真島吾朗

登録日:2010/02/01 Mon 02:19:39
更新日:2025/04/21 Mon 17:33:02
所要時間:約 16 分で読めます




真島吾朗とは、『龍が如く』シリーズの登場人物。
クロヒョウやジャッジアイズを除いたナンバリング及び外伝シリーズ皆勤賞で、龍が如く総選挙1位をもぎ取るなどファンから圧倒的な人気を誇っている。
ファンからの通称は「真島さん」、或いは桐生に倣った「真島の兄さん」が主。

日本語CV:宇垣秀成
英語CV:マーク・ハミル(海外版『1』)、マシュー・マーサー(『7』以降)
演:岸谷五朗(劇場版)、窪塚俊介(舞台版)、青木崇高*1(〜Beyond the Game〜)


経歴

『0』では1985年に彼が加担を企てたある事件の責任を問われ東城会を破門され、蒼天堀に縛り付けられている。

『1』では関東拠点の広域暴力団「東城会」嶋野組若頭兼嶋野組内真島組組長。

『2』では東城会5代目会長の寺田の方針に反発して真島組を組員丸ごと建設会社にしたが東城会へ復帰。

『3』では直系へ昇格し*2東城会若頭補佐となり、再び桐生からの要請で大吾の後ろ盾となる。
真島建設自体は存続しており、『4』から登場する神室ヒルズ建設に大きく関わっている(実質真島組の仕事)。
この際、元々政財界に深く食い込んでいたヒルズの真下にあった『賽の河原の地下街』の運営にも食い込むことに成功し、その伝手もあってか力を伸ばしている。

幹部クラスがなんやかんやでポンポン死にまくる為、大幹部内では数少ない古参幹部でもある。
『4』以降のナンバリング主人公の1人として登場する冴島大河とは盃を交わしていないが渡世の兄弟で、互いに兄弟と呼び合う。

性格

完全な縦社会の極道組織にあって、明らかに人間を辞めていたかつての嶋野組長や実際に自分に勝利した桐生等「自分が認めた強い奴にしか従わない」と豪語する。
現在大吾を支えているのは、大吾の素質を見込んでいるからでもあるが、何より桐生の頼みだからこそ。
その所為か会長である大吾を弄って遊ぶような態度も、『OTE』で良く見られた。

武闘派揃いの嶋野組にあって「嶋野の狂犬」の異名をとる超武闘派極道。賽の河原の地下格闘場では「隻眼の魔王」との異名もある。
桐生と対峙した時には「本当に強い奴と本当の殺し合いがしたい」という意味の言葉を言い、桐生との「殺し合い」を楽しみにしていたほど。

狂犬の名の通りかなり好戦的で狂気に満ちた人物なので敵はもちろん、自分の子分であっても容赦なく血祭りにあげる。
しかし、これは子分達に非があることがほとんどの原因であり、理不尽な暴力はゲーム中にはあまりなく、(勝手に桐生に喧嘩を売った自分の子分に制裁を加えるのは当然として、真島の余り面白くない冗談に笑わなかった子分をバットでボコボコは流石にやり過ぎである。)
結構ムラのある男である。同時にかなり気まぐれでもあるので南や西田の苦労は絶えないのだろう。
おい西谷と佐川なんとかしろよ

この初代から続く狂気じみた性格は『0』での西谷と佐川からの影響が強く、実は根は真面目で頭が切れる。
言ってることややってることが無茶苦茶でも、よく考えれば筋は通ってる、ということも少なくない。
まだ狂犬ではなかった『0』や記憶喪失になった『8外伝』では特に真面目な部分が見える。
特に『8外伝』では周りから聞いた自分の所業に自分で引いたりする辺り、その真面目さが伺えるかもしれない。

素肌に直接羽織ったパイソンジャケットに左目の白蛇が描かれた眼帯がトレードマーク。
両肩には白蛇、背中には般若の刺青が彫られており、桐生の事を「桐↑生↓ちゃ~~ん」と呼ぶ。
実写作品である劇場版でもさほど変わりないが、演じた岸谷氏の利き目の都合で眼帯が右目になっており、紋々の表現の都合上黒いシャツを着ている。

桐生の事を大層気に入っており、桐生に対しての異常な執着心がたびたび見られる。
子分がドスで桐生を刺そうとした時は自分が身代わりになり、「桐生ちゃんを倒すのはなぁ…この俺や…このドアホ」と言い放って刺されたまま殴り飛ばしている。

実は初登場となる『1』(リメイク前)ではプロローグでの登場以降は吉田バッティングセンターおよび桃源郷での交戦時しか出番が無く、単なるボス敵の一人に近い扱いだった。強烈すぎるキャラクターと声優の怪演は当時からだが。
『1』では完全な悪役として描かれており、桐生と喧嘩したいが為に澤村遥を拉致監禁する。桃源郷に大型車で突っ込んで大破させるといった結構な悪事をはたらいている。(そしてこの襲撃により桃源郷は後に廃墟になるため、『7』以降の主人公である春日にとって彼は「自身の家同然の施設を潰した元凶」になっている。尤も春日はその事を知らないのだが。)
ただし、自身を拒絶したソープ嬢に対して怒るどころか、優しく労って見逃すという、根っからの悪人ではない様子はこの頃から描写されている。

『2』では周囲をイエスマンで固める五代目会長の寺田のやり方に反発して真島組まるごと東城会から離反し真島建設を起業。
建設会社の社長なためか常にドカヘルを被っており、『OTE』でも真島組専用倉庫内に真島建設のドカヘルがあったり、エンディングでも被っている*3
「花屋」が使っていた賽の河原の地下街や巨大モニターをちゃっかり手中に収めるなど抜け目がない。
真島建設そのものは、『3』以降東城会大幹部として復帰した後も真島組フロント企業として存続しており、
神室ヒルズ建設にも関わっているせいかその利権を巡って一悶着起きたこともある(それが起きた幹部会は不在だった)。

そして『3』では幹部会に出頭する際に黒のスーツとネクタイ、赤いシャツ、愛用の眼帯も白蛇の刺繍が入れられた物を着用し、髪型もいつものスタイルから若干スマートにする等、匂い立つ威厳とダンディズムに溢れた大幹部らしい姿も見せてくれた。

『4』以後の一時期には桐生よりも冴島と関わる場面が多く、シリアスな側面が目立っていた。

『8』では諸事情で漁師になっていたが、『8外伝』では成り行きで船長にもなった。

桐生からは「東城会を立て直すにはあの人の力が必要だ」と言われ慕われている。
しかし『1』の頃は、桃源郷襲撃時にソープ嬢をナイフを突きつけながらナンパするも好きな人がいると断られた後「ええ!それでええ!ほぉらここ危ないでぇ!はよ逃げや」と即解放する等の真島の奇行を理解できなかった桐生は「あんただけは読めねえなぁ」と呆れられていた。
というか真島の兄さんの言動や行動を先読みしたり理解したりできる人材の方が極端に少ない。

ゲーム中での強さ

龍が如くの初作からシリーズを通して、イベントもしくは闘技場の対戦相手として戦うことができる*4

一見ひょろりとした体系だが、トラックが建物に衝突した後で床にヒビが入っていたとはいえ、大理石の床をパンチ一発でぶち抜く膂力と、人間離れと言うより哺乳類かも怪しい俊敏な軽業で相手を翻弄する超一流の喧嘩師。
桐生も、戦う度に立ってこそいるが疲労でふらついているので、真島はラスボスの中でも強い部類に次ぐ、風間やその双子の弟、嶋野組長らと同じくらいの怪物であるらしい。
もし両目が健在であったらと考えると恐ろしい。
その怪物であるが故に桐生が沖縄に移住して以降は自分に見合ったケンカ相手がいない為か悶々としており、桐生か冴島がなんやかんやで神室町に帰ってきた時は大体どっちかと殴りあっている。
3時点で賽の河原の地下闘技場で「隻眼の魔王」と呼ばれている辺り、桐生が沖縄に移住した後に強い相手を求めて出入りしていた可能性がある。

『0』ではオーソドックスながらえげつなさが随所に光る「喧嘩師」、攻撃と防御の両立が可能な「スラッガー」、トリッキーで対多数向きの「ダンサー」、後年宜しく暴れまくる「嶋野の狂犬」スタイルを駆使して大暴れする。
若かったがゆえにかなり無茶な動きもやらかしており、振り下ろされた棒は愚か刃物を白刃取りならぬ白歯取りして相手に投擲するヒートアクションもある。

素早い動きとドスによる素早い攻撃が特徴で、アクロバティックな動きで相手を翻弄しつつ、ジャグリングのようなドス捌きで次々に刺突を繰り出す。
但し『4』は高速回転攻撃をした後は流石に目が回ったのか動きが止まる。『5』ではついに分身した
本気を出すとさらに速くなるが、やはり歳のせいか時間がたつとバテて大きな隙ができる

初の単独主人公になった『8外伝』では、喧嘩師の操作感をベースにしつつドスによる疑似トリプルフィニッシュや空中コンボ等が可能になり、『0』の一部ヒートアクションが復活した、少人数向けのスピード重視の「狂犬」、カトラス二刀流を基本にマスケット銃とワイヤーフック、サブストーリーを進めれば使用可能になる各種呪神楽器を扱う、大多数向けのパワー重視の「パイレーツ」スタイルを扱う。
今までやっていた回転切りや分身も出来る上、白歯取りも久々に披露し、更には人間を軽々と超える大ジャンプから空中コンボまでやりだし始めて還暦迎えたにも関わらず『0』以上にかなりの無法っぷりを披露している。
まさか真島の兄さんも「すごい夢を見た」とか言い出さないだろうな……?

ちなみに、この漆黒の柄に桜が散らされたドスには『鬼炎(きえん)のドス』という銘がある。
ネット上では「きめら」という読みが広まっているが出所不明の誤情報である。
真島とも深い因縁があるようだが、それ以前に「このドスを生み出した刀匠は、業界において"決して彫ってはならないとされる鬼炎"を彫り込んで仕上げた後、自ら鍛えたこのドスでもって動機不明の自害を遂げた」という由来がこのドスにはあり、かなり不吉なオカルトアイテムだったりする。
こんなものを1988年前後から35年以上にも渡り使い込んでいる真島が呪いでも受けているのかは定かではない。
龍が如く極のどこでも真島最後のバトル「真・嶋野の狂犬」をクリアするとこのドスを桐生ちゃんも使用可能になるが街中で遭遇する兄さんも普通にこのドスを持ち歩いてたりする。
兄さんが複数本所持していたのかは兄さんのみぞ知る。

過去

以下、ネタバレ注意

『4』から25年前―1985年の某日。
冴島が起こした上野吉春襲撃事件には参加する予定だったが、その直前に柴田の妨害を受けて監禁されてしまい、その時に名も無き構成員によって左目を奪われた。
真島はこの事を長年悔やみ続ける事になったが、冴島は事の真相を知る由もなく、25年後に再び顔を合わせて殴りあうまで「真島が裏切った」と思い込んでしまう。

だが、まだ地獄は終わらない。
救出された直後、組の意向に反して上野吉春襲撃に加担しようとした罰で「穴蔵」と呼ばれる事実上の拷問部屋*5に監禁され、1年間耐え切り嶋野の手で外へ出されるも破門となり、嶋野の代紋違いの兄弟分である近江連合直参佐川組組長・佐川の監視付きで、キャバレー「グランド」の支配人という名目で監獄代わりの蒼天堀に縛り付けられる。
常時過剰なまでの監視を付けられ、飼い主である佐川の許可なく蒼天堀から一歩でも外に出れば、
彼にとって流刑地であり競合店舗がひしめく蒼天堀において閑古鳥が鳴いていたグランドを蒼天堀No.1のキャバレーに成長させ「夜の帝王」とまで持て囃される一方で、自宅のボロアパートは畳すら敷かれておらず窓の外に目を向ければあの手この手で紛れ込んだ監視の目が睨みを利かせているという、自宅というより独房同然の有様であった。

その裏側で佐川経由で嶋野から、東城会への復帰を条件に「マキムラマコト」という人物の殺害を命じられる。
「マキムラマコト」が働いているという情報を得た「ほぐし快館」に殴りこむが、その店は無人で引き上げようとした所で盲目の女性従業員が帰ってきてしまう。
逃げ場のない店内で一度は接触を回避して安堵した瞬間、不意に鳴った電話に出ようと踵を返した彼女とぶつかってしまい、「泥棒」と大パニックに陥る彼女をなんとか宥める内に吐いた些細な嘘から整体を受けるハメになり、整体中に熟睡。
まともな睡眠を取れておらず疲れも蓄積していた事を見抜かれながら、彼女が整体の準備に席を外した間に「何をしてるんだ」と自嘲するも、ドスを隠さず無造作に手荷物用バケットに放り込んでいるという最悪のタイミングで明らかにカタギではない店長が帰還。
真島の意図を読んでいた彼を「マキムラマコト」と判断して交戦するが、更にそこへ近江連合が襲撃。状況が読めないながらも先の全盲の女性従業員が「マキムラマコト」であると知る事になり、「守る者」として泥沼の争奪戦に否応なく巻き込まれていく事になる。

刹那主義及び快楽主義者であると同時に好戦的で狂気に満ちている側面は西谷の、他者から見ればブレブレで迷走しているように見えながらも執着する相手を執拗に追いかける側面は佐川の影響が大きい。
前者は演技の面も含むものの『0』における経験は真島にとって両者のミームを受け継ぐ形となったようである。

そしてその後、1992年に当時アイドルだった朴との間に子供を儲けて結婚。彼女に万年筆を送るが、アイドル生命を優先した彼女が相談もなく中絶。
そのことが原因で彼女とは破局し、離婚するものの手紙などのやり取りや交流はあり、またスタント中の事故で俳優生命を断たれた男の勝矢直樹と彼女を助けたことで、勝矢を間に挟むことで気不味くなることもなかった。
また勝矢が芸能界で生き抜くために必要でありながら、東京では芸能系事務所を立ち上がるのが難しかったので、関西ではまだ数が少なかった芸能系事務所を関西で立ち上げようとした際に、自身が現地の暴力団だった近江連合と話し合い、勝矢の事務所の立ち上げに協力した。
勝矢とはその後も頻繁に連絡を取り合っており、所属する組織は違えど親友に近い間柄であった。

『5』以降

2012年。
自分を北海道で死亡したと偽装した上で勝矢と共に水面下で動いている何者かを探るべく、彼と示し合わせた上で日本ドームコンサート後に一個人として朴と会う約束を取り付けその旨を書いた手紙を黒幕を誘きだす餌代わりに送った。
しかし勝矢の部下・金井が真意を知らずに独断で手紙を強奪しようとした結果、朴が自殺に見せかけて殺害されてしまい遥が巻き込まれることになってしまう。
謂わば朴は完全に巻き込まれてしまった体であり、結果的に黒澤は引きずり出せたものの彼女との関係が描かれそうだった『0』*6ではノータッチに終わった。
終盤には黒澤に捕えられて遥の命を人質に無理矢理協力させられてしまい、冴島と殺し合いを強要されるが、最終的に馬場が遥の狙撃をしなかった上に生きていた勝矢と大吾が駆けつけ事なきを得る。

この頃になると本人も老いを実感してきており、脂っこいものが受け付けなくなったり昔は打てた筈の球が打てなくなったり、冴島の喧嘩相手をできなくなってきていると語っている。
ただしそんなこと言いながらいざバトルしたら普通に滅茶苦茶強い上に上記の通り分身まで披露した。一体どこが衰えたんですかね…?
同年代の桐生も若い時より明確にパワーアップしているので兄さんもライザップして復活したのかもしれない。

2017年には「神室町3K作戦」で東城会が崩壊したことから、他の東城会幹部同様行方をくらましている。

『7』以降

7』にて、実は、八代目近江連合若頭・渡瀬勝と大吾による東城会と近江連合の同時解散計画に協力していたことが判明する。

しかし、作戦決行直前に、渡瀬が組員の「使用者責任」の罪で逮捕され、2年間服役する事になったことから、渡瀬が出所するまでニック・尾形の計らいで、大吾や冴島と共に身を隠していた。

その後、2019年に荒川真澄に事の真相を問いただすために近江連合本部に侵入してきた春日一番たちの前に冴島と共に立ちはだかり、激闘を繰り広げるが、大吾と荒川の制止により和解。

翌日、近江連合本部で行われた、渡瀬の出所祝いの席で、渡瀬と大吾から同時解散宣言が行われ、共に解散届を提出するため大阪府警に行くところを阻止しようと、出席していた大勢の近江連合幹部からの反乱が勃発。渡瀬と大吾を守るために、荒川や冴島、春日達と共に共闘し、反乱者達を撃退した。

ちなみにこの際、ドスの一閃で幹部たちのネクタイだけを3本まとめてスッパリ切断……というタツジンじみた芸当を披露している。質量のある残像を作り出せるのに今さらと言われればそれまでだが

実際のボス戦における真島だが、結論から言うとシャレにならないほど強い。

前提として本人のレベルが50とここに来るまでの敵と比べてとびぬけて高く、近江連合本部に行けるようになった時点でのレベルではまずかなわない。
直前に解放される「蒼天堀バトルアリーナ」を使って最低でもパーティの平均レベルを45前後にしておかないと地獄を見ることになる。

瞬発力の高さから行動回数が多く、少しでも隙を見せると出血属性持ちなうえに不規則なタイミングでジャストガードも難しいドス攻撃で、一気に戦闘不能まで持っていかれる。麻痺属性の範囲攻撃も備えているので、状態異常対策は欠かせない。

体力が3割ほど減ると、『5』でも披露した分身を3体出現させてくる。それぞれが真島本体と同じ技を使ってくるものの、HPは本体よりも低いため、強力な全体攻撃で一気にせん滅するのがおすすめ。できれば会社経営を進めて春日の「サテライトレーザーの極み」を習得しておきたいところ。

HPが半分を切ると、何と冴島が加勢して二人ががかりで攻めてくる

HPが多い上に攻撃力も高い冴島も無視できないが、それより恐ろしいのは今までプレイヤー側の特権だった「絆技」を使ってくること。

幸い真島のHPは減ったままでなので、真島を最優先で倒すことで、絆技の発動回数を減らすことが出来る。

対策としては、行動回数の多さを逆手にとって毒状態にする、弱点の火属性で攻めるなどが挙げられる。

いずれにしても長期戦は避けられないので、各種バフデバフや回復行動を切らさず、心して挑もう。いざとなったらロケットランチャー。但し2個しか持てないので過信は禁物。

撃破後はデリバリーヘルプで召喚することが可能になる。

スキル名は「紫電鬼炎刃」で効果は「敵全体に電気属性でダメージを与え、確率で麻痺状態にする」。強力だが初回以降は100万円の費用がかかるのが痛いところ。まあ最終的に3分で300万稼げるんだけどね。召喚演出は「高層ビルから駆け下りつつ電撃をまとった大量のドスを展開して攻撃」というファンタジー極まるものだが、これはあくまで春日の妄想によるイメージである。……多分。

龍が如く8では大吾、冴島の2人と漁師として世間の目から潜むような生活を送っており、往時と比べてだいぶ嗄れてしまった真島の兄さんというか真島の爺さん
それでも桐生の挑発に乗る形で喧嘩をしたり、最後の戦いに援軍として乗り込んできたりと完全に枯れてはいなかったらしい

『8外伝』

初の単独主人公。
『8』終盤で桐生一馬と再会した後、大解散の後始末とネレ島に大量に置かれた核廃棄物の処分のためにハワイに向かっていた真島吾朗は大嵐に巻き込まれ、その最中に出現した超巨大なイカとのバトルの末にとある島に流れ着いた。
ボロボロになった兄さんはなんと記憶喪失となり、島で行き倒れていた所を島に住む少年ノア・リッチに助けられ、紆余曲折あって彼のために外の世界を見せる事を決意。そして、船をゲットしてトレジャーハンター兼海賊としてお宝探して大航海することになる。
宝をめぐって海賊団とバトルしたり、『8』同様ハワイでレジャーを楽しんだりと還暦記念でたくさんはしゃぐ兄さんがみられるぞ! 特に不審者スナップを楽しむ光景や海賊団編成時のBGMで歌っている曲は必見・必聴だ!

スピンオフ

OTE

龍が如く OF THE END』では主人公の一人として登場して兄さんファンを歓喜させた。珍しくドスは使わない。
専用武器はアサルトショットガン『MarkIV.EXP』。通常のショットガンより連射力が圧倒的に高い上に装弾数が多いため、近距離では滅法強い。
そこそこの距離でも当たるので殲滅力も高い。彼のみ横方向に回避すると側転する。

ゾンビの発生に全く動じず、それどころか目の前で子分が1人殺されても「がっかりさせんなや!!」と嬉々として狩りに行くなど久々に狂気を炸裂させる。
にやけながらゾンビを狩りまくる様は、さながら映画を追体験できるアトラクションではしゃぐ子供のよう。
が、第二章で幼女に正義の味方と思われた際に、照れつつも否定はしていない為ロリコン疑惑が急浮上。
EDで幼女からのお弁当の差し入れにまんざらでもなさそうな態度を取っていた。
大吾さんなどは、何とも言えない顔をしてそれを見つめていた。
また、あるサブイベントではほろ苦い結末にやりきれない気分になったのか妙にしんみりするなど、人情味の強い面も多々出ている。
ただし、狂気自体は薄まっておらず、別のサブイベントでは非常時に詐欺を働いた悪党二人組にキッツイお"死"置きを執行していた。
善人には特にキツくはないが、自分に刃向う者には本当に容赦しない辺りに他の主人公との違いを感じさせる。
ゾンビ化してしまった組長を誤魔化すイベントでは割りとノリノリでありながら手錠やらボールギャグやらポンポン取り出す下っ端に若干引いていた。

キャバクラは興味がないらしくあるイベントで名刺を貰わないとキャバクラに入れない。ただしヒトカラはやる。

ちなみにOF THE ENDでは



カラオケで歌う



詳しくはカラオケの記事を参考に。
ちなみに歌のレパートリーはアイドルソングや恋愛ソングが比較的多め。

さらに『クロヒョウ2』では、"真島のマジROCK"という歌さえ作り出したのか、カラオケに搭載されている。
こちらは純粋にかっこいい歌なので是非一度聞いてほしい。

維新

時代物の『維新』では「新選組の沖田総司」というまさかのキャスティングで登場。病気の影を微塵も感じさせない暴れっぷりを披露した。
桐生こと斎藤とは初対面からのスタートであったが、殺し合いや共闘といった交流を経て「沖田の兄さん」と呼ばれる間柄となった。ちなみに初めて兄さんと呼ばれた時は「ムズ痒い」と返した。本編でもこうだったのかもしれない。
あと『OF THE END』同様に歌う。

北斗が如く

ジャギとして登場。
原作での関係が関係なのでジャギの兄さんとは呼ばれない。

極での変化

1のリメイク作品である『極』では「どこでも真島」なるシステムが追加されている。
10年間刑務所に入って腕が鈍ってしまった桐生の勘を取り戻させるため、文字通り神室町の至る所で襲い掛かってくる。
普通に町を徘徊しているだけでなく、頭上やマンホールから突如として襲撃する「いきなり真島」、タクシーのトランクや巨大パイロンの中に潜んでいる「かくれて真島」、ザコとの喧嘩中に乱入する「まぜてよ真島」など、バリエーション豊富。
単純な戦闘だけでなく、ダーツやボウリングなどのゲームで対戦する「あそんで真島」もあり、メスキングやポケサーにドハマりする姿も見られる。
果ては真島組を総動員してOTEを彷彿とさせるゾンビ騒ぎをでっちあげたり、ゴロ美なるキャバ嬢やハンニャマンなる怪人物に扮して現れるなどまさにやりたい放題。
なお、遭遇した真島を撃退することで「堂島の龍」スタイルが強化されていくため、強くなるために避けては通れない道となっている。正直めんどくさいという意見も
またストーリー面でも若干の変更が施され、無印では登場してなかった葬儀にちゃんと喪服を着て参列していたり、バッティングセンターの戦闘前にボールが頭にぶつかるシーンがわざとやったように解釈できるようになったりと3以降の描写に合わせる形になっている。
バッティングセンターでの「久しぶりやのう、桐生ちゃ~ん」という台詞はオリジナルから引き継ぎのため、少し矛盾した台詞になってしまった。
また『2』のリメイクである『極2』では真島編が追加。0以来の操作キャラとして寺田就任から真島建設立ち上げまでの前日譚をプレイできるようになった。

外部出演

『OF THE END』でゾンビ相手にキャッキャウフフしていた彼だが、
なんと桐生ちゃん共々『OF THE END』設定で『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』に参戦
『OF THE END』設定だが歴代の技も採用されており、ドス大回転でゾンビもアラガミも切り刻む。
OP映像ではリーンベルうららと共に颯爽と登場し、成歩堂&真宵を救援。
その後背後から出現したBOWの攻撃から嬉々とした顔で逃げている。
ストーリーでも神室町でゾンビ騒ぎに巻き込まれた成歩堂たちの救援に現れ、黒幕たるシャドルーにケジメをつけさせるために桐生と自軍に同行する。
成歩堂には以前裁判で無実を証明してもらっており、成歩堂センセと慕っている。
ハチャメチャな展開に関西弁でツッコミつつ、マジメな考察をしたりおもろい展開には積極的に乗っかったりと活躍。
リボルバーカノン時にはヴァシュロンの発言に同調してしまった結果アリサによって漢砲弾送りにされた。
戦闘前後掛け合いでは非現代人系キャラをそういうコスプレの風俗嬢かなんかと勘違いして桐生につっこまれたり、ジューンにポールダンスを勧めたり、リーンベルを神室町に勧誘したり、うららにスペースヤクザ呼ばわりされた事に怒るけどすぐにそれを気に入ったり、常識人の色が割と強いシナリオ中とは対照的に色々とフリーダム。
神室町をバイオテロに巻き込み、更にミレニアムタワーを占拠してサイコドライブの設置場&バイオ兵器の生産工場にしたベガに対してはかなり激しい怒りを抱いており、最終決戦の際には桐生チャンと二人で『神室町の素晴らしい所を何一つ分かってない小悪党』とバッサリ切り捨てた。

真島吾朗還暦祭

2025年3月~4月、福島県いわき市のレジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」にて、真島の兄さんの還暦を祝うコラボイベントが開催された。
このイベントよりも少し前、2024年2月~3月にハワイ繋がりで龍が如く8×スパリゾートハワイアンズのコラボイベントを開催しており、それが好評だったために続投で開催された第二弾である。
奇しくもスパリゾートハワイアンズも開園60周年であったために、還暦繋がりの縁で開催されたようだ。
イベント中は園内で真島の兄さんのスタンプラリーやコラボグッズ、コラボフードなども展開され、2025年3月15日にはメインステージにて「龍スタTV」公開収録も開催。全国の真島組員が兄さんの還暦を祝いつつ東北のハワイを満喫した。


追記・修正は「桐生ちゃ~ん!」を自然と真似てしまうようになってからお願いします。
又は、
桐生ちゃ~ん!追記・修正頼むでぇ~~

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  • スピンオフ主役
最終更新:2025年04月21日 17:33

*1 『8外伝』の志垣輝彦でもある。

*2 『2』のリメイク版である『極2』では『1』と『2』の間に直系に昇格している。

*3 このドカヘル、一般的なドカヘルにある緑の十字マークの代わりに『真』一文字が堂々と描かれている

*4 桐生と真島が一度も会う事がない『0』や、とっくにばれてるのに頑なに他人行儀を続けている『7外伝』では流石に交戦していない

*5 世良も穴蔵の存在を把握しているため、嶋野組専用ではなく東条会として所有している物と思われる

*6 0の時系列は1988年であり、朴と結婚したのは1992年なので『0』で出会っていても別段不思議ではないのだが