人間編/妖精編(ラジアータストーリーズ)

登録日:2012/06/09 (土) 00:11:03
更新日:2021/01/28 Thu 20:33:09
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「ジャック、私と一緒に……」

人間編・妖精編とはゲームラジアータストーリーズにおける特徴・及び問題点である。


●分岐に至る経緯


 見習い騎士団員として活動する主人公「ジャック・ラッセル」はある日エルフの長に国王からの親書を渡すという任務を受ける。
エルフの里に到着したジャック達は(この世界のエルフは人間を嫌っていることもあって)にべもなく追い返されてしまうが、
森に住む友好的なダークエルフに取りなしてもらうことにしてダークエルフの里へ向かい、穏やかなひとときを過ごす。

 しかしその平穏も突如現れたブラッドオーク(凶暴な種族)の登場で打ち砕かれる。
ジャックたちはブラッドオークと戦うも、圧倒的な力を持つブラッドオークの前にヒロインである「リドリー・ティンバーレイク」が致命傷を負ってしまう。
ダークエルフの長の協力もあって撃退することに成功するも、リドリーの命が失われるのは時間の問題であった。
そのためダークエルフの長はブラッドオークに襲われていたエルフとリドリー(人間)の間で禁断の「霊継ぎの儀式」を行い命を救うのであった。
だが、城に帰還後ジャックはリドリー負傷の責任を問われ騎士団を除名され傭兵になり、リドリーは過保護な父親によって騎士団長の地位を得て一時の別れとなってしまう。

 その後リドリーは度々「自分の中に誰かいる」感覚に悩まされる。
また、先の霊継ぎの儀式の後ダークエルフの長が死亡していたことも判明する。さらには人間がドワーフの里を襲撃し、虐げた事によって人間と妖精の間で一触即発の空気が流れ始めたためにリドリーはひとつの選択をする。


●分岐


 ジャックの部屋を訪れるリドリー。リドリーはエルフの長と対話するためにエルフの里へと向かう事をジャックに告げ、
別れを言いに来たという。
 ここでジャックがリドリーを追いかけるか追いかけないかによって分岐が発生する。


●人間編
 様子がおかしいとは思いつつもリドリーはつかれているだけだろうと思い別れたジャック。
そして始まる人間と妖精の全面戦争。ジャックは人間側の主力として戦うことになるがその中で妖精側にリドリーと父の仇である騎士「ガウェイン」の姿を見る。
人間として敵対する龍を倒し、ガウェインとの戦いを制してリドリーが向かった金龍城へと向かうジャックであったがその結末は……


●妖精編
 リドリーについていくジャックであったが、街からリドリーを連れて出ていく姿を見られたことで反逆者として狙われてしまう。
さらにはリドリーを守るために妖精側としてかつての仲間と敵対してでも闘いぬくことを決意する。
ガウェインとも誤解を解き共に戦うが人間側の大攻勢で龍を失い、また人間側もジャック達の活躍で攻め手欠く状態となった頃にリドリーがガウェインと共に姿を消してしまう。
その後は人間編と同じくリドリーが向かった金龍城へと向かうが……


●問題点
1.どちらを選んでも必ず敵を作る
 人間編では妖精の仲間が、妖精編では人間のキャラクターが(仲間にしていたキャラクターを含め)すべて敵に回る。
ストーリー上でも強力な敵として立ちふさがる他、エンカウント敵としても登場。
特に妖精編では人間側の反逆者という立場であることからその傾向が顕著である

2.人間編のキャラが強い
 人間編で仲間になるキャラクターにはジャックを超える超戦闘力を誇る「エルウェン」や全体回復を行う「カイン」を筆頭として強力なキャラクターを仲間にすることが出来る。
しかし妖精編では弱くはないがこれらのキャラに一歩、二歩と及ばないキャラクターしか仲間にならず、特に回復役不足から人間編と比べてキツい戦いを強いられる
さらにフィールドエンカウントでも妖精編のほうが強い(人間キャラが強い)

3.第三の選択がない
 人間・妖精と共存していくルートが無いんです本当……

4.リドリーが使えなくなる
 人間編はいわずもがな、シナリオの都合で妖精編終盤でもリドリーが離脱する。
そこまで強いキャラクターではないが育てていたプレイヤーはがっかりである。


●余談

 妖精編でのジャックはリドリーを守ることを最優先に考えていて、
人間編に対してかなりの漢っぷりを見せる。
「全てを敵に回してもリドリーを守る!」と言い切るジャックは必見


追記・修正はどちらのルートもクリアしてから。

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最終更新:2021年01月28日 20:33