青春クイズカラフルハイスクール

登録日:2011/07/11(月) 03:41:36
更新日:2020/10/11 Sun 23:22:18
所要時間:約 8 分で読めます




『青春クイズカラフルハイスクール』とは、2003年に株式会社ナムコ(現バンダイナムコゲームス)からリリースされたアーケードゲーム。
クイズゲームとギャルゲーをミックスさせた独特の作風が特徴。

キャラデザはアニメーターの窪岡俊之氏が担当した。ちなみに彼は後にリリースされる『アイドルマスター』の製作にも携わっている。


◆ゲーム概要
プレイヤーはよつば学園に通う高校3年生。高校生活最後の1年間で後述のヒロインと仲良くなり、卒業式当日に告白する事が目標になる。


◆"運命のハートポイント"システム
プレイヤーに対する各ヒロインの好感度をポイント化したもの。
後述するクイズパートや会話イベントにおいてポイントを貯める事で、各ヒロインとの関係に影響を及ぼす。

同級生→友達→友達以上→親友→恋人未満…という具合にポイントが増えるほど親密になっていき、エンディングが変化するのである。

また、ポイントが多く貯まっているヒロインは遭遇する確率が高くなるので、
プレイヤー自身が意中にしている女の子となかなか会えない、なんて事が序盤で起きやすいのもこのシステムの特徴。


◆クイズパート
※通常時
会いたいヒロインを4人の中から一人選ぶ。
プレイヤーが捜している女の子だったり、そうでなかったりするが、女の子と出逢うとクイズ開始。正答を重ねてノルマを達成すればクリアとなる。

クイズ形式は4択or〇×クイズのどちらか。出題ジャンルが選択できる時もある。
正答した問題のジャンルにより、それに対応した女の子のハートが増える。素早く解答すればそれだけポイントを多く獲得できる。

クイズ開始直前に会話の選択肢が出現する場合があり、
女の子が望む項目を選択すると、クイズの選択肢が4→3択に減る、回答時間の減少が緩やかになるといった恩恵を受けられる。

クリアー後、"プレゼント"が1個貰える。3個までストックでき、所持数を超えていると一番古いものと入れ替えになる。
これはお助けアイテムで、スタートボタンで使用可能。

問題が解らない時などに使うと、2択に強制チェンジ・タイマー スロー・正答すればノルマが2つ減少・選択肢全部を正解にチェンジ・失ったライフを一個分回復、
といった具合に様々な効果がある。
が、出題される問題によっては役に立たない場合もある。

※学業試験時
このゲームでは夏、秋、冬に計3回の試験があり、高校で学習する程度の教養問題(数学・物理・英語など)から一回につき10問・4択固定で出題される。

女の子から貰ったプレゼントがここでは使えない為、実力で解答しなくてはならない。

規定の点数を上回れば合格。そうでなければ不合格となり補習となる。

※補習とは?
怪しさ満点の美人教師『映子先生』が、全5問2択のビジュアルクイズを出題するのだが、そこではなんと先生が、

「あなた、好きな子がいるんでしょ? ふふふ…先生が協力してあげる。」

と持ちかけ、プレイヤーが任意に選んだ女の子の運命のハートポイントを正答した分だけ増やしてくれるのである。
何というご褒美。たまりませんな。ちなみに試験に合格しても任意で受講可能。

…ちなみに全てのクイズパートはライフ制であり、誤答すると所持するライフが1問につき一個減る。
回復手段はプレゼントからのみ(しかも低確率)。ゼロになるとゲームオーバー。

ご褒美のハズである補習授業でもライフ減少のリスクがある。かえってプレイヤーの首を絞める場合があるので注意が必要。


◆イベントパート
女の子との親交を深める。選んだ選択肢によって運命のハートポイントがスゴくup/ちょっとup/ポイントdownする。
ライフには全く影響はないので女の子との会話を楽しもう。一枚絵のクオリティは概ね良好。

※"運命の出会い"パート
女の子との関係が進展した時に挿入される特殊イベント。選択肢などは出現せずパートは自動で進行し、パートの最後では女の子が日記をつける。
プレイヤーに抱いている想いを赤裸々に綴ってあることも。各ヒロイン4人には3つずつエピソードが用意されている。


◆ヒロインの女の子達
詳細は各項目を参照。

神崎未来(かんざき みく)】〔cv:那須めぐみ〕
4月の始業式の日に転入してくる転校生。ロングヘアーが特徴のおしとやか美人。アホ毛持ちだが、"あらあら~"の人とは関係ない。
タイトル画面で何気に良いポジショニングを取るなど何かと優遇されている娘さん。学園内での人気急上昇中で、彩華お嬢様に目の敵にされている。
才色兼備な彼女だが、各地を転々としてきた生活により、心に闇を抱えている。それは一体…?

九条彩華(くじょう あやか)】〔cv:たかはし智秋
九条財閥の文武両道超セレブお嬢様。丁寧な言葉遣いとショートの巻き毛が特徴。ポーリー好き。
自分の才を何かと自慢したがるデレツンで、何故かプレイヤーと、転校生である神崎未来に対抗意識を燃やしている。

俗世離れした生活を謳歌している様に見えるが、彼女の想いは…

猪戸恵(ししど めぐみ)】〔cv:斎藤千和
快活なオレっ娘。着崩した制服とショートヘア、男勝りな口調と行動が特徴で、スポーツ万能。だが、オツムが弱くガサツで大食い、家事もヘタ。
女の子らしくないとプレイヤーに指摘されているが…

ちなみに会話パートで彼女の傍で小銭を拾ったり、木の上から話し掛けられた際に

ぱんつ

を見せようと挑発したり見してくれたりする。ふぅ…

高村真理絵(たかむら まりえ)】〔cv:植田佳奈
オタクなメガネっ娘。中の人よろしくな性格で関西弁を使う。カチューシャでまとめたセミロングヘアと常に携えているノートパソコンが特徴。
典型的なオタクであるが、意外にも積極的で社交的、なおかつ明朗快活。
特に自己愛がかなり強く、周囲には自分の事を"マリエルちゃん"と呼ぶことを強制する。
"マニアの性"と言い、良く図書室で調べ物をしているが、その理由は…


◆よつば学園の先生達
【真貯先生】
体育会系の男性教諭。遠慮なく"マッチョ"って呼んでくれ! チョコを貰えなかった男子は先生と鍋パーティーだ!!

【ツルネン先生】
年配の男性教諭。最後を必ず五・七・五で締める。

"最後まで是非ともプレイして頂戴"!!

【恵子先生】
ショートポニーテールとYシャツジーンズといったボーイッシュな外見が特徴の女性教諭。女の子との仲を色々気に掛けてくれる。

【映子先生】
補習授業担当。どうみても誘ってます。本当にありがとうございました(運命のハートポイント的な意味で)。


◆クイズのジャンル分け
先述にもある通り、女の子の性格などを反映し次のような振り分けがある。ホントに大まかなのであくまでも目安に。

正解すれば対応する女の子のハートポイントが貯まる。誤答しても貯まった分は減らない。

時事問題や一般教養…ミク
おしゃれ・流行など…あやか
スポーツ全般・乗り物関係…めぐみ
アニゲー・映像作品・娯楽全般…マリエル


◆卒業、そして告白
3月になると同時に卒業式を迎える。プレイヤーは4人のヒロインの中からひとりを選ぶ決心をした後、告白する事になる。

※告白クイズ
ノルマ数は各ヒロインと貯めた運命のハートポイントの多さで最大20問~最小5問に変化する。
よって、告白する女の子とどれだけ仲良くなれたかが攻略の鍵となる。制限時間内にノルマ数に達すればゲームクリアー。

プレイヤーが女の子に"告白"し、エンディングを迎える。

各ヒロインにグッド・ノーマル・バッドの3種類のエンディングが用意されている。プレイヤーの想いは女の子に届くのか。果たして…


◆その他補足
このゲームは当初、『恋愛QUIZハイスクールエンジェル』というタイトルで発表されていた。
雑誌に広告も出していたが、スケジュールの遅延などから開発中止になってしまう。

だがその後、突然開発を再開。変更に変更を重ねてリリースに漕ぎ着けた。

しかしゲーセン側から見れば今更感が拭えず、ギャルゲーの要素も強かった為か基板を入荷した場所や時期が限られてしまった。

…そして、このゲームが稼動開始した2003年は某大手から『QuizMagicAcademy』が初登場している。
オンライン対戦が可能で、ポイントや成績スコアを純粋に全国で競い合う当時としては画期的なシステムで人気を博した。

これを機に、『カラフルハイスクール』のようなライフ制のクイズゲームは市場から消えていった。

エンディングに到達するまでに1時間以上掛かる回転率の悪さや、数回間違えただけで終わりなライフ制の欠点を考慮すると、この流れは必然だったのかもしれない。

だが、クイズの適度な難易度とキャラクターの良さは魅力的なので、見掛けたら是非遊んで欲しい。


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20

映子先生「あらあら…どうしたのぉ?」

05

「もっと先生を楽しませてちょうだい!」

~ゲームオーバー~

「何事も途中で投げ出すのは…いけませんよ。」

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最終更新:2020年10月11日 23:22