岩間小熊(剣豪)

登録日:2009/12/14 (月) 19:57:48
更新日:2024/09/19 Thu 20:42:56
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生没年不詳

安土桃山時代の剣豪。

師岡一羽の一番弟子であり、剛力が自慢。
小熊と根岸兎角土子泥之助で『一羽の三高弟』と称されるまでに成長し、武名を馳せた。

しかし後に一羽が病に冒され、道場は衰退。
兎角が道場を見限って逐電する中、泥之助と共に自らの私財を投げ売って師匠の看病と道場の切り盛りをした。
だが、一羽は看病の甲斐無く死亡。道場も畳まざるを得なくなってしまう。

数年後、師匠を見殺しにした兎角が江戸で微塵流なる流派名で道場を開いたという噂を聞き、小熊は仇討ちに出る。
小熊は江戸にて『天下無双岩間乃一羽』と書いた旗を差し、歩き回ったので小熊が江戸に来たという噂は直ぐに兎角の耳に入った。
兎角は小熊に決闘を申し込み、遂に常磐橋の上で両者は相対した。
兎角が上から斬り下ろした所へ小熊が懐に潜り込んで足を掴み、そのまま橋の上から落としてしまった。
こうして勝った小熊は、微塵流道場を丸ごと乗っ取り、一羽流道場として江戸に居を移す。

だが兎角の弟子達はこの事を怨み、兎角の仇討ちをしようと画策する。
ある日、稽古後に兎角の弟子が小熊に風呂に入るよう薦めた。
小熊は気の利いた弟子の行いに気を良くし、風呂桶に一気に浸かった。
だが風呂の湯は熱湯だった為に小熊は大火傷を負い、もんどりうっている隙に兎角の弟子数人に滅多斬りにされてしまった。
だが重傷であった身&無手できっちり三人殺しているのは流石である。



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最終更新:2024年09月19日 20:42