ステューピファイ

登録日:2010/12/20 Mon 11:14:30
更新日:2025/01/28 Tue 03:03:32
所要時間:約 2 分で読めます





Stupefy !!

ステューピファイ! ――麻痺せよ!



赤い閃光が迸り、対象を失神させる。

これ自体に人体を物理的にどうこうする効力はなく、そういう意味では平和的に用いられる捕縛法と言える。
吹き飛ばしたり石化させたり砕いたり裂けたりetc...やたら物騒な他攻撃呪文と比べれば失神ぐらい可愛いものだろう。
防衛術として安心確実といったところ。
これと盾の呪文さえ盤石に扱えるようになれば、ひとまずの防衛術としては十分。
ハリー達学生が当たり前に使えているので基本的な呪文に思えるが、実際には盾の呪文も満足に使えない卒業済み魔法使いというのも案外多いらしく、ハリーたちの努力のほどが窺える。

しかしながら、どんな相手だろうと一撃で意識をもぎ取る強力な呪文のは間違いなく、そういう意味ではかなりの高威力で、一発ならまだしも複数喰らえば頑強さ次第では生命活動が脅かされかねない
5巻では魔法省の役人4人から同時にこの呪文を胸に受けたミネルバ・マクゴナガルが、一時生命の危機に陥っている。
これには名校医ポピー・ポンフリー激怒。職業意識の高い彼女でさえ非常時でなければ抗議の辞任さえしていたと、政府側といえ腸が煮えくり返るほどの危険行為・蛮行だったことが窺える。

ちなみに初出は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」。
魔法省の役人がハリー達三人を円のように囲み、発射した(麻痺せよ!)。
お分かりの通り、状況が状況とはいえこれまた一歩間違えれば……な処置。魔法省こんなんばっかか。
ウィーズリーおじさんが血相を変えて止めに入るのも至極当然と言えよう。

反対呪文は「エネルベート!活きよ!」もしくは「リナベイト!蘇生せよ!」。
あくまで呪文による意識剥奪のためか、これだけで意外と簡単に復活する。
しかし一時的であっても非常に多様性のある呪文で、ハリーたちは数々の場面でこの呪文に助けられている。



ちなみにハリーが習得する際、ロンが練習台になるが失神したあとに頭をよくぶつけて起きたあと文句を言っていた。
ハーマイオニーに言わせれば「クッションのあるところに倒れないロンが悪い」。

非常に厳しい言葉である。

「なら替われ」と言われた時には「ハリーはもう習得したから大丈夫」と誤魔化した。

集団で習得訓練を行った際もこの点がネックとなり、
しかも効力が中途半端だと昏倒しきれないとちょっとお辛い状態になる。
また狙いが定まらず狙ったのとは別の人が突如不意打ちで気絶する、なんてことも。



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ハリー・ポッター
  • 魔法
  • 麻痺せよ
  • 呪文
  • 失神
  • 呪い
  • ×ステューピフォイ
  • ×失禁
  • ステューピファイ
最終更新:2025年01月28日 03:03