登録日:2026/10/03 Sat 15:16:00
更新日:2026/10/03 Sat 19:15:09NEW!
所要時間:約 10 分で破裂する前に読めます
ブルそして
パッファーとは、任天堂のゲーム作品「
メトロイドシリーズ」に登場する生物群である。
【概要】
作中世界の様々な星に生息する
浮遊生命体。
基本的な見た目としては、「球体の表面から、複数の管のようなものが飛び出している」という、まるで
機雷のようなもの。
ゲーム中の役割的にも実際に機雷のようなもので、主人公
サムスの進行を妨害する存在である。
種類は数多く存在するが、
大抵の奴が最終的には爆発する危険な奴らである。
もしポケモン世界に居たら、覚えてるのは十中八九「じばく」か「だいばくはつ」であろう。
メトロイド世界の生物はこんなのばっかりだが、惑星が爆発したり、施設には大抵自爆装置が搭載されてたりする作風なので、この世界では爆発は一種のステータスなのかもしれない…
初代メトロイド以降の横スクロール視点で進む2Dシリーズにはブルが、
サムスの主観視点で進むメトロイドプライムシリーズにはパッファーが登場する。
【種類】
◇ブル
スーパーメトロイド
この系統で一番初めに登場した敵キャラクター。
体色は緑と黄土色。
難破船の内部を浮遊しており、サムスに向かって体当りしてくる。
非常に頑丈で、スペイザーまでのビームが通用せず、プラズマビームを入手してようやくダメージが通る。
でも実はグラップリングビームを使えばワンパン出来るのは内緒だ!
また、水中ステージであるマリーディアの一部には流砂が存在し、そのまま飲み込まれると下層のエリアに強制的に送られてしまうのだが、その流砂の中の中間エリアにて、何故か四方八方からブルの群れが現れ、サムスに向かって突進してくる。
「こんな所でウロウロしてねえでサッサと行けよ」という無言の圧力だろうか
メトロイドフュージョン
暗所に生息する生物を飼育する
セクター6 NOCに登場。
本作に登場する生物は全て
寄生生命体Xが擬態したものであり、ブルもまた例外ではない。
体色は暗い青と紫色。
「スーパー」の頃とは違い、サムスに突進することなく空中を漂っている。耐久面は劣化しており、通常のビームやミサイル等、あらゆる攻撃が通用するようになっている。
その一方で、
攻撃を受けるたびに四方にガスを噴出させるという特徴があり、迂闊に接近すると手痛い反撃を受ける。
でも爆発はしない。
メトロイド Other M
遂に3D世界に進出。
様々な生物が飼育されているスペースコロニー ボトルシップにて登場する。
外見は「フュージョン」のものと同じく暗い青と紫色。
通路の中を集団で浮遊しているが、ドット絵からリアルな3Dモデルに変わったことや、背景が人工的かつ暗い場所が多いこともあり、見事に背景に同化してしまっている。
「プライム」のパッファーに悪い影響を受けたのか、気づかずにぶつかったり、倒したりすると爆発するため、迂闊に近寄るのは危険。
本作のギャラリーモードにて詳細な設定が明かされ、なんと植物であることが判明した。
本体は地面に生えるカビやコケのようなものであり、やがてそこから胞子のようにブルが生えてきて成長しきると分離し、気流に乗って遠くまで飛んでいき、爆発する事で種子をばら撒く。
つまりは、ゲーム内で登場するブルはタンポポでいう綿毛に相当する種子散布体である。
◇ヒートブル
「Other M」に登場する、高温環境に適応したブルの亜種。
高温セクター パイロスフィアに登場する。
体内には可燃性ガスが内包されており、管から炎を噴き出している。
サムスを発見すると、ガスを引火させて高速回転し突進してくる。
お前絶対自我あるだろ
熱そうな見た目通りにアイスビームが有効だが、ビームを受けると管が凍結してガスが出せなくなり、暫くしてそのまま膨張して大爆発を起こす。
大抵は他の敵キャラクターとの乱戦中に一緒に出てくるため、非常に厄介。
特に、この時点ではディフュージョンビームも入手しているはずなので、意図せずに攻撃に巻き込んでしまっている事が多い。
あまりにも種子としての役割から逸脱しているため、ひょっとすると生体兵器として改造された結果なのかもしれない。
タンポポで例えるならば、「火のついた綿毛が急にハイテンションになり、通行人に積極的に突進した挙句、抵抗すると突然大爆発する」ようなもんである。
お前のような植物がいるか。
◇パッファー
「プライム」から登場する、ブルとほぼ同じ見た目をした生命体。
本体は緑色で、体表のヒビ割れのような模様や管の内部が赤く発光している。
人によってはブルよりもこちらの方に馴染みがあるかもしれない。
メトロイドプライム
惑星ターロンIVの高温地帯ラヴァケイブスを飛び回っている。
体内にはメタ・ヴィプリウムガスという緑色の猛毒ガスが充満しており、管から体外に漏れ出している。
普段は一定のルートをゆっくりと周回しているが、サムスが近くにいると軌道修正してぶつかりに来る。気づけばもう音も無く背後に迫っていた、というケースも。
ぶつかったり、ビームで撃破したりすると破裂し、体内のガスを周囲に撒き散らす。このガスはしばらくその場に滞留するため鬱陶しい。
遠距離から追尾性に優れるミサイルやウェイブビームで除去しておくと安心。
ログブックによれば、壊れやすい身体構造にも関わらず、積極的に相手に接近する攻撃的なハンターとして知られているという。つまりこいつも自爆特攻野郎
また、フェイゾンマインズではスペースパイレーツが拠点内の防衛機構としてパッファーを利用している描写がある。
メトロイドプライム ピンボール
「プライム」を題材にしたニンテンドーDSソフト。
外見も3Dモデルがやや小綺麗になった程度で、大して変わらず。
テーブル「フリゲートオルフェオン」にて、「ボタンをタイミングよく交互押すことで、サムスが左右の壁をキッククライムで登っていく」というミニゲーム「ウォールジャンプ」にて登場。ステージ上を水平移動で往復している。
今作のサムスの回転ジャンプはデフォルトでスクリューアタックとなっているため、ぶつかるだけで倒せる。ガスの滞留も無し。
あくまでもミニゲーム中にボーナス点数を稼ぐための的のような扱いとなっている。
メトロイドプライム2 ダークエコーズ
舞台が惑星エーテルとなった本作にも登場するが、性質は基本的には前作と同じでありながら、設定がいろいろと異なっている。
まず、本作でのログブックの分類は
原住種族ルミナスが製作した単純思考型のメカノイドとなっており、生命体であった前作とは分類から変わっている。
そして外見に使用されている3Dモデルは、同じく前作に登場した下記のメタルパッファーと同一となっている。
それもそのはず、海外版での名前はPreedであり、パッファーとは似ているだけの別キャラ扱いとなっているからである。ちなみに内包するガスも、海外版ではメタ・ヴィプリウムガスではなくNohadin gasとなっている。
基本的に海外が主戦場であるメトロイドシリーズは、ソフトがまず海外から先行販売される傾向にあるため、
日本版を製作するにあたり、わかりやすさ重視で名前をパッファーに変えた可能性はある。
また、惑星エーテルではルミナスと
イングの戦争に巻き込まれる形で、いくつかの生物種が絶滅してしまっていることが判明している。
実際にルミナスは絶滅してしまった生物を模したメカノイドを製作していたりもするため、パッファーもまた同じ経緯でメカノイドとして再現されたりしたのだろうか。
◇メタルパッファー
「プライム」に登場するパッファーの亜種。
緑色であったパッファーと異なり、本体が黒、管が銀色であり、内部が水色に光る無機質な外見になっている。
パッファーがフェイゾン汚染の影響で突然変異を起こした種であり、表面が装甲化された結果ビームが効かなくなっている。
出現場所はチョウゾルーインズのライトニングタワーのみ。
ここにはチャージコンボであるウェイブバスターが安置されており、この入手のためにとにかく大量のミサイルを使用することになる。
そのため、ミサイルしか効かないメタルパッファーを相手にすると弾の無駄になるため無視をするのが一番。
というか、サムス側が一定の高度に移動すると、その場のメタルパッファーが一斉に自爆するというゲーム上の都合があるため、まともに相手をする必要がない。
余談だが、「プライム」のログブックのクリーチャーは各出現エリアごとにまとまっており、
オルフェオン→ターロンオーバーワールド→チョウゾルーインズ→ラヴァケイブス→アイスバレイ→フェイゾンマインズ→ボス
といった並びで記録される。
そのため、メタルパッファーはパッファーの強化版であるにも関わらず、通常個体のパッファーよりも前の位置に記録されている。
◇ダークパッファー
「プライム2」に登場。
ルミナス製のパッファーがイングに憑依され、ダーククリーチャー化したもの。
外見は黒とグレーで、イングの影響で有機的な質感に変質しており、体内のメタ・ヴィプリウムガスはダークエネルギーの影響で毒性が強化されている。
ログブックによれば、イングの手によって重要エリアを防衛するための空中機雷として配置されているとの事。
普通はこんな自爆特攻野郎にスナッチしたがるイングがいるとは思えないが、イング族内はかなりの格差社会であることが判明しているため、立場の弱い下位のイングがこういう役回りでコキ使われているであろうことは想像できる。
上記の通り海外版だと設定が違い、英名はDark Preedとなっている。
◇ブリオパッファー
「プライム3」に登場。
本作の舞台であるテルリアン系に属する惑星ブリオの固有種。
動作等に変化は無いのだが、外見がこれまでとは大きく様変わりした。
ヒビ割れた岩石からトゲが不揃いに生えたような、左右非対称かつ歪な形状をしており、とてもパッファーには見えない。
ブリオ原産のエネルギー資源であるブリオジェルから発せられる気化ガスを養分にしており、そのうちの不要なガスを体外に放出する形で浮力を得ているという。
本作では各舞台ごとにパッファーの亜種が登場しており、バリエーションが一気に増えた。
◇エリシアパッファー
「プライム3」の惑星エリシアに生息するパッファー。
こちらは今まで通りのお馴染みの姿をしており、カラーリングもエリシアに合わせたような茶色。
人工物っぽい見た目のクセにこちらはきちんとした生命体であり、惑星エリシアの原生生物であると明記されている。
ガス惑星である惑星エリシアで生きていけるとは、凄まじい生命力である。
すぐ爆発するくせに
作中に登場するものはフェイゾン汚染の影響を受けており、体内のガスの毒性が増しているという。
◇ボムパッファー
「プライム3」の惑星ウルトラガスにて、スペースパイレーツが拠点防衛に使用しているパッファー。
パイレーツ自身が警備困難なエリアのパトロール要員として改造され、体内には圧縮フェイゾンガスが充満している。
耐久力が上がっており、通常個体よりも撃破に少々手間がかかる。でも自爆する時は一瞬
スクリューアタックならワンパンなので、ダメージ縛りでもなければサッサと通り抜けたほうがいいかもしれない。
外見はメタルパッファーの水色の部分を赤色に変更したもの。
◇フェイゾンパッファー
「プライム3」の惑星フェイザに生息する、パッファーに酷似したフェイゾン生命体。
見た目はブリオパッファーの色違いのコンパチ。
その性質は他のパッファーとは一線を画したものとなっている。まあ別種だしね
付近からフェイゾンエネルギーを急激に吸収する能力を持つ。
そのため、終盤のフェイゾン汚染が進行したサムスの汚染度を急激に下げてくれるありがたい存在でもある。
しかしながら、吸収量が許容範囲を超えると余剰エネルギーを電撃として放出するという厄介極まりない性質を持つ。
フェイゾンパッファーが赤く点滅しだしたら危険信号。電撃を食らう前に即座に倒すか離れるかしないと、減らしてもらった分以上に汚染度が跳ね上がってしまう結果に。
◇ホーミング・スポア
別時空の宇宙が舞台となる「プライム4」に登場する。
空中をゆっくりと漂う球体。
作中に登場するキノコの一種である「ガスポア」が放出する胞子袋。
表皮には温感センサーを備えており、サムスが近づくと表面にトゲを生やしたあと、こちらに向かって追尾してくる。
触れれば当然、待っている結末は爆発である。
別時空の宇宙の生命体ではあるものの、どことなく性質がパッファーに似ているだけでなく、「植物が繁殖のために放つ胞子袋」という特徴からどちらかといえばブルの方に原点回帰したような存在。
やはり似たような生命体が現れるのは一種の収斂進化なのだろうか。
【余談】
「空中をゆっくり漂う空中機雷」というわかりやすいキャラのため、敵の凶暴性がインフレ化しつつある近年のメトロイドシリーズにも再登場の余地は充分にあるといえる。
メレーカウンターできそうな突進攻撃もあることだし。
プライムシリーズにおいてもほとんどの作品に登場しているため、こちらも再登場の目はありそうである。
やはりこのシリーズでは爆発はステータスなのだろうか。
追記・修正は世代を超えて受け継がれる自爆特攻野郎がお願いします。
最終更新:2026年10月03日 19:15