登録日:2026/09/07 Mon 23:18:00
更新日:2026/09/07 Mon 23:18:48NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
いらっしゃいませ!
『けものティータイム』は、2025年9月3日にPC(Steam)/Switchにて発売されたインディーゲーム。
製作はフリュー株式会社のゲームレーベル「Studio Lalala」。
【概要】
ケモミミ+ASMR+KAWAIIドット絵が特徴的な、経営SLG+ADVゲーム。
ケモミミが当然のように存在する世界にて、3週間限定で営業することになった喫茶Kを舞台に、タルトとマカロンの姉妹が個性豊かな客たちと交流を深めていく、というハートフルな内容。
キャラクターデザインはNOCO氏が担当している。
【ゲームシステム】
経営SLGといってもそれほど難しい要素はなく、
- 一日の始まりにお菓子のメニューを決める
- 客ごとの要望に応じたブレンドティーを提供する
を繰り返すのみ。
一日一種類ずつクロテッドorジャムに材料の発注をすることが出来、それに応じて作れるお菓子のメニューが増えていく。
また一日の終わりにキッシュから茶葉またはハーブを購入することが出来、作れるブレンドティーの種類も増えていく。
キッシュの方は持ってくる素材がランダムなせいで、いつまで経っても特定の紅茶が淹れられない状況になりがち
本作最大の目玉としてASMR要素(小岩井ことり氏全面監修)があり、特にブレンドティーを淹れるシーンの演出にはかなり力が入っている。
【登場キャラクター】
CV:小岩井ことり
本作の主役となる姉妹の姉の方。18歳。ケモミミもしっぽも生えていない普通の人間。
喫茶Kの店長であり、ブレンドティーを淹れるのは彼女の仕事。
妹のマカロンのことが大好きな重度のシスコンで、マカロンのためにいいところを見せようとするが大抵失敗して逆にフォローされている。
CV:和多田美咲
本作の主役となる姉妹の妹の方。12歳。ケモミミとしっぽが生えている。
しっぽは本編開始の少し前の時期に生えてきたという。
喫茶Kのパティシエであり、お菓子を作るのは彼女の仕事。
歳の割に非常にしっかり者で、うっかりがちなタルトのことをよくフォローしている。
CV:木花藍
成り行きで喫茶Kに居候することになる行商人。
クールな性格に見えるが、情の厚い一面もある。
基本的に昼間は仕事に出ており不在にしているが、夜に帰ってきた際に一日一つだけお土産をくれる。
ケモミミは生えているが、しっぽは生えていない。
ユニコーンのような角とケモミミが生えたお嬢様。
喫茶Kを訪れる最初の客。しっぽが生えてからもうすぐ一ヶ月になる。
クールで無口な男性新聞記者。「十全」という言葉をよく使う。
ケモミミは生えているが、しっぽは生えていない。
CV:桐谷蝶々
牧場を営む双子の姉妹の姉の方。
おっとりしたお姉さんで、よく仕事をサボって喫茶Kに入り浸っている。
しっぽが生えてからもうすぐ一ヶ月になる。
CV:平山笑美
牧場を営む双子の姉妹の妹の方。気弱で引きこもりがちな性格。
ケモミミは生えているが、しっぽは生えていない。
CV:柿田よしくに
ラペットの代表である老人。強面だが、実際は気さくな好々爺。
ケモミミは生えているが、しっぽは生えていない。
CV:榊原優希
最近入植してきたばかりの少年。ガレットのことを慕っている。
しっぽが生えてからもうすぐ一ヶ月になる。
【世界観】
物語の舞台となるコミューン。
ケモミミが多く住んでおり、「ケモミミの楽園」とまで呼ばれる平穏なコミューンである。
タルトとマカロンがラペットに開いた喫茶店。
3週間限定の営業であることが事前に告知されている。
ちなみに「K」は「KAWAII」の「K」である。
追記・修正はケモミミが生えてきたらお願いします。
カワイイだけではありません。
ご不安な方はDEMO版をプレイしてください。
以下ネタバレ注意
ねえ、お姉ちゃん。
わたし最期までずっと笑顔で幸せがいいな。
けものティータイム
登録日:2026/09/07 Mon 23:18:00
更新日:2026/09/07 Mon 23:18:48NEW!
所要時間:約 8 分で読めます
【概要】
上記に嘘は含まれていないが、本作の世界観の核となる部分については一切触れていない。
実は本作の世界は1年前に起こったパンデミックにより崩壊寸前となっており、
作中に登場するキャラの大半も、ウィルスにより余命僅かという状態である。
個性豊かなキャラたちとの交流を楽しむ、という側面も決して嘘ではないが、
その内容は「旅立つ者」と「残される者」の感情のすれ違い、
「旅立つ者」は「残される者」に何を残せるのか、「残される者」は「旅立つ者」のために何が出来るのか、
という終末医療における根本的なテーマに真っ向から切り込んでいく、という非常に重いものとなっている。
【世界観】
1年前に起こったパンデミックにより世界中に拡散したウィルス。
3ヶ月で各国の行政機関は崩壊、世界人口の2割が減少してしまったという。
このウィルスに感染すると一定の潜伏期間を経てケモミミが生え、
さらに病状が進行するとしっぽが生えてくる。
しっぽは「旅立ち」のサインであり、しっぽが生えたケモミミの余命は長くても1ヶ月だと言われている。
ストレスにより病状の進行が加速するとされており、
末期症状では深刻な臓器不全を起こした後に激しい頭痛に見舞われ、間もなく死に至るという。
「ケモミミの楽園」と前述したが、その実態はケモノウィルスにより余命幾ばくもない者たちが最期の安らぎを過ごすためのコミューン…
つまり現実世界で言うホスピスのような場所である。
なおこれほど平穏なコミューンはかなり珍しいようで、まさに世紀末状態のコミューンも多いと言われている。
ケモノウィルスによる末期症状の苦痛を抑えることが出来るという錠剤。
強い鎮痛効果が有るが、副作用として認知機能が著しく低下してしまう。
末期患者の苦痛のケアのために処方されるが、本人の同意無しでこれを飲ませることは重罪とされ、破ったものはコミューンを追放される。
【登場キャラクター】
まだケモノウィルスには感染していない。
余命わずかとなったマカロンの最期の願いを叶えるため、最期まで笑顔で幸せに過ごすことを誓い、喫茶Kを開くことを決めた。
マカロンとの約束を守るため、どんな時でも笑顔であろうとするが…
12月になってからしっぽが生えてきており、余命はわずか。
喫茶Kの営業期間が3週間だけなのも、マカロンの「パティシエになりたい」という夢を叶えるためだけに用意された舞台だからである。
残されることになるタルトが悲しむことがないよう、笑顔のまま逝くことを誓っていたのだが…
ケモミミは装飾であり、実はケモノウィルスに感染していない人間。
かつてケモミミが生えてしまった親から嫉妬により罵倒されたことがあり、それ以降ケモミミのふりをするようになっていた。
マシュは作中に登場するキャラでは最も早い時期にしっぽが生えている。それが意味することはつまり…
実は二人は恋人同士だったのだが、自身の死期を悟ったマシュが「お互いに他人のふりをする」ことを提案し、残されるギモーヴが悲しまないようにしていた。
しかしギモーヴは「マシュのことは決して忘れない」「切なさこそが愛おしさ」と、マシュの存在を背負って生きていくことを誓うのだった。
DEMO版の範囲で、このゲームがどういう作品なのかを教えてくれる存在。
死期が近づいているクロテッドは、残されたジャムが悲しまないように意図的に突き放すような行動をしていた。
一方のジャムは最期まで仲良しでいたいと思っており、この二人のすれ違いから大喧嘩に発展してしまうことに。
その後ギモーヴの計らいにより冷静にお互いの感情に寄り添うことが出来、最期の時まで前向きに、共に生きるために和解するのであった。
プリンツはガレットを「理想の大人」として盲目的なほどに信奉していたが、ガレットのある過去を知り失望してしまう。
プリンツは自身が大人になれないことを知っていたためにガレットに理想の大人像を追い求めていたのだが、
このやり取りで「そんなに完璧な人間はいない」ことを悟り、せめて自分が少しでも理想の大人に近い振る舞いができるように、ガレットを許すことを決めるのだった。
【余談】
- エンディングにて流れる『みゃう・とぅー・へゔん?』(歌:小岩井ことり)は明るい曲調なのだが、よく歌詞を聞いてみると…
- Steam版の実績の中に、全ての日にクッキーを提供するというとんでもない内容のものがある。マカロンの背景を知っているとなかなか酷な行動に見えるが、実際にやってみると途中からマカロンもノリノリになってくるので心配無用(?)
いまを噛み締めて笑おう。幸福な旅立ちのために。
追記・修正はしっぽも生えてきたらお願いします。
最終更新:2026年09月07日 23:18