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SCP-2442-JP

登録日:2026/06/22 Mon 20:55:01
更新日:2026/08/21 Fri 10:30:56
所要時間:約 7 分で読めます




SCP-2442-JPとは、創作コミュニティサイト『SCP Foundation』に登場するオブジェクトの一つである。
オブジェクトクラスEuclid

概要

SCP-2442-JPは20代の日本人男性の外見をした人型実体。
人間と同一の身体構造を有するが、体組織を採取して分析した際には安定した結果を示さないそうだ。

SCP-2442-JPには、SCP-2442-JP-Aと指定される実体が付随している。
SCP-2442-JP-Aは物理的な肉体を持たないが、「SCP-2442-JP-Aが行動した結果」は認識可能であるという。
なお、SCP-2442-JPは、食事・排泄など一部の生理機能をSCP-2442-JP-Aと共有している。
SCP-2442-JPが食事をすれば、全員が食事をしたことになる、ということだろう。

SCP-2442-JPだが、SCP-2442-JP-Aと協力することで、複数人が必要な行動を実行できる。
その際には、SCP-2442-JPの行動と実際の結果が矛盾することもある。
実験では、2tトラックに取り付けた綱を引いて5m移動させたり段ボール箱10個を1個ずつ持ったにもかかわらず同時に移動させたりしていた。
なんと、SCP-2442-JPだけで野球のチームも作れる
財団の野球経験者チームと対戦した際には、SCP-2442-JPはバッティングとピッチングのみを行って試合を成立させていた。
論理的には明らかに試合が成立しないが、試合の参加者や審判等の立会人、映像記録を見た人間からそのような指摘はなされていないという。
このことから、認識に対して改変がなされている可能性が指摘されているようだ。

ちなみにSCP-2442-JP-Aの内訳は、
  • SCP-2442-JP-A-1: 筑波大学3年生であった春岡 圭介(SCP-2442-JPと同一の外見であり、異常性の根源とされる)
  • SCP-2442-JP-A-2~9: 他の筑波大学の3年生。
  • SCP-2442-JP-A-10~17: 筑波大学の2年生。
である。


さて、 SCP-2442-JPは、2014年に筑波大学で確保された。
学生から「数日前から友人の姿が見えない」と言われていたもかかわらず、その「友人」は講義の出欠登録にちゃんと記録されていた。代理出席?
これを不審に思った学生課は、学生達から事情を聞く中で、SCP-2442-JPに聴取を行う。
SCP-2442-JPは、その学生課職員に、自身の異常性について話したらしい。
結果、「学生が行方不明で、知人の一人がずっと一緒にいるなどと意味不明な発言をしている」という警察への通報がなされた。
これを財団が傍受し、SCP-2442-JPの確保に至ったのだった。


インタビュー記録

さて、収容直後のSCP-2442-JPに対してインタビューが行われた。
以下がインタビュー記録である。ここでは、SCP-2442-JPを「対象」としている。

インタビュアー: それでは記録を開始します。あなたは春岡 圭介(SCP-2442-JP-A-1)さんで間違いありませんか?

対象: ええ、はい。

インタビュアー: 黛 類さん(SCP-2442-JP-A-2)が今どこにいるか答えられますか?

対象: 今一緒にいますけど。

インタビュアー: であれば、こちらに名前を書いていただけますか?(メモ用紙を差し出す)

対象: (メモ用紙に「黛 類」と書く。筆跡は後にSCP-2442-JP-A-2のものと確認された)

インタビュアー: (SCP-2442-JP-A-3~8の名前を読み上げる)今申し上げた全員がここにいると考えてよろしいでしょうか。

対象: はい。

本人も、自身の異常性を把握しているようだ。

インタビュアー: ここには貴方一人の姿しか見えないのですが、どういうことなのか説明できますか。

対象: (数秒間考え込む)うーん、俺たちは一人になった!とでも言えばいいんすかね。

「一人になった」? 意図的にそうなったかのような言い回しである。

インタビュアー: なんで一人になろうと思ったんですか?

対象: 金のため、っすね。

インタビュアー: 金のため、ですか。

対象: 飲み会とかやると毎回金が馬鹿にならないんですよ。いつも割り勘にしてたんですけど、いつも合計見て高いなー、って思ってました。んでふと思ったんですよ、一人になればこれ一人分で済むんじゃないのって。天才かよ、ってみんな乗ってきまして。

インタビュアー: それでどうしましたか?

対象: 一塊になればいいんじゃねってことで俺の家に集まっておしくらまんじゅうやりました。そのうちに俺一人になりましたね。

そうはならんやろ。でも、なっとるから仕方ない。
そして動機もしょうもない。いや、大学生的には深刻な問題なのかもしれないが……

インタビュアー: なるほど、分かりました。ところで、今の状態を変だと思いますか?

対象: あんまり変な感じはしないですね。ノートや過去問回さなくて済むし、便利ですよ。

うーん……本人(たち)にとっては便利だそうなので、まあいいのかもしれない……?

ともかく、財団によって収容されることとなったのだった。


更なる合体

さて、SCP-2442-JPは、ある時、頻繁に吐き気を訴えるようになった
インタビューの結果、SCP-2442-JP-A-7とSCP-2442-JP-A-3の間で性的干渉があったとのこと。
こいつら合体したんだ!(性的な意味で)
(性的に)合体した原理は謎だが、(性的でなく)合体した原理も謎なので、些細な問題かもしれない。

……エコー画像により、男性であるSCP-2442-JPの下腹部に子宮が出現したことが確認された。
ただ、胎児の姿は確認できなかった。
もしこの胎児が「姿は見えないがその結果は現れている」ということであれば、これはSCP-2442-JP-Aの異常性と一致する。
つまり、胎児もSCP-2442-JP-Aと同様の異常性を有している可能性があるが……


この7か月後、SCP-2442-JPが激痛を訴えると同時に、下腹部付近から大量の体液を放出。
直ちに医療ユニットに搬送され、出産のための処置が開始された。
この際には、産婦人科医の経歴を有する職員より事前にレクチャーを受けていたSCP-2442-JP-Aたちが処置を行った。
そして、無事、元気な男の子が産まれた……らしい。
というのも、やっぱりこの子もSCP-2442-JP-Aであり、SCP-2442-JPと一つになっていたため、肉体が見えないのであった。
だが、SCP-2442-JPはこの子を男児だと言っている、ということである。
ともかく、ご出産おめでとうございます。


さて、出産の数か月後に行わたインタビューが以下である。
インタビュアー: これより録音を開始します。調子はどうですか。

対象: どうもこうもないっすよ。毎日3食粉ミルクじゃ飽きますって。ああハンバーグが食いたい。

インタビュアー: 皆同じものを食べるのですから仕方ありませんよ。また舌をやけどさせる訳にはいきませんから。

対象: まさかこんなことになるとは思わないでしょ。

インタビュアー: 確かに妊娠の知らせを聞いたときはびっくりしましたが。でもまあ、自分たちで便利だと思ったからそうなったんでしょう。私も色々と便利だと思いますよ。

対象: そうは言っても今は狭い部屋で特に何もさせてもらえないしな。[数秒間沈黙する]あっ。こいつ、またやったな。

インタビュアー: 子供と一緒になるのは大変ですね。至急、オムツの用意を。


……そういえば、SCP-2442-JPは食事や排泄を共有していたのだった。
赤ちゃんとは、食べれる食事も限られるし、いつでも漏らしうるものである。
こういった面で赤ちゃんと一緒になるというのは、まあ大変であろう。
ところでインタビュアーがちょっと冷淡じゃないか?

ともかく、SCP-2442-JPは、赤ちゃんとも一つになってしまった。
便利だと言っていた彼らも、泣きたくなってしまうだろう。
これぞ、「ウィアーザワン」ならぬ

SCP-2442-JP

ウィアーザワーン

なのであった。





追記・修正はSCP-2442-JPと一つになってからお願いします。

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最終更新:2026年08月21日 10:30