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更新日:2026/10/02 Fri 23:01:24NEW!
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逆夢の発生源
そこはモウジャキンガが生まれてしまった場所
《
勝敵逆夢王 モウジャキンガ》とは、
TCG「
デュエル・マスターズ」のカード。
DM26-RP3 「逆札篇 第3弾 勝敵!逆転おこせ鬼の∞ディスペクター!!」に収録されたクリーチャーである。
レアリティはドリームレア。
解説
| 勝敵逆夢王 モウジャキンガ DMR 水/闇/火文明 (8) |
| ドリーム・クリーチャー:エクスドリーマー/ディスペクター/ジョーカーズ・ドラゴン/デモニオ/チーム切札/鬼札王国 11000 |
| <キリフダッシュ>[水/闇/火/(5)] |
| EXライフ |
| ブロッカー |
| スピードアタッカー |
| W・ブレイカー |
| このクリーチャーが出た時、相手の、シールド1つとクリーチャー1体を選ぶ。その後、相手の手札を1枚見ないで選ぶ。相手はそれらをすべて墓地に置く。 |
| このクリーチャーの攻撃の終わりに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。こうして多色カードを捨てたら、このクリーチャーをアンタップする。 |
※ドリームレアのルールにより、自身の《勝敵逆夢王 モウジャキンガ》は場に1体までしか出せない。
まず目を引くのが
種族欄の長さ。
《
究極男》のような例外を除き、デュエマにおける種族とは多くても四つに収められる事が原則だが、このクリーチャーは
- 逆札篇収録のドリーム・クリーチャーに備わるエクスドリーマー
- 2体のクリーチャーが合体した特殊種族であるディスペクター
- 素材となったモモキングが持つジョーカーズとヒーロー・ドラゴンを圧縮したジョーカーズ・ドラゴン及びチーム切札
- 素材となったジャオウガが持つデモニオ及び鬼札王国
という
合計六つもの種族を搭載している。
この特徴はモウジャキンガ以外にも、同じ弾に収録された十王を素材とするディスペクター
サイクルで共通している。
この規格外な種族の多さにより、様々な種族サポートが得られるクリーチャーとなっている。詳しくは後述。
3色のコスト8という絶妙に重く召喚しにくいクリーチャーだが、チーム切札由来の
キーワード能力である
キリフダッシュがある程度解消してくれる。
味方クリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがシールドをブレイクしていれば指定のマナを払う事で召喚できるこの能力により、水/闇/火のマナを揃えるようにして5マナ支払えばモウジャキンガも場に出せる。
また、キリフダッシュによる実行コストはコスト軽減も重複するため、ササゲールのようなコスト軽減も重ねて更に軽く出す事も可能にしている。
性能面では、ディスペクターに共通して追加シールドによる除去耐性を発揮するEXライフに加え、2打点のスピードアタッカーかつブロッカー持ち。
他のブロッカー持ちディスペクターにも言える事だが、EXライフのシールド追加と除去耐性にブロッカーが合わさった事による防御力は中々に侮れない。
cipでは相手のシールド1枚とクリーチャー1体を墓地へ送った後、更に相手の手札1枚をランダムに
ハンデスする。
別のTCGだが効果が似ている事からトリシューラと言われがち
三つの領域に対応した強力な除去効果であり、特にシールドに関しては実質的なシールド焼却として機能してくれる。
そして攻撃の終わりに1枚ドローして1枚捨て、そうして捨てたカードが
多色であれば再度アンタップできる。
似た効果を持つ《
牙神兵ガンガン・マンモス》の発動タイミングがアタックトリガーから攻撃後に変更され、タップを強要するスパーク系のカウンター効果に耐性を得た上で、攻撃の度にドローによる手札供給まで加わった。
デッキから多色カードを引き続けられる限り、何度でもアンタップできる疑似的な無限攻撃として機能してくれる。
cipによるシールド焼却分も加味すると、アンタップ二回で相手の残りシールド4枚と直接攻撃にこぎ着けられ、スピードアタッカーもあって
1ショットキルも射程圏内に入る。
S・トリガー等によるカウンターの除去もEXライフで一度は耐え凌げるため、フィニッシャーとしての適性は十分である。
ただし、
G・ストライク1枚で止まってしまう点には注意。
総じて、相手のリソースを削りながら着地してそのまま複数攻撃も可能な打点として活かせる上、EXライフとブロッカーで防御にも長けており、攻守の両面で無駄なく活躍してくれる。
まだ実力が未知数だった発売前には、
- ディスペクターとしては、共に収録されたサポート種族の新規ディスタスの三割近くがタマシードであり、それらはキリフダッシュに対応してない
- ジョーカーズとしては、無限攻撃に使える多色カードの割合が種族全体で少ない
- デモニオとしては、直近で種族単位の強化が行われたばかりだったものの、デアリを中心とするあちらのデッキテーマには色が合わない
- カレーパン前弾ドリームレアが強すぎるせいで相対的に弱そうに見える
等の理由から事前評価こそ低かったが、発売後は前評判を覆すようにモウジャキンガ入りのデッキが複数入賞する活躍を見せた。
ジョーカーズにおいては、主にループのフィニッシャーとしてcipのシールド焼却を複数回発動する事から、事前予想に反して無限攻撃が使えずとも大して問題にならず、デッキの多色カードがモウジャキンガのみという構築もざらに見られた。
ディスペクターとしても、モウジャキンガの早出しに向いたディスタスがタマシード型とは別に新規収録されていた事もあって、そちらと好相性を築くことに成功。
自身の名を冠した【クローシスモウジャキンガ】のデッキとして成立している。
デモニオ関連のデッキは色が色だけに厳しいが…。
相性の良いカード
| 爆衆 マキシ-2 UC 火文明 (2) |
| クリーチャー:ビートジョッキー/ディスタス 2000 |
| 相手のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きい相手のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する。 |
| ササゲール2(自分のディスペクター・クリーチャーの召喚コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このエレメントを破壊する。ただしコストは0以下にならない) |
《“血煙” マキシマム》のディスタス。
メタ効果で相手クリーチャーの展開を牽制し、ササゲール2でディスペクターの召喚コストを2軽減してくれる。
モウジャキンガとは相性抜群であり、2コストのこのクリーチャーなら早期に召喚酔いが解けるため、シールドブレイクによるキリフダッシュの起動役に最適。
攻撃後にササゲールによるコスト軽減と重ねれば、わずか3マナで召喚できる。
ややシビアなマナの管理が求められるものの、上手く引ければ最速3ターン目にモウジャキンガを着地させられる。
| 月砂 フロッガ-1 UC 火文明 (2) |
| クリーチャー:デューンゲッコー/ディスタス 2000 |
| 相手の進化ではないクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。 |
| ササゲール1(ディスペクターを召喚する時、コストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない) |
《爆衆 マキシ-2》と同じく、メタ効果とササゲールを両立するディスタス。
ササゲール1なので、キリフダッシュとコスト軽減を重ねても4マナ必要になってしまうが、メタ効果で相手の動きを牽制しながらササゲールもこなせる役割自体は共通する。
基本的な性能は《マキシ-2》の方が優秀だが、非進化クリーチャーによる
速攻を防げる点ではこちらの方が優っており、5枚目以降の《マキシ-2》として採用を検討できる。
所謂【赤零ジョーカーズ】のデッキでは、主に《
ジョット・首魁・ジョラゴン》のJビッグ1と《
Dr.富士山ッピング》でモウジャキンガのcipを何度も使い回し、相手のシールドを根こそぎ焼却するループのフィニッシャーとしての役割が主流。
ここでは、カード単位で相性の良いものを挙げていく。
| アイシャセー神 SR 闇文明[ジョーカーズ] (4) |
| クリーチャー:ジョーカーズ 4000 |
| スレイヤー |
| このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その後、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。 |
| Jクライム8(このクリーチャーが攻撃する時、これと自分の墓地にあるコスト8以下のジョーカーズ・クリーチャー1体を入れ替えてもよい) |
モウジャキンガと同じ弾で新規収録された、闇に染まりし《ガヨウ神》。
墓地にある指定コストのジョーカーズと入れ替われる新能力「Jクライム」を有し、中でも《アイシャセー神》はちょうどモウジャキンガのコストである8に対応している。
Jクライム8持ちは他にもコスト6の《ゲラッチョ重役》がいるものの、《アイシャセー神》はcipで手札からカードを捨てられるため、そのまま墓地に落としたジョーカーズとのJクライムへスムーズに繋げられる点で強力。
モウジャキンガを墓地に落とした後、召喚酔いが解け次第Jクライム8で入れ替えられる。
| 禁鬼機関 ジャオウガ-8 SR 闇/自然文明 (4) |
| スター進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ/超化獣 9000 |
| S・バック:デモニオ |
| スター進化:デモニオ、闇、または自然の、クリーチャー1体の上に置く。 |
| ブロッカー |
| パワード・ブレイカー |
| このクリーチャーが召喚によって出た時、自分のシールドを1つ墓地に置いてもよい。 そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。 |
| Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する) |
|
| ハイパーモード 12000 |
| 自分のターンに1度、デモニオ・カードを自分の墓地から実行してもよい。 |
半身を構成するジャオウガの1枚。
召喚によって出た際、自身のシールド1枚を墓地に置く事で《
ボルバルザーク・エクス》方式のマナ起こしを発動しできる。
更にはシールドが場を離れる事でZラッシュのハイパーモードも解放され、墓地からのデモニオ・カードの実行権も得られる。
この二つを利用し、予めモウジャキンガを墓地に落とした上で《ジャオウガ-8》がシールドをブレイクし、アンタップしたマナで墓地からキリフダッシュを使えばモウジャキンガを繰り出せる。
あとは残る相手シールドをモウジャキンガのcipで1枚焼却し、もう1枚を2打点でブレイク、更にアンタップからの直接攻撃で
1ショットキルに持ち込める。
決まれば強力なコンボだが、モウジャキンガのEXライフとデモニオの自らシールドを減らす戦略が若干噛み合わず、光抜き4色で色の管理も厳しくなるのがネックか。
関連カード
| 勝熱英雄 モモキング KGM 火/自然文明 (8) |
| クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/チーム切札 12000 |
| <キリフダッシュ>[火/自然(6)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(6)]支払って召喚してもよい。 |
| スピードアタッカー |
| T・ブレイカー |
| 各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。 |
| 多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
| 鬼ヶ覇王 ジャオウガ KGM 闇/火文明 (10) |
| クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 17000 |
| <鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。 |
| スピードアタッカー |
| T・ブレイカー |
| このクリーチャーは、召喚されたターン、バトルゾーンを離れない。 |
| このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーをすべて破壊する。 |
合成元となった2枚のカード。
ドリーム・クリーチャーとしては、モモキングが《夢双英雄 モモキングDM》《勝熱伝双 モモキングVS》、ジャオウガが《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》《鬼ヶ伝双 VSジャオウガ》でそれぞれリメイク済みであり、両者にとってモウジャキンガは三度目のドリームレアにあたる。
文明は単純に合わせると闇/自然/火のデアリ3色になるところだが、文明が逆転する
エクスドリーマーとしての要素なのか、モウジャキンガでは自然文明に替わって
水文明が加わっている。
モモキングは《モモキングVS》で光/自然/火のリースカラー、ジャオウガは逆札篇3弾の少し前に発売された悪感謝祭でデアリカラーを手にしており、それらを避けるためのクローシスとも考えられる。
《
勝熱英雄 モモキング》からは、キリフダッシュと両者に共通するスピードアタッカーの他、アンタップによる連続攻撃が疑似無限攻撃として取り込まれた。
ただ「攻撃の終わりに手札交換を行い、指定のカードが捨てられればアンタップして再攻撃」という方式は、《勝熱英雄》よりも
レクスターズとしての姿の1枚である《
未来王龍 モモキングJO》や《
神帝英雄 ゴッド・モモキング》に近い。
指定カードが多色カード全般と雑多なものに変更されているのも、過去を受け継ぎ力へと変えて来たモモキングから過去へのリスペクト精神を奪ったと言えるか。
また、「コスト8・パワー11000・キリフダッシュによりコスト5で召喚可能」という基本スペックは、初めて世に出たモモキングである《
勝熱龍 モモキング》と全く同一であり、そちらへのリスペクトをも感じさせる。
一方の《
鬼ヶ覇王 ジャオウガ》からは、キリフダッシュとは対照的に鬼札王国のキーワード能力である鬼タイムが削除されている。
能力自体は面影のあるものが多く、ジャオウガ関連のカードは《鬼ヶ覇王》に限らずcipでド派手な効果を発揮するため、モウジャキンガのそれもジャオウガの要素であろう。
しかし、直接的なモデルになったと思われる《CRYMAX ジャオウガ》のcipと見比べてみると、ゾーンごとに指定する枚数が1枚に減少しており、「三、二、一」の合図でカードを除去していたそれら派生カードへのディスペクトと言える。
出たターン限定の除去耐性は、EXライフで再現されていると言えなくもないか。
また、
鬼レクスターズとしての姿の1枚である《
CRY-S-MAX ジャオウガ》は鬼エンドで無限攻撃を発揮し、モウジャキンガの疑似無限攻撃も近いものとなっている。
ちなみに、モモキングの方は今回が初めてのディスペクター化ではなく、呪文の《
月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》と合成した
頂上ディスペクターの《
頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》としてディスペクト済みである。
| 邪桃臨界怒刀脚 C 自然文明 (2) |
| 呪文 |
| S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい) |
| クリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを+2000する。 |
| 自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選ぶ。その2体をバトルさせる。 |
モウジャキンガに対応した、所謂
必殺技カード。
効果は
超天篇収録の《
ジョギライド・ファイナルフィーバー》とほぼ同じで、自身の《
ジョギラスタ・ザ・ジョニー》がいれば一定の条件で踏み倒せたあちらの効果が、S・トリガーに置き換わっている。
また、2色かつ3コストだったものが単色の2コストにも変更され、総合的には唱えやすくなった。
カードとしては、背景ストーリーでモウジャキンガが敵対する《
Σ龍}》に対する専用メタとしての位置づけで、パワー0以下なら破壊されない《Σ龍》にパワーを与えてバトルを仕掛ける事で強引に破壊できる。
この点は、《Σ龍》の元ネタであり同じくパワー0ならほぼ無敵の《
零龍》に対する専用メタとして機能した《ジョギライド・ファイナルフィーバー》と共通する。
ちなみに、逆札篇の第2弾までは新規
パーフェクト呪文のシークレット版イラストに、その弾で収録されたエクスドリーマーが描かれてきた。
だが、DM26-RP3収録のパーフェクト呪文である《
黎悪銃と邪煉哀の決断》にはモウジャキンガが選ばれておらず、代わりに同じくディスペクターに深く関わる《
煉獄大帝 キング・ロマノフ》が描かれている。
背景ストーリー
その存在によって
超獣世界に異変をもたらし、
歴史の裏側に来たかのような異世界を生じさせる謎多き種族「
エクスドリーマー」の1体。
しかし《
勝敵逆夢王 モウジャキンガ》が生まれ出でたのは、
新章世界に極めて近く、
王来MAXの先の未来を新たに描き足したような世界であった。
モウジャキンガが生まれたその世界でも、経緯は不明ながら二つの王来烈伝が「世界をつなぐ柱」の根本に収められていた模様。
ただ、本来なら一つの歴史において同時に存在しない二つの烈伝が、その世界では限りなく近い距離に長期間置かれたために異変が発生。
傷ついた歴史は自らを修復するための反作用として、柱の内部に「逆夢」という反物質を生じ始めた。
文明を隔てていた「世界をつなぐ柱」は、内部に逆夢が蓄積されていった事に加え、それ以前に
自由の星が爆発していた事も重なって、ついにその機能を停止した。
結果、その世界では文明だけでなく超獣の境目そのものが曖昧となり、
超獣同士が相互理解すると夢を境界として溶け合い、ディスペクターとして一体化するようになった。
ディスペクターになれる程の力を持たない超獣は
ディスタスとなり、
ディスタスとディスペクターが溢れ返る世界と化してしまう。
一方で、自由の星から追われた
ジョーカーズも逆夢を起因として急激に成長し、
Jクライムや
Jビッグ1といった新たな力を手にした。
そして逆夢の発生源である柱の根本にて、モモキングとジャオウガのディスペクターであるモウジャキンガもまた生まれており、柱の機能の停止に関わる直接的な原因と化していた。
ディスペクターによって滅びの道を辿りつつあったその世界で、無敵の名を欲しいままにした「
無」の存在《
零龍》は、
異世界より漂流してきた《
謎の存在 メモッタ》と柱の上空にて出会う。
全てが滅び去った後の自分の姿を想像できなかった零龍は、「無」の力を失ってでも世界と違う姿でいる事を望み、その願いにメモッタの力が呼応して「全て」である存在《
Σ龍 》がΣ誕した。
そしてディスペクターを滅ぼすべく、全ての元凶である柱の根本へと降下していく。
柱を下る道中、Σ龍は
十王同士が夢で溶け合った《
「正義と正義と正義と正義」》《
キング∞エンペラー》《
祝え!冥帝王 ダイジュ・ディダノス》《
爆龍羅王 ゴリナボルト》ら4体のディスペクターによる襲撃を掻い潜り、ついに柱の根本へと辿り着いた。
Σ龍の出現に呼応し、一際巨大な夢を纏ってモウジャキンガも柱の内部より現れ、夢を終わらせるための戦いが始まった。
「
剣の達人」モモキングと「
槍の達人」ジャオウガが一体になったモウジャキンガは圧倒的に強く、息もつかせぬ猛攻でΣ龍を防戦一方に追い込んでいく。
十王ディスペクター達に有効だった黒い霧を吐く隙も与えず、怒涛の連撃でΣ龍の身体を切り刻んでいき、トドメの一撃を刺そうとした瞬間。
一発の銃声が鳴り響き、モウジャキンガはその場から飛び退いた。
銃声の正体は、5体の
スプリガンとの出会いを経て最高の力を手にした《
ジョリー・ザ・ジョニー》改め《
SUPREME-GUN・ザ・ジョニー》!
「一発がすべてだ」の
決め台詞通り、5色に輝く弾丸が何処までもモウジャキンガを追尾する。
ジョニーの弾丸で生まれた隙を突かれ、モウジャキンガは夢の繋ぎ目をΣ龍の爪に貫かれてしまう。
それでも尚モウジャキンガは止まる事なく、槍を握る手も離さなかったが、最終手段に出たΣ龍によって夢を喰らい尽された事により、ついにその動きを止めた。
同時に、逆夢のディスペクターとして溶け合ったモモキングとジャオウガの「自分の世界を守りたい」という相互理解が、モウジャキンガの夢としてΣ龍の中に取り込まれる。
夢に突き動かされたΣ龍は、「全て」である自分ならば新たな「世界をつなぐ柱」に成り得る事を思い出す。
そして気が付くと、Σ龍は新たなる柱の姿となって意識は再び「無」に戻り、その様子を見届けたメモッタもまた異なる世界に飛ばされるのだった。
「世界をつなぐ柱」の最上層に住む光文明、その下に住む水文明、その下に住む自然文明、そして最下層に火文明が住み、
柱の外の世界を闇文明は覆っていた。
世界は何も変わらなかった。
…ただ一つ、柱に刻まれた「Σ」という文字を除いて。
メディアでの扱い
開始早々、アバクはモモキングを捕らえた上で
ジョーをこの世界から消した事を、物語の黒幕であるジェネラルに報告する。
褒美としてディスペクトの力が込められた
鬼の槍を授かり、その力で復活したジャオウガとモモキングをディスペクトし、《
勝敵逆夢王 モウジャキンガ》として誕生させた。
デュエルでの初登場はゼーロjr.戦。
早期着地した《
∞龍 ゲンムエンペラー》により、4マナしか貯まっていない状況で
コスト5以下の呪文とクリーチャーの無効化が敷かれる中、アバクは返しのターンに《「飢餓」の鬼 バクロ大法師》と《
邪鬼 コオニ-4》を召喚。
2体で攻撃を仕掛け、バクロ法師はブロックされながらもコオニのシールドブレイクでキリフダッシュを起動させ、モウジャキンガの登場時効果でゲンムエンペラーを粉砕する。
更に多色カードと引き換えの連続攻撃を仕掛け、そのままゼーロjr.のシールドを全てブレイクして直接攻撃を決めた。
鮮烈なデビューを飾った一方、プレイ上不可解な挙動が多く、アバクの不正が疑われるデュエルとなった。悪のカリスマってそういう…
元ネタの関係性
合成素材となった2体は、
十王篇において激闘を繰り広げたクリーチャー達。
鬼の歴史から
五つの王国を従えて襲い掛かったジャオウガに対し、龍の歴史に生きるモモキングも
五つのチームと団結して戦い、寝返った四つの王国を含む九王の連携でジャオウガを退けている。
このように二つのシリーズで二度も戦っており、まさしく「宿敵」と呼ぶに相応しい間柄だが、そんな二人ですら今回ディスペクトされる形となってしまった。
ディスペクター討伐の立役者となった二人が、今度は逆にディスペクターと化してしまうのだから、ディスペクトぶりで言えば歴代随一であろう。
ただ、十王篇から王来MAXにかけて常に敵対し続けてきた二人が、逆夢を通して「自分の世界を守りたい」という相互理解に達せた事もあり、単なるディスペクトには収まらない合体となっている。
また、「
桃太郎が実は悪人だった」といった題材は創作物ではある種定番となっており、「キング」7巻でもアバクが「
ももたろうこそが本当の鬼!」と言い張る形で持ち出されている。
そういう意味では、ディスペクターやエクスドリーマーとしてこれ以上ない「
王道」の存在と言える。
イラスト
モモキングの肉体をベースとして、主に顔と胴体の左側、脚の大部分がジャオウガのものに置き換わった。
モモキングが纏っていた衣服はボロボロになっており、膝下から上の部分にはジャオウガの脚が見え隠れしている。
また、イラストからは確認できないが背中からはジャオウガの腕を生やす事が可能なようで、四本腕での戦闘も可能。
元々モモキングは複数の刀を装備していたが、ジャオウガとディスペクトされるにあたって複数本の槍も追加され、背中や腰に差している。
更に、モモキングもジャオウガも持っていなかったクナイや手裏剣、刺股に
大剣、槌まで新たに装備しており、全体的に凄まじい過剰武装と化している。
二人は元々刀/槍の達人なので余計な武装を持たされた分戦いづらいくなるディスペクトなのかもしれないが
総じて、武器の扱いに長けたモモキングの両腕と、金棒で構成されるジャオウガの両脚を残した上で、多種多様な武具をその身に纏っており、戦闘能力に秀でた合体に仕上がっている。
背景ストーリーでフィジカル特化のゴリナボルト以上にΣ龍を追い詰められたのも納得である。
合成素材それぞれの長所を活かした理想的なパーツ配置から、逆
ギュカウツ・マグルとか何とか言われる事も。
シークレット版イラストでは、正面のアングルから短刀と長刀の二本を構える姿も描かれている。
項目を追記・修正したい。
それこそがモウジャキンガとなった二人の王が持つそれぞれの夢が溶け合ったものだったのだ。
最終更新:2026年10月02日 23:01