登録日:2023/04/07 Fri 01:23:46
更新日:2026/08/11 Tue 08:34:24
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日本放送協会とは、日本の公共放送を担う放送局である。
勘違いされがちだが、決して
国営放送ではない。
「日本引きこもり協会」とも勿論関係ない
通称、NHK(
Nippon
Hoso
Kyokai)。
概要
1924年(大正13年)、社団法人東京放送局として設立。
その後、大阪市や
名古屋市の放送局をまとめ、1926年(大正15年)に社団法人日本放送協会が設立され、1950年(昭和25年)に現在の特殊法人となる。
1951年(昭和26年)に日本初の民間放送となる中部日本放送と新日本放送(現:毎日放送)が開局するまでは、日本本土では唯一の放送局だった。
その形態から歴代のトップは全て「会長」と呼ばれるのも特徴(民放は全て「社長」)。
戦前から運営されてきた分、NHKの歴史はすなわち日本マスメディア史及び放送史そのものとも言えるほどで、歴史的に貴重な映像や音声も豊富に所蔵している。
民放には無い要素としては、基本的に国民から徴収した受信料(ただし予算は国会の承認を得る必要がある)を主な運営資金としていること。テレビやカーナビ、スマホ等NHKを視聴できる機器を持ってる人は原則として支払い義務が課せられる。「NHKは全く見ないから受信料を払うのは免除してほしい」は通らないので注意。その取り立ての悪質ぶりは度々話題になる。
受信料は番組制作に使われるのは勿論、恒常的に予算が供給されることを含め、映像技術の発展という方向の研究費用にも当てられている。
シャープとパナソニックのテレビ技術は、実はNHKが基礎研究を行ったものである。
あとBS放送に至ってはNHKが世界初の一般視聴者向けの営業放送を行っている。
放送法で広告による収入が禁止されており、企業名も安易に放送してはいけないことが定められている。
分かりやすい例として、ニュースや番組内におけるゴールデンウィークは必ず「大型連休」と呼ぶ。これは、ゴールデンウィークという名称が映画会社の大映(現:KADOKAWA)が宣伝用に用いたことが由来であるため。
また、近年はNHKの番組でもQRコードが表示される例が増えたが、放送中の案内がある際は「二次元コード」と必ず呼ぶ。これもQRコードが開発元であるデンソーウェーブの登録商標であるため。
ちなみに令和現在の放送ガイドラインでは、「必要性を検討し、抑制的に行う」としており、
- 本質的に必要なのか、その他の表現に置き換えることはできないのか
- 視聴者の理解を助けることになるか
- ライバル企業などから見て、著しく不公平でないか
- 構成や演出上やむを得ないか
要するに、言い換えた結果として視聴者に伝らずかえって混乱させる可能性があるなら、宣伝にならない程度には商品名を出していいよ、という寛大なレベルになっている。
そのため命名権が制定されている施設についても命名権名が流れることも珍しくなく、正式名称の使用については要請の有無次第としていた。
一例では、毎年大相撲春場所が行われている大阪府立体育会館は2008年(平成20年)以降、対外および他イベントの中継時は命名権の施設名(2026年現在はエディオンアリーナ大阪)が使用されているが、大相撲では日本相撲協会からの要請もあり正式名称で報じられていた。2025年から使用されている名古屋場所の新しい会場である愛知国際アリーナが命名権による対外通称「IGアリーナ」が使われるようになったことを受け、2026年の春場所からは「エディオンアリーナ」が使用されている。その一方、名古屋テレビ塔(2021年以降の名称は中部電力MIRAI TOWER)のように命名権を使わず紹介される施設も存在する。
番組~番組間はNHKの他の番組のプロモーション映像が入ったり、5分程度のミニ番組が入っている事が多い。
その性質上公共性が求められるゆえ、スキャンダルを扱った番組やお色気番組はこれまで一切制作していない。
また、長寿番組『きょうの料理』は公共放送のため、「日本全国の県庁所在地で手に入るもの」を材料の選定条件にしている。一方番組では全国的にはあまり普及していない圧力鍋を使うシーンもあり、時折議論の的になるとか。
ちなみに、映画作品は放送法第二十条第四項の規定により直接制作が出来ないため全て関連会社の製作となる。かつては朝ドラのブローアップ版など再編集作がメインだったが、2020年代以降はテレビドラマの続編など新作を制作・公開する例が増えつつある。
体制
日本の放送局では唯一単一組織制度を採っており、国内は勿論海外にも支局が存在する。
そのためアナウンサーや職員には数年単位で全国規模での転勤が待ち構えており、民放には見られない特徴となっている。
また、AM・FM・地上波・BSの4つの放送波を全て同一法人で運営しているのも日本国内ではNHKのみである。
東京都渋谷区にある放送センターが本部となっており、放送センター以外の関連施設(NHKホールなど)もここにある。
東京に拠点を構える地上波テレビ局では数少ない、港区以外に本部を構える放送局である。
同センターは、当初1964年東京オリンピックの国際放送センターとして建てられ、その後NHKの本部とする為に拡張増築しながら当時日比谷にあった東京放送会館と併用する形で一般番組の制作に用いられる様になり、1973年から正式に本部機能を移転した経緯を持つ。
その為古い建物では既に築60年以上が経過しており、2010年代末からスタジオパークの閉鎖をはじめとした長期間にわたる全面建て替えが進められている。
2024年には建て替え第1期建造物として、報道・情報関係の制作拠点となる情報棟が完成しており、2026年8月9日から番組送出機能及び各種ニュースで使われるニュースセンター及び付帯スタジオ、更にラジオ番組を制作するラジオセンター及びラジオ生放送番組で使用されるラジオスタジオが移転し、ニュース・情報番組の制作や番組全般の送出が開始。これに伴い、放送センター発のニュースの音声モードがステレオ音声となった他、地上波ではHD画質でのマルチ編成が可能となり、マルチ編成時でもメイン・サブ共に1080iでの放送が可能となった。
情報棟の供用開始の後、現・放送センター本体の解体が始まる予定で、この間新センター全体の完成までスタジオの総数が減少するため、補完としてNHKアーカイブスの施設を置く埼玉県川口市に大河ドラマや朝ドラの東京制作分、音楽番組等を収録するスタジオが整備されている。
各都道府県に最低1つは放送局を有しているが、純粋に都道府県域単位での放送が行われているのはFMのみ。
AMとEテレは関東・中部・関西が広域、テレビ放送のうち総合テレビはアナログ放送は関東が広域、デジタル放送は北関東3県(茨城・栃木・群馬)が県域化したため南関東1都3県が広域放送となっている。
タレントの扱い
1941年(昭和16年)から1990年(平成2年)までは自局番組の専属出演者を育成する「放送劇団」を全国で運営していた。
これは当時の芸能人は映画や舞台を主な活躍場所とし、放送を視聴するとお客さんが劇場に足を運ばなくなると懸念し興行元が出演を拒否するスタンスを取っていたため。
当初はラジオ、1953年(昭和28年)からテレビ放送用のタレントを育成するようになったが、そのテレビ部門の第一期生の一人があの
黒柳徹子である。
公共放送ということで独自の制約があり、一部の芸能人については芸名についても厳しく規制されることがある。
主な例として
- 浅草キッドの玉袋筋太郎は、紅白歌合戦の応援ゲストで出演した際には「知恵袋賢太郎」という名前がクレジットされた。
- 劇団「そとばこまち」の座長である「槍魔栗三助」(やりまくりさんすけ)は、同局の朝ドラ出演が決まったため、芸名を本名の「生瀬勝久」に変更した。
- 落語家の桂べかこは本来「桂萬光」を襲名予定だったが、その名前ではNHKに出られなくなるため、現在の「桂南光」を襲名した。
といったエピソードがある。
なお、声優プロダクションの中では81プロデュースと最も関わりが深いとされ、実際に同事務所所属者はNHKの様々な番組において顔出しやナレーションなどで出演している。
なお、公共放送という関係上何かしらの過激なパフォーマンスをやった人やビジュアル的な問題などから「
NHKには出入り禁止の芸能人リストがある」という噂がちょこちょこ流れているが、
サンドウィッチマンのようにネタとして使っている人もいるのであくまでも噂レベルに留めておいた方が良いだろう(公式に出入り禁止を表明した例は、ジャニー喜多川の性加害問題に伴うSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントぐらいである)。
チャンネル紹介
番組改編は民放とは異なり、原則年一回(春改編)しか実施しない。
※番組については終了しているものも含む。
地上波
NHK総合
通称は「総合テレビ」または「NHK G」。
リモコンキーID(チャンネル番号)は1だが、
北海道や中京圏、
福岡県などはアナログ時代から1chを使っていた民放との兼ね合いから3が割り当てられている。
基本的にはその名の通り、アニメやドラマ、ニュースといった様々な番組を編成する。
主な番組:
【報道・情報】『NHKニュース』・『NHKニュース おはよう日本』・『あさイチ』・『NHKニュース7』・『クローズアップ現代』・『ニュースウォッチ9』・『日曜討論』・『サンデースポーツ』・『視点・論点』
【ドラマ】
連続テレビ小説(朝ドラ)・夜ドラ・ドラマ10・
NHK大河ドラマ
【バラエティ】『鶴瓶の家族に乾杯』・『サラメシ』・『解体キングダム』・『
チコちゃんに叱られる!』・『所さん!事件ですよ』
【音楽】『
NHK紅白歌合戦』・『うたコン』・『SONGS』・『NHKのど自慢』・『民謡魂 ふるさとの唄』
【教養・ドキュメンタリー】『歴史探偵』・『
ブラタモリ』・『
映像の世紀』・『プロフェッショナル 仕事の流儀』・『アナザーストーリーズ』・『みんなで筋肉体操』・『ダーウィンが来た!』・『
プロジェクトX~挑戦者たち~』
…などなど。
平日夕方18:10からは放送エリア単位のローカルニュース番組が編成され、地域ごとに硬軟様々なテイストの番組が放送されている。先述のように全国単位の異動があるNHKならではの特色を生かし、放送センターのアナウンス室出身アナが地方局異動時にエース格としてメインキャスターに起用されることが多く、逆に若手時代にこうした番組を担当したのちに東京でエース級の活躍をしたアナウンサーも多い。
イメージとしては民放に近いが、国会と
大相撲のテレビ中継はNHKの事実上独占となっているほか、オリンピック中継についてはNHKに優先的に放映権が分配され、地上波の民放で中継している番組をBSでサイマル中継・放送する競技もある。
全都道府県で視聴可能なことから、マルチチャンネル放送も積極的に実施している。
あらゆるジャンルを制作しているように思われがちだが、いわゆる2時間ドラマを一度も制作したことが無かったりする。
Eテレ
正式名称は「NHK教育テレビジョン」。地味に世界初の教育専門放送チャンネルでもある。
2011年(平成23年)6月1日からこの名前になったが、「教育テレビ」の通称もいまだに使われる。
教育に特化したテレビチャンネルということもあり、リモコンキーIDは全国で2で統一されている。
また、NHK全国音楽コンクールの地区大会の放送や高校野球の地区大会の中継の迂回放送など地域毎の差し替えが発生する事もあり、総合テレビに比べると広域放送エリアになる範囲が広いものの地域放送局別の放送ができる体制となっていたが、2025年10月6日から渋谷の放送センターを単一の親局とし、その他放送局の親局や中継局がすべて東京親局の中継局扱いになる全国一括の体制に改められた。これに伴い、2026年度からは高校野球の地方大会ではEテレへの迂回が事実上封じ込められる形となった為、一部時間帯を画質が低下するマルチ編成にする形で総合テレビで続けて放送するケースや、関東広域圏では放送枠が足りない為深夜に録画放送を余儀なくされる県大会が発生している。
教育テレビということで、『NHK高校講座』といった教養番組はもちろん、育児中の親の戦友とも言われるらしい未就学児向けの番組や、聴覚障碍者向けに手話ニュースも放送している。
また、「Eテレ」の「E」には教育を意味する「educational」に加えて、「ecology」の意味も包含されているらしく、教育テレビ時代には年末のとある日の放送を12:30~21:30とテレビ黎明期並みに短縮した事があるなど、環境関連にも力を入れているチャンネルである。
一方そのように名乗る割には、総合テレビでは見られないようなかなりシュールな番組や、また最近ではかつてのNHKでは考えられないような「攻めた」企画の番組も増えているほか、再放送が多いという特徴もある。そのため誰が言ったか「狂育テレビ」の異名も持つ。
アニメも放送することが多く、シリーズ作品では民放からスタッフを引き継いで制作しているものも見られる。
なお、前述の高校野球中継の際は総合テレビがニュースや大相撲など別番組を編成する時間帯のみ、同局で中継を実施している。
また大規模災害の発生時は総合テレビと同時放送を行う場合もある。
衛星放送
日本初のBS放送として1984年にアナログの試験放送を開始し、1989年に本放送に移行。
元々は郵政省(当時)の方針もあって総合・Eテレの放送を受信しづらい山間部や離島といった難視聴地域へ向けてBS1では総合テレビ、BS2ではEテレとサイマル放送を実施する計画だったが、NHKが「全国一円で見られる衛星放送でローカル放送をするのはおかしい」と批判しニューメディアへの転換を決めた事でBS1では世界各国のニュースとスポーツ中継、BS2では映画・演劇・音楽ライブといった娯楽番組をそれぞれメインとする事になり、この方針が現在まで引き継がれることとなった。またBS2ではそれまでの地上波の番組も放送しつつ、ドラマやバラエティ、子供番組などオリジナル番組の制作も実施するようになった。
BSデジタル放送がスタートした2000年(平成12年)12月からの約10年間は標準画質で放送する従来のBS1・BS2とハイビジョン(2K)のBShiの3チャンネル体制で放送されたが、2011年(平成23年)4月よりBS1とBSプレミアムの2チャンネルによるハイビジョン放送に移行。
その後BS4K・BS8Kが放送を開始し最大4波体制となったが、2023年(令和5年)12月1日に再編が行われ2K放送のNHK BSと4K放送のNHK BSプレミアム4K、及び従前からのNHK BS8Kの3波体制となった。
BS
旧称はNHK衛星第1テレビジョン。旧称時代からBS1の略称があったが、2011年(平成23年)4月のハイビジョン化に伴いBS1が正式名称になり、前述の通り2023年(令和5年)12月から現在の名称に変更。
スポーツやニュース、ドキュメンタリーを中心とした番組編成をしている。
主な番組:『ワールドニュース』、『国際報道20xx』、『BS世界のドキュメンタリー』、『球辞苑 〜
プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち〜』、『全○○投票』、『鉄ヲタ選手権』など。
2023年度の再編で、BSプレミアムで放送されていた娯楽要素も包合したNHK衛星放送のエントリーチャンネルとしての役割に移行するのと同時に名称を「NHK BS」に変更。
この移行に合わせて長期にわたる番組の再編を実施し、海外ニュース枠を地上波の総合テレビに一部移管したり、「東京マーケット情報」に代表される株式市況番組が廃止されたりしている。
BSプレミアム 4K
4K放送。旧称は「NHK BS4K」で、放送開始からしばらくは曜日ごとにテーマに沿った番組編成がなされていた。
2023年(令和5年)12月にBSプレミアムと統合し、新チャンネル名は「NHK BSプレミアム4K」となった。
現在は紀行番組やドキュメンタリーが中心とした番組編成となっており、一部4K制作番組は地上波またはBSと同時放送されることもある。
なお、4K放送は民放BS各局が2027(令和9年)年1月の放送免許更新を実施せず撤退を表明したため、以降放送局系では唯一の4K放送を行うチャンネルとなる予定。
主な番組:『特選!時代劇』、『プレミアムドラマ』、『にっぽん縦断こころ旅』、『新・BS日本のうた』、『おとうさんといっしょ』、『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』、『たけしのこれがホントのニッポン芸能史』、『ケータイ大喜利』など。
BS8K
国内唯一の8K放送。なんと民放局が8K画質で制作した番組の放送も行っている。こっちすごいよ。
BSプレミアム
BS2の事実上の後継で、バラエティ・旅・紀行・ドラマ・音楽など幅広いジャンルの番組を放送していた。
連続テレビ小説と大河ドラマは総合よりも先行放送しており、過去作をリマスターしたものも時折放送されていた。
また、大河とは異なる連続ドラマ方式の時代劇も制作しており、一部の作品は総合テレビで再放送されていた。
BSの再編に伴い2023年(令和5年)12月に放送を終了。それに合わせてBS1同様に事前準備として番組再編が行われ、子供向け番組が2021年度改編で終了もしくはEテレに移管される形で廃止されている。
放送終了後は環境映像(一部はドラマ本編など、BSプレミアム4Kに移行した番組の映像)に案内テロップを挿入し2024年(令和6年)3月末の停波を予定していたが、2024年(令和6年)1月9日からは地上波(金沢放送局)のサイマル放送を開始した。これは同年元日に発生した能登半島地震の影響から、地上波テレビが視聴できなくなった被災者への情報提供を行う事を目的とした措置だった。
年度が変わって以降も継続していたが、概ね通常編成に戻った事、被災地の地上波放送環境の復旧や使用していた周波数帯の返還期限が近づいた事から改めて同年6月末での停波が決まり、結果当初の予定から3ヶ月遅れで放送を終了した。
ちなみに、空いたチャンネルについては民放BS局のBSJapanextが獲得を目指していたが、諸事情で断念している。
AMラジオ1波、FMラジオ1波で放送されている。
2025年度(2026年3月29日)まではAMラジオ第2が運営されていたが、ラジオ第1に統合する形で廃止された。
NHK AM(旧・ラジオ第1放送)
地上波の総合テレビのラジオ版。
ラジオ体操はこちらから。
昔からモノラル放送で、インターネット経由でもモノラル音声。
主な番組:『マイあさ!』、『ふんわり』、『ごごカフェ』→『まんまる』、『にっぽん列島夕方ラジオ(放送番組は
地域によって異なる)』『Nらじ』、『
東京03の好きにさせるかッ!』、『NHKジャーナル』、『ラジオ深夜便』、『ちきゅうラジオ』、『子ども科学電話相談』、『らじらー!サンデー』など。
幾つかの番組で声優やアニソンシンガーがゲスト出演することが時々ある。
NHK FM
超短波放送。ラジオでは珍しい再放送がある。こちらはステレオ音声。民放FM局と比べてクラシック専門音楽番組が多め。
NHKの暴走の一つと言われている『
今日は一日○○三昧』が流れるのがこのNHK-FM。
AM1波化後はラジオ第2が担っていた教育・教養ジャンルをカバーする役割を担う為、2025年度は前準備として深夜帯を中心に高校講座や語学・教養番組を編成する。その兼ね合いで、それまで番組後半からラジオ第1と同時放送していた『ラジオ深夜便』の放送が2025年度前半期を以て打ち切られる事となった。
2026年度の再編からは、深夜・早朝帯を教育・教養番組ゾーンとしてラジオ第2から正式に継承する形で放送している。但し、それに伴いリアルタイムでの聴取にかなり難がある時間帯に押し込まれる形となっているのは否めず、2つのチャンネルを1つに纏めたことによる弊害が発生している。
主な番組:『ひるのいこい』、『ベストオブクラシック』、『名曲スケッチ』、『アニソン・アカデミー』、『吹奏楽のひびき』など。『NHKのど自慢』の音声も流している。
NHKラジオ第2放送
前述の通り2026年3月で廃止された、地上波Eテレのラジオ版。
主な番組:『まいにち○○語』、『NHK高校講座』、『株式市況』、『外国語ニュース』など。
ラジオ第1と比べ、ほぼ全国画一編成となる関係で大規模出力の送信所が多いのが特徴的で、これを活かす形で海上で仕事をする職業の人のライフライン的番組である『
気象通報』は一貫してラジオ第2放送で編成されていた。こちらのみは再編後FMではなくAMに移った。
また、東京証券取引所の上場銘柄の株価終値を放送する『株式市況』は、NHKがまだ日本放送協会という全国単一組織になる以前どころか、東京放送局として試験放送を行っていた1925年3月から始まった
定時編成番組としては日本最古の番組で、総放送期間はなんと101年に及んだ日本最長寿番組だった。
国際放送
日本の公共放送という立場から、海外向けに日本からの国際放送と、在外邦人向けの日本語放送がラジオが短波放送、テレビは衛星放送で行われている。
現存3波はいずれも「NHKワールド」を冠している。
NHKワールド・ラジオ日本
短波ラジオ放送。時間帯や周波数によっては日本国内でも聴取可能だが、市販の短波ラジオの中には日本国内で放送している「ラジオNIKKEI」の周波数にしか対応していない機種もある為、基本的に国際放送向けの短波ラジオ受信機を必要とする。
全17言語対応というだけあって複数チャンネルを有している。また、日本人向けにはNHK AMなどの国内放送との同時・時差放送を中心に編成している。
NHKワールドTV
外国人向け英語テレビ放送。アラスカやカナダ、ロシアなど一部受信不可エリアはあるがほぼ世界全域で受信可能。
基本的に英語制作の完全自主編成となっているので、日本と同時編成される番組はない。但し、本チャンネル向けの一部番組は語学学習を兼ねて日本語字幕や日本語吹き替え音声を入れた上で別枠で日本国内のNHKのチャンネルでも放送されるケースがある。
NHKワールド・プレミアム
日本国内のNHK番組を在外邦人、海外旅行中の観光客向けに放送するチャンネル。こちらは日本国内向けの番組を放送するだけあって日本語放送。海外旅行先のホテルで視聴できるNHKは十中八九このチャンネルである。
ニュース番組の多くと一部バラエティ番組は総合テレビと同時放送。ローカル枠は基本首都圏向け番組が編成される。
また、『おかあさんといっしょ』や『
天才てれびくん』の様なEテレの幼児・児童向け番組も時差編成という形で放送される。
この放送では権利関係や宗教・文化的な観点から一部の映像を写真に差し替える所謂「蓋かぶせ」が実施されており、中国のように政治的理由から当局で蓋かぶせをするケースもある。
NHKの本気
どうしても受信料のあれこれや報道姿勢などで批判されやすいNHKで、現に
Wikipediaに事実上の悪行一覧の記事が作成されている。
とはいえ、民放各局に先駆けて培われてきた豊富なノウハウや高い技術、各方面と構築してきた強いコネクションは伊達ではなく、「
NHKの本気」と評される番組ももちろん数多い。
尤も、かつては民放でも同種の番組が放送されていたが、視聴率や制作費の観点から撤退し結果的にNHKだけが残ったという例も少なくないことも留意されたい。
- 大河ドラマに代表される時代劇のレギュラー放送
人類滅亡シリーズでおなじみ『地球大進化』等、あまりにも壮大なシミュレーション映像による高い品質の番組の提供
- 最新放送技術の積極的な導入
- 子供向け番組のロケの時、着ぐるみキャラクターとかの声は一般的な後撮りでは無く、その場で声優らが来て声を当てている。
- 『ブラタモリ』や『ザ・バックヤード』に代表される、通常では非公開か禁止されているエリアへの特別な立ち入りなど、NHKというブランドを大いに活かした取材
- 生演奏のバックバンドがステージに常時セットされる音楽番組
- 地方での公開収録番組の制作・放送。代表格が日曜昼に総合テレビ・ラジオ第1・FMで生放送される『NHKのど自慢』
- 動物関係のドキュメンタリーでしょっちゅう出て来る「世界初放送」の生態収録
- 災害時の報道の徹底ぶり(B-CASなしでも視聴可能など)
- コロナ禍の緊急事態宣言の影響でテレビ各局が新作の撮影ができず再放送などで繋いでいた中、NHKが持つ、数十年分の膨大なアーカイブス映像の中から発掘した変な番組・変わった行事・著名人の自由な姿・ハプニング映像などを集め、ネットの話題を集めた番組『天然素材NHK』
- コミックマーケットに参加したことがある
- 気象予報でのキャラクター
- 本家の出演者を起用した民放番組や政見放送のパロディ
ジャニー喜多川性加害問題に伴う、旧ジャニーズ事務所所属タレントの一斉締め出し
- 衆議院解散の瞬間での、パチンコの激アツを想起させるテロップ
賛否の多いNHKだが、気になった方はちょっとだけでも見て受信料を払ってみよう。あなたの受信料がより良質、かつ、テレビの隠された可能性、魅力を引き出した番組を生むかもしれない。
その他
特定の放送局に所属しない、いわゆる「フリーアナウンサー」も同局出身の高橋圭三が日本第一号である。
氏はNHK退職後、『紅白』の裏番組である『日本レコード大賞』をはじめとした民放各局の番組に出演し、アナウンサー=司会者の地位を築き上げた。晩年は後進の指導も実施しており、『めざましテレビ』でおなじみの軽部真一(
フジテレビアナウンサー)は氏のアナウンス学校出身である。
2020年代以降は民放同様若年層をターゲットにした再編を実施しており、『バラエティー生活笑百科』や『ガッテン』といった長寿番組が終了に追い込まれた。これはNHKが公共放送として存続できる(=受信料を払ってもらえる)ように、視聴者層の若返りを図り局の認知度を高めることが狙い。
大抵の芸能人が出演経験があるものの、歌手の
やしきたかじんは生涯一度たりとも出演経験が無かった。
これはたかじんが元々反権威主義的スタンスであることに加え、かつて受けたNHKのオーディションで出会ったディレクターの横柄な態度が気に入らなかったことが理由とされており、2001年(平成13年)のNHK大阪ホールこけら落としの際には出演オファーが来たものの即座に断ったという。
ちなみに、氏の没後は毎年11月に放送される特別番組『我が心の大阪メロディー』で他の歌手(天童よしみ等)がたかじんの楽曲を歌うのが恒例と化している。
1990年(平成2年)に放送された読売テレビの深夜番組『EXテレビ』内で、司会の上岡龍太郎が「今から1分間、視聴率測定器をお持ちの皆様は教育テレビにチャンネルを合わせてください」と呼び掛ける企画があった。
これは番組でシリーズ化されていた視聴率企画の一環で、当時NHKは総合・教育とも午前0時に放送を終了していたことを逆手に取り、「民放が呼びかけたら砂嵐でも数字が取れるんじゃね?」という発想から生まれたもの。実際呼びかけのあった時間帯の教育テレビの視聴率は2%と当日最高を記録しているが、当然ながらビデオリサーチからお叱りを受けている。
民放では同時期にテレビ放送を開始した日本テレビ放送網とコラボ企画を放送することが多く、2013年(平成25年)の60周年以降は5年刻みで記念企画を放送している。
2022年(令和4年)の年始の特番に於いて何故か
違う4つの番組で土方歳三が死ぬシーンを流して『年明け4日で4回土方歳三を死なせてしまう』事態になってしまった。
これに何故かツイッターアカウントを持つ
石田三成がツッコミ、それにNHK広報局公式ツイッターが反応し、
「こんにちは、一部ツイッターで鋭いご指摘を頂戴しております。『年が明けて4日で4回土方歳三を死なせた』NHKでございます。(1)青天を衝け総集編(2)土方のスマホ(3)幕末相棒伝(4)新選組! 再放送。以上4番組です。改めて、2022年もよろしくお願いします」
…とユーモアを交えてツイートした。
NHKといえば、下の番組が終わったときに表示される「終、制作・著作NHK」のロゴマークが印象的だろう。
ネットではこのロゴがミーム化しており、掲示板などでしょーもない茶番の締めをくくったり動画の一番最後に表示されたりとバリエーションが豊か。
但し、NHKの方針が変わったのか2021年度以降、新規制作番組では「終」表記を廃止して「制作・著作 NHK」のみを表示する形に改められている為、現在では過去の番組の再放送で見受けられる程度になっている。
編集・追記は受信料を払ってからお願いします。
- 初版からコメント欄に警告付いてますけど作成相談ありましたっけ -- 名無しさん (2023-04-07 02:01:28)
- 広告は某公共広告は流してたよね、最後のロゴはNHKになってるけど -- 名無しさん (2023-04-07 07:21:34)
- 項目名に()なり/引いてえねーちけーって入れた方がいい気が。 -- 名無しさん (2023-04-07 12:40:25)
- 放送大学と同じくくりだったのか。 -- 名無しさん (2023-04-07 13:16:15)
- 関西だと総合が2ちゃんで教育が12ちゃんやったやろ。例外はないって何?今は違うの? -- 名無しさん (2023-04-07 16:02:42)
- チャンネルについては地デジ化してからですね。 -- 名無しさん (2023-04-07 16:56:40)
- しくじり先生でワクワクさんが内情語ってたな。NHKはスケジュールがきちっとしてアドリブなんか全然なかったのに、民法はその辺グダグダで混乱したって。見てて捨てたもんじゃないと思い直した思い出。 -- 名無しさん (2023-04-07 20:36:49)
- 「ゲーム帝国」では、NHKは主に「西日本ホンマモン協会」の略だと言われていた -- 名無しさん (2023-04-07 21:18:27)
- とんねるずとDJ OZMAが出禁になったのは有名な話だがせめて矢島美容室では出してあげりゃ良かった気もする なんだかんだ最近とんねるずがNHKに出てこれたけど -- 名無しさん (2023-04-07 22:30:45)
- 関係あるようで全く関係ない「NHKにようこそ!」 -- 名無しさん (2023-04-08 00:25:08)
- なんで立たなかったんだろうホント -- 名無しさん (2023-04-08 13:06:48)
- コミケでどんな同人出したんだ? -- 名無しさん (2023-04-08 14:35:07)
- 受信料その他の問題と「面白い番組がある」ことは全く別の話であって問題のすり替えなんじゃないかとは正直思う -- 名無しさん (2023-04-08 15:22:15)
- 民法が当たり前のようにやってくるCMぶちこみがないのが最大の利点。 -- 名無しさん (2023-04-08 15:26:52)
- ↑4 色んな意味で荒れやすいというのもあるからな。でも自分はこの局は好きよ。教育番組とか結構面白く感じるし。 -- 名無しさん (2023-04-08 18:50:47)
- NHK教育と言ったら、吉田戦車だな。80~90年代にNHK教育の子供番組のネタを漫画に描いてた上に、その縁か知らんけど「ようこそ先輩」に出演したり「からだ☆ダンダン」の作詞を手掛けたりしてる。 -- 名無しさん (2023-04-08 20:22:09)
- 昔のデータ放送の週替わりゲームの完成度が高くてひたすら遊んでた 特に木育てるやつ -- 名無しさん (2023-04-09 01:14:38)
- 見たい映画をNHKのBSでやってくれるときは嬉しいな -- 名無しさん (2023-04-09 16:45:14)
- NHKにようこそ!(アニメ)「呼ばれた気がして」 -- 名無しさん (2023-04-09 22:55:57)
- なんか新しい事やる時に円谷作品引っ張ってくるイメージがある(BS開局→昭和ウルトラシリーズ+怪奇大作戦+グレート放送、ハイビジョン放送→オリジナル作品(WoO、怪奇大作戦セカンドファイル)製作、4K放送開始→Qとセブンの4Kリマスター放送) -- 名無しさん (2023-04-12 05:10:21)
- NHKの番組で『天然素材NHK』の項目をアニオタWikiので書いてくれたらにしてくれると嬉しいのですが…。 -- 名無しさん (2023-04-15 02:32:18)
- Eテレの3大アニメをアメリカのブラックコメディアニメで例えると、忍たま乱太郎はシンプソンズ枠で、おじゃる丸はファミリーガイ枠で、はなかっぱはサウスパーク枠。 -- 名無しさん (2024-06-07 18:45:38)
- 「忍たま乱太郎」はドラえもん枠で、「おじゃる丸」はクレヨンしんちゃん枠で、「キッチン戦隊クックルン」はプリキュア枠。 -- 名無しさん (2024-09-11 08:32:18)
- 与党の不祥事起きた時の国会中継は一切やらずに総裁選は生中継・・・ 流石に呆れ果てたわ。 -- 名無しさん (2024-09-13 05:45:40)
- Eテレの番組にカービィのぬいぐるみが出たり、カービィ風のパロディキャラが出たな。番組名はどっちも忘れた。 -- 名無しさん (2025-04-04 19:33:05)
- ↑前者は「ハロー!ちびっこモンスター」に出て、後者は「沼にハマってきいてみた」のバレーボール特集に出たよ。 -- 名無しさん (2025-04-17 20:09:05)
- トリセツショーはガッテン!とほぼ同じような内容だよね。 -- 名無しさん (2025-05-19 20:23:55)
- 選挙期間の中継討論で「これからのこの国を良くする方法は?」みたいな話の時に相変わらずあの人が「NHKをぶっ潰す」って言った瞬間に回線を切ったところは笑った。 -- 名無しさん (2025-07-27 18:19:38)
- 先週の『うたコン』、まさかのKing & Princeが出演。 -- 名無しさん (2025-09-15 12:43:05)
- 〆の終ロゴで不意打ちくらってワロタ -- 名無しさん (2025-10-21 18:40:45)
- 2025年10月頃にはSTARTO ENTERTAINMENTのタレント•歌手の出演禁止が解除された模様。 -- 名無しさん (2026-02-23 17:33:31)
- 101年にわたり放送された「株式市況」は2026年3月27日で最終回。ラジオ第2放送ももうすぐ終わる。 -- 名無しさん (2026-03-28 15:40:12)
- 2023年12月のBS再編に伴うBSプレミアム停波によって打ち切りになってしまったNHK-BSの番組はどれくらいあるのだろう? -- 名無しさん (2026-03-28 17:00:24)
- 「優しいねこ」は未だに意味分からん。オーバーステイすんな・日本で暮らしたきゃ正式なビザ取ってからもう一回来いって話なのに、何で入管を人種差別の悪の組織みたいに描いてんだ -- 名無しさん (2026-04-10 11:44:28)
- 京アニのような事件が起きないか心配ではある -- 名無しさん (2026-07-31 06:36:59)
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最終更新:2026年08月11日 08:34