登録日:2026/8/29 (Sat) 23:21:03
更新日:2026/08/29 Sat 23:48:18NEW!
所要時間:約25分で読めるのが、この項目のいい所だ!
SEVEN STORIES FROM THE HEART OF HALO UNIVERSE
HALO Legendsとは、
HALOシリーズのスピンオフとして2009年よりリリースされた、オリジナルビデオアニメーション作品である。
【概要】
アメリカを代表するFPSの一角、HALOシリーズのスピンオフではあるが、本作では日本の様々なアニメスタジオが結集して制作したオムニバスアニメであり、シリーズでも珍しく日本的なカラーが強い作品である。
プロデューサーのジョセフ・チョウ氏はかつてマトリックスシリーズのスピンオフOVA『アニマトリックス』に携わっており、「同作の経験から、アートの可能性として『HALO』を和製アニメの手法で表現してみたかった」と語っている
クリエイティブディレクターは、日本を代表するアニメ作家の一角にして、自身もシリーズの大ファンである押井守氏と荒巻伸志氏が担当。
『Odd One Out』以外は全て正史に組み込まれているが、343インダストリーズはガチガチに監修するよりも、各スタジオの個性を発揮してもらうことを優先しており、各エピソードの内容・作風は非常にバラエティ豊か。
監修がおおらかな分、中には公式設定とやや齟齬のある部分も見られるが、それくらい自由に作られているということでもあろう。
また、各エピソードを通して「コヴナント(特にエリート族)の在り方」「スパルタンの強さと闇」など、シリーズの特色が描かれており、通しで観ればゲーム本編を遊んでいなくともある程度『HALO』の世界観を把握できるつくりになっている。
本国のシリーズファンからもおおむね好評なのだが、何より本作は極めて貴重な日本語版が存在する『HALO』映像作品であり、日本のファンからは非常に重宝されている。
Amazonプライムビデオでの有料配信も実施されており、英語版(日本語字幕はなし)は流通・販売を担当するShout! Studioの公式YouTubeチャンネルでも無料公開されているが、円盤は特典映像も盛りだくさんなので、是非とも買ってみよう。
【エピソード一覧】
◆Origin Part1/Origin Part2
担当スタジオ:Studio04℃
●あらすじ
人類とエリート族の連合軍が、コヴナントとフラッドに勝利を収めた後の話。
宇宙の片隅では、巡洋艦フォワード・オントゥ・ドーンの残骸の中で、コヴナント戦争の英雄マスターチーフが冷凍睡眠していた。
チーフの相棒たるAIコルタナはUNSCに向けた救難信号を発しながら、眠り続けるチーフに語り掛けるように、そして自らの孤独を紛らわすかのように、人類の歴史について語り始めた…
●エピソード概要
作中の歴史をダイジェスト形式で振り返るエピソードであり、ゲーム本編を遊んでいない視聴者を意識した内容となっている。
元々は単発の予定だったが、「あまりに壮大過ぎる」ということで本作唯一の前後編形式となっており、Part1でフォアランナーとフラッドの戦い、Part2で人類の発展の経緯とコヴナント戦争の様子が描かれる。
それまでは直接描写されることがほぼなかった太古のフォアランナーの戦いが直接映像化された珍しい作品でもある。
上記のフォアランナー関連の他にシリーズファンにとって特段目新しい内容は特にないが、ゲームにおいてはいち兵士の視点で追体験してきた歴史を第三者目線で俯瞰するのも、これはこれで乙なものである。
◆The Duel
担当スタジオ:Production IG
●あらすじ
遥か昔、エリート族ことサンヘイリがコヴナントに加わって間もない頃。
アービターのファルは戦士として部下達を鍛え上げながら、日常では妻との平穏な日々も過ごしていた。
しかし、順風満帆に見えた彼の日々は、どす黒い陰謀によって突然打ち砕かれる。
愛する者を奪われたファルによる、預言者への孤独な反乱が始まった…
●エピソード概要
本作では唯一、コヴナント側を主役にしたエピソード。
エリート族の名誉を重んじる文化を反映した時代劇的な作風となっているのが特徴で、本作の直前に押井氏が手掛けた『宮本武蔵-双剣に馳せる夢』の影響も受けている。
惑星サンヘリオスが直接映像化された貴重な作品でもある。
かつてはサンヘイリの偉大な指導者だったアービターの称号がいかにして異端者の代名詞に変わったかが描かれ、その性質上本作でも指折りにダークな、救いの欠片もない鬱展開が繰り広げられる。
映像はCGで描画されているが、全編にわたって特殊なフィルターがかけられており、まるで日本画が動いているような独特の視覚効果を付与している。
後に『HALO2 ANNIVERSARY』のアーカイブの映像として一部のカットが流用された。こちらはフィルターが除去され、普通のCGアニメになっている。
●登場人物
・ファル・チャヴァミー
黄金のアーマーを纏った、中世サンヘリオスのアービター。
サンヘイリらしく戦士としての強い誇りを持つが、一方で最愛のハンとの平穏な日常も大切にしている。
ローからの反乱の提案を一度は断ったものの、ハカの策略によってローとハンを失い、遂に預言者への怒りを爆発させた。
アニメという媒体ということもあってか、文字通り大地を埋め尽くすほどのコヴナント軍を1人で、しかもエナジーソードだけで全滅させるほどの無茶苦茶な強さの持ち主。ハカに疎まれたのもさもありなん。
言うまでもなくモデルは宮本武蔵であり、エナジーソード二刀流も披露した。
・ロー
ファルの同僚にして親友。
サンヘイリ族への帰属意識が強く、預言者のことを快く思っていない。
アービターであるファルに反乱を持ちかけたが、そのせいで自身の妻を人質にハン殺害を強要され、直後に自分も反逆者として処刑される。
彼のサンヘイリを思う気持ち自体は本物だったのだろうが、それが結果的に自身と親友夫婦の命、そしてアービターの名誉を奪う最悪の結果をもたらしてしまった
・ハン・チャヴァミー
ファルの妻であり、ゲーム中では登場しない女性サンヘイリ。
サンヘイリは一般市民に至るまで何かしらの戦闘技術に精通しているので、戦場に出ればひとかどの戦士なのだろうが、家庭では笑顔の似合う穏やかで平和的な人物である。
しかし、ファルの最愛の人であったことから、彼への見せしめとして殺害された。
・ハカ・スカリー
武者鎧のような黒いアーマーを纏った、預言者直属の戦士。
流血を不浄とするサンヘイリでありながら実体剣を愛用し、相手の命と共に名誉まで奪うという最低の戦法を好む外道。
アービターであるファルを疎んじており、彼に反逆者の濡れ衣を着せて殺すことで、スカリー家をサンヘイリ最高位の名家にのし上げようと画策する。
◆Homecoming
担当スタジオ:Production IG
●あらすじ
ある惑星で危機に陥っていた海兵隊員達が、スパルタンⅡの1人、デイジー-023に救われた。
彼女はかつて訓練中に脱走し、元々の家に帰ろうとした過去があった。
昔繰り広げた逃亡劇と、そのあまりにも空しく哀しい結末を回想しながら、デイジーは自分に唯一残された居場所である戦場で生き抜いていたが…
●エピソード概要
ファンの間で「いるのではないか」と言われつつ、それまでは描写・言及されなかった「脱走スパルタン」がテーマのエピソード。
スピンオフ小説『ザ・フォール・オブ・リーチ』を原案とする。
スパルタン・プロジェクトの闇の一端に斬り込んだストーリーであり、『The Duel』に負けず劣らずのダークな作風である。
シリーズ設定との関わりと言う意味では重要なエピソードなのだが、不安定な作画や、本作の中でも特に公式設定との齟齬が目立つ点などに難色を示す意見も多く、全体的にやや賛否両論。
●登場人物
・デイジー-023
赤いCQB型ミョルニルアーマーを身に纏ったスパルタンⅡ。所属はゴールドチーム。
金髪ショートヘアの美少女で、振る舞いは冷徹だが内面は繊細。
仲間意識自体はあるが、スパルタンとしてはかなり我が強く、チーフからも「部隊で一番扱いにくい部下」と評されていた。
戦闘マシンとして訓練と洗脳教育、そして改造手術を強要される日々に嫌気がさし、改造手術を終えた直後に仲間と共に脱走して惑星サルガッソの実家に向かう。
しかし、実家には既に自身のクローンがおり、もう一般社会に居場所がないという事実を突きつけられて失意のまま軍に戻った。
クローンデイジーと出会って以降、彼女から渡されたクマのキーチェーンを常に持ち歩いている。
後に『HALO Infinite』で、彼女の代名詞と言えるクマのキーチェーンがアクセサリアイテムとして実装され、本エピソードの内容を知るファンをいろんな意味で絶句させた。
・クローンデイジー
デイジーがUNSCに拉致された後、彼女の身代わりとして送り込まれたフラッシュクローン。
10代後半まで生きており、フラッシュクローンとしては異例の長生きだが、既に大きく衰弱しており、車椅子に乗って暮らしている。
ある日やってきたデイジーに、「何故かそうしないといけないと思った」とクマのキーチェーンを渡した。
そのしばらく後にサルガッソで寿命を迎え、家族に看取られながら息を引き取った。
・ラルフ-303
デイジーと共に脱走したスパルタン候補生の1人。
強化手術を生き残ることは出来たが、身体が拒絶反応を引き起こしたため途中で強化措置を中断せざるを得なくなり、スパルタンⅡを除籍された。
彼女と同じく、実家で自分のクローンを目撃し、恐怖と混乱のあまりその場で射殺してしまった。
「自分殺し」のトラウマによって精神状態が不安定になったことでスパルタンⅡを除籍され、遺伝子操作で身体能力を抑制した上で、ある家庭の養子として一般社会に返された。
しかし、その後いかなる経緯か一般兵としてUNSCに入隊し、ペリカンのパイロットを務めていた。
・ヨセフ-122
デイジーと共に脱走した以下略。
直接の出番は僅かで、セリフもない。
実家に戻る前に追手に捕まったが、デイジーやラルフの顛末を考えるとその方がよかったのかも…
他にも2人の脱走者がいたが、クローンと遭遇した直後にそのまま自殺してしまったとのこと。
・キャサリン・エリザベス・ハルゼイ
スパルタン・プロジェクトの責任者。過去編だからなのか、ゲームとはえらく見た目が異なる。
デイジー達に銃を向けられ、脱走を許したが、実際は彼女達にもうスパルタンの道しか残されていないことを認識させるために泳がせていただけだった。
・ジョン-117/マスターチーフ
ラストシーンでちょろっとだけ登場。
セリフはなかったが、スタッフによると「チーフ本人」とのこと。
◆Odd One Ont
担当スタジオ:東映アニメーション
●あらすじ
とある辺境惑星で、マスターチーフ率いるスパルタン部隊が作戦を遂行していた時のこと。
スパルタン1337は、ペリカンでの移送中にうっかり転落してしまった。
なんとか部隊に合流しようとする1337だったが、ペリカンははるか上空で、通信機も故障して連絡が取れなくなっていた。
途方に暮れる1337の前に、3人の子供と恐竜が姿を現した。
●エピソード概要
HALOシリーズは基本的に青年以上を対象にしたゲームだが、本国アメリカでは子供のファンも少なくなく、「HALOシリーズにも子供向けコンテンツが必要」という判断で製作された。
結果、本エピソードは『
DRAGON BALL』に参加したスタッフが起用され、
シリーズ屈指のギャグ回として爆誕した。
本項目の「腹筋崩壊」とか「公式が病気」的なタグはほぼこいつが原因である。
そのため、本作では唯一非正史エピソードとなっており、343インダストリーズからも「好きなように作って欲しい」とオーダーされたようだ。なのでサブタイトルも「
Odd one out」である。
しかし、西尾大介監督としては「シリーズの世界観を尊重したい」と考えていたため、ぶっ飛んだドタバタギャグの中にも「HALOらしさ」が随所に組み込まれている。アニメ作品としても見応えがあり、ただのネタ回では終わらない深みのある作品に仕上がっている。
なお、西尾氏と、キャラクターデザイナーの中鶴勝祥氏はかなり遅筆らしく、東映アニメーション上層部は「あの2人を組ませたら納期を落としかねない」として、中々起用の許可を出してくれなかったとか…
●登場人物
・スパルタン1337
スパルタンⅡの1人
標準型のMk-Ⅵミョルニルアーマーを装着しており、胸に刻印されたコードナンバー以外はチーフと全く同じ外見…なのだが、
- ペリカンから足を滑らせて転落する(チーフ曰く「彼にはよくあること」)
- 現地人に対して、自分が人類最強の兵士スパルタンであることを訊かれてもいないのにベラベラ喋る
- 恐竜に齧られ、踏まれる
- 「オッサン」と呼ばれると拗ねる
- プルトン退治に熱中するあまり本隊からの連絡を無視
- プルトン相手に劣勢に陥った際の起死回生の一手が「あーっ!あれは何だァー!?」
- 翼竜に捕まってどっかに連れ去られる
…と、スパルタンとは思えないほど陽気でおマヌケな人間臭い人物である。
とはいえ、腐ってもスパルタンⅡだけあって戦闘能力自体は高く、劇中での立ち回りにも積み重ねた経験が窺える。特にドロップシールドの扱いは中々のもの。
なお、スパルタンⅡのコードナンバーは本来3桁で統一されているため、正史世界において「スパルタン1337」は存在し得ない。恐らくこれも非正史故のお遊びなのだろう。
・ジョン-117/マスターチーフ
本エピソードではチョイ役だが、声優は谷昌樹氏本人が担当。
ペリカンから落ちた1337を心配していた。
なおスタッフによると、構想段階では「チーフがヘルメットを被ったまま一日を過ごす日常コメディ」というアイデアもあった模様。これはこれで見たかったような見たくなかったような…
・コルタナ
任務のさなか、正体不明のAIの存在を感知する。
チーフと異なり、声優は代役の前田愛氏が担当した。
・ブラザー・ガイ
1337が出会った現地人。Tシャツ越しでも分かる筋肉がセクシーなイケメン。
陽気で人当たりのいい性格。
家の近くに落ちている、UNSCの恒星間輸送船と思しき墜落船の中で生まれたとのこと。これは他の家族も同様。
詳しい素性は不明だが、瞬間移動と見紛うほどのスピードや、プルトンと互角に殴り合える膂力とタフネスなど人外級の戦闘能力を誇る。
・シスター・メイ
ガイと一緒に暮らす女性。金髪をショートカットにした美人。
しっかり者で、皆のお姉さん的な存在の模様。
ガイとタメを張れる戦闘能力の持ち主。
・サップ、ポム、ラン
ガイ、メイと共に暮らす子供達。
趣味は原始人ごっこで、恐竜を飼いならしている。
・ママ
ガイ達の保護者。
姿は映らないが、彼らが暮らす小屋にいるらしく、皆の母親として愛されている。
子供達以上の高い戦闘能力の持ち主とのことで、宇宙海賊を撃退したこともある。
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+
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ネタバレ注意 |
明言はされていないが、恐らくその正体は墜落船の搭載AIであり、コルタナが検知した謎のAIの正体。
なぜこの星に落ちていたのか、なぜガイ達を生み出したのか、AIなのであれば何故小屋にもいたのか、その他詳しい背景は一切不明。
しかし、いずれにせよ彼女自身はもうこの星で幸せな暮らしを手にしており、コルタナのアクセスにも一切興味を示さなかった。
そのため、コルタナもUNSCの規定に背き、彼女の存在を上層部に報告することはなかった。
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・真実の預言者
コヴナントの最高指導者であり、シリーズを通した人類の宿敵…だが、本作ではプルトンのアホっぷりに頭を抱えるギャグキャラ。
一応、スパルタンに対抗するために自分達でも改造兵士を作る、という考え自体は彼らしいものだが…
・プルトン
真実の預言者によって、ブルート族をベースに開発された改造兵士。言うなればコヴナント版スパルタン。
凄まじいパワーとタフネスを誇り、武器としてプラズマ砲とトンファーが内蔵されたガントレットを装備。更にどっかの一人用のポッドみたいなカプセル形態に変形してスリップスペース航行と大気圏突入も可能、と途轍もないスペックを誇る。
ただし、知能は著しく低く、味方の指示も中々聞かないアホの子。戦闘スタイルも身体能力に任せたゴリ押しのみで、兵器としてはまだ実用レベルとは言えない代物。
チーフを倒すため、性能テストを兼ねて送り込まれたが、落着地点にたまたま居合わせた1337に襲い掛かった。
なお、後に『HALO: Campaign Evolved』では実際にブルート族をベースにした改造実験兵士が登場したが、こっちもやはり知性皆無の脳筋だった。
◆Prototype
担当スタジオ:ボンズ
●あらすじ
UNSC兵器研究所が存在する惑星アルゴリスがコヴナントの攻撃を受け、遂にコール・プロトコルが発令された。
コヴナントの猛攻に多くの兵士が逃げあぐねる中、ONIの秘匿兵器アーマースーツが突如姿を現し、コヴナントに1人挑みかかる。
アーマースーツを纏った海兵隊員、コードネーム「ゴースト」の孤独な戦いが始まった。
●エピソード概要
「ミョルニルアーマー以外にもスパルタン用アーマーがあるのではないか」というアイデアから生み出されたエピソードであり、巨大パワードアーマー「アーマースーツ」の大活躍を描いた
ロボットアニメ。
主人公がスパルタンでもヘルジャンパーでもないただの一般海兵隊員、という点も中々貴重。
アーマースーツの設定は本エピソードのために作られたが、その後は公式設定にもしっかり反映されており、メガブロックで商品化されたこともある。
『
HALO4』で登場したマンティスもアーマースーツからインスパイアされたんだとか。
評価自体は高いのだが、日本語版における、ラストシーンの余韻を台無しにしかねない斜め上の意訳については批判が多い。
●登場人物
・ゴースト
UNSC工兵隊「ハデス兵団」の隊長。本名は不明。
階級は軍曹。
ある戦いで部下を全員失った過去があり、それ以来人間の心を捨てた冷徹な「ゴースト」として、コヴナントと戦うためだけに生きることを決意した。
しかし、死んだ部下の言葉をずっと思い返していたり、上層部から「破壊しろ」と指示されたアーマースーツを勝手に持ち出して仲間が撤退する時間を稼ごうとするなど、本来はむしろ心優しい男であることが見て取れる。
・女性兵士
ゴーストのかつての部下。
任務中に致命傷を負い、赤い月の下でゴーストに「いつか『人間』になって下さい」と言い残して死亡した。
原語版と日本語版で台詞のニュアンスがものすごく違う。
・将校
アルゴリスの基地の司令官と思しき人物。
破壊目標だったはずのアーマースーツを勝手に持ち出したゴーストを厳しく糾弾するが、ラストシーンではその勇敢な最期を称えた。
◆The Babysitter
担当スタジオ:Studio04℃
●あらすじ
リーチ陥落とアルファ・ヘイロー発見より、約一年前のこと。
第105ODST師団に、「アーク惑星群平安星の視察に訪れた預言者を暗殺せよ」という指令が下された。
任務に成功すれば、周辺宙域におけるコヴナントの食糧輸送網を破壊出来、UNSCは数か月間ここでのイニシアチブを取れるのだ。
部隊の一同は駆逐艦クロンシュタットに搭乗し、作戦開始の時を待っていた。
しかし、任務ではスパルタンⅡ、つまりヘルジャンパーにとっての目の上のたんこぶであるカル-141が指揮を執り、第一狙撃手もカルが担当することが告げられる。
不満を露わにするオブライエンだったが、カルは沈着冷静な判断力と圧倒的な能力で仲間をフォローし、ヘルジャンパー達のスパルタンへの印象が少しずつ変わっていく。
やがて彼らは狙撃地点に到達し、預言者を撃つべく準備を進めていたが、そこにひとつの脅威が迫りくる…
●エピソード概要
『HALO3: ODST』を題材にした作品であり、ODSTのヘルジャンパー達とスパルタンの確執が描かれる。
戦闘シーンが比較的少なく、どちらかと言うとロードムービー的な作風が特徴だが、要所要所で派手なアクションも繰り広げられる。
また、舞台となる平安星には人類、コヴナント、フォアランナーのどれでもない何者かによって作られた遺跡が登場する。今のところシリーズでの言及はないが、この辺について妄想補完してみるのも楽しみのひとつか。
●登場人物
・オブライエン
第105ODST師団の若きヘルジャンパーであり、腕利きの狙撃手。
スパルタンであるカルの控えにされたせいで露骨に不機嫌になっていたが、乗っていたHEVが沼地に落着し、外に出られないまま溺死しそうになったところをカルに救われる。
それでもカルに対して嫌味な態度を取りつつ、行動を共にしていたが…
・コルテス
第105ODST師団の隊長。
ヘルジャンパーの例に漏れずスパルタンを快く思っていないが、任務中は一旦忘れて積極的に連携を取れる良識と冷静さも持つ。
・ダッチ
第105ODST師団の一員。本名はテイラー・H・マイルズ。
『ODST』に登場したアルファ9のヘルジャンパーその人。
・チェックマン
第105ODST師団の一員。
HEVが隕石と衝突したせいで制御を失ったまま大気圏突入してしまい、そのまま燃え尽きて落着前に死亡。
・カル-141
第105ODST師団に同行し、狙撃手を務めたスパルタンⅡ。
『HALO Wars』にも登場した、標準型のマークⅣアーマーを装着する。
言葉を一切発さず、ハンドサインで意思疎通するが、オブライエン達が危機に陥った際にはすぐさま助太刀に向かっており、スパルタンらしく仲間想いな人物であることが伺える。
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ネタバレ注意 |
任務成功を目前にしてブルートの急襲を受け、オブライエンを庇って重傷を負うが、ヘルメットを脱がされ明らかになった素顔はなんとブロンドの美女。
ダッチとコルテスがブルートを倒した直後、オブライエンに狙撃の役割を託し、任務成功を見届ける。
オブライエン達は彼女の姿を通し、スパルタンはヘルジャンパーを決して下に見ておらず、大切な仲間として信頼してくれていたことにようやく気付いたが、彼女はもはや手遅れであり、遺跡の調査データをハルゼイに渡すように伝えて息を引き取った。
任務終了後、カルの死を聞きつけたある海兵隊員が第105ODST師団の元に現れ、栄光のヘルジャンパーに媚びを売り始めた。
共に戦った仲間の死を侮辱された彼らが、苛立ちを露わにしていたことに気付かぬまま…
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・預言者
アーク惑星群一帯を取り仕切るプロフェット族。白い装束を身に纏う。
平安星でも、地表の遺跡を流用して基地を築き、食糧輸送網の要としていた。
駐留部隊に迎えられ、ファントムから出てきたところをカルが狙撃する手はずだったが…
・ブルート
平安星に駐留していたコヴナント兵士の一人。
オブライエンに襲い掛かったところでカルの妨害に遭い、滝の下に落とされる。
しかし、実は止めを刺し切れておらず、部隊が狙撃に取り掛かったところを狙って再びオブライエンを襲撃する…
◆The Package
担当スタジオ:カシオエンターテインメント
●あらすじ
ONIの重要人物にしてスパルタン生みの親、キャサリン・ハルシー博士が、コヴナント第三艦隊グロリアス・コンシクエンスに誘拐された。
幸い、艦隊は恒星磁場の影響でスリップスペース航行に移行できず、これを察知したONIは「オペレーション・ウォームブランケット」を発令し、5名のスパルタンⅡにハルシー救出を命じた。
マスターチーフ率いる部隊は試作兵器ブースターフレームに搭乗し、コヴナント艦隊のど真ん中に殴り込む。
作戦のタイムリミットは僅か10分。果たして彼らはハルシーを救出し、帰還を果たせるのか…
●エピソード概要
大トリを務めるエピソードであり、満を持してのマスターチーフ主役回。
ストーリー性も用意されてはいるが、基本的にはド派手なアクションがメインであり、まさにスパルタンⅡの「悪魔」ぶりが存分に拝める。
また、日本語版では後述するチーフの声でも知られる。
●登場人物
・ジョン-117/マスターチーフ
みんな大好き、我らがスーパーソルジャー。
ブルーチームを率いてハルゼイ救出に向かい、ゼルと激突する。
初登場シーンとラストシーンではマスクオフしているが、顔は上手いこと隠されている。
ストーリー上の立ち回りは割といつも通りなのだが、日本語吹き替え版の声優は谷昌樹でも小山力也でもなく、なんと玄田哲章。
劇中の圧倒的な強さとその声の組み合わせから、メイトリックス大佐あるいはコンボイ司令官を連想するファンが続出したのは言うまでもない。
残念なのは銃を捨てさせる側ではなく、捨てる側なことか
・ケリー-087
後に『HALO5: Guardians』でゲームデビューを果たした、ブルーチームの頼れる副官。白銀のEVA型アーマーを装着する。
スパルタンⅡ屈指の俊足であり、素早い身のこなしが得意。劇中でも奪ったプラズマライフルによる華麗な二丁銃でコヴナントを蹴散らした。
・フレッド-104
ブルーチームのメンバーの一人。グレーのコマンドー型アーマーを着用する。
厳密に言うとブルーチームの隊長は彼だが、チーフに指揮権を委ねることの方が多かった。
ナイフ術を得意とし、エリート複数人相手にナイフ一振りで時間を稼いで生還した凄い奴。
本作では披露する機会がなかったが、他にも優れた戦略眼とリンダに次ぐ狙撃スキルも持ち合わせており、まさに器用万能な兵士である。
・ソロモン-069
ブルーチームのメンバーの一人。ブルーグレーの、標準型マークⅥアーマーの改造品を着用する。
チーフ達と共にブースターフレームに乗って出撃したが、ダミー用パッケージの反応に騙されて偽の旗艦に誘き出され、爆弾で艦ごと吹っ飛ばされて死亡。
・アーサー-079
ブルーチームのメンバーの一人。アップで映るカットがなく、アーマーの型は不明。
チーフ達と共に旗艦を探しながら戦っていたが、敵艦同士が接触するのを回避出来ず、ブースターフレームごと圧殺されてしまった。
なお、彼の父は息子(のクローン)の死に不信感を覚え、真相を解明しようとする中でUNSCの関与に気付き、反乱軍の著名な兵士になったという。
・キャサリン・エリザベス・ハルシー
発音は違うが、スパルタンの生みの親、ハルゼイ博士その人。
詳しい経緯は不明ながら、コールドスリープしていたところをカプセルごとコヴナントに拉致され、チーフに救出された。
どういうわけかやたら若々しい。そしてめっちゃ美人。印象はもはやハルゼイと言うよりもコルタナ。
・ゼル・ロダミー
真紅のアーマーを纏ったエリート族。
ハルシーを拉致する際の戦いで部隊に大きな犠牲を出したらしく、ルロから「誉は失われた」と評されている。
本来ならサンヘイリの貴族しか使用を許されない神聖な武器であるエナジーソードをチーフに投げ渡し、正々堂々とした真っ向勝負を挑む高潔な戦士。
しかし、ハルシーを持ち帰ることより保身を優先したルロが船の後ろ半分を切り離して自爆シーケンスを作動させ、「自滅が作戦か!」と彼への嫌悪の言葉を吐き捨てながら牽引ビームで強制退場となった。
・ルロ・タラルミー
グロリアス・コンシクエンス艦隊の指揮官。
誇り高い者が多いエリート族でありながら、保身のためなら味方を平然と捨て石にする冷酷な人物であり、ゼルからも露骨に嫌われていた。
チーフ達スパルタンⅡのことも露骨に舐め腐っていたが、彼によってハルシーを奪い返され、艦内で大暴れされる。
なお、チーフの侵入を許した挙句仕留め損なったゼルのことは「例え生き延びてもアービターの道しかない」と評していたが、命惜しさに作戦目標だったハルゼイを捨てたあたり、むしろアービターとして鉄砲玉にされるなら彼が任命される可能性の方が高いだろう。
追記・修正は平安星の赤い月の下でブースターフレームに乗って過去の歴史を振り返りつつ、熊のキーホルダー片手にアービターとしてお願いします。
最終更新:2026年08月29日 23:48