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レッツゴー怪奇組

登録日:2023/08/14 Mon 12:44:14
更新日:2026/08/23 Sun 18:54:37NEW!
所要時間「約 8 分で読めるんですって」「なんだと!?」




レッツゴー怪奇組(かいきぐみ)』とはオモコロで不定期連載されていた漫画作品である。作者はビュー。2024年7月に完結。

【概要】

主人公の男子高校生と「怪奇組」組長のメチャ子の周辺に起きる怪奇現象を題材とした1話完結型のギャグ漫画。
濃ゆい絵柄で描かれるヘンテコなキャラクターたちの独特の言い回しが特徴。
チャーハンの霊から中空軽量プロペラシャフト*1の霊(!?)まで多種多様なお化けが出てきては「主人公」とメチャ子が解決にひた走る。
また(比重としては「たまに」ぐらいではあるが)一部の回にはガチホラー描写があり、バラエティに富んでいる。
一部の回は今でもオモコロで読むことが可能。

同作者のネット漫画『関東怪奇組(かんとうかいきぐみ)』のリメイク的作品。
リメイク前より描き込み量が著しく上がったほか、全体的にキャラがポンコツ化している。

現在は続編の『レッツゴー怪奇組おかわり』が連載中。続編といってもノリが同じ変わらない味で安心。
単行本は無印から通しで既刊6巻。単行本では「おかわり」を「蘇生篇」として出しており話数はリセットされている。

2026年7月からTBS系列の夕方放送枠にてテレビアニメ版が放送中。ナレーションは千葉繁
(色々な意味で)ホラーアニメが豊作な同期アニメの中では「癒し枠」との声も。

【あらすじ】

ある日の夕暮れ、俺は人間を脅かす幽霊や妖怪の元締め組織
「怪奇組」の組長メチャ子と出会った。
常人の六倍はお化けに弱い俺なのに、なぜか怪奇組復活の手伝いをするハメに……。
そんな俺の周りで、恐ろしいような恐ろしくないような怪奇が次々と巻き起こる!

「ハーーーッ!!」

ギャグギャグホラー、ギャグホラー。
独特過ぎる怪奇ギャグドラマが今、始まる──!

(公式より引用)

【登場人物】

なぜかレギュラー含めほとんどのキャラが本名不明。
(復讐者に自分の学生証を見せた主人公のように、本編で明かされていないだけできちんとある模様)
アニメのキャスト欄では主人公ら主要キャラは顔のアイコンをキャラ名の代わりにする、その他のキャラは役名表記無しでキャストの名前のみを羅列、という措置が取られている。
また、1話完結という都合上、登場が1話だけというモブキャラが非常に多い。

以下の登場人物名は「【総勢81名】レッツゴー怪奇組・第一回キャラクター人気投票!」から。
なお、人気投票のエントリーはちゃんとキャラの立ったメンバーなのにモブを掻き集めたかのような名前の並ぶ異様な絵面になっていた。

・主人公

CV:畠中祐

体格のいい学ラン姿の男子高校生。本名不詳。
幼少期からお化けの類が苦手で、遭遇すると思わず悲鳴を発する。
そういった面々に好かれる体質なのかどうかは不明だが、メチャ子の怪奇組再建のために人間側の協力者としての位置に収まる。

霊感の有無は不明。少なくとも霊の存在を知らされても見えないことが多々ある程度。
メチャ子に一方的にボコボコにされる印象が強いが体格相応のパワーはあり、素人の割にそれなりに喧嘩もできる。

激情家であること、ビビリでパニックになりやすいことから論理が飛躍し暴走迷走しがちで、お化けと日常的に接するようになる前から周囲には「にいちゃん自身ヘン」と思われていた奇行常習者。
怖がって避けてばかりの印象もあるが、あくまで自分が極度のビビリなだけの自覚はあり、害を為さない、そこまで度を越してないお化けに対しては比較的友好的。
自分の立ち位置に悩んだヤカンにアドバイスを送ったりもした。
何よりも「道理の通らないこと」が嫌いで、その点に関しては人間だろうがお化けだろうが関係なく指摘するし食って掛かる男。
そのためもしかしたら助かるかもしれなかったり、変貌してしまった元人間であってもそもそもの行いのせいが原因なら協力せず、欠片も反省が見られないなら見捨てることも。
あっさりションベンもらすレベルの怖がりなのに、むかっ腹が立てばお化け相手でも取っ組み合いにかかる変人ある意味平等な精神性を持ち、なんやかんや相談に乗ったり相手を思いやってしまうためそうした向き合い方がお化けから好かれやすいのだと推測されている。
メチャ子曰く「怖がりだけど臆病じゃあない」。
思春期の少年ではあるがスケベ分野にはツッコミはしても乗り気でなく、そういう意味では昔気質の硬派。
どえらいべっぴんさんに成長した持ち主のパンティ*2と不本意ながら散々触れ合ってしまっていたと自覚した際は興奮ではなく思い詰める方向にしばらく悶々としたほど。

周りはお化けばかりだが人間の友人もいるほか、お隣さんとも知り合いである。
実家は賃貸の一軒家で二階建て。自室はやけに物が少なく、メチャ子やパンティからは「独房みたい」とディスられている。
私物や押し付けられたものは押入れにあり、家具を置かない理由は本人曰く「死角が増えるから」。
家族構成は「アグネス・チャン*3の親知らず」「週刊日本の教頭」など変なものを押し付けてくる父親と、主人公に弁当を作ってくれる母親がいる*4

「ハーッ!」

彼の一番の特徴と言えば、悲鳴音。
読者からのあだ名にも使われるほどで、主にお化けの類に遭遇すると発する(ただしどんな状況でも出すわけではなく、恐怖に対し、理不尽に対する怒りなどが勝れば対処できる)。
アニメ版では中の人の怪演で「ア"ァ"ーッ!」「ヴァァァァァァッ!」に聞こえなくもなかったり
「ハーッ!」の初出は第2話。第1話で急に振り向いたメチャ子を見た際に、下半身丸出しで出した悲鳴は「おわーっ」だった。
アニメ版ではここでの悲鳴も「ハーッ!」になった。


・メチャ子

CV:青木瑠璃子

怪奇組の現組長。本名不詳。
パーマのかかった白髪に大きく開いた四白眼でセーラー服を着ている。
主人公からしきりにおっかない顔と言われるが、彼だけでなくお化け側からも怖がられている。
「恐怖」という感情が理解できないため、怪奇組を腐らせてしまい、ド級のお化け嫌いである主人公の協力の下、恐怖を学んでいくことになる。

性格は至って冷静で感情を露にすることは無いが、容姿や能力を小馬鹿にされると途端に暴力的になる。
先代組長の妻である母親は口裂け女の要素を持っており、メチャ子もその血を受け継いでいる。呪いの人形曰く「(本家も)『キレイじゃない』と返すと襲ってくるから暴力的になるんじゃない?」。
その後、なんやかんやあって主人公がメチャ子に「キレイです」と返答した際、普通に笑ったのだが、マフラーで口元が隠れていたため、裂けているかは分からなかった。

日常で接している分には、変わった雰囲気というだけでトランプ等で遊ぶし飲み食いするしで地に足ついた普通の学生だが(下手すると主人公よりも)、住んでる地域に除霊の札を貼られると調子を崩し、どうにも純粋な人間ではなかったり、幼少期に特殊な環境にいたらしいことが匂わされるなど、謎も多い。
霊感霊力も非常に高く、小さい霊なら無条件気味に使役できる他、メチャ子の霊視でも見えない霊を察知して掴んだり、霊感の薄い人の目に映るようにする、“無念”にその辺の霊を混ぜて顕現させる、人間を別の物体に変えるなど多芸多才。
物理的な戦闘力も最強クラスで、襲いかかってきた霊や妖怪を涼しい顔で返り討ちにするのは朝飯前。
組長だけあってどちらかというとお化け寄りのスタンスで同情的なことが多く、主人公が拒絶した相手でもなんとかしてやろうとすることもしばしば。
ただし、あまり自分勝手が過ぎたり素行が悪すぎると「立場上手を貸せない」とのスタンスを取ることも。
主人公より冷静なことが多いが、才気煥発というわけではなく、たまに察しが悪くニブい。

メチャ子という名は、主人公が「メチャクチャするから」という理由でつけたあだ名。主人公とかしまし女子以外のキャラクターは総じて「組長」と呼んでいる。

一度入った押し入れから出入りする能力を持っており、大抵のエピソードでは主人公の部屋の押し入れから登場するのがお約束。
押し入れに入った経緯はオモコロ掲載版では「友達だと言って家に入れてもらった」、単行本では「夜中の内に忍び込んだ」となっている。
セーラー服のデザインは主人公の学校の制服とは異なり、主人公の友人からはよその学校の女子と認識されているが、学校に通っているのかも含め私生活は主人公の近所に住んでいるらしいことが示唆される程度。

考えてみれば年頃の男女が半分くらい同居しているようなもので、押入れが繋がってるのをいいことに彼女側の所有物や居住スペースも一方的に共有しているが、当人たちはごく健全な遊びや会話をするに留まっている。


・呪いの人形

CV:新谷真弓

捨てられた人形。毒のある性格で先代の組長とは仲が良かったらしい。
対象の髪を伸ばすという地味な能力を持っている。

人間への恨みからイタズラを繰り返し、着合わせを逆にすることで封印されていたが、メチャ子に「私だったら絶対に見捨てない」と説得されて彼女の部下になる。
小言が多いものの主人公に助言することも多く、なんだかんだ面倒見のいい友人ポジションに。
人形ゆえに非力だが飛ぶことは可能。
幼児化したシュラ子にバラされても首だけで動ける。
人形設定ゆえかアニメ版では喋っても口が動かない。

・シュラ子


メチャ子の従姉妹。「人呼んでシュラ子」と名乗っているので本名ではない模様。
スタイルは良いが、ガサツで自己中心的な性格をしている。
関西弁で話す。関西地方に住んでいるのかは不明だが、ドッペルゲンガーから「家すんごい遠くなかったっけ?」と言われていることから遠方にあるようだ。

怪奇組組長の座を狙い、メチャ子をあの手この手で倒そうとしている。
メチャ子と違って恐怖を理解している……が、粗暴なためメチャ子以上に人望がなく組長は望み薄。
悪質なロリコン*5の魂が封印された玉を踏んでようじょになってしまった。

ドッペルゲンガー

CV:榊原優希

泥のような姿をした妖怪。何にでも変身でき、彼が変身した姿を見ると死ぬ。これは妖怪でも例外ではないらしく、幼児シュラ子に化けようとしたドッペルゲンガーに対してシュラ子から「化けとるとこ本人が見たら死ぬねんぞ!」と一喝されている。

主人公のクラスメイトにボコられるなど、戦闘力は大したことがない。メチャ子のことが大好きで告白したが、彼女にフラれた過去を持つ。


・霊媒師のオッサン

迷彩服を着た坊主の中年男性。
自称天才霊媒師で胡散臭い雰囲気を出しているが実力は本物。シュラ子と協力関係にある。

初登場時に霊能力関係なしの現行犯で警察官に逮捕され、釈放されてからは穏便に過ごしている。
仕事の邪魔したうえにムショにぶち込んできた主人公とは意外にもその後気さくに接しており、除霊などで稼いでる割には無報酬で協力してくれたことも。

・ゆきんこ


傘を被っている水着の雪女。下ネタ好き。
一見すると露出の凄い可憐な少女だが、下品で誠意のないお調子者。
腹黒い性格で対立しているシュラ子とドッペルゲンガーの間に入り、面白ければいいと享楽的に楽しんでいる。

物理的に吹雪を生み出す強い能力の持ち主……だが自堕落なためロクに続けられない。
燃やされたりしても体の一部が残っていれば、寒い場所に行って再生できる能力もある。

・坊主/眼鏡

CV:白石兼斗(坊主)/間宮康弘(眼鏡)

どちらも主人公とは友好関係を築いており、お化けに振り回され奇行を繰り返す主人公に対して引くことなく登下校を共にする。
坊主はのんきで調子が軽いが本を返し忘れたことを悔い、ミミズを慮って助けるなど懐の深い性格。その明るい性格故か、事故物件に住んでいるのに幽霊に遭遇したことがない。
眼鏡はオカルト研究会の部長。坊主とは中学からの友人。


・かしまし女子

CV:釘宮理恵
主人公のクラスメイト。人間で唯一の女性レギュラーキャラである。
人面疽に取り憑かれてしまうが、メチャ子達によって助けられた。

若干の少女マンガ的な思い込みの激しさに加えテンションが高ければ決めつけも早く、自分の都合で他人に馴れ馴れしく親しく話しかけに行く性格*6
一言で表せばやかましくウザい。そんな風なのでいつも皆から腫れ物扱いされているらしい。

どうやら幼少から霊感が強い方らしくその後も度々お化けに遭遇しており、主人公にやたらと絡んでくるようになる。
同性かつ邪険にしないこともあってか特にメチャ子には親しい友達っぽい距離感で接している。
ズレてはいるものの主人公やメチャ子を本人なりに気遣うこともあり、へんてこで賑やかな新日常の象徴的存在と言えるかもしれない。

彼女の呼び名も人気投票で初めて設定されたもので、それまで読者からは初登場回で本人が名乗った「パンツの女」というあまりと言えばあんまりな呼び方をされていた。

アニメ版では少女A名義となっている。

・復讐者

CV:梅原裕一郎
主人公の教室に潜入してきた男子生徒。元々は別の学校に通っていた。
襟巻きの女の霊に憑りつかれており、その女を殺した「荊一郎」という名前の男を探している。
だいぶ雑な性格で、何かしらで有名になっている男性をすぐさま荊一郎と認識し、得物として鉄パイプを振り回す。


・お隣さん

主人公宅のお隣に住んでいる少女。
幼いながら常識的で本当にごく普通の一般住民。主人公のことは「にいちゃん」と呼んでおり、ただのご近所さんだがそれなりに気安い親しい間柄。
が、足の生えたヤカンを目撃する羽目になったり日頃から様子のおかし過ぎる隣人の奇声や奇行に巻き込まれていたりの不憫な被害者。不審者そのもののにいちゃんに向けるドン引きした怪訝な顔が定番と化しつつある。
それでも避けたりはせずに接してくれている懐の深い幼女。

・その他の怪異の皆さん

やかんやチャーハンなど様々なモノが意思を持って問題を起こしている。
話が進むにつれて慣れたのか主人公は突っ込まなくなった。

【用語】

◇怪奇組

幽霊や妖怪で構成される組合で人間を驚かせることを生業としている。
先代組長の死により娘のメチャ子が後を継いだが、上手くいかずに殆どの構成員が組を離れてしまった。
現在、明確に怪奇組入りしているのは呪いの人形のみ(シャワー頭(のっぺらぼう)は不明)。


お化けや幽霊の苦手な方は追記、修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ハーッ!!!!/

最終更新:2026年08月23日 18:54

*1 ミニ四駆の部品

*2 それも成長前のパンティ

*3 アニメ版では昭和アイドル

*4 母親はパンティ回で間接的に触れられたのみ。主人公を起こしに来た「怪盗マザー」なる怪盗が出てきたが、母親ではなかった

*5 アニメ版では「子供のままでいたい中年の魂」

*6 神隠し事件では初対面の他校の女子生徒にさも友人のように話しかけて引かれている