(ゆかた)」の語源へと繋がっていく。
♨︎日本の有名なサウナ♨︎
この項目を読んでいて今すぐサウナに入りたくなった人のために、有名な日本のサウナをいくつか紹介しよう。
静岡県静岡市にある、昔ながらの大衆浴場風の施設。
しかし、サウナ好きでここを知らない人はモグリとすら言われるほど有名な、まさにサウナの聖地。特に天然地下水を使用した水風呂は必見。
熊本県熊本市にある、サウナの質・設備ともに充実した施設。サウナ好きの欲求を満たす設備の完備という点では非常に優秀。
名物の「MAD MAXボタン」をはじめ、水風呂にも強烈な個性がある。
サウナ以外も含めて大型の温浴テーマパークなので一日中遊べる。まあ、人によっては大抵の温浴施設でも一日中過ごすこともあるけど
池袋所在。都会で癒しを求めるサウナーたちのために造られた都市型高級スパ。
岩・ケロ・薪・蒸という4種類のサウナを楽しめる。サウナのためにここまでやるか、と思わせる充実ぶり。
埼玉県所沢市の大型温浴施設で、近年にできた首都圏の大型温浴施設の中では格別にサウナに力を入れている。深さ約2mの水風呂や極寒クールルームなど、サウナ好きの心をくすぐる設備が揃っている。
ちなみに姉妹施設のスパジアムジャポン(東京都東久留米市)もロウリュなどサウナにかなり力を入れているが、こちらはどちらかというと岩盤浴や休憩スペースの充実度に強みがある。
名古屋にあるテーマパークみたいなサウナ施設。
日本国内でフィンランドのサウナ文化に触れたいならばココ!森のサウナやマイナス20℃のアイスサウナなど、北欧の世界観を体験できる。
福島県いわき市にある、言わずと知れた「東北のハワイ」。
水着で過ごす大型レジャーリゾートだけあって、各エリアにドライサウナ、低温ミストサウナ、薬草蒸し風呂など様々なサウナが設置されている。
特にスパガーデン パレオの「パノラマサウナ」は名物の一つ。
なお、ハワイアンズには水着で過ごす温水プールや温泉の他に普通の温泉大浴場もあるが、大浴場にもサウナはある。
なんならホテルのモノリスタワーにまで種類の違うサウナが2種類ある。
♨︎サウナを題材とした作品♨︎
- サウナウォーズ
- 作者・穴久保幸作の元気の秘訣であるサウナを勧める作品…
- の皮を被ったデスゲーム組織に立ち向かう近距離パワー型漫画家の話。
追記・修正はサウナで汗をかいて気持ち良くなった人がお願いします。
コのコうもクガ おもしろカったなら……\ポチッと/
惜しいっ!ダミーでした~!実は下へスクロールすると……?
参考文献:「いつか行ってみたい 世界の絶景温泉&癒しのサウナ」株式会社パイ インターナショナル,株式会社アフロ,ISBN978-4-7562-5806-9
- 公営競技御用達の設備でもある。 -- 名無しさん (2026-11-06 18:21:40)
- やてらネットの人間に馬鹿にされてるイメージある -- 名無しさん (2026-11-06 18:37:11)
- サウナが健康に良いというか、健康的な人はサウナできるだけの元気があるというイメージ -- 名無しさん (2026-11-06 18:44:24)
- サウナっておじさん蒸し器の事? -- 名無しさん (2026-11-06 19:47:51)
- この偽メニューはまたクレムリン軍団の仕業か⋯⋯ -- 名無しさん (2026-11-06 20:45:32)
- サウナで暑くなってから水風呂に入るのはヒートショックを誘発しやすく危険 やらない方がよい -- 名無しさん (2026-11-06 22:13:57)
- 室町時代の日本の風呂も基本は蒸し風呂がメインだと聞いたことがあるけど、あれはサウナとはまた別なのかね -- 名無しさん (2026-11-06 23:10:24)
- エレンが仕事の流儀に出たことも休日にサウナに行ってると回答したことも全部事実であるという恐怖 -- 名無しさん (2026-11-06 23:27:50)
- 水風呂は湯冷めを防ぐために手足をちょっと漬けるだけで良いのだ -- 名無しさん (2026-11-06 23:40:09)
最終更新:2026年11月07日 01:12