登録日:2023/03/29 Wed 00:03:17
更新日:2026/05/06 Wed 01:15:19
所要時間:約 8 分で読めます
みなさん こんにちは。
コロコロでポケモンを描いている穴久保です。
じーさんになってもマンガを描き続けられる方法を紹介したく、
ペンを執りました。
それはウォーキングや筋トレでもなく…
サウナです!!
はじめに
『サウナウォーズ』は穴久保幸作が30年以上の漫画家人生の中で初めて執筆したストーリー漫画である。
コロコロコミックでデビューした穴久保幸作、その初の連載は『からくり剣豪伝ムサシロード』だった。
その後も『俺は男だ!くにおくん』、そしてあの『
ポケットモンスター』を描いている。
おわかりだろうか?
全て原作やタイアップ先となる作品が存在する「コミカライズ」なのだ。
それでいて原作があるのにそちらの雰囲気を考慮しないトンデモギャグ漫画に仕立てるのが得意
他に学習漫画なども描いているが、発表した作品は何かしらの「原作」があるものが全体の8割を占めている。
そんな穴久保も還暦を迎え、ストーリー漫画を一度は描いてみたいと考え、新たな境地を目指して描いたのが本作。
穴久保幸作のオリジナルの物語を、しかもギャグがメインには来ないストーリー漫画を、初めて描いたのだった。
穴久保は本作発表時点で66歳となるが、サウナを48年も愛好しており、現在も週3回以上通うサウナ愛好者。
その「漫画家人生を支える最高の健康法」を主題にしたのが本作である。
登場人物
本作の作者にして主人公。そう、本作は彼自身が漫画の主役であり登場人物なのだ。
よって、記事内での呼び方も敬称を略し「穴久保」で統一する。
ここまでの説明通り大のサウナ好きで、読者にサウナの良さを知ってもらうために自分を主人公にした漫画を執筆する。
サウナ→水風呂→外気浴で「整える」のが最高の喜びで、漫画のアイディア作りやネームもサウナ内で試みることが多い。
ふとしたことから「サウナウォーズ」に参加することになるのだが……?
66歳とは思えないほど若々しく
イケメンで、肉体も引き締まっている。
サウナが舞台の作品なので股間を隠すタオルとサウナ帽子のみ着用した
ほぼ裸が常態で、実に
そっちの方へのサービス精神が旺盛な人。
念の為言っておくが
本作にハッテン場的な要素やネタは一切ない。
作品の性質上
サウナで汗を流す裸の男が山ほど出てくるので邪推しようと思えばいくらでもできるが、そっち方面を期待して読んでも
ガチな人を除けば微妙なところ。
ちなみに穴久保は十数年ポケモンばかり描いていたため、人間の肉体、特に裸体や筋肉の描き方を忘れており苦労したそうな。
たまたまサウナで出会った穴久保と意気投合した漫画編集者。
彼も大のサウナーであり、穴久保とサウナをテーマに新たな漫画を描こうと約束する。
当然のように「サウナウォーズ」にも参加し、穴久保の相棒役として活躍。
モデルはおそらく担当編集の中谷氏。
「サウナウォーズ」の会場となるサウナは指定の水着を着れば男女混浴となっていて、彼女が唯一の女性参加者。
つまりヒロイン枠で、快活な性格と肌が出ないサウナ水着でも隠しきれない巨乳が彼女の魅力。
あなたがホモでないなら彼女目当てで本作を読んでも後悔しないだろう。
「サウナウォーズ」では一時的に穴久保と険悪になるも終盤には……?
同じくサウナに入り浸るサングラスの男。
ダイヤ入り高級
腕時計や金のネックレスを大量に纏ってサウナにいるためかなり裕福らしいが正体は不明。
穴久保や谷を恫喝めいた口調で苦言をしたためヤクザ的なお仕事の方では?と思われていた。
(ただし実際は穴久保たちがマナー違反をしたことへの注意なのでそれ自体は正当なもの)
とある秘密を抱えたまま「サウナウォーズ」に参加するのだが、彼の運命は?
いわゆる大勢のモブサウナーたち。
珍妙な格好をした謎の集団。
どうやら普段は各地のサウナの紹介などをやっている団体らしいのだが、妙に資金力があるようで、サウナを丸ごと貸し切り日本一のプロサウナーを決める大会「サウナウォーズ」を開催して穴久保たちを招待する。
国際的な組織なら「World Sauna Circle」でWSCの方が正しいのでは?
あらすじ
前述したようにサウナ大好きな穴久保がサウナを満喫していると、同じくサウナ好きなマンガ編集者の谷と知り合い、サウナについての漫画を描くことを約束する。
そこへSSSが現れ、日本一のプロサウナーを決める「サウナウォーズ」の開催を宣言した。
「生き残れば勝ち!」というシンプルなルールのサウナウォーズに興味を持った穴久保は同じサウナにいた女性客や金持ちの男を誘って参加する。
熱気がこもったサウナ内は和気あいあいとしつつも徐々に勝負が盛り上がっていった…。
高温でたっぷりと汗をかき…
水風呂で自律神経を活性化。
最後は外気浴で身も心も整います!!
これがオレの、
追記・修正のパフォーマンスを上げる
最適な健康法だぜい!!
あれ…!?
昔の記憶が走馬灯のように蘇る…。
何故だ!?
そうか、分かったぞ。
オレは今、高温のサウナ室で
死にかけている…。
──これは、サウナで起きた12分間の出来事である──
サウナウォーズ
登録日:2023/03/29 Wed 00:03:17
更新日:2026/05/06 Wed 01:15:19
所要時間:約 8 分で読めます
真の概要
『サウナウォーズ』は穴久保幸作が30年以上の漫画家人生の中で初めて執筆したデスゲーム漫画である。
ここまでの説明は概ね事実なのだが、実はSSSは富豪や権力者の集団。
そして貧乏人がサウナで汗まみれになって死ぬ姿を見るのが最高の娯楽という危険人物の集まりだった。
そこでSSSは、彼らの息がかかったサウナ施設に対象を誘い込んで、最後まで生き残った者が勝者──ただし最後の1人が死ぬのを確認するまで絶対にサウナから出さないという恐ろしき殺人ゲーム「サウナウォーズ」を開催したのだった!
開催直後は「サウナウォーズ」を単なるサウナーのためのイベントと思わせていたので穴久保節と言えるギャグやおふざけも頻出していたが、SSSが参加者たちをサウナ死させるつもりだと判明してからはギャグが一切無くなり、
- サウナ経験者なら誰でも想像できるだろう、サウナ特有の熱と閉鎖空間の地獄
- 本来ならSSSに憎悪を向けるべきだろうものを、それができない腹いせに参加者同士が悪意をぶつけ合う不協和音
- そんな参加者の苦しむ様を監視カメラで楽しむSSS
- SSSが細工して「脱出できそうな隙間」を用意しつつギリギリで防いで心を折る悪質なサウナ設備
といった「
デスゲームものの醍醐味」をベテランの筆致でしっかりと描いている。
そしてデスゲームものには不可欠だが、コロコロ作品としては異質な
- 殺されるいわれなどないのにSSSの娯楽のために苦しんで悔やんで理不尽に死ぬ参加者
もエゲツなく描かれている。
「ギャグがない」というのは一応その通りなのだが、真面目に恐怖や脅威を描いているのに描写の関係上
シリアスな笑いが生まれることはある。
果たして穴久保たちはSSSの仕掛けたサウナウォーズから脱出することはできるのか?
本気でサウナを読者に勧めるつもりがあるならこの作品は逆効果にしかならないだろ…
どんな物語にも終わりはある!!
お前らの描いたストーリーの幕はこのオレが下ろす!!
ほざけじじいマンガ家!
黙って老人ホームに入って追記・修正でもしてろ!!
ハハハハ!!
- 何も起きないはずはなく…いや実際にイベント起きまくったけどさ -- 名無しさん (2023-03-29 22:03:44)
- 本当の概要が出る辺りで飛んで読んだけどこんな漫画も書けるのか・・・と感心してしまった。 -- 名無しさん (2023-03-30 20:28:21)
- ネームが500ページもボツになってるのは漫画家の悲哀か、RS編でアスナ以降の本編ストーリーが進まなかったのもそれが原因? -- 名無しさん (2023-03-30 22:36:02)
- サウナってのが感心してしまった。身近な場所なのに閉鎖されるだけで確実に死に至るって舞台選びが凄い。読者も想像しやすい地獄というか -- 名無しさん (2023-04-03 18:27:03)
- 穴久保先生の漫画はギャグもいいけど、くにおくんとか初期頃のポケモンでライバルとバチバチにやり合ってるシーンが結構好きだったから、この漫画でまた突き抜けたところを見せてほしいな -- 名無しさん (2023-08-23 01:08:10)
- 基本的に「そうはならんやろ」と「そこじゃないだろ」な展開の連続でシュールなんだけど、登場人物はモブ含めてちゃんと恐怖とか怒りとか伝わってくるからしっかり緊張感あるのよな -- 名無しさん (2023-10-23 23:22:57)
- 断末魔がギエピーと一緒のノリとかね>シュールな笑い 最初は微妙だなぁと思ったけどちゃんとデスゲームしてて面白い -- 名無しさん (2023-12-16 06:18:44)
- 何故男湯のサウナに服を着たおばさん(というか多分マツコがモデルのモブ)がいるのか・・・ -- 名無しさん (2024-03-17 20:29:38)
- ↑昨日更新の回でまさかの再登場。サウナウォーズ参加理由もカイジじみててなかなかえげつない。 -- 名無しさん (2024-03-24 00:31:55)
- マジでどんどん面白くなっていくなこれ。金に目がくらむ愚かな民衆がただの舞台装置じゃなくてあそこまで感情豊かに動くのすげーわ -- 名無しさん (2024-03-27 00:09:05)
- ↑激しく賛同 -- 名無しさん (2024-04-13 20:42:48)
- これに限らず週刊コロコロの作品は回を追うごとに面白くなっていくのが多いのよね -- 名無しさん (2024-04-13 20:59:08)
- 打ち切りが容赦ないから終わり方が微妙な作品も多いイメージ。この作品にはぜひとも頑張ってもらいたい… -- 名無しさん (2024-04-16 22:04:08)
- 岸辺露伴にぜひエンカウントしてほしい -- 名無しさん (2024-05-28 00:10:53)
- 素っ頓狂なツッコミ待ち状態の展開と並行して展開する、「居合わせただけで理不尽に殺されてゆく恐怖と悲しみ」「理不尽な死に対する怒り」「その怒りを受けて全力で理不尽に抗う戦い」というヒロイズムのストレートな描写。このバランス感はある意味ニンジャスレイヤーと通じるものがある。そしてどちらも面白い。 -- 名無しさん (2024-06-01 10:40:11)
- 最初は60代らしく皺も描かれてたのにサウナ入ったとたんに若返る穴久保先生で吹いたw -- 名無しさん (2024-06-01 12:20:43)
- マツコ似のあの人(マツオさん)って本物のマツコ・デラックスと同じように性別自体は男なんじゃないの? -- 名無しさん (2024-06-02 12:46:37)
- 漫画家としての下積みエピソードはガチっぽいのがミソ -- 名無しさん (2024-06-15 19:38:17)
- マツコ似のあの人の性別自体は男でした…さらに、彼は完全退場(意味深)するキャラの1人になってしまいました… -- 名無しさん (2024-07-29 22:52:01)
- いやギャグはあるだろ シリアスな笑いとはまた別 -- 名無しさん (2024-09-08 00:35:17)
- たまに出てくる幼女とか普通に可愛い女キャラもいる -- 名無しさん (2024-12-14 12:46:59)
- 漢字文化圏で肩書が内閣総理大臣でも大統領でも実在の国の政府を名指しすることになってしまうが、肩書が内閣総理大臣で下の名前が大統領なのか、苗字が内閣総理大臣で肩書が大統領なのかはっきりしないのでセーフ(そうだろうか -- 名無しさん (2025-03-29 20:36:10)
- NIKKEすいで出てきて大笑いした、穴久保先生当人もリポストしてて目を疑った -- 名無しさん (2025-08-21 20:07:28)
- ギエピーならバルキー加入前世代だが、穴久保先生が -- 名無しさん (2025-10-13 21:31:09)
- 続き 終始かっこいいときのピッピだけを寄せ集めた強さかっこよさタフさで設定の陰鬱さを吹き飛ばしていた。最後はジョセフのように実は生きてたとかないのかなぁ -- 名無しさん (2025-10-13 21:33:45)
- 最終回前のCAがかわいい -- 名無しさん (2025-11-20 21:50:20)
- 穴久保先生がポケモン連載再開したので最終回のアレの後も生きていた事が確定したな! -- 名無しさん (2026-01-12 17:09:17)
- ↑不死身の漫画家とか書かれてたの吹いた -- 名無しさん (2026-01-12 20:12:54)
- 「そいつはヤベー漫画家だ隙を見て○せ!」←漫画史上屈指のパワーワードだと思う -- 名無しさん (2026-05-06 01:15:19)
最終更新:2026年05月06日 01:15