主人公
ご存知ピンクの女神。今作でも能動的に物語に関わるのは終盤から。
かつて全ての魔法少女を救うために「円環の理」と呼ばれる神にも等しい存在となった魔法少女。だが前作で悪魔ほむらに引き裂かれ、人としての記憶だけを持つ状態に改変されている。
現在は、母のアメリカ出張に伴う海外生活から、3年ぶりに見滝原に戻ってきたばかりという設定。
噴水で寝っ転がりながら水浸し状態のワスに近づかれ急に歯茎をガン見されるわ、自宅に不法侵入されてた挙句即興社交ダンスをさせられるわと散々振り回される彼女ではあるが、狼狽えながらも健気に自己紹介して対話を諦めない真摯な姿勢はTV版から変わらず。こういう献身が誰からも愛される要因なのだろう。
「ほむらちゃん、わたし……みんなを助けに行かなきゃ」
ご存知自称悪魔と化したほむほむ。前作同様、彼女が主体となって物語は進行する。
前作でボロ雑巾になるまでこき使ったキュゥべえを相棒に、普通の中学生としてのまどかを守る見滝原という名の銀の庭と、魔獣退治とグリーフキューブ回収を行いつつソウルジェムを発生させないトカゲさん電話という名の、独自の魔法少女人材派遣システムの運営に勤しむ。
具体的には、冒頭のトカゲさん電話の噂を広めた状態で精神的に不安定な状態の少女のもとにトカゲさん電話ボックスを召喚。願いをダシに電話をかけた相手に一時的に魔力を貸し与え、即席魔法少女として魔獣を撃破させ、キューブも回収。魔獣退治後は少女の記憶を奪って夢オチEND、という流れ。
円環の理をはじめ、誰か一人に責務を押し付けることを良しとしない信条を持つ一方、トカゲさん電話の運営・応対はほむら一人で切り盛りするワンオペ体制な上に魔女にまつわる一連の顛末は誰にも明かしておらず、良しとしないはずの抱え込みを自分でやってしまっているというのは、皮肉にも自分の憧れであるまどかと似ているとも言える。
本作では前作にも増して多種多様な衣装を装っており、全部でなんと4種類"以上"。(なぜ"以上"なのかは本編を観てのお楽しみ。)特に、岩本里奈氏がデザインしたアジト服は悪魔的にかわいいと大好評。アジトに着いたらわざわざ着替えてるあたり本人もよっぽどお気に召しているのだろう
ほむほむコールセンターことほむアジトの天井にはピンク色のガラスの格子が吊るされているのだが、「京都国際マンガ・アニメフェア2026」で展示された本作の設定資料には
ま ど か の 髪 の 毛 か ら で き て い る
というとんでもない設定が記載されていた。
髪はその人の想いや霊が宿る神聖なものという伝承は世界各国に存在するものだし、あくまで邪な意図はなく、まどかへの純粋な崇拝、だと思いたいが……ねぇ?
そんなこんなで悪魔生活を満喫していた彼女であったが、まどかに接触するワスと戦闘になった最中、さらに2人の魔女っ子の襲撃に遭い敗北。三日天下ここ極まれり
……果たして彼女は、まどかを守り切れるのだろうか? その結末は是非、劇場で確かめてもらいたい。
魔法少女
「ずっと前、一度はあいつの正体を掴んだことがあるような……」
ご存知まどかの幼馴染にして親友、そして(元)円環の鞄持ち。
性格は前作中盤までの達観したものではなく、TV版同様不器用で繊細な等身大のさやかに戻っている。前作最終盤で見せたほむらへの憤りがそのまま地続きになっていると考えれば自然だろう。
カンの鋭さは相変わらずで、仲間たちの持つまどかの記憶への違和感や魔女っ子達が仲間になった経緯を不自然さにいち早く気づいて共有するも、どうにも納得してくれない。加えて、自分自身に関する記憶も、何者かに記憶を改ざんされているかのように思い出せない状態となっている。
さらに、中盤ほむらと協力して事の真相に迫る場面では、ほむらにポケモン都合の良い道具のような杜撰な扱いをされるなど、本作屈指の苦労人。13年経ってもやはり安定のさやかさんでした……
とはいえ、等身大の14歳らしい苦悩や葛藤を乗り越えた先には、シリーズ屈指のさやカッコいい彼女も拝めるので、ファンは必見。
新衣装のインパクトは他メンツに比べても凄まじく、なんとミイラのように顔面を包帯グルグル巻き。流石に登校中は普通に外しているので、ケガしている訳ではない。ケガしても本人の固有魔法ですぐ治せるが。
「どういうこと? なんであたしに、この文字が……読めるの!?」
「そこまで開き直るってのも気に食わねぇな 傷の舐め合いみたいで」
ご存知イケメン食いしん坊。現在はミキハウスさやかの家に居候しながら見滝原中学に通っている。学校生活でも魔法少女の仕事中でも、相変わらずいつもポッキーやドーナツを食べている。
魔女っ子達の中では、水上喫茶店で交流を深めた丁香と仲良くなる。
新衣装はマントに沢山のフリルが付いて少女らしさが増した。
安定した衣食住に加えさやかという隣人を得た結果か、過去作の刺々しい性格からは丸くなって能天気な様子も増えたものの、そのイケメンっぷりは変わらない。中盤のあのシーンは応援上映で叫びたくなること間違いなし。
ご存知おっぱいお姉さん。
大好きななぎさと散歩の最中、遊園地"クマワルランド"を見つけ、そこでクマの着ぐるみを被っていたセルマからチケットを譲り受け遊ぶことに。
なぎさがセルマとメリーゴーランドやティーカップで大はしゃぎする中、自身もランドグッズをどっさり買い漁るほどにドハマリしていて大変ご満悦の様子。
何気にクマカチューシャまで付けている。かわいい。
その他にもスイーツパラダイスで大量のケーキをパシャパシャ写真撮るなど、今までリーダー格として後輩を守るべく我慢してきた反動か、年相応に人生謳歌する場面が多数。ようやくマミさんも肩の力が抜けて何よりである。誰だ「噛じられる側からついに噛じる側に回れた」とか言ってるのは
前作で大人しめだったが、今回は終始大ハッスルの幼女。
毎日マミさんに甘えられる幸せな人生を送れるようになり、素の性格を抑圧せずに済むようになった結果か、本来の無邪気さや豪胆さが全面に打ち出されている。なぎさちゃん→なぎささん
常時天真爛漫で
「楽しいことにしか興味ないのです!」
「考えるのはめんどくさいから楽しくないのです~」
と豪語する快楽主義者。
実際面倒くさくなくて楽しければ何でもOKな様子で、まどかの魔法少女服に酷似した衣装を着たクマのぬいぐるみに向かって満面の笑みでボールをぶん投げてはしゃいでいた。
ただし、最後に映されたクマの着ぐるみに向かってトマトをぶつけるゲームでは、面倒くさくもないけど、楽しくもないという理由でトマトを捨てて退出した。
マミと共に入場したクマワルランドで出会ったセルマとアトラクションで大はしゃぎ。2人は大のマブダチになる。
魔女っ子
紫丁香
CV: 若山詩音
「私たちには希望と絶望があった、それすらも忘れて普通の人間と価値観を共有するなんてをするなんて」
ほむらによって改変された円環の理を元に戻すべく、ほむらを襲った魔女っ子の一人。
緑色のパイナップルヘアに眼鏡をかけている。
見た目の印象通り真面目な性格で、奇天烈な行動をするワスや子供っぽくすぐ遊びに走りがちなセルマにはいつも手を焼いている模様。特に前者に対する評価は
「やっぱ頭おかしいわ、アイツ!」
とド直球である。
一見正反対な人物像に見えるが、実直な部分や魔法少女以外と交流を広げることに否定的な面が共通しているからか、杏子とは馬が合う模様。
生真面目だが決して薄情ではなく、夜の水上喫茶店の輝くステンドグラスの美しさに感動する少女らしい一面も。
セルマ・テレーゼ
丁香と同じく、ほむらを襲撃した魔女っ子の一人。
オレンジ色のカール巻きツインテールな幼げな印象を残す少女。制服はカーディガン着用。
明るく活発な性格で「誰かの役に立つ」ことを信条としており、友達になりたいと話してくれたマミに大急ぎでポップコーンを持ってきてあげる様子などからもうかがえる。
なぎさとは精神年齢や性格が似ているからか、クマワルランドで特に仲良くなり、スイーツパラダイスで再会した際も豪華なパフェを運んできてあげる程大好きな模様。
一方、まどかに対しては割と雑にお冷を出すなど、若干当たりが強い様子が垣間見える?
彼女のセリフから察するに、このクマワルランドのオーナーはセルマ本人。中学生が運営する遊園地なんて普通では考えられないが……?
ちなみに、このクマワルランド……遠目から全体像をよく見ると?
また、彼女は魔法少女の中では珍しくキュゥべえに好意的。アジトにキュゥべえが侵入した際も
「あ、キュゥべえ!久しぶり~♪」
と非常に上機嫌。
果たして彼女がここまでキュゥべえに肩入れする理由は……?
「セルマは誰かの役に立つのがどぁい⤴好きだからね!」
名前のない上級生 / ワス
本作最大のキーパーソンにして、超おもしれー女
特徴として、顔と胸がほむらに酷似しておる。カールがかった紫のロングヘアに紅い瞳が光るのが印象的。黒いボーダーカチューシャやレギンスも着用。
テイザービジュアル時は本当にクローンほむらレベルでそっくりさんだったが、明らかに似ているものの、別人であることも明確にわかる現在の決定稿に落ち着いた。
一方性格はほむらと正反対で、極めて陽気で積極的。ほむら同様(初対面のはずの)まどかが大好きであり、彼女を"マルグリート"と呼んで頻繁に絡んで行く。当然ほむらからは目の敵にされており、
「鹿目さん、あの女に近づいてはダメよ」
と釘差す始末。(……前作で"まどか"呼びしてたのに苗字呼びに後退しているこの娘のヘタレも大概である)
以下ワス先輩の奇行抜粋
- 階段状の噴水に仰向け水浸しで寝っ転がりながら登場
- 唐突にまどかに「マルグリート」とか呼びかけながら当然のように接近
- 抜き打ち歯茎チェック
- あくまで潜入目的のはずなのに当然のように普通に登校、しかも見滝原中生徒たちから大人気であり大評判
- 鹿目家不法侵入
- 「まあ…まぁまぁまぁまぁまぁっ!」
- 即興社交ダンス
- カチコミに来た悪魔の歯茎もチェック
- 噴水やアジトの階段上など、何かとすぐ逆さまになる。おかげでロングヘアも真っ逆さまに垂れ垂れ(スカートは反重力)
- その他言動が一々芝居がかっており、やかましい
……これでもほんの一部である。
そんな変人と呼ばざるを得ない彼女ではあるが、誰にでもにこやかな笑顔で接する慈愛深さや、持ち前のオーラから湧き出す圧倒的なカリスマ性はまるで太陽のようであり、名前さえ不明にもかかわらず、他の生徒たちに本心から慕われている。
なんやかんや精神的に一番成熟している点も、魔女っ子達のリーダー格に収まっている所以なのだろう。
「同じ人を愛した者同士として あなたにはほとほと幻滅しましたわ」
まどかの記憶を戻し、円環の理に還そうとした時、食い止めにやって来たほむらと交戦。
まどかを愛する者として、全ての魔法少女を救うという彼女の意志を否定し貶め我が物にしたほむらの行為のことは、度し難いにも程がある大罪だと糾弾。悪魔ほむらの放つ大量の質量攻撃も軽やかにいなす。ほむらが丁香やセルマの援軍に気を取られている隙に彼女の片翼を断ち切ってほとんど完封勝利。しかも劇中の彼女の様子を見る限りこれでも決して本気は出していない。
果たして彼女は一体何者なのか、そして彼女の名前は……?
なお、"ワス"という名前はあくまで設定上の通称のようで、劇中この名前で呼ばれることは一度もない。
「ごきげんよう、悪魔様。次に会う時は、その罪を悔い改めることになるでしょう……」
その他
ご存知( ◕ ω ◕ )。現在は悪魔のパシリ。一応、ボロ雑巾と化していた前作よりはマトモな待遇で済んでいる模様。
独自の魔法少女システムでソウルジェム発生を未然に防ぐほむらのやり方は、希望から絶望への相転移エネルギー回収を目論むコイツにとっても不都合。当然不満を募らせており、願いをダシに魔法少女にしておきながら、願いを叶えてあげない詐欺まがいのやり方だと非難。
そんな中、ほむらの襲撃に成功した魔女っ子達のアジトへの潜入が成功し……?
少女A
「アッあのっ! もしもし、……トカゲさん、ですか?」
冒頭に登場したいじめられっ子の少女。茶髪のポニーテールに温和な表情の気弱で優しそうなタイプ。
加えて、
マミさんに次ぐレベルでご立派なモノをお持ち。制服の上からは余り目立っていないが、魔法少女服だとはち切れんばかりの膨らみを披露してくれる。
担当声優や通話中のつっかえた声も合わせて、
芋ジャージのあの娘を思い浮かべた人は数知れず。
リバイバル上映や、公式のトカゲさん電話キャンペーンで公開された冒頭映像のメインを飾っていたため、さぞ本作の主役格として物語を引っ張る役になるかと思いきや……まさかのモブ。固有の名前すら与えられず「少女A」で放ったらかしである。
同級生らしき3人組にカバンを放り投げられ、電子機器やバレエの教科書もボロボロにされた挙句、バレリーナとしての彼女を馬鹿にする態度で立ち去られるという陰湿ないじめの被害者。
当然精神に応えていたのか、ビルの頂上から飛び降り自殺を図ろうとする瞬間にトカゲさん電話が出現し、契約。ソウルジェムを持たない即席魔法少女として魔獣と戦うことになる。
誰が呼んだかタイミーちゃん
眼鏡をかけ、旧衣装のほむらに似た装いで、TV版ラストでほむらが用いていたような小型の弓矢をぶっ放しながら、
スーパーハイテンションで魔獣達を一網打尽にする。
……格好といい武器といい、
創造主の趣味趣向が全開である。
こんな風に毎日女の子に自分好みの衣装を着せて眺めているとは実に羨ま……けしからん。この、悪魔め!
でもお胸の方は悪魔様の完パイ……
バス停留所で夢から覚めた後は、枕として置いていかれたクソデカいトカゲさんの尻尾をぷにぷにして遊んでいた。かわいい。
最後の方に再登場し、友達に笑顔で手を振りながら登校しているシーンを観る限り、いじめ被害からは無事脱却できた模様。
「こんなにも胸が高鳴る……今ならどんなことだって!」
志筑仁美
「それでも叶えたいほどの願い事って、あると思いますか?」
まどかとさやかの親友。
一緒に登校していた2人にトカゲさん電話の噂を話す。
最後の方では
恋人と仲良く登校している様子が映る。
鹿目タツヤ
ご存知まどかの弟の3歳児にしてシリーズの癒し。
ほむらとワスの姉妹喧嘩戦闘シーン後の鹿目家にて、受話器を抱えっぱなしの姉を心配していた。
パパとママは後ろ姿のみの出演で、残念ながらセリフ無し。
中沢
ほむらがワスの名前を探るために生徒名簿を漁ってる際に彼の名簿が登場。早乙女先生共々、残念ながらセリフは無し。
なんとフルネームが記載されている……が、風に煽られる上に逆向きで映るため非常に読みづらく、鑑賞したファンの間でも、結局彼の名前は特定できていない。
名前のない同級生
マルグリート
中世ヨーロッパ(?)の修道院シスターの少女。
容姿は金髪でほのかにそばかす顔ないかにも聖女らしい。そしてちっぱい。見滝原中学の屋上でまどかやさやかを眺めていたり、"マルグリート"を調べていたまどかの周りに集まっていたりした幻影も彼女のもの。
小鳥の雛を木登りしてまで巣に戻してあげる、貧しい少年兄弟のためにパンを確保しておいてあげるなど、か弱き者達に献身する姿勢はまさにシスターの鑑。
……しかしながら、そんな献身も虚しく、彼ら兄弟もこの世を去ってしまう。
そんな時、アイツが突如営業を持ちかけてきたその瞬間、眼の前のシスターの亡骸から得体のしれない魔物が出現。恐怖に怯える最中、駆けつけてきた魔法少女達によって九死に一生を得る。だが、その内の一人のエニューオが魔力を使い果たしてしまい、もがき苦しむ姿を見て、いたたまれない思いに苛むその瞬間またしても勧誘する
お人好しな彼女が見捨てられるわけもなく、ついに契約。魔物が出現する前から出現していたあたり、明らかに計画的に勧誘しているのが実に憎たらしい。
「私の願い、それは……全ての魔法少女を救うこと!」
こうして、自身の魔力によって他の魔法少女のソウルジェムの穢れを浄化する固有魔法を手に入れるようになり、日に日に倒れゆく魔法少女達のもとに駆けつけては救済を繰り返し、いつしか彼女たちから、まるで女神のように崇拝されるようになった。
なお、他の魔法少女達は専用衣装ではなく普通の修道服である一方、彼女たちと比べて、(少なくとも当時基準では)非常に高い魔力を有していたからなのか、彼女だけ白い魔法少女服を装っている。
だが、彼女の魔力にも陰りが見え始め……?
シ・プレード
マルグリートの側近である魔法少女。
丁香にそっくりの容姿。
エニューオ・テレーゼ
マルグリートの側近にして、彼女が最初に助けた魔法少女。
苗字や瓜二つの容姿からして、セルマの血縁者と思われる。