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押入れの中で会った子供(レッツゴー怪奇組)

登録日:2026/10/12 Mon 16:51:25
更新日:2026/10/12 Mon 19:10:27NEW!
所要時間:約 4 分で読めます




大きくなったら遊びに行くね。



「押入れの中で会った子供」とは、『レッツゴー怪奇組』に登場するキャラクター。名称は人気投票に伴った。
アニメ版での名義は「謎の少女」となっている。

CV:小清水亜美


概要

初登場は第20話「ふしぎな押入れ」。異空間と化している押入れの中に入った主人公が遭遇した。
メチャ子と同じく四白眼の持ち主だが、ボサボサ頭の彼女とは異なりしっかり髪の毛が揃えられているのが特徴。ちょっと鬼太郎っぽい。
また、無表情なメチャ子とは違って常にヘラヘラとした笑みを浮かべている。
この時点では小学生ぐらいの子供の姿で、本人曰く「まだ小さいから」という理由で押入れから出られないと語っていた。

ところが、再登場となる第28話「首が回る」にて、主人公が通う高校に出現。この時は後頭部のみの登場だったが、続く第29話「ミッ寝具ユー」にも登場し、服装のみならず背丈も高校生相応となっていることが確認できた。ちょっと綾波っぽい。
第31話「あんなに一緒だったのに」では、居酒屋の女子トイレでシュラ子の背後に出現するも、彼女が振り向いた時点では消えているというホラーものにありがちな描写がなされる。
そして第48話「究極のお化け」で漸く主人公と再度接触。短期間で急成長していたためか、主人公は彼女が押入れの中で会った子供だと理解できていなかった。
同話のラストではメチャ子の考えた究極のお化け(かわいい)を見てダメ出しのような言葉を残している。

ほら、また茶化してはぐらかす。

本当に怖いものから目を背けている。


ここから先は『レッツゴー怪奇組「青春篇」』の重大なネタバレを含みます。ご注意ください。














正体


あたしはあんたの恐怖そのものよ。

その正体はメチャ子の「恐怖」という感情が、人格を持って独立してしまった存在。
第1話時点では「恐怖を理解できない」と語っていたメチャ子だが、実はメチャ子は当人が思っている以上に主人公を好いており、「主人公に忘れられる」ことに対して無意識に恐怖を覚えていたのだ。
自覚されないまま放置された恐怖心はどんどん肥大化し、メチャ子から離れても彼女がそれに気づくことは無かった。

もちろん人ならざる力の持ち主であり、劇中ではペットの悪霊「グエーちゃん」を使役する他、他のお化けを食らって吸収する能力を披露。これによって全てのお化けを取り込み「この世の恐怖そのもの」になることを目論む青春篇のラスボスである。
本作の作風が作風なので今一伝わりにくいが、吸収したお化けの能力を使うこともできるので文句無しに「鬼太郎か令子かぬ~べ~を呼べ!」なレベルの危険度を持つ。
また、「主人公と遊ぶ」ことも目的の一つとしており、メチャ子の主人公への好意はしっかり受け継いでいる模様。


終盤での活躍

街中のお化けを片っ端から食らった「恐怖」は、主人公にキャッチボールをしようと持ちかけた。
だが、メチャ子が姿を消してしまったことでそれどころではなかった主人公を見て、一度その場から離れる。

じゃあメチャ子とだったら遊ぶ?

つまんないの。

こうして「恐怖」はメチャ子の体を乗っ取ることを画策する。
ゆきんこを食らいつつシュラ子からメチャの居場所を聞き出そうとする*1が、彼女がメチャ子の居場所を知らないと知るや、スカートの中からグエーちゃんを飛び出させてシュラ子の体の大部分を食わせるという方法で倒してしまった*2*3。

一部始終を見ていた呪いの人形は、メチャ子に危険を伝えようとするも、「恐怖」は呪いの人形を尾行。ついに「恐怖」はメチャ子と対面する*4。
誰、というメチャ子の問いに、「恐怖」は自らの正体を説明すると、そのままメチャ子の体を乗っ取ることに成功した。

かつてメチャ子がそうしていたように、主人公の自宅の押入れから姿を現す「恐怖」。だが主人公はこれまでの経験から目の前の女性が「メチャ子ではない」と判断し「恐怖」を拒絶する。

お前…何だ。

メチャ子よ。

いいや違うね。あいつは自分からいなくなっといて臆面もなく出てこられる奴じゃない。

誰だお前!?

更にシュラ子が「ドッペルゲンガーと融合して肉体の欠損を補う」という荒業で復活。背後からの不意打ちで斧を脳天に叩き込まれてしまった。

あーあ、ここには敵しかいないのか。

けどそれで良しなのよ。

ところが、「恐怖」にダメージが入った様子は無く、それどころか拒絶を受け入れ自らだけが「この世の恐怖そのもの」になることを宣言。
ゆきんこの能力でシュラ子Withドッペルゲンガーを氷らせ、主人公に別れを告げるとその場を去り、とうとう大々的に人間を襲うようになってしまった。

事の責任を感じた主人公は、対抗手段になりそうなもの、
  • 霊媒師のオッサンの御札
  • 尿意でパンパンになった悪霊を封じた尿瓶
  • ふんどしの化身が残していった赤いふんどし(アニメ版で追加)
をフル装備で「恐怖」と対峙し、雰囲気は熱いがギャグからは抜け出せていないラストバトルが幕を開けることになる*5。

「恐怖」は今まで食らってきたお化けを表面化させ、ファイナルビッグ組長へと変異。その威容でもって主人公を恐怖のどん底へと叩き落とそうとするが…。

にぱ♪
*6

全然コワくねえ!!

洗練することなくあれもこれもと詰め込んだその姿は、でかいだけの着ぐるみであり、「ぼくのかんがえたさいきょうのおばけ」の域を出ていなかった。
所詮「恐怖」はメチャ子から分離した心の一部であり、恐怖への理解が根本的にズレていたのである。
それでもめげずに更にお化けを吸収して強大化を図ろうとする「恐怖」だったが、ここで主人公は尿瓶に封印されていた悪霊を解放。悪霊はそのまま「恐怖」に取り込まれ、その尿意は「恐怖」に取り込まれた全てのお化けに伝播してしまう。
これにより体の制御が効かなくなり、「恐怖」は動揺する。その隙をついて主人公はメチャ子に呼びかけ…。

具体的に何が行われたのかは本作最大のキモなので、是非とも自身の目で確かめてもらいたい。

メチャ子の心に整理がついたことで「恐怖」の体は完全に崩壊し、お化けたちは解放された。
しかし、当のメチャ子はマフラーだけ残して消えてしまったのであった。


余談

  • 取り込まれたお化けについて
「恐怖」に取り込まれたお化けはゆきんこ以外にも物理的に主人公を苦しめたマンホールの蓋や、鏡の中からかしまし女子の首をねじって殺そうとしたろくろ、こっくりさんと強力なものも確認されている。
これらの能力をしっかり使えば余裕で主人公に勝てたと思われるが、作者によると「メチャ子は全てのお化けの力を持つが、使い道がわかっていないので全く活用出来ていない」とのことなので、彼女の分身である「恐怖」も似たような事態に陥っていたのだろう。
ちなみにグエーちゃんはシュラ子に「かば焼にして食うたる待たんかいワレ」と追いかけられる形で退場し、その後の消息は不明。

  • 人気投票では
第1回キャラクター人気投票ではスゴイ心霊写真と同じく157票を獲得し43位にランクイン。
とは言え、これは正体が発覚する前なので現在ではもう少し上を狙えるかもしれない。

  • 面白い
単行本5巻収録の怪奇図鑑では、ファイナルビッグ組長のみが記載されており、説明文も「面白い。」の一文のみとなっている。

  • アニメでの扱い
本作はほとんどのキャラクターが本名不明であり、エンディングのクレジットでは主要キャラの顔の横に声優の名前が表記されるという手法を取っている。
だが「恐怖」だけはネタバレ防止のためか、他の主要キャラとは異なりエンディングに顔が出ることは無かった。
また、アニメ版ではよりホラー感マシマシな演出がなされており、ラストバトル以外での彼女は普通に怖い。



あたしはああいう薄い項目に真の追記・修正をあたえてやるのよ。

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最終更新:2026年10月12日 19:10

*1 この時、メチャ子がシュラ子を幼児化の呪いから解放した時のことを引き合いに出しているので、何処からか見ていた模様。

*2 シュラ子がドッペルゲンガーを踏んで足を滑らせ隙だらけになったせいでもある。

*3 普通にショッキングなシーンなのでアニメ版では直接的な描写は避けられている。

*4 直接的な描写は無いが、呪いの人形はこの直前に「恐怖」に食われたものと思われる。

*5 シュラ子はグエーちゃんに食われた際に力の起点となる右目を失ったため、残念ながら戦力外。見物人になるしかなかった。

*6 アニメ版で追加されたセリフ。エコー付きで1カメ、2カメ、3カメと連続で発言しており普通にかわいい。