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謎の存在 メモッタ

登録日:2026/10/14 Wed 00:20:00
更新日:2026/10/14 Wed 00:50:05NEW!
所要時間:約 14 分で読めます





異世界を知り

異世界を旅し

異世界の姿となる




だが、その目的は覚えていない。
*1


《謎の存在 メモッタ》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のカードである。


概要


DM25-RP4「王道W 第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~」に収録されたクリーチャー。
DM25-EX3「邪神爆発デュエナマイトパック 王道W」でも再録された。
レアリティはベリーレア。

王道Wの次シリーズにあたる逆札篇のプレビュー版とも言えるクリーチャー。
本格的な出番は逆札篇からで、その時の収録弾に応じ、新たな能力を宿したカードとなって再登場する。
「謎の存在」の名前通り、派生カードも含めて種族に???を持ち、その正体は謎に包まれている。

同シリーズの背景ストーリーでは主人公としての位置づけにあり、メモッタが様々な異世界を旅する展開が繰り広げられる。
逆札篇を取り扱った『デュエル・マスターズRX』でも、ジャシンくんに替わる斬札ウィンの相棒として登場し、共に歴代シリーズを巡る旅に出ている。


メモッタの変遷


《謎の存在 メモッタ》


別世界からの存在。

果たしてどんな姿になっていくのか?

謎の存在 メモッタ VR 水文明 (6)
クリーチャー:??? 2000
S・トリガー
このクリーチャーが出る時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そうしたら、このクリーチャーはそのクリーチャーとして出る。このターンの終わりまで、このクリーチャーはその選んだクリーチャーである。
自分のターンのはじめに、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そうしたら、このターンの終わりまで、このクリーチャーはそのクリーチャーになる。

項目冒頭イラストでもお馴染みとなる、メモッタの初期形態。

水単色のS・トリガー獣であり、最大の特徴は変身能力。
場に出る際に相手クリーチャー1体を選ぶ事で、メモッタはそのクリーチャーとして召喚される。
そのターンの終了時に変身は解けてしまうが、自分のターンが巡って来れば開始時に再び変身できる。

変身能力に関する詳細はこちらの項目に詳しいが、要するに種族からカード名に至るまで、対象のあらゆる情報を丸ごとコピーできる能力である。
既存の変身能力持ちクリーチャーとの相違点として、場に出ながら変身するメモッタは選んだクリーチャーのcipもコピーできる。
《CRYMAX ジャオウガ》のシールド焼却も、逆札篇の環境で猛威を振るう《烈しき切札 ドギラゴン逆》の極限ファイナル革命も、相手の場にいさえすれば変身と共に使用できるのである。

ただし変身の発動タイミングが少々複雑で、「出す時」に発動するディスペクターのEXライフ等は、メモッタがまだ変身していない《謎の存在 メモッタ》のタイミングで処理されるので発動しない。
ドラゴンを基準として対照的なメタ効果を発揮する《龍世界 ドラゴ大王》と《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》の場合、前者は非ドラゴンの《謎の存在 メモッタ》として効果処理されるので変身以前に場に出られない。
逆に、後者は非ドラゴンとして効果処理された後に変身するため、それこそ《「修羅」の頂》自身に変身して着地し、召喚していればcipも使用可能である。

似た性能の《アカシック・パラレル》と同様、相手に対する依存度が極めて高い能力であるものの、カードパワーが著しく高いクリーチャーに対するメタとしては大いに有効である。
《パラレル》と比べて変身の持続時間が短く、相手ターンには変身が解けて無防備を晒してしまう反面、cipのコピーも可能にした事とS・トリガーの獲得によるカウンター性能の向上は甚だ大きい。
環境で流行るパワーカードを見極めれば輝ける1枚となっている。

《爆焔ジェット・メモッタ》


別世界からの来訪者、

メモッタが現れたのだった。

爆焔(ばくえん)ジェット・メモッタ VR 火文明 (4)
クリーチャー:??? 5000
G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
自分のターン中、自分の山札の上から1枚をいつでも見てもよい。
自分のターン中、コスト6以下の超化獣クリーチャーを1体、自分の山札の上からコストを支払わずに召喚してもよい。

DM26-RP1「逆札篇 第1弾 逆転神VS切札竜」に収録された、火文明を獲得したメモッタの姿。
項目冒頭の一文も、このカードのシークレット版に記されたフレーバーテキストである。

DM26-RP1でプッシュされた超化獣のサポートに特化した1枚。
自分のターン中に山札の上にあるカードをいつでも見れる能力に加え、コスト6以下の超化獣であれば山札上から召喚扱いで1体踏み倒せる。
山札の上という特殊な領域を参照する関係上、狙ったクリーチャーを踏み倒したいなら事前の操作はほぼ必須となるが、召喚扱いでの踏み倒しなので様々なメタをすり抜けられるのは心強い。

同弾で初登場したZラッシュ型の超化獣は勿論、王道篇の前半期に展開されたハイパー化型にも対応しており、幅広いサポートがこなせる。
同弾のオーバーレアである《逆転龍神ヘヴィ・ウィン・メタル》とはデザイナーズコンボになっており、cipでメモッタを破壊する事で自分のシールドをブレイクし、そのままZラッシュによるハイパーモード解放に繋げられる。
ハイパー化型の方も共通して、踏み倒した超化獣のハイパー化をメモッタ自身のタップで満たせるため好相性。

《不明な不透明 メモッタ》



限りなく不透明な存在。


不明な不透明(インビンシブル・インビジブル) メモッタ VR 闇文明 (4)
クリーチャー:??? 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、コストの合計が5以下になるように、進化ではないクリーチャーを2体まで、封印を1枚ずつ付けて自分の墓地から出す。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚を裏向きでそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。封印されているクリーチャーは無視される)

DM26-RP2「逆札篇 第2弾 燃えろ禁断!逆転のドギラゴン革命!!」に収録された、闇文明を獲得したメモッタの姿。
種族にこそ反映されていないが、「不明な不透明(インビンシブル・インビジブル)」の肩書きはアウトレイジの命名法則に則ったものとなっている。

能力はDM26-RP2でプッシュされた革命チェンジ関連…ではなく、それと対する封印に類するもの。
召喚によって出た時に限り、山札の上から3枚の墓地肥やしを行った上で、墓地からコストの合計が5以下に収まるよう、非進化クリーチャーを2体までそれぞれに封印を1枚付けた上でリアニメイトできる。
リアニメイトの中でもかなり独特な方式であり、それだけにルール周りも非常に複雑。

こうして封印付きでリアニメイトしたクリーチャーは出たことにならないため、cipも起動しないし、他のクリーチャーの「クリーチャーが出た時」にトリガーする能力などもトリガーしない。
封印付きで出すクリーチャーの情報は参照できないので、コマンドであっても封印を即外して解放とはならない。
一方、「封印付きのリアニメイト」と「EXライフ」シールドは同じ状態定義効果であり、それらの効果が複数ある場合は全て適用されるため、ディスペクターはEXライフを展開した上で封印されて場に出される。
また、非進化でも進化でも出せるNEOクリーチャーを出す場合、進化クリーチャーとして出すことも可能となっている。
…これでも極々一部であり、公式の「よくある質問」には《不明な不透明 メモッタ》関連の質問が夥しい数並んでいる。

裁定の複雑さから一旦目を反らすと、封印を付けてcipも無視した上でリアニメイトする都合上、cipがデメリットと化しているクリーチャーを出すのに向いている。
同弾オーバーレアの《燃える禁断 ドルマゲドンW》とはやはりデザイナーズコンボを形成しており、コスト2の《ドルマゲドンW》なら封印を四つ付けるcipを無視して一気に2体出せる。

《メモッタルド・デカスギオ/メモメモ・ジョーカーズ》



その願いにメモッタが反応する。


メモッタルド・デカスギオ UC 自然文明[ジョーカーズ] (6)
クリーチャー:???/ジョーカーズ 8000
G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
マッハファイター
W・ブレイカー
Jチェンジ8(このクリーチャーが攻撃する時、これと自分のマナゾーンにあるコスト8以下のジョーカーズ・クリーチャー1体を入れ替えてもよい)
メモメモ・ジョーカーズ UC 自然文明 (1)
呪文:ジョーカーズ
自分の山札の上から3枚を見る。その中からジョーカーズ・カードを1枚表向きにし、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

DM26-RP3「逆札篇 第3弾 勝敵!逆転おこせ鬼の∞ディスペクター!!」に収録された、自然文明とジョーカーズを獲得したメモッタの姿。
新しくジョーカーズが種族に加わったものの、それがメモッタの正体という訳ではなく、依然として???は???のままとなっている。
メモッタとしては初のツインパクトでもあり、クリーチャー側はデフォルメした恐竜のような姿、呪文側は同弾オーバーレアの《Σ龍》を模した姿で描かれている。

クリーチャー側の《メモッタルド・デカスギオ》は、初代メモッタと同じコスト6持ちで、自然単色のジョーカーズ。
マッハファイターとJチェンジ8を併せ持ち、場に出て直ぐ攻撃してマナゾーンのコスト8以下のジョーカーズと入れ替えられる。
ここでもオーバーレアの《Σ龍》とデザイナーズコンボになっており、コスト8の《Σ龍》をちょうど踏み倒せる数値になっている。
召喚酔いしないパワー8000なので、直近でプッシュされたばかりのパワー参照型革命チェンジの8000ラインにちょうど対応している点も嬉しい。

呪文側の《メモメモ・ジョーカーズ》は、ジョーカーズを指定したコスト1の手札補充カード。
同じような軽量級サーチ呪文の《ガガガン・ジョーカーズ》や《ジョジョジョ・ジョーカーズ》に比べると、サーチできる範囲や枚数は狭まっている反面、ツインパクト故に自身もサーチ対象に入っているという利点もあり、差別化は十分可能。

クリーチャー側のスペックは既存のジョーカーズである《ソーナンデス》とほぼ共通するが、メモッタはあちらよりパワーが1000上回る上にG・ストライクも持ち、ツインパクト故の呪文側も備えている。
一方、基礎パワーが上がったためにパワー7000以下を基準として踏み倒しできる《ドンジャングルS7》との相性が《ソーナンデス》より悪くなっており、上位互換とも言えない性能となっている。


背景ストーリー


逆札篇における背景ストーリーの主人公。
エクスドリーマーによって生み出された歴史の裏側に来たかのような異世界を、メモッタが次々と渡り歩き、その力で様々な願いを叶えていく。
しかし、物語の中でメモッタが叶える願いはあくまで一助でしかなく、根本的な異変を解決するのは現地の超獣である。

主役ポジションのクリーチャーでありながらも、その出自には不透明な部分が多く、物語の開始時点でも
の三つしか分かっていない。
「謎の存在」の名と???の種族通り、その正体は謎に包まれている。

決闘が逆転した世界

メモッタが最初に辿り着いた異世界。
エクスドリーマーの《切札竜 ボルメテウス・リバース・ドラゴン》によって変化させられ、その世界では天高くそびえる塔「我竜塔(ガルド)」が全てを支配していた。
塔には、「Z」なる存在に隷属したボルメテウスを頂点とする26体の使徒がおり、彼らの統治によって超獣たちから闘いの意志が奪われ、偽りの平穏を保っていた。

そんな世界において、強い闘志を持つゴッドの1柱《逆札神ヘヴィ・メタル》が我竜塔に反逆せんと立ち上がり、塔の第一階層にて17体の使徒を相手に奮闘していた。
そこへメモッタが現れ、ヘヴィ・メタルの「勝ちたい」という心に反応して「勝たせたい」と願い、新たな力を得た《逆転龍神ヘヴィ・ウィン・メタル》が誕生する。
パワーアップを果たして17体の使徒を一撃で倒していくHWMを見て、メモッタはこの世界に歪みに気付き、「Z」の下へHWMを導かねばならないと直感した。

HWMと共に我竜塔を駆け上がっていく道中、メモッタは《我竜塔第六層 シルヴァー・グローリー》において《蝕眼(ヴィジョン)のV(ブイ) ヴェノム・ランブル》と対峙する。
すべてを見通すランブルの闇眼がメモッタを捉えると、その瞬間見てはならないものを見たかのように眼を抑え、そのまま動かなくなってしまった。
《我竜塔最高層 ローズ・キャッスル》では、《世界(ユグドラシル)のY(ワイ) チャクラ・デル・フィン》による拘束を喰らって尚も闘いを求めるHWMに応え、メモッタが盾の束縛を破壊してHWMを解放している。

最終的に、HWMとの戦いを通してボルメテウスも闘魂を取り戻し、その様子を見た「Z」の魂は宇宙と一体になって消え、それに連動して我竜塔も崩壊していく。
崩れ落ちる塔の中でも戦い続けるHWMとボルメテウスの決着を見届ける事は叶わず、メモッタは次なる異世界へと移動させられていった。

熱血が逆転した世界

メモッタが次に辿り着いた異世界。
エクスドリーマーの《烈しき切札 ドギラゴン逆》によって変化させられ、その世界ではドギラゴン逆のばら撒いたカレーパンが全てを支配していた。
熱血とビクトリーの下、あらゆる勢力がカレーパンの魅力にとり憑かれてドギラゴン逆の配下であるハムカツ団に下り、ハムスターランド大陸に居を構えていた。

そんな世界において、カレーパンに対抗するべく残された唯一の希望こそ、禁断の存在ドルマゲドンだった。
漂流してきたメモッタと出会い、その目を見て小さく頷いたドルマゲドンは、ドギラゴン逆に対抗する事を決意する。
そして、打倒ドギラゴン逆を目指して結成されたイニシャルズWの団長として《燃える禁断 ドルマゲドン W(ウィン) 》を名乗り、メモッタと共にハムスターランド大陸に向かっていった。

一度は倒されながらも大量のカレーパンで復活したドギラゴン逆とドルマゲドンWとの決戦が繰り広げられる中、その戦いを見たメモッタは熱血について考えていた。
本当の熱血とは、ビクトリーとは、自由の事ではないかと。
それらが支配に使われてはならないと思い至ったその時、アウトレイジの心に目覚めたメモッタは「自身がカレーパンになるしかない」と心に決めた。
そして自らを伝説のカレーパンへと変え、ドルマゲドンWに自身を食わせる事でパワーアップに貢献、魂の差が決め手となってついにドギラゴン逆は討たれた。

同時に、二つの巨大なエネルギーがぶつかり合った事でこの世界は完全に作り変えられ、世界からメモッタはいなくなった。

自由が逆転した世界

メモッタが三番目に辿り着いた異世界。
エクスドリーマーの《勝敵逆夢王 モウジャキンガ》によって変化させられ、その世界では2体の超獣が一つに溶け合ったディスペクターが全てを支配していた。
反物質「逆夢」を原因として、超獣同士が相互理解すると夢を境目に溶け合ってしまい、ディスペクターであるモウジャキンガと共に「世界をつなぐ柱」の機能を蝕んでいた。

そんな世界において、無敵の名を欲しいままにした「無」の存在《零龍》は、柱の上空に漂流してきたメモッタと出会う。
ディスペクターによって世界が滅びつつある中、零龍の「すべてが無になるなら自分は別の姿になるべき」「無による無敵の姿を失ってでも世界と違う形でいたい」という願いにメモッタが反応する。
そして「無ではなく全てを持つ」龍である《 Σ龍(ウィンロン) 》がΣ誕し、共にディスペクターを滅ぼすべく柱の根本へと降下していった。

最終的にΣ龍がモウジャキンガの夢を喰らった事で、二人の王の相互理解である「自分の世界を守りたい」という夢に突き動かされ、今度は「全て」であるΣ龍が新たな柱となって事態は収束する。
再び「無」に戻ったΣ龍を見届けたメモッタの意識は薄れていき、またしても異なる世界に飛ばされるのであった。


メディアでの扱い


漫画『デュエル・マスターズRX』に登場。
一人称は「僕」で、語尾に「メモ」が付く。
ボイスコミックでのCVは久住琳氏。

ヴリドガルドの脅威から世界を救ったジャシンくんのキオクが人々から消えていく中、唯一キオクを保っていた斬札ウィンと源さんの前に現れる。
メモリー(キオク)を求めてウィンに会いに来ており、半ば強引に異世界へと連れ去った。
ジャシンくんのキオクが消えていくウィンの世界と同じく、歴代主人公の世界でも大切なキオクが失われて運命が狂い始めており、それらの事態を解決するべく、ウィンに味方して様々な異世界を駆けていく。


余談


  • 派生カードも含めてユニークな能力を持ち、それ故にメモッタ絡みの裁定は非常に複雑になっている場合が多く、ジャッジ泣かせのクリーチャーでもある。



別世界からの追記・修正。
果たしてどんな項目になっていくのか?

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最終更新:2026年10月14日 00:50

*1 画像出典:https://x.com/jing56/status/2002221678471098433 旧Twitter イラストレーターオサフネオウジ氏 @jing56 2025年12月20日掲載 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids